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2009/06/30

オスカーノユクエVol.317 「6/26 - 6/28 全米BoxOfficeリポート」

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◇ オスカーノユクエ メールマガジン

   2009/6/30発行 第317号
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◇ 「6/26 - 6/28 全米BoxOffice リポート」
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◆◆◆ チャート・アクション

1 新 トランスフォーマー/リベンジ
2 ↓ あなたは私の婿になる
3 ↓ The Hangover
4 ↓ カールじいさんの空飛ぶ家
5 新 私の中のあなた
6 ↓ Year One
7 ↓ サブウェイ123
8 ↓ スター・トレック
9 ↓ ナイト ミュージアム2
10 ↑ Away We Go

日本での世界最速公開はイマイチの成績に終わった「トラン
スフォーマー/リベンジ」だが、本国では圧倒的な人気で他
を圧倒した。水曜に初日を迎えると、初日だけで6000万ドル
を超える興収を記録。これは初日の興収としては「ダークナ
イト」に次ぐ史上2番目となる数字で、水曜初日としてはNo.1
の数字。また、その後の4日間で、総興収は早くも2億ドルを
突破し、これまた5日間興収で「ダークナイト」に次ぐ数字を
あげている。もともとビッグオープニングを期待されていた
本作だが、昨年のメガヒット作「ダークナイト」と全く遜色
ない数字でのデビューは予想以上。早くもこの夏No.1ヒット
の称号は手に入れたも同然だ。
ただし、今後の興行は「ダークナイト」のようにはいきそう
もない。圧倒的なクオリティの高さでクチコミを誘った同作
と比べ、「トランスフォーマー/リベンジ」は批評家からも
映画ファンからも総すかんを食っている状態だ。バカバカし
くも騒々しいアクションシーンが連続するだけのポップコー
ン・ムービーで、いかにもバカ映画の帝王マイケル・ベイら
しい作品との評価。次週はおそらく70%近い落ち込みを見せ
るものと思われ、最終的には3億5000万ドルあたりの興収に
落ち着くのではないか。とはいえ3億5000万ドル稼げば作品
としては大成功。屈指の大ヒットシリーズとして人気を確立
したことになる。次回作の準備も着々と進められることにな
りそうだ。

ジョディ・ビコーのベストセラーを映画化した「私の中のあ
なた」は5位でデビュー。白血病の長女を助けるため、次女を
もうけて臓器提供を試みる母親の苦悩を描いたヒューマン・
ドラマ。母親を演じるキャメロン・ディアスの髪を刈り込ん
だスキンヘッド姿が話題になった本作は、2606館の公開で3日
間興収が1200万ドルとマズマズの成績。ただし、作品の評価
は賛否割れていて、キャメロン渾身のスキンヘッドはオスカ
ー候補につながりそうもない。

10位にはサム・メンデス監督の新作「Away We Go」がランク
イン。限定公開からの拡大になるが、495館の公開で、1館あ
たりのアベレージは3390ドルと低水準。批評家受けもイマイ
チでオスカー戦線からは早々に脱落とあって、今回の拡大公
開の狙いが読めないというのが本当のところだ。

4館の限定公開で大ヒットスタートを切ったのが「The Hurt 
Locker」。「ハートブルー」などで知られる女流監督キャサ
リン・ビグローがイラク戦争のダークサイドを描いた問題作
で、1館あたり3万6000ドルという高いアベレージを記録して
いる。批評家の評価もすこぶる高く、アカデミー賞戦線に堂
々の殴りこみ。10作品に拡大された作品賞ノミネート枠に滑
り込む可能性は決して低くない。

では次回に続きます。
Text by gwin

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