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2008/04/07

オスカーノユクエVol.253 「4/4 - 4/6 全米BoxOfficeリポート」

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  2008/4/7発行 第252号
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◇ 「4/4 - 4/6 全米BoxOffice リポート」
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◆◆◆ チャート・アクション

1 → ラスベガスをぶっつぶせ
2 新 Leatherheads
3 新 Nim's Island
4 → ホートン/不思議な世界のダレダーレ
5 新 The Ruins
6 ↓ Superhero Movie
7 ↓ Tyler Perry's Meet the Browns
8 ↓ Drillbit Taylor
9 ↓ Shutter
10 ↓ 紀元前1万年

何と何と、先週トップの「ラスベガスをぶっつぶせ」が落
ち込みもわずかにトップを死守。トータル興収4600万ドル
を突破するという健闘を見せている。ライバル不在の間に
うまく商売した印象もあるが、2週間でこれだけ稼げれば
大成功の部類。製作・出演のケヴィン・スペイシーにとっ
ては会心の一撃ということになりそうだ。

さて、逆に「ラスベガス〜」のV2を許してしまう結果にな
ったのは、2769館で公開の「Leatherheads」。今や自他共
に認めるハリウッドの兄貴分、ジョージ・クルーニーの監
督・主演作だ。1925年、第1次大戦後のアメリカを舞台に、
自身が監督するアメフトチームをスターダムにのしあげよ
うとする男の奮闘を描くコメディで、クルーニーにとって
は3作目の監督作となる。クルーニーのネームバリューを考
えれば、3日間で1340万ドルの興収は物足りない。アメフト
ものもある程度の集客を保証されたジャンルだけに、この
数字には関係者も落胆の色を隠せないだろう。さらに、批
評家からも厳しい評が相次いでおり、前作「グッドナイト
&グッドラック」でアカデミー賞監督賞にノミネートされ
たクルーニーにとっては、監督として初めての“失敗作”
ということになるかもしれない。コーエン兄弟の脚本を演
出する次回作「Suburbicon」に期待しよう。

「Leatherheads」よりさらに悲しい結果に終わってしまっ
たのが、3513館という拡大公開に打って出た「Nim's Island」
だ。ジェラルド・バトラー、ジョディ・フォスター、アビ
ゲイル・ブレスリンというビッグネームを揃えて製作され
たこのファンタジーは、3日間でわずかに1330万ドルしか
稼げない大惨敗を喫している。科学者の父(バトラー)と
秘密の島で暮らす少女(ブレスリン)が、大ファンである
ファンタジー小説の原作者(フォスター)と知り合ったの
をきっかけに、ホンモノの冒険を体験することになる。フ
ァミリー層の集客を見込んでの拡大公開だったが、市場は
まったく反応せず。公開の20世紀フォックスにとっては、
昨年末の「光の六つのしるし」とまったく同様のケースで
の失敗例となってしまった。

4位に初登場の「The Ruins」は、メキシコのカンクンに観
光にきていた男女が巻き込まれる恐怖を描いたホラー。よ
くある災難型ホラーの焼き直しで、新味ゼロのプロットに
映画ファンの足も劇場から遠のいた。2812館の公開で、3日
間興収はわずかに780万ドル。低予算の製作費は回収できそ
うだが、映画の製作理由に正当性を持たせるのは苦労しそ
うだ。

他、単館系ではマーティン・スコセッシ監督がローリング・
ストーンズの2日間のライブの模様を追った「Shine a Light」
が276館で公開され、150万ドルの売上げ。1館あたりのアベ
レージは5400ドルと決して高くない。
日本ではすでに公開済みのウォン・カーウァイ監督最新作
「マイ・ブルーベリー・ナイツ」は6館の封切りでアベレー
ジ12000ドルとまずまず。ただし、豪華キャストとカンヌで
オープニングを飾った話題性を考えれば、それほど褒めら
れた数字とは言えない。
56年の名作「赤い風船」にインスパイアされた新作「ホウ・
シャオシェンの レッド・バルーン」が2館で封切られ、ア
ベレージ18000ドルと気を吐いた。昨年、カンヌ、トロント
などの映画祭で好評を博した作品で、全米の批評家からも
絶賛で迎えられている。日本では7月公開予定。


では次回に続きます。
                    Text by gwin

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