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石川啄木の短歌から一日一首を読み、思い浮かんだイメージを歌にします。「三行日記」のつもりで気軽に書いていきます。「一握の砂」「悲しき玩具」「一握の砂以前」の短歌を終了し、現在は詩集「あこがれ」を取り上げています。

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2009/02/25

啄木の歌とともに・・・第223号

第223号 2009.2.25(毎週水曜日発行)              2004.6 創刊
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   啄木の歌とともに

    (その四) 


  「あ こ が れ」

      -19-


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啄木の歌を手本に手慰み
一日一首
ただあるがまま  (一郎)
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参考資料「石川啄木作品集 第一巻」昭和出版社(昭和三十八年十二月一日発行)

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 あ こ が れ    

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啄木

    アカシヤの蔭


たそがれ淡き搖曳(さまよひ)やはらかに、
収まる光暫しの名殘なる
透影(すいかげ)投げし碧の淵の上、
我ただひとり一日を漂へる
小舟を寄せて、アカシヤ夏の香の
木蔭に櫂(かい)をとどめて休らひぬ。

流れても涯も知らざる大川の
暫しと淀む翠江(みどりえ)、夢の淵!
見えざる靈の海原、花岸の
ふる郷(さと)とめて、生命(いのち)の大川に
ひねもす浮かびただよふ夢の我!
夢こそ暫し宿れるこの岸に
ああ夢ならぬ香りのアカシヤ。

野末に匂ふ薄月(うすづき)しづかなる
光を帯て、微風(そよかぜ)吹く毎に、
花房ゆらぎ、眞白の波湧けば、
みなぎる薫りあまきに蜜の蜂
群るる羽音は暮れゆく野の空に
猶去りがての呟き、夕の曲。

纜(ともづな)結(ゆ)ひて忘我(われか)の歩みもて、
我は上りぬ、アカシア咲く岸に。−−−
春の夜櫻おぼろの月の窓
少女(をとめ)が歌にひかれて忍ぶ如。
(四節まで)
              (甲辰六月十七日)

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 一郎

アカシヤの歌が流行っていた
バス通りに面した窓枠に腰を掛け
聞き覚えた歌を知らず知らず口ずさんでいた
私は中学生になっていただろうか
安保闘争のことなど何も知らなかった

敗戦で父の生き方は変わったという
安保闘争は父の人生をまた変えた
中学三年生になったころようやく私も変わった
父が読む新聞を私も読んで政治に関心を持つようになった
アメリカの原潜の入港がそろそろ問題になっていた

高校生になった私を
父はある集会に連れて行ってくれた
そこで他の高校の仲間と出会い
原水禁などの平和運動や青年運動に私も参加していった
安保闘争のこともアカシアの歌の意味も分かるようになった

社会変革の運動に身を投じることが
後悔しない生き方だと思った
社会を「私の大学」にすると勉強はしなかった
人間らしくありたいという願いと
野蛮な欲望との矛盾に悶々とする日々でもあった

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注:メルマガで表示されない旧漢字は新字体を使用しています。(一郎)
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参考「goo辞書」http://dictionary.goo.ne.jp/
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参考資料「石川啄木作品集 第一巻」昭和出版社(昭和三十八年十二月一日発行)

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ご意見、ご感想、短歌の投稿をお待ちしています。
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◇◇ひとりごと◇◇

第223号をお送りします。

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2009年02月14日
地球も
http://colorbd.livedoor.biz/archives/51585716.html

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2009年2月25日 一郎
地球

地球に
今どれくらいの人がいるのだろう
その人たちみんなが
しあわせであってほしい
みんながだれもがすべての人が

みんながだれもがすべての人が
しあわせになるなんてことありえない
そんなことは夢のまた夢考えることも愚か
そうだろうそうだろうが
そうだろうか

どの国のどの首相も大統領もどの宗教の指導者も
偉い人たちの誰もがしあわせを語り約束している
だからきっとみんながしあわせになる日が来る
約束は守らなくては
偉い人たちの約束なのだから

たったひとつの地球の同じ住人なんだから
憎み合わないで殺し合わないで
みんな仲良くしなくては
きっと仲良くできるはず
人間同士なんだから

地球という乗物に乗り合わせた仲間なのだから
仲良く楽しく平和に暮らさなかったら
地球が可哀そう
かけがえのない地球だから
地球を泣かせてはいけない

地球にも
地球に住む人にも
みんながだれもがすべての人が
やさしくならなくちゃ
愛し合わなくちゃ

地球はとっても大きいけれど
地球はとっても小さいのだから
小さい地球でみんなのこころをひとつにしなければ
赤ん坊の時のように
みんなに愛されみんなを愛するようになれば

小さな地球
美しい自然
素晴らしい人間
誰のものでもない
みんなの地球

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