2007/08/01
小学生と楽しむ株式投資 第94号です
http://www.msfp.jp/ ┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓ (=^・^=)=^_^= 小学生と楽しむ株式投資 =^_^=(=^・^=)第94号 ┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛ このメルマガは、14年間の証券会社勤務を経て開業したFPすみよしが、 現在小学5年生の娘:恵里香に、株式投資を教えながら運用してきた様子を実況中継しています。 さらに・・・ ◇ 世の中の出来事が、市場にどんな影響を与えるのか、投資の目で分析しています ◇ 今話題の、新しい金融商品について、わかりやすく解説しています! ◇ 半年〜1年後の未来も見えてきます! FPすみよしです。 今年1月発行の93号から、とんでもなく間隔が空いてしまい、 申し訳ございません<m(__)m>。 解除もせずにお待ちいただきましたみなさん、ありがとうございます。 おかげさまで、FPとしての仕事が充実し過ぎる状況で、 メルマガ執筆の時間がなかなか確保できません。 読者に不義理な私ですが、今回の世界的な株式市場の急落場面で、 今の状況って、どうなの?という読者の方からのお問い合わせがありました。 そこで、みなさんにもこのマーケットをどうみたらいいのか、 お伝えしたいと思います。 ♪━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━♪ 【 目次 】2007年7月30日 1. この半年間の出来事 2.急落した今は、こんな状態 3.今後考えられること ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1. この半年間の出来事 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメルマガの主人公である恵里香も夏休みに入り、登場願おうかとも 思いましたが、またまた長〜くなっちゃいますので、FPすみよしが 一人解説しちゃいますね(^0_0^)。 昨年に引き続いて、全体的に好調な世界経済を背景に、近年まれに見るような 大量の運用資金が、世界各地の多種多様な運用対象に投資していました。 そんな中で、2月に中国深センA株市場の急落から始まった世界同時株安によって、 株価が5〜11%ほど下落しました。 日本以外?の株式市場が急ピッチで上昇する中、あくまでも調整するきっかけが 中国だっただけで、今クローズアップされているサブプライムローンについても、 この2月の時点でも問題視されていました。 しかし、喉元過ぎればなんとやらで、1ヵ月半の調整を経て、株価は更に 年初来高値を更新していきました(日本株以外(;一_一))。 た・だ・し、 6月にはいってから、改めてサブプライムローンに投資している ヘッジファンドが破綻したという情報によって、株式市場は高値圏で 乱高下するようになりました。 米長期金利の急上昇によって借り入れ金利が上がり、採算が合わなくなったことや 米サブプライムローンの債権が紙くず同然になったために、一斉に投資資金が リスクある対象から引き上げ始めました。 米金利自体は4.6%台から6月半ばまでに0.6%ほど上昇しましたが その後、じょじょに金利は低下しており、現在は4.8%程度まで戻してきています。 でも、サブプライムローンの焦げ付き問題は、まだ落ち着いておりません。 ここで改めて、サブプライムローンについて説明します。 このローンは、アメリカの住宅ローンの一種で、返済能力の低い個人向けに、 高い金利で融資しています。かつて日本の住宅金融公庫が提供していた ステップ型住宅ローンと同じように、当初の返済金利は低いのですが、 数年後からはローン金利が跳ね上がる仕組みです。 貸出金利が上昇する中、アメリカの住宅の値上がりも止まり、評価額が 上昇した住宅を担保にお金を借りて消費を膨らませていた サブプライムローンの利用者は、返済もできなくなってきました。 サブプライムローンは、取り扱う住宅金融会社がある程度の金額の 債権にまとめて、金融商品の形に変えて、資産運用する会社に 譲渡していたことから、大手銀行の一部に信用不安がささやかれるように なったことが、今回の問題を大きくしています。 この問題で、運用資産にもっとも大きな影響を及ぼしたのが、 不動産投信市場でした。 なぜなら、運用会社はサブプライムローンだけではなく、同様に不動産で お金を運用する不動産投信(リート)も購入しているため、 サブプライムローンの価値がほとんどなくなる中、含み益がある不動産投信を 売却して、サブプライムローンの損失の穴埋めをしたり、 運用するファンドを解散したりするために、不動産投信も売却ということが 考えられます。 実際、マーケットでは昨年末くらいから外国人投資家が日本の不動産投信を 積極的に購入しておりました。もちろん、海外の不動産投信も保有しているため、 それらも売られています。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2.注目すべきは、サブプライムローンじゃない ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ サブプライムローンの市場規模は、ローン全体の7%程度なので大したことはないです。 低所得者の自宅の評価が上がらなくなって、借り入れできなくなった → 消費がその分盛り上がらない → 米経済が悪化する 株価が下がる 今回の運用市場を揺るがす本当の原因は、 あまりにも拡大しすぎた投資資金が、相場のブレ幅を大きくさせてしまって いることです。 世界的に、大型の企業の買収合併する元手は、買収側の企業の自己資金ではなく、 運用するファンドが出すパターンも、昨年から今年にかけて多かったです。 世界中の不動産を金融商品として買う主体は不動産投信で、より割安な 物件を求めて、日本にも外資系のファンドが投資していたわけです。 それらの資金が引き上げていき、安全な運用先である国債に運用対象を 変更しているわけです。これが、いつまで続くのかに注目すべきでしょう。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 3.今後考えられること ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ヘッジファンドによる安全資産へのシフトは、一通り先週の段階で行なわれたと 思います。野村證券のように、ここ最近までサブプライムローンへ投資を 継続していた金融機関が、まだあるかもしれません。 ●破綻するくらいたくさん、このサブプライムローンを抱えている大手銀行が 存在するかどうか(今年前半から、銀行ではこのローンを整理していたとも聞いています) ●アメリカの実体経済が落ち込み、世界経済に波及するかどうか (好調なヨーロッパ中心に、アメリカの景気減速の影響はあまり大きいものには ならない) このような状況で収まれば、株式市場全体は、これから1ヶ月程度はまだブレも大きく 乱高下することもあるかもしれませんが、ずるずる下がることはないと見ています。 日本株市場は、それでなくても昨年から今年にかけて、海外と比べると株価が大して 上昇していないため、これから物色される可能性はあります。 企業が年度当初に想定していた水準よりも円安だったため、業績予想の上方修正が 期待できますので、割安と評価される場面もあるのではないでしょうか? みなさん、参院選直後ですから、政治リスクも心配する人もありでしょうか? もし将来、自民党から民主党に政権交代が行なわれても、たぶん社会主義には なりませんよね(@_@;)。 民主主義路線継続であれば、基本的には株価は一時的に下がっても、大した影響は ないでしょう。国民に支持されるために、いろいろな補助金や控除を増やして 財政赤字が増えることの心配はありますが。 もともと安倍総理は、経済改革に熱心ではないですよね。参院選大敗を反省して、 本気で年金改革に取り組めば、将来にもらえる年金の見通しもはっきりできて、 国民も安心して消費しようと考えてくれたらいいですね。 ただ単に、財政が厳しいから、年金の原資を手当てするために 消費税上げるぞー!なんてやらかしたら、この政権は持たないでしょうね〜。 こんな事情で、不安定な政権ではありますが、マーケットの感じる政治リスクは 軽微でしょう。 30日の株式市場を観察していましたら、TOPIXは20ポイント近く下がっている 状況でも、注目していた新興市場株は総じて堅調でした。 一部銘柄よりも大幅に下落していたこともあり、個別に業績の悪化でもない限り、 かなり安い水準に到達したといえるのかもしれません。 ※すぐに上がり出すのかといわれると、困っちゃいますが(^^ゞ。 ∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵ 【あとがき】 この半年間、青森から九州まで、各地の郵便局で投信のセミナー講師で 行ってきましたが、日本株の投信は全然人気がないんですね〜。 人気があるのは、毎月分配金が出る海外債券で運用するファンドや2ヶ月に1度 分配金が出るバランス型(1つの投信の中で国内外の株式や債券、不動産を 運用している)なんです。 投資全般に言えることですが、今人気があるもの(運用結果だけ見て)が、 これからも儲かるとは限りません。一番人気のないものが、 今後一番儲かることも良くあることです。 「人に行く道の裏に、また道在り。」 それでは又、メルマガでお会いしましょう。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ もし、このメルマガが、株式売買のハウツー本というより、 経済を見る目を変えられるきっかけになるなと感じていただけたなら、 親しい方にもご紹介ください。 下記の2行をコピーして、お友達、ご家族、お取引先、お知り合いに、 Eメールをお送りいただくだけでOKです。 ご紹介したあなたはメール1通で、相手の方に喜んでいただけると確信します\(^o^)/ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【お勧めのメルマガ 「小学生と楽しむ株式投資」 です】 こっちから登録できます→ http://www.mag2.com/m/0000136013.htm ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【 著者 】住吉 正志(すみよし まさし) 「生涯運用システム」専門FP。 エムズ ファイナンシャル プランニング 代表 著書に「知って得する国民年金」「サイズの合わない保険はきつくない!?」「知って得す る資産運用」、「MSNマネー」にて資産運用に関するコラムを執筆 国内準大手証券に14年間勤務。7年間の個人営業、債券トレーダー、 法人営業を経験。全国の銀行などの金融機関、上場会社、未上場会社、 非課税法人、自治体への資金調達・運用コンサルティングに携わる。 2004年5月、独立系FP事務所 「エムズ ファイナンシャル プランニング」設立。 ※生涯運用システムとは……ひとりひとりの一生涯に合わせた資産運用 (株式・債券・投信・保険 etc. )の専門ノウハウの体系。 ご感想はmailto:ceo@msfp.jp まで、お待ちしています (^−^) 【発行元】エムズ ファイナンシャル プランニング http://www.msfp.jp 盛岡事務所 020‐0883 岩手県盛岡市志家町10−2 水沢事務所 023-0826 岩手県奥州市水沢区中田町3−16 営業時間 月〜金 10:00〜20:00(土日祝は予約制) お問い合わせ Tel 0197−22−5082 ※御注意 エムズ ファイナンシャル プランニングが提供する情報は、証券投資判断の 参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的として作成された ものではありません。最終的な投資判断は投資家自身の判断でなさるようお願い いたします。また、掲載されている情報の正確性については万全を期しており ますが、何らかの理由により間違いのある可能性があります。さらに、これらの 情報に起因する損害に関し、当社は一切責任を負いません。 ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して 発行しています。配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000136013.htm 発行者Webサイト: http://msfp.jp/mag.html ----------------------------------------------------------------------



