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2009/09/24

オスカーノユクエVol.329 「9/18 - 9/20 全米BoxOfficeリポート

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◇ オスカーノユクエ メールマガジン

   2009/9/24発行 第329号
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◇ 「9/18 - 9/20 全米BoxOffice リポート」
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◆◆◆ チャート・アクション

1 新 くもりときどきミートボール
2 新 The Informant!
3 ↓ Tyler Perry's I Can Do Bad All By Myself
4 新 Love Happens
5 新 Jennifer's Body
6 ↓ 9
7 ↓ イングロリアス・バスターズ
8 ↓ All About Steve
9 ↓ Sorority Row
10 ↓ ファイナル・デッドサーキット 3D

日本でも同時公開されたソニー・ピクチャーズ・アニメーション
製作の3Dアニメ「くもりときどきミートボール」が順調なスター
トを切った。
3119館の封切りで、オープニング興収は3000万ドル超となかなか
の結果。これは、ソニー配給のCGアニメ「オープン・シーズン」
(OP興収2300万ドル)、「サーフズ・アップ」(OP興収1760万ドル)
をはるかに上回る好成績で同社のビジネスが完全に軌道に乗った
ことを示す結果となっている。これまでは先達であるピクサーや
ドリームワークスの後塵を拝する形となっていたが、本作のヒッ
トでようやくおぼろげながらも両者の背中が見えてきたか。3D料
金を加味しての金額なので額面通りの人気とは評価しづらいが、
トータル興収で1億ドルを突破してくるようなら文句なしの成功と
評価していいだろう。

2位にランクインはスティーヴン・ソダーバーグ監督、マット・デ
イモン主演の新作「The Informant!」。企業の内部告発者となる
中年サラリーマンが、カン違いのスパイ気取りで暴走してしまう
様をコメディータッチで描いたドラマ。マット・デイモンが役作
りのために14キロも増量し、劇中でメタボな腹回りをさらしてい
ることも話題だ。
配給のワーナーは2505館という比較的大規模な公開に踏み切った
が、1000万ドルというオープニング興収を見る限り、その判断は
誤っていたようだ。とはいえ、製作費は2200万ドルと格安で、そ
の回収は問題なくクリアできそう。むしろ、批評家からの評価が
芳しくないのが悩みの種で、期待された賞レースへの参戦は難し
くなったと言わざるを得ない。

4位に初登場の「Love Happens」は、シアトルを舞台に展開する
恋愛ドラマ。妻の死から立ち直ろうと苦しむ男(アーロン・エッ
カート)とフローリストの女性(ジェニファー・アニストン)が
出会い、距離を縮めていくが……。1898館の封切りで、オープニ
ング興収は800万ドルと冴えず。アニストン主演作はここのところ
「ハニーVS.ダーリン」(1億1800万ドル)、「マーリー 世界一お
バカな犬が教えてくれたこと」(1億4300万ドル)、「そんな彼な
ら捨てちゃえば?」(9300万ドル)とヒット作が続いていたが、
今回の新作は大コケに終わりそう。そもそもアニストンは自身に
それほどの集客力はなく、共演者と題材に興収が引っ張られる傾
向にある。今回は共演者も題材も弱く、最初から成功を望むのは
酷だったかもしれない。

5位の「Jennifer's Body」は、「JUNO/ジュノ」でアカデミー賞
を受賞した脚本家ディアブロ・コーディが新たに書き下ろした脚
本によるホラー・コメディー。今全米で一番人気のセクシー女優
ミーガン・フォックス扮する女子高生が悪魔に乗り移られ、男子
高校生たちを次々に食い殺していくという一見ありきたりなプロ
ット。ただし、コーディの脚本なら一風変わった作品に仕上がっ
ているに違いなく、映画の出来が楽しみではある。批評家からは
芳しい評価が聞かれないが、そもそもお堅い批評家をターゲット
にした作品ではなく、気にする必要もないだろう。むしろ、2702
館の公開ながら686万ドルしか売り上げられなかった低水準の興収
が問題視される。現在日本の20世紀フォックスがこの作品の公開
を逡巡しているところだが、全米の結果を受けて未公開がほぼ決
定してしまったと言っていいだろう。



では次回に続きます。
Text by gwin

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