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石川啄木の短歌から一日一首を読み、思い浮かんだイメージを歌にします。「三行日記」のつもりで気軽に書いていきます。「一握の砂」「悲しき玩具」「一握の砂以前」の短歌を終了し、現在は詩集「あこがれ」を取り上げています。

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2009/05/27

啄木の歌とともに・・・第233号

第233号 2009.5.27(毎週水曜日発行)              2004.6 創刊
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   啄木の歌とともに

    (その四) 


  「あ こ が れ」

      -29-


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啄木の歌を手本に手慰み
一日一首
ただあるがまま  (一郎)
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参考資料「石川啄木作品集 第一巻」昭和出版社(昭和三十八年十二月一日発行)

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 あ こ が れ    

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啄木

    鴎


藻の香に染みし、白晝の砂枕、
ましろき鴎、ゆたかに、波の穂を
光の羽にわけつつ、碎(くだ)け去る
汀(みぎわ)の泡(あわ)にえものをあさりては、
わが足近く翼を休らへぬ。

諸手(もろて)をのべて、高らに吟ずれど、
鳥驚かず、とび去らず、
ぬれたる砂にあゆみて、退き、また
寄せくる波をむかへて、よろこびぬ。

つぶらにあきて、青海の
匂ひかがやく小瞳(こひとみ)は、
真珠の光あつめし聖の壺。
はてなき海を家とし、歌として
おのが翼を力と遊べばか、
汝(な)が行くところ、瞳の射る所、
狐疑(うたがひ)、怖れ、さげすみ、あなどりの
さもしき陰影(かげ)は隠れて、空蒼し。

ああ逍遥(さまよひ)よーーーおきての網の中、
立ちつつまれてあたりをかへり見る
むなしき鎖(くさり)解(と)きたる逍遥(さまよひ)よ、
それただ我ら自然の寵兒(まなご)らが
高(たか)行(ゆ)く天の世に似る路なれや。
來ても聞けかし、今この鳥の歌。ーーー
さまよひなれば、自由(まゝ)なる戀の夢、
あけぼの開く白藻(しらも)の香に宿り、
起伏(おきふし)つきぬ五百重(いほへ)の浪の音に
光と暗はい湧きて、とこしへの
勇みの歌は、ひるまぬ生の樂。

ああ我が友よ、願ふは、暫しだに、
つかるる日なき光の白羽をぞ
翼なこ子の胸にもゆるさずや。
汝があるところ、平和(やはらぎ)、よろこびの
軟風(なよかぜ)かよひ、黄金の日は照れど、
人の世の國けがれの風長く、
自由の花は百年(ももとせ)地に委(ゐ)して
不朽と詩との自然はほろびたり。

(第一節から最終節まで)
                      (甲辰八月十四日夜)

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 一郎

    烏

朝早く
道いっぱいにゴミを散らかしているのは
烏のしわざ
大方は嫌われ者の烏さん
ツヤツヤした黒い羽も嫌われる

マンションの四階に新聞の配達
その高さはちょうど電信柱のテッペンになる
そのテッペンに一羽の烏
まったく動かずジッと遠くを見ている
何を思っているのか

まったく動かない動物を見ると
何の迷いもない哲人に思える
たとえば目を閉じた猫でも窓ガラスのヤモリでも
川でジッとたたずむ青サギでも電柱の烏でも
確かに彼らに悩みや迷いはないだろうから

朝早い仕事だから
烏には仲間意識を感じている
夜が明ける前から彼らの鳴声が聞こえてくる
少し明るくなって今度は雀たちの鳴声
彼らよりも早く起きて仕事している自分が少し誇らしい

人に憎まれようともしたたかに生きろ
烏は烏人は人
ゴミ袋が食い荒らされ散らかったなら
掃いてまたゴミ袋に入れればいい
烏も生きて人も生きて

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参考「goo辞書」http://dictionary.goo.ne.jp/
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参考資料「石川啄木作品集 第一巻」昭和出版社(昭和三十八年十二月一日発行)

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◇◇ひとりごと◇◇

第233号をお送りします。

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2009年05月02日
じゃんけん
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2009年5月27日 一郎
じゃんけん

この前韓国のドラマを観ていたら
ジャンケンをするシーンがあった
何を出すか決めるために
二度三度あるしぐさをする
手の甲を指で押したり手のひらを組んだり

そのしぐさが私たちのとまったく同じだった
そんなことは常識かもしれないが
私には新鮮な発見だった
同じしぐさをしているのおかしかった
そしてなぜかがうれしかった

昔じゃんけんの必勝法を何かで読んだことがある
こちらが気合いを入れて大声でじゃんけんぽんと言うと
相手は気合いにつられてグーを出す確率が高いという
ゲームや賭け事に必勝法というものはないが負けない方法はある
勝負をしないことだ

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