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札幌の外科医による、外科・整形外科についての情報です。外反母趾、巻き爪、膝にたまる水など、身近な症状について取り上げます。

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2007/05/24

札幌発。かわかみ先生の外科・整形外科 なるほどコラム vol.21「副作用を利用する パート2」

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 札幌発。かわかみ先生の外科・整形外科 なるほどコラム vol.21

  かわかみ外科・整形外科クリニック
  http://www.kawakami-clinic.com/
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 みなさま、こんにちは。

 札幌は天候がよく、気持ちのいい季節になりました。
5月になると、桜・梅・チューリップ・パンジー・たんぽぽなど、いっせ
いに咲き始め、雪解けのくすんだ風景から、一気に明るく華やかな風景に
なり、わくわくします。

そして、本日からライラックまつりが始ります。

■第49回 さっぽろライラックまつり
http://www.sweb.co.jp/kanko/lilac/

ライラックのあとは、富良野のラベンダーと花のシーズンは続きます。
旅行にはよい季節ですよ。

それでは、コラムにまいりましょう。

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【なるほどコラム】副作用を利用する パート2
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 前回の続きです。

 前立腺ガンは、男性ホルモンを抑えると、進行を遅らせる、もしくは止
めることができるのです。ですから、男性ホルモンを抑えるお薬が、抗ガ
ン剤として使用されます。

 プロペシア(R)はもともと前立腺癌に対する抗ガン剤です。
男性ホルモンである、テストステロンからジヒドロテストステロンが作ら
れるのを阻害するお薬なのです。
これの容量を減らして、男性型脱毛症へ応用したのです。

 ずいぶん前から、このジヒドロテストステロンが男性型脱毛症の原因で
はないか、と言われていたそうです。薬効から考えると、理にかなってお
り、実際の臨床治験のデータを見ても、効果は圧倒的です。

前回御紹介した、リアップ(R)に比べても、です。

 勉強会の最中、ずいぶんお金を無駄にしていたなあ、と思いました。
(つけて、叩く、とか、、、。)

 同じように、抗ガン剤として開発されたものに、エビスタ(R)があります。
このお薬、女性ホルモンに似た作用があるのです。(大豆イソフラボンに、
似てますね。)このエビスタ(R)、当初は乳ガンの抗ガン剤として開発され
たのですが、はっきりした臨床効果が認められず、抗ガン剤としては、
認可されませんでした。しかし、この治験中、骨量を増加させる作用があ
ることに気づいたのです。

 しかも、最近の研究では、この薬による骨量の増加は、他の薬によるも
のと比べて、骨質がよい、と言われています。まあ、ぶっちゃけ骨が折れ
にくい、と考えて良いでしょう。目立った副作用も無く、シェアを伸ばし
ています。

 エルシトニン(R)は甲状腺から分泌されるホルモンで、破骨細胞の働きを
おさえ、骨密度の減少を防ぎます。女性ホルモンによって分泌が促進され
ます。
 骨粗鬆症で、よく使われるお薬ですが、留意すべき副作用があります。
なんと、痛みを取ってしまうのです。もちろん、痛み止めの薬ほどではあ
りませんが、効果はなかなかのものです。
 骨粗鬆症の方には、腰痛や後頸部痛がよくみられるのですが、重宝して
おります。

 “花粉症の薬を飲むと眠くなる”、“車の長距離運転は危険だ”、
なんて、聞いたことがあると思います。最近のお薬は、その辺のところが
ずいぶん改良されているんです。
ところが、これを逆手に取ったのが、ドリエル(R)です。

 ドリエル(R)は抗ヒスタミン剤です。医学的には花粉症のお薬なんです。
この、“眠くなる”、という副作用を、主たる効果として売り出したん
です。

 通常、眠剤は、医師の処方箋が必要です。薬局では売っていないんです。
売ってはいけないんです。でも、ドリエル(R)は薬局で売ってます。
理由は簡単。花粉症の薬だからです。コンセプトはズバリ、”薬局で買え
る眠剤”、です。
 抗ヒスタミン剤ですから、効果はそれなり、です。
でも、需要はあるでしょう。
事実、大ヒットしています。(株を買っておけば、、、。)


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今日この頃
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■記事広告

 新聞や雑誌を読んでいると、病院の広告を目にすることも多いと思いま
す。そして、その広告の上やら下やらに、どこかの先生がある病気につい
て解説をしたり、記者の方とQ&Aをしたりしています。

 例えば、“眼科の先生が、緑内障について”、“内科の先生が、糖尿病
の合併症について”、“脳神経外科の先生が、脳ドックについて”、
なんてね。

 昔、(開業する前、という意味です)これは、非常に詳しい、あるいは
研究で顕著な業績を残された先生のところに、記者の方が取材に行ってい
るんだ、と思っていました。
(実際に、そういう場合もあります、念のため書いときますが。)

多くの場合、ぜんぜん違います。

 あれは、“記事広告”、って言うんです。具体的には、5回広告を載せ
たら、1回インタビュー、みたいな。まあ、金で買えるんです。

 ダマされてました。完全に。

んで、うちもやりました、記事広告。
ある、有名な雑誌で。もう、内容は忘れてしまいましたが、値段は覚えて
います。

17万円。
じゅうななまんえ〜ん、じゅうななまんえ〜ん。
来た患者様は一人だけ。

 その後はやってません、費用対効果があまりに低すぎて。

毎号、毎号、載せてる先生いますけど、どうなんでしょうねえ。


P.S. 5月1日で、開業3周年でした。特に感慨もなく、
周囲の職員からは、“GWなんだから、休んで遊ぼーよ。いい天気だしぃ”、
オーラが全開でした。

とりあえず、飲み会のみ、企画。

それでは、また次号でお会いしましょう。

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札幌発。かわかみ先生の外科・整形外科 なるほどコラム vol.21
発行日:2007年5月22日
発行者:川上 敬人
URL:PC http://www.kawakami-clinic.com/
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     EZweb http://www.kawakami-clinic.com/i/index.hdml

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