2008/05/01
日本の伝統マガジン【5月号】
日本の伝統マガジンは 日本の伝統/サーチエンジン【J-tra】が発行しています ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■//■■■/// 日本の伝統マガジン 2008/05/1 No.043 //■////■/■// 第43号 //■/■■/■/■■/ http://www15.ocn.ne.jp/~noo/japan/ ■■■////■/■// 広告・情報 mailto:good4019@yahoo.co.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ …………………………………………………………………………………………… ジャパニーズ・トラディション http://www15.ocn.ne.jp/~noo/japan/ …………………………………………………………………………………………… INDEX 【1】書道界と実用<第43回>── 畑中壺竹氏寄稿 【2】煎茶道との出会い<第42回> ── 猪狩翠昌氏寄稿 【3】右脳できく邦楽 <第16回> ── 伊藤多喜子氏寄稿 …………………………………………………………………………………………… 【1】 〜 書道界と実用<未来の書道 -書道温故知新->〜 by 今日も書道(書は文化を作る、改め)http://nice.ciao.jp/ 無派閥書道ネットhttp://syo-do.net/ 代表世話人 畑中壺竹氏 …………………………………………………………………………………………… 一般の人には書道史を学ぶ機会が少ないのが現状です。 音楽史は義務教育で習ったのでバッハやベートーベンといえば通じるのですが、 王羲之や小野道風の書と言っても浮かんでこないのが普通でしょうか。書道史 を細かく述べるつもりはありませんが、歴史なくして語れないこともあります ので、少しだけ説明させてください。 書道史と書きましたが、書道と言うのは日本の言い方で中国では書法、朝鮮で は書芸、だそうです。 書道の歴史を述べるとしたら漢字の発生からということになります。 それは骨や甲羅に刻み込んだものだったり絹に書いた物だったり石に彫り付け たものだったり、今私たちが使っている漢字の原型であって、楷書体にはしに くい形が多く含まれています。 余談ですが、これを読み解いて新説を打ち立てて有名な方が一昨年亡くなられ た京都大学の白川静博士です。「字統」はじめ多くの著作があります。 今書いている楷書の歴史となると、王羲之(おうぎし)が目立ちます。 東晋時代(316年〜420年)の能書で日本にもその筆跡が伝えられ、平安 時代には羲之と書いて「てし(書き手の意味)」と読まれたほどに知られた人 物です。 この書風に対して北魏(386〜534)の書風は直線的ですっきり力強い楷 書です。 それらを学んで「九成宮醴泉銘(きゅうせいきゅうれいせんめい)」(初唐・欧 陽詢(おうようじゅん)筆)という作品ができました。 今学校で使っている教科書の書風の原型がこれかまたは同時代の虞世南(ぐせい なん)の 孔子廟堂碑(こうしびょうどうひ)です。 王羲之は書聖と言われています。楷書・行書・草書の名品は歴代の書道の手本 です。その王羲之はどんな勉強をしたのでしょう。来月号に続きます。 ………………………………………………………………………………………… 【2】 〜 煎茶道との出会い<第41回>〜 by 煎茶教室 翠昌会 猪狩翠昌氏 http://www5e.biglobe.ne.jp/~suisho/senntyakyousitu.index.html …………………………………………………………………………………………… 和服で美しく歩く 先日の講習会で、和服で美しく歩くことを全員が実習しました。 洋服は洋服の、和服は和服の、それぞれに合った美しい歩き方があります。 しかし、私も含めて、つい洋服の歩き方になっていて、着物の裾をバサバサさ せたり、大股でサッサと歩いたりしてしまいがちです。 お家元や講師の先生方のご指導で、いろいろと注意点を教えていただきながら の実習です。 1、まず姿勢で、背筋を伸ばして、顎を引き、目線は足元近くでなく、4〜5 メートル先を見ながら 2、手を自然におろした位置で、指先を閉じて、着物を軽く押さえながら 3、膝と膝の間隔を開けすぎないように、どちらかというと膝を擦るつもり くらいで 4、歩幅を和服の幅に合わせて狭く 5、やや内またで 6、重心はいつも体の中心 7、足の裏をできるだけ見せないように 8、あまり上下に足を上げないで、引きずらない程度に 9、右や左に曲がるときは、一気に曲がらず、少しずつゆっくり目に 以上のことに気をつけながら歩くと、和服ならではの美しさが感じられます。 最近は、50人や60人の大寄せのお茶会で、お茶をお出ししたり、お菓子を 運んだりと、お客様の前を歩くことが多いので、気をつけたいですね。 私も練習しましょう! …………………………………………………………………………………………… 【3】 〜右脳できく邦楽 <第16回>持続可能性〜 by ノートジャパン 伊藤多喜子氏 http://mypage.odn.ne.jp/home/notejapan …………………………………………………………………………………………… 先日のテレビ番組で、武原はん(1903〜1998)の地歌舞「雪」をじっくり観る ことができた。たしか最初が59歳で、それから70歳代と80歳代の晩年の映像だ ったと思う。 最初の映像がすでに完成された壮年のものだとしても、「数十年単位で表向き はほぼ変わらぬ芸を維持しつづけている。それはおそらく、年々変化していく 肉体との内面的な闘いを持続してきた結果にちがいない」という解説だった。 実際には、その年齢らしさで微妙な差異があって、「寸分違わぬ」というわけ にはいかないが、こういう優れた芸をもつ人は共通して、心の中にはっきりと 理想イメージがある。そして、刻々と変化する自分や周囲の状況をどう調整し てその理想に近づけるか、ということに心血を注いでいる。 永久に持続する「芸」に対して、たかだか100年足らずの期間限定で関わる者 でしかないのだ、人間は。 また、「師は、鏡の中の自分」というようなことも言われていたという。 おそらく、イメージと比較してどうか、ということをつねに確認されていたの だろう。 邦楽は流行ものの音楽ではないので、一生かけて何をめざすのか、理想的なイ メージをつかみ損なったら、どんなに優れた技術があっても、いつか道に迷っ てしまう。 逆にイメージがはっきり見えているような迷いのない芸に出会ったとき、我々 は真に感動させてもらうことができる。その違いは大きい。 …………………………………………………………………………………………… 日本の伝統マガジンは日本の伝統に関するメールマガジンです。 一緒に創って頂ける方、是非ともご協力ください。 ★問合わせ mailto:good4019@yahoo.co.jp ★配信登録・削除 http://www15.ocn.ne.jp/~noo/japan/mag.html ★バックナンバー http://www15.ocn.ne.jp/~noo/japan/mag_back.html …………………………………………………………………………………………… ■電子メールマガジン「Japanese Tradition」2008/05/1 No.043 発行:ジャパニーズ・トラディション事務局 http://www15.ocn.ne.jp/~noo/japan/ 発行人/阿部 英治 編集長/阿部 英治 編集/彩門 武 門戸 二郎 …………………………………………………………………………………………… ■お友達にも、ぜひJapanese Traditionをおすすめください。 ■表示が崩れる方は[MSゴシック][Osaka等幅]など等幅フォントでご覧下さい。 …………………………………………………………………………………………… Japanese Traditionは、以下のシステムで配信しています。 まぐまぐ<http://www.mag2.com> …………………………………………………………………………………………… Copyright(c)2004 Japanese Tradition Net 再配信・webサイト等への使用は下記出典を明記し、ご連絡の上ご使用下さい。 ※「ジャパニーズ・トラディション発行 Japanese Tradition ○年○月○日号」 …………………………………………………………………………………………… ・全ての内容について、一切の転載・改変を禁じます。 ・Copyright(C)2004〜2008 Japanese Tradition Net 本サイトに関するお問い合わせは、ジャパニーズ・トラディション事務局まで E-mail : good4019@yahoo.co.jp



