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2008/04/01

日本の伝統マガジン【4月号】

日本の伝統マガジンは 日本の伝統/サーチエンジン【J-tra】が発行しています
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■■■■//■■■/// 日本の伝統マガジン 2008/04/1 No.042
//■////■/■// 第42号
//■/■■/■/■■/  http://www15.ocn.ne.jp/~noo/japan/ 
■■■////■/■// 広告・情報 mailto:good4019@yahoo.co.jp  
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ジャパニーズ・トラディション http://www15.ocn.ne.jp/~noo/japan/ 
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INDEX

【1】書道界と実用<第42回>── 畑中壺竹氏寄稿
【2】煎茶道との出会い<第41回> ── 猪狩翠昌氏寄稿
【3】右脳できく邦楽 <第15回> ── 伊藤多喜子氏寄稿


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【1】 〜 書道界と実用<未来の書道  -目標を高く->〜
by 今日も書道(書は文化を作る、改め)http://nice.ciao.jp/
無派閥書道ネットhttp://syo-do.net/ 代表世話人  畑中壺竹氏
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3月28日小中学校の新学習指導要領が告示されました。今回は一昨年12月に
改正された教育基本法に「我が国と郷土を愛する態度を養う」との表現が盛り
込まれたことを受け、小中学校ともに総則に「我が国と郷土を愛し」という文
言が加わり「伝統と文化を継承し」という記述も「尊重し」に変更されるなど
伝統文化の尊重も強調されました。教育は変わるという実感をもつ変化でうれ
しく思います。

日本は明治時代には学力が高かったようで、中学・高女の入試の習字の課題は
「貞操謙遜」「謹言行正威儀」などです。そして専修科は「帽子、靴下、扇子、
時計、磁石、尺度」と「垣根の川に魚を軒ばの山に鳥遊ぶ」の2つ、などです。

今は中学の入試に習字はありません。ちなみに、かきぞめの課題は五年生「雪
の正月」、六年生「強い信念」、中学一年生「早春の青空」、同二・三年生「
春山草木新」というあたりです。

これを見ると学校で学ぶ内容が分かります。特に気になるのは明治時代の中学
と専修科の二つのコースの違いです。今は中学・高女コースの内容がなくなっ
ているのかもしれませんね。また専修科受験では小筆が十分に使えているので
しょう、手先の器用さは今の比ではないのかもしれません。

書道塾がまた流行り始めたこのごろ、レベルアップしてほしいと思われません
か。文字の習い始めから毛筆を使った時代、算盤の必修だった時代の頭のよさ
を、これからの子どもたちに取り戻して欲しいと願います。



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【2】 〜 煎茶道との出会い<第41回>〜
    by 煎茶教室 翠昌会 猪狩翠昌氏
    http://www5e.biglobe.ne.jp/~suisho/senntyakyousitu.index.html 
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夢見草

夢見草(ゆめみぐさ)ってご存知ですか?
日本人なら知らない人は無いと言うくらいの植物です。これ、桜の異名です。
満開の桜は、華やかで、そばで見ていると夢のような気分になりますね。
また、風が吹くと、夢のようにはかなく散っていきます。華やかだっただけに
散る時は無常感さえ感じますね。
先日の家元弥生茶会で頂いたお菓子は、薄いピンクの桜をかたどった練りきり
で、食べてしまうのが惜しいような可愛いお菓子でした。その菓銘が「夢見草」。
あえて桜という言葉を使わずに異名を使っています。
お茶の世界では、このように異名を使って呼ぶことがありますが、そのものズ
バリでなく、そのものを連想させる言葉で言う、いわば洒落た言葉遊びですね。
竹は玉節・平安、松は不老、バラは長春、梅は仙姿・玉骨などともいいます。
昔の方の言葉の感性って素晴らしいですね。
私も含めて、現代の者が、後世の人間にこのような洒落た言葉を残せるかどう
か???と、おいしいお菓子をいただきながら、ふと思った私です。
美しい日本語が末永く残りますように、及ばずながら努力したいと思っていま
す。
夢見草のお菓子の写真をHPにUPしますので、ご覧ください。
この記事が出る頃にはUPしているはずです。

http://akko-suisho.at.webry.info/album/200318iemotoyayoi



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【3】 〜右脳できく邦楽 <第15回>されど裏方〜 
    by ノートジャパン 伊藤多喜子氏
    http://mypage.odn.ne.jp/home/notejapan
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3月25日、東儀兼彦先生(宮内庁楽部元首席楽長)が亡くなられた。
昨年3月、私が企画した2日連続公演のため広島まで来てくださって、それは
もう楽しそうで元気いっぱいのお姿がまだ目に焼きついて離れない。昨年5月
の大阪楽所定期演奏会のときは、なんとなくお元気がなさそうで気にかかって
いたのだけど・・。

先生の篳篥について私があれこれ書くなんて恐れ多すぎるので、ひとつだけ、
演奏ではないことで感銘をうけた話をご紹介したい。それは、「鵜殿の蘆
(ヨシ)原」の保全活動のことだ。

雅楽をはじめ伝統的な芸術を伝えるには、まず楽器・装束などの道具が欠かせ
ない。道具が調達できない場合、伝統はそれなりに形を変えてしまうしかない。
篳篥の廬舌(リード)に欠かせない大阪・淀川の鵜殿に生える蘆が環境の変化
等でなくなってしまうと、この篳篥の音色を伝えることができなくなるという。

そういう大阪での「鵜殿のヨシ原」保全活動を、先生は心から讃え、個人的に
バックアップされてきた。「僕は何にもしてないよ。ただ、年に一回顔出して、
がんばってねって言うだけなんだよ」と、こともなげにおっしゃっていたが、
そのお姿がどれだけ地元保存会の方を元気づけたことだろう。先生のお話では、
淀川の河川敷に保存会メンバーが集まるところへ自費で趣き、ささやかな宴会
に参加され、ねだられると篳篥を一曲吹いたりもされたという。

「演奏者とそれを支える裏方が一つになって千数百年の歴史があります」
(平成17年5月、第23回大阪楽所定期演奏会パンフレット)というお言葉が、
すべてを物語っている。裏方を愛してくださった東儀兼彦先生、どうもありが
とうございました。ご冥福をお祈り申し上げます。



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