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石川啄木の短歌から一日一首を読み、思い浮かんだイメージを歌にします。「三行日記」のつもりで気軽に書いていきます。「一握の砂」「悲しき玩具」「一握の砂以前」の短歌を終了し、現在は詩集「あこがれ」を取り上げています。

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2009/03/18

啄木の歌とともに・・・第226号

第226号 2009.3.18(毎週水曜日発行)              2004.6 創刊
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   啄木の歌とともに

    (その四) 


  「あ こ が れ」

      -22-


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啄木の歌を手本に手慰み
一日一首
ただあるがまま  (一郎)
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参考資料「石川啄木作品集 第一巻」昭和出版社(昭和三十八年十二月一日発行)

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 あ こ が れ    

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啄木

    ひとつ家


にごれる浮世の嵐に我怒りて、
孤家(ひとつや)、荒磯(ありそ)のしじまにのがれ入りぬ。
捲き去り、捲きくる千古の浪は碎け、
くだけて悲しき自然の樂の海に、
身はこれ寂寥兒(さびしご)、心はただよひつつ、
静かに思ひぬ、ーーー岸なき過ぎ來し方、
あてなき生命の舟路に、何處へとか
わが魂孤舟の楫(かぢ)をば向けて行く、と。

夕浪懶(ものう)く、底なき胸のどよみ、
その色、音、皆不朽の調和(とゝのひ)もて、
捲きては碎くる入日のこの束の間ーーー
沈む日我をば、我また沈む日をば
凝視めて叫ぶよ、無始なる暗、さらずば
無終の光よ、渾(すべ)てを葬むれとぞ。
                      (甲辰六月十九日)

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 一郎

家

物心ついたとき
私の家はどぶ川の上
その家は労働者がたくさんいた大部屋と
管理人の私たち家族五人がいた一部屋
線路のそばで汽車が通るたびに揺れていた

小学四年生になったとき
長崎から母の親戚がいる福岡に移った
昔は農家だったのだろうか四部屋ある一軒家の
六畳一間の部屋が私たち四人家族の部屋
上の姉は集団就職で名古屋で働いていた

新しくできた市営住宅に入居することが出来たのは
私が高校生になったころだった
結婚していた上の姉が主人を病気でなくし
小さな女の子を連れて戻ってきたので家族は六人になった
六畳と4畳半の初めての二部屋と初めての内風呂のある家だった

高校を卒業して私は働き始めたが
二十歳の夏に家族の誰にも告げず家出した
それから上の姉は再婚
下の姉は結婚でその家を出て行き
両親だけがその家に残っていた

数十年後にその市営住宅は取り壊され
新しい高層の市営団地に両親は移った
家出したままの私はその団地を知らない
九年前父は八十五歳で亡くなり
九十になる母が今もその団地に住んでいる

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注:メルマガで表示されない旧漢字は新字体を使用しています。(一郎)
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参考「goo辞書」http://dictionary.goo.ne.jp/
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参考資料「石川啄木作品集 第一巻」昭和出版社(昭和三十八年十二月一日発行)

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ご意見、ご感想、短歌の投稿をお待ちしています。
ichirof55@hotmail.com
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◇◇ひとりごと◇◇

第226号をお送りします。

詩集 カラーブラインド blog
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詩集カラーブラインド blogでは、詩人tomoさんによる最新の詩を掲載しています。

2009年03月07日
描いてみよう
http://colorbd.livedoor.biz/archives/51598899.html

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2009年3月18日 一郎
書いてみよう

何か書いてみよう
書きたいものを
詩でも歌でも俳句でも
何か書きたい
そう思ったら書き始めよう

何でもいい
書きたいものができたら
とにかく書き続けてみよう
書き続けていると
その次にしたいことにきっと出会うでしょう

書きたいものが無かったら
何でもいいから始めてみよう
何でもいいから
何か始めることが大事
何もしないより何かした方がいい

書きたいものが無く
何もすることが無く
何をしたいか分からない時
そんな時もあるだろう
そんな時には何もしなくてもいい

何もしたくない時
何をしたいか分からない時
何もしなくていい
何もせず横になって寝ていればいい
先のことは何も考えないで

何も考えず何もせず
心には何も与えないでおこう
何か少しは食べて胃は安心させよう
心が飢えたらどうなる
心は心を守ろうとする

心の声に耳を澄まそう
心が導いてくれる
心を信じよう
心に従おう
自分の心に

心の声が聞こえたら
何か始めたらいい
心の声が聞こえなかったら
何もしなくてもいい
生きてさえいればそれでいい

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[編集/発行人] 一郎
[HP] http://www.interq.or.jp/black/ichiro/
[mail] ichirof55@hotmail.com
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