2009/01/28
啄木の歌とともに・・・第220号
第220号 2009.1.28(毎週水曜日発行) 2004.6 創刊 ******************************************************************************* 啄木の歌とともに (その四) 「あ こ が れ」 -16- ******************************************************************************* 啄木の歌を手本に手慰み 一日一首 ただあるがまま (一郎) ******************************************************************************* 参考資料「石川啄木作品集 第一巻」昭和出版社(昭和三十八年十二月一日発行) =============================================================================== あ こ が れ =============================================================================== 啄木 ひとりゆかむ 日はくれぬ。 (愁のいのち) 幻想(おもひ)の森に、いざや ひとりゆかむ。 萬有(ものみな)音をひそめて、 (ああ我がいのち)おもひでの 妙樂の夜あまき森。 (夜のおもひ いのちのおもひ。) 戀成りぬ。 (夢見のいのち) 忘我(われか)の森に、いざや ひとりゆかむ。 花罌粟(はなげし)にほひゆるみて、 (ああ我がいのち)つく息の みどりうす靄ゆらぐ森。 (夜のにほひ 戀のにほひ) 戀破(や)れぬ。 (なげきのいのち) 祈りの森に、いざや ひとり行かむ。 面影、いのるまにいのるまに (ああ我がいのち)天の生 あらたに馨(かほ)る愛の森。 (夜のいのり いのちのいのり) 月照りぬ。 (あでなるいのち) 幻想(おもひ)の森に、いざや ひとりゆかむ。 ほのぼの、月の光に (ああ我がいのち)故郷(ふるさと)の 黄金花岸うかぶ森。 (夜のいのち ああ我がいのち) (甲辰五月十六日) ------------------------------------------------------------------------------- 一郎 ひとりでも あなたの歌を読み 自分の歌をつくる それなら出来ると思った あなたの歌が そう思わせてくれた あなたの歌を全部読み終えたのは 昨年十月の初め 丸四年が過ぎていた ブログでは「一握の砂」の歌づくりをまだ続けている いま三巡目の途中 三巡目に入って 歌ではなく五行書きを連ねるようになった 詩は書けないと思っていたが 五行書きなら書けそうな気がした そしてあなたの詩を読み始めた あなたの詩は私には難しくて 書き写すのにも苦労している 五行書きならできそうだと思ったのは 私の思い違いだった そして少しのうぬぼれ あなたの「一握の砂」の歌を読み終えたとき 私自身の歌集「一握の砂」が出来たと思った 初めてひとつのことをやりあげた喜びを感じた なによりも自分自身の言葉で 自分自身を表現できたことがうれしかった 他の人にも「一握の砂」を読んで それぞれに歌づくりを始めてほしいと ブログを始めた 何人かの人にそれぞれの歌を寄せてもらったが いまでは私ひとりになった 石の上にも三年 石の上にも三巡 ひとりでも続けよう 三巡目の「一握の砂」の歌づくりが終わったら それから先のことはその時考えよう あなたの詩集「あこがれ」と 「あこがれ」以後の詩やその他の詩を 難しくとも読み続けよう できれば歌の時と同じように 私の詩を添えて行きたい あなたに謝らなければいけないことは あなたを知ることよりも 私自身を知ることの方により関心があるということ あなたを好きだが 自分がもっと好きだということ あなたの詩が終わっても評論や小説集があります 有名なローマ字日記があります まだまだ長い付き合いになりそうです 身勝手な私の身勝手な付き合い方ですが どうかよろしくお付き合いください =============================================================================== 注:メルマガで表示されない旧漢字は新字体を使用しています。(一郎) =============================================================================== 参考「goo辞書」http://dictionary.goo.ne.jp/ ******************************************************************************* 参考資料「石川啄木作品集 第一巻」昭和出版社(昭和三十八年十二月一日発行) ******************************************************************************* ご意見、ご感想、短歌の投稿をお待ちしています。 ichirof55@hotmail.com ******************************************************************************* ◇◇ひとりごと◇◇ 第220号をお送りします。 詩集 カラーブラインド blog http://colorbd.livedoor.biz/ 詩集カラーブラインド blogでは、詩人tomoさんによる最新の詩を掲載しています。 2009年01月24日 失って http://colorbd.livedoor.biz/archives/51572442.html ------------------------------------------------ 2009年1月28日 一郎 失って 失って 惜しいものが私には無い 今そう言ってしまえば まだ嘘になるだろうが いつかそう言えるようになりたい 数年前父を失った 八十五歳だった 私は田舎に戻らず 葬式に出ず 涙も出なかった 真の愛は 信じきることだと 父から学んだ 信じる道を貫いた父 死を恐れることはなかった 私に財産と呼べるものは何もない 妻も子もない 猫が二匹いるが よほどのことがない限り 私より長生きすることはない 失って 惜しいものが私には無い 死に急ぎはしないが 命をも惜しまない 自信を持ってそう言えるようになりたい ******************************************************************************* [編集/発行人] 一郎 [HP] http://www.interq.or.jp/black/ichiro/ [mail] ichirof55@hotmail.com ******************************************************************************* <お知らせ> 次週の発行は、2月4日(水曜日)の予定です。 ******************************************************************************* 日刊メルマガ「花を歌うかな」もどうぞよろしく。 http://www.mag2.com/m/0000155181.html Yahoo!ブログ「万葉集を歌うかな」は随時更新。 http://blogs.yahoo.co.jp/ichirof57 Yahoo!ブログ“それぞれの「一握の砂」”への歌の投稿をお待ちしています。 http://blogs.yahoo.co.jp/ichirof58 =============================================================================== ◎◎おすすめします◎◎ =============================================================================== 最後の一文字を読み終えた瞬間、思わずホッとして頂けるような詩 をお届けします。疲れた体に、疲れた心に、癒しの言葉を。 あなただけにそっとお教えする偉人の言葉付き。 メルマガ「★ カラーブラインド ★」 http://blog.mag2.com/m/log/0000172982/ ブログ「カラーブラインド blog」 http://colorbd.livedoor.biz/ blog 「詩人tomoの出会いが人を変えてゆく」 http://ameblo.jp/tomo1663/ ******************************************************************************* このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。 ............................................................................... 配信中止はこちらへ: http://www.mag2.com/m/0000133102.htm *******************************************************************************


