2006/01/27
サイレント・ノックス メールマガジン<第13号> ライブ音源アップ!&ライブ告知!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ハートに穴! Silent Knocks メールマガジン 第13号 2006.1.27 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 先日、ある番組を見た。 「プロフェッショナル〜仕事の流儀」。 NHKだ。 格闘技バブルに一矢むくいようと、 紅白でスマップに3回も歌わせたNHKだぜ。 杉野英実ってえ人が出てた。 パティシエだ。お菓子を作る人だ。 1991年に世界のお菓子コンクールで、 日本人初のグランプリを受賞した人だ。 トーゼン、お菓子界の英雄だ。 しかし、ちょっと変わってる。 杉野英実は、支店を出さない。 他の人に作らせると、味が完璧でなくなるから。 デパートに商品を卸さない。 東京の自店で売る分しか、作れないから。 杉野英実は、スタッフの仕事がぬるければ怒鳴る。 たびたび、厨房で怒鳴る。 それが店に聞こえたら、 ケーキを買いに来た人がびっくりしてしまう。 だから店は1階で、厨房は2階にある。 ケーキ作りは、驚くほど繊細な作業だ。 見極めが数秒狂っただけで、味が全然変わる。 チョコレートの艶も、死んでしまう。 職人芸を重ねて、積み重ねて、 ようやくピッカピカのケーキができる。 杉野英実は、味に関わる工程は自分でやる。 必ず、自分でやる。 作業はハードだ。もう若くもない。 酷使する腕が、悲鳴をあげてきている。 休みの日は、大阪まで整体を受けに来る。 自分の体力の限界に不安を感じながらも、 それでも、自らの腕でケーキを作り上げる。 毎年、クリスマスに新作を出す。 それを自分に課している。 適当な新作ではすまさない。 お客が見て、食べて、感動する新しさを常に求めている。 自分に対するプレッシャーで、 12月になると胃が縮む思いをする。 キャリアと名声を得た料理人は、 メーカー商品のプロデューサーになったり、 支店を出しまくることが多い。 よくある話だろ? 杉野英実は、それをしない。 「なぜですか?」インタビュアーが聞いた。 ボクトツと杉野が答える。 「…僕の…性格的な問題だと思うんです」 若かりし杉野が開眼したのは、 フランスでの修行時代だ。 ある店のケーキの凄さにびっくりして、 強引に弟子入りをする。 最初は門前払いだった。 あきらぜずに毎週、手紙を送った。 なんと4年間もの間、送り続けた。 やっと雇ってもらえた。 どんな秘密のルセット(レシピ)があるのかと 厨房にはいったら、ショックを受けた。 そんなものは、なにもなかったのだ。 自分が知ってるケーキ作りと同じ材料、同じ手順。 杉野は驚き、しかしやがて気がついた。 生地を練る、チョコレートを混ぜる、 スポンジを焼き上げる…どの作業も、 量の具合やタイミングが、完璧なのだ。 完璧すぎるほど、完璧なのだ。 わずかなミスで、ほんの少しでも質が下がると、 どの工程だろうと、その時点でゴミ箱行き。 完璧に完璧を重ねた末にできたケーキ。 それは、そうではないケーキと違った輝きをもつのだ。 神はディテールに宿る。 口で言うのは簡単だが、それを徹底する店、 徹底できるパティシエは極めて少ない、と杉野は言う。 当たり前がたいへんなことなのだと。 「こんなもんだろ。違いはわからないさ」 そんな妥協を若いスタッフに感じると、怒鳴る。 「…それではダメなんです。お客をなめてはいけない。 必ず違いが出てしまうんです。わかるんです」 同じルセットで作っても、出来が違う。 杉野は付け加えた。 「…ルセットは、楽譜と同じだと思うんです。 同じ楽譜でも、演奏する人の表現やこだわりが違うから、 実際に聞こえる音楽も、違ったものになる。」 おお、なんてわかりやすいんだ! スゴイ人なのに、杉野は控えめで、 とてもシャイに見える。 「…しゃべるのが得意ではないので…」 目が、とても、とてもキレイな人だった。 びっくりするほど。 少し潤んでて、キラキラした光が 50を過ぎたオジサンの瞳に宿っている。 とくにケーキを食べたインタビュアーが 「おいしい」と言ったときの 「ありがとうございます」の笑顔。 小学生のままの笑顔だった。 不思議な感じだ。 でも、同じ目をした人を、何人か見たことがある。 その一人は、忌野清志郎だ。 やはり小学生のように澄んだ瞳に、感心したことがある。 今もずっと、感心し続けている。 清志郎の歌に、 「ぼくの家の前の道を今朝も小学生が通います」と いうのがある。 自分が小学生の頃から、 街の風景がずいぶん変わってしまった。 友達も変わってしまった。 でも、一番変わってしまったのは、この僕だ… そんな想いが「ですます調」で歌われる。 清志郎らしい、味わいぶかい名曲だ。 目が澄んだ人だから、歌える歌だと思う。 きっと、知らないところでも こんな人たちが他にもいるんだろう。 ニュース番組を賑わせる、 マネーゲームに明け暮れる人たちには 見ることができない、目の輝き。 ビジネスの戦場で戦うカッコよさも、理解はできる。 しかし目の輝きの違いが、どうしても気になるんだ。 杉野さん、 あなたのケーキは、すぐに食べるチャンスがないよ。 しかしとてもいいモン、見させてもらったぜ。 ありがとう。 …さて、「宝くじは買わない」でも聞くか! :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ◆今月の新曲◆ 『ジャカ再見ライブ、全曲収録!』 1月7日のソフトマシーンのライブ、 来てくれたキミには、サンキューベリマチだぜ! ロックサウンドでバリバリきめちゃったんで、 全8曲を、一挙公開することにしたぜ! 待望のヒット曲、 「パレード」や「オーロラ」も初公開! オープニングMCや、 ヂャカ見送りスペシャル即興ナンバー 「オキナワ」も収録だ! だから全部で10ファイル、よろしく頼むぜ! →さあ、聞いてみようぜ。 試聴&ダウンロードページへ今すぐGO! もちろん、高音質なMP3、RealAudioファイルを 無料ダウンロードできるぜ。 http://silentknocks.com/sicyou/sicyou.htm ◆今月のLive情報◆ ■1/29 (日) 桜ノ宮ガラガラ http://www16.ocn.ne.jp/~garagara/ (大阪環状線桜ノ宮下車徒歩2分) チャージ:2000円で2ドリンク付。 夕方6時スタートで、7バンド出演だ。 サイレント・ノックスの出演は8時頃だが、 他のバンドもゴキゲンだぜ! ゆっくりしてってくれよ! この日はまたもやZAZIEは欠場だ。 まるでK−1みたいに出場選手が変更になるぜ! 今回はレノンがギターで参戦の アコースティック・ロック・ナイトだぜ! <タイムテーブル> 17:30オープン 18:00〜くらとわら 18:30〜安本照夫 19:00〜TAMAGO(東京) 19:30〜ソメチメ 20:00〜サイレント・ノックス 20:30〜KARIOKA 21:00〜hi-ro(with MINORU & momo) じゃあ、よろしくな! :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: もう「お気に入り」に入れてくれたかい? バンド音源が無料でダウンロードできる、 サイレント・ノックス オフィシャルサイトはこっちだぜ! http://silentknocks.com/ 掲示板に足跡でも残していってくれよ。 いつもの調子で、待ってるぜ♪♪ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 発行者:Silent Knocks Mag2ID:0000133697 バックナンバー:http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000133697 登録・解除はこちらから→http://silentknocks.com/mailmag/mailmag.htm このマガジンは『まぐまぐ!』http://www.mag2.com/を利用して発行してるぜ! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



