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2008/09/02

日本の伝統マガジン【9月号】

日本の伝統マガジンは 日本の伝統/サーチエンジン【J-tra】が発行しています
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■■■■//■■■/// 日本の伝統マガジン 2008/09/1 No.047
//■////■/■// 第47号
//■/■■/■/■■/  http://www15.ocn.ne.jp/~noo/japan/ 
■■■////■/■// 広告・情報 mailto:good4019@yahoo.co.jp  
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ジャパニーズ・トラディション http://www15.ocn.ne.jp/~noo/japan/ 
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INDEX

【1】未来の書道<第47回>── 畑中壺竹氏寄稿
【2】煎茶道との出会い<第46回> ── 猪狩翠昌氏寄稿
【3】右脳できく邦楽 <第20回> ── 伊藤多喜子氏寄稿


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【1】 〜未来の書道  -国力と古典- 〜
by 今日も書道(書は文化を作る、改め)http://nice.ciao.jp/
無派閥書道ネットhttp://syo-do.net/ 代表世話人  畑中壺竹氏
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先月はTVでオリンピックを楽しみました。終わって日本のメダルの数が減っ
たということで政府も対策するとの話が出ていました。選手世代が少ないこと
もあり、また、都会生活者が多くなって運動の質が変化していることもあるの
でしょう。

先日開拓地に子どもを連れて行ったら動きがいきいきして「石を投げていい?」
と遊びはじめました。海水浴できる海岸も少ないし、昔に比べると栄養状態が
良いわりには日本人の能力は落ちているのかもしれません。

このごろ食糧自給率をあげることに関心を持つ人が増え、都会生活を離れる人
もできてきました。第1次産業も立て直すことになるのでしょう。敗戦から6
0年で還暦を迎え国土も国民も再出発して、子どもたちが自然な生活の中で育
ち10年から30年後にはまた多くのメダルを得ることになるのではないかと
期待しています。

ところで、ロシアのシンクロナイズドスイミングはまるで水面がバレエのステー
ジのようで見事でした。お家芸といえるバレエを子どものときから楽しんでそ
の動きを身につけていることが水泳の表現にも役立っているのでしょう。古典
を尊ぶことの大切さをあらためて思いました。

職業を選ぶ時、親や先祖が何を尊んだかを知ると参考になります。オリンピッ
クも先祖の行いを知ることで力強く進めることができそうに思います。そして、
知ることは愛すること。愛国心も家族愛もその中にあります。

私達の先祖が尊んだ文化には、書道も算盤も水泳も武道も舞踊も茶道も和歌も
工芸も・・ありました。国力向上に書道も役立ててほしいと願っています。姿
勢・集中力・器用さ・創造力・教養や対人関係の基礎として継承することを願
っています。




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【2】 〜 煎茶道との出会い<第46回>〜
    by 煎茶教室 翠昌会 猪狩翠昌氏
    http://www5e.biglobe.ne.jp/~suisho/senntyakyousitu.index.html 
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母と私
私ごとですが、母が急に亡くなって、2週間足らずです。心の整理もまだつかな
いままですので、今月の掲載は休むつもりでしたが、母と私のお茶をめぐる思
い出を書いてみます。

私が煎茶を始めたのは、40歳頃です。たまたま同じマンションで仲良くなった
方が、師範の門標をとったのがきっかけですが、それまで何回も母から抹茶を
習うようには言われ続けていました。
その頃、母は抹茶を習い始めてもう15年以上で、私や妹にもお茶の楽しさを何
かにつけて言っていました。
しかし、私は他に面白そうなことがたくさんあり、聞く耳持たず状態でした。
今思うと、同じ楽しみを親子で共有したかったのだと思います。誘う母も、お
茶の稽古以外はほとんどお茶(抹茶も)を飲むことはなく、ほとんどコーヒー
か紅茶でしたので、娘にお茶を習うように誘いながら??でした。
それがある日、煎茶を習い始めたと母に言ったら、とても喜んでくれて、「抹
茶ではないけれど、同じ日本の文化を学べるのだから、これから話が合うわね」
と、本当にうれしそうな顔でした。
禅語や古袱紗の文様、お茶の歴史など、母から教わったこともたくさんです。
体形がそっくりなので、幸いにも母の着物がそのまま着られるので、若くて着
られなくなった着物が私に回ってきて、それを着た写真を見せるととても喜ん
でくれました。
私が初めてお茶席を持った時にも、2時間もかけて駆け付けてくれて、正客に
座ってもらって、ささやかながら親孝行らしき事をしたのが、昨日のように思
い出されます。
あの時は、私が初めての亭主だったので、内心私のすることにハラハラしなが
らも、笑顔で見ていてくれた母。その母が見ているだけで落ち着けた私。
これからも、私のことをあの世から見守ってくれることと思います。



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【3】 〜右脳できく邦楽 <第20回>徹底マーケティング〜 
    by ノートジャパン 伊藤多喜子氏
    http://mypage.odn.ne.jp/home/notejapan
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邦楽の話題ではないけど、驚きとともに非常に参考になった経験について書きた
い。

先日、ある児童演劇の企画をした。「卵をとるのはだあれ?」(劇団キオ)とい
う作品で、約14年間も演じられているロングランの芝居。“日本で一番多く演じ
られている児童演劇”と、芸術監督N氏は自信をもって言った。

これを見て驚いたのは、会場の子どもたち(幼児〜小学校低学年)が最初から最
後まで大ウケで爆笑の嵐だったこと。しかも、その笑いのツボは決して大人が爆
笑するツボではない。どちらかといえば、そこでどうしてそんなにウケがとれる
のか不思議になるような小ネタの連続で、全体のストーリーは至ってシンプルだ。

不思議に思いつつしばらく作品を観ていると、どうやら、「理屈」「理論」はま
ったく関係なく、子どもの「感覚」を直接刺激する展開であることに気がついた。
たとえば、1,000席あまりの会場は、後ろの方の座席は役者のセリフ(ノーマイク
で上演)が聞こえにくい。にもかかわらず、子どもたちは即座に反応し笑い転げ
る。これは明らかに、「セリフをきいて理解して笑っている」のではない。

さらに、ウケるシーンはしつこいくらいに何度も繰り返す。大人だったらそんな
にしつこいと飽きてシラケてしまうが、子どもは何度でもそのツボで笑いたいの
だ。気がつけば、舞台上と子どもたちだけの、大人は入り込めない世界が出来上
がっていた。なんという不思議な作品だろう。ターゲットはあくまで子ども。こ
れは大人の感覚で机上で書かれた芝居ではない。私は直感的にそう思った。

教育・教訓めいた児童演劇が多い中、この、単なる“子どもの笑いに特化した”、
大人にはまったく不思議な作品が生まれた経緯について尋ねてみた。
すると、「最初はきちんとストーリーのある作品だったが、上演する際、子ども
に実際ウケた部分を残し、ウケなかった部分を削除して手直しを重ねていった。
14年間かけてそれを繰り返した結果、最初の作品は跡形もなくなってしまい、今
の形になった」とのこと。

この劇団の発想と、その成果は、私にとって本当に衝撃的だった。ここまでター
ゲットをしぼり、徹底したマーケティングを邦楽界で実行したら、いったいどん
な作品が生まれるのだろう・・・?

(興味のある方はご参照ください → 「卵をとるのはだあれ?」
 http://www.thekio.co.jp/actlive/tamago/index.htm)



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編集長/阿部 英治
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