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2009/10/19

口語訳ISO14001 with環境豆知識 ~3.4文書(用語の定義)

No.259                       09.10.19
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  口語訳:ISO14001(最新版) with 環境豆知識

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  昨晩は、フジTV系で電力の大切さを取り扱った番組がありました。
 それ自体はとても良い事なのですが、単独スポンサーがあの”NUMO”
 でした。あの、「原発から出る高レベル放射性廃棄物は地層処分する事に
 なっています」とだけ言って「今は、処分場がないので地層処分出来ていま
 せん」とは言わない、詐欺まがいのテレビCMを垂れ流しているNUMO
 です。

  昨晩の番組では、さすがにCM時間が取り放題でしたから「地層処分は
 実際には行われていない」という事までちゃんと言っていましたが、せっか
 くの「省エネ番組」は、最後には「原発推進番組」になってしまっていまし
 た。

  日本の1人あたりの電力消費量は、カナダ、アメリカに次いで世界第三位
 なんて、日本人が電力を浪費しているかの様な印象も与えていましたが、
 あれは「オール電化」を電力会社や電器店が売り込みまくった結果です。
 その分、他の燃料を使っていないハズですから、日本人の消費エネルギーは
 5~10位程度になっていると思われます。

  それよりも気になるのは、75分間もの番組を1社スポンサーでやった時
 に必要になる莫大な広告料はどこから出たのかという事です。電力会社が
 出したのならば問題ありませんが、今年は100年に1度の不況の為に、
 100年に一度のデタラメ補正予算が通過した年です。原発アピール予算
 などというのが、そこに含まれてはいなかったでしょうねぇ。国会議員でも
 ありませんので、確認は困難です。

  それでは、259号。  


★環境豆知識------------------------------

  先週は前原国交相が「羽田をハブ空港化する」という発言をしていて、
 話題になっていました。環境的に、ちょっと考察してみましょう。

  単純に、羽田空港に国際便が乗り入れれば環境的には望ましい事になり
 ます。東京中心部-羽田間の方が東京-成田間よりも圧倒的に近いですから、
 その間の人や貨物の移動がなくて済みます。エネルギーがそれだけ節約され
 る事になります。JALが不採算路線から撤退して余裕が出来たら、どん
 どん国際便を羽田に乗り入れた方が良いでしょう。


  但し数年後に羽田がハブ空港化すると言っても、その恩恵に与れる期間は
 あまり長くありません。ジェット燃料は灯油に似た石油製品です。石油は
 40年後くらいに枯渇しますから、航空燃料としてバカスカ使えるのはあと
 せいぜい20年~30年くらいに限られます。

  車は、電気自動車など石油以外で動くものの開発が進んでいますが、ジェ
 ット機はジェット燃料以外で飛ぶものが開発されているという話はほぼ聞く
 事がありません。唯一、天然ガスからジェット燃料とほぼ同じ燃料が出来た
 という報告が最近ありましたが、天然ガスも60~80年後に枯渇すると
 見込まれていますし、石油が枯渇すれば最も近い代替物質として引く手あま
 たになると思われます。飛行機を飛ばすのに、おいそれと使える値段になら
 ない可能性が高いです。

  プロペラ機ならば、おそらくメタノールで飛ばす事が出来るようになるで
 しょうが、石油の代わりに出来るほどの量が確保出来るとは思えません。
 どの国も軍用機を優先するでしょうから、旅客や貨物は飛行機を使えなく
 なるのではないでしょうか。すぐに成田を閉港すると言っているのでない
 限り、千葉県も、成田市も、千葉市も、たった30年以内の事で、そんなに
 目の色を変える必要はまったくありません。


  環境的な視点で見れば、もうひとつ大問題が浮かび上がります。羽田空港
 は埋立地です。新たに作っている第四滑走路も、新たに海を埋め立てていま
 す。最悪の場合は30年後までに海面は2~4m上昇するのですが、羽田
 空港は海没しないのでしょうか??

  多分、海没します。 そうなれば、ハブ化もへったくれもあったものでは
 ありません。国内線も羽田が使えなくなるのです。もっとも、埋立空港は
 全部同じ道をたどります。関空も、セントレアも、新北九州空港も、神戸
 空港も、大分空港も、長崎空港も皆海没します。その頃石油がまだ枯渇して
 いなかったとしたら、大騒ぎです。その他にも国管轄の空港だけで、稚内、
 新潟、山口宇部、米子、松山、徳島、宮崎、那覇の各空港が海に直面してい
 ます。埋立空港とあまり運命は変わらないでしょう。

  20年後までを見据えれば、ハブ空港をどこにするかなどという事は、
 どうでも良い事なので、航空燃料をどうするかとか、海面上昇で海没する
 空港をどうするかという事を考えなければならないのです。

  そこまで考えれば、日本航空が倒産してもどうという事はないですね。
 国内市場の独占によって運賃が高止まりするなんていう問題は、20年くら
 いは出ないでしょう。全日空1社あれば、日本国民が困る事はなさそうです。


☆本題のISO14001解説--------------------------

3.用語の定義
3.4 文書
 何かの情報や案内。また、それが書いてあるもの。
 例えば、紙、フロッピーディスク等の磁気記録、CD等の光学記録、写真、
限度見本など。
  【解説】4.4.5項に、「記録も文書の一種」と書かれています。


参考:文書の分類

 ISO業界(?)では、昔から”文書””記録”と書類の種類を分けて来ました。
しかし、ISO業界外の人からみるとその区別はややこしいですし、ISO9000sの
2000年版で「記録も文書の一種である。」という事が明確にされてから、さら
にややこしくなった様子もある様です。

 さらに、これらを説明したときに人々の理解を妨げている様子の書類があり
ます。それが『計画類』です。そこでマネジメント改善研究所では、文書類を
「文書」「記録」だけでなく「計画(類)」の3つに分けて、下の様に整理する
事を提案します。もちろん、理解に困らないならば2つのままで構いませんが、
それでややこしかったら、3つに分けて整理する事を考えてみて下さい。


文書類(広い意味の文書)
 1.文書(狭い意味の文書)
 ・方針、環境マニュアル、規定、規程、手順書、要領書、作業指示書、帳票、
  様式、フォーム...と呼ばれている文書類。
 ・何かのルールや、作業のやり方(記録の記入の仕方を含む)が定められて
  いる。
 ・責任者がそれで良いことを確認していなければいけない。
 ・必要な時に改訂される。もちろん、責任者に変更を認めてもらわなくては
  いけない。
 ・必要な場所に、コピーが配付されていなくてはいけない。
 ・有効期間は、改訂又は廃止されるまで。
 ・必要があったら(なるべく定期的に)見直しをする必要がある。

 2.計画(類)
 ・計画、目標、プログラム、プロジェクト...と呼ばれている文書
 ・何かの決定事項を、多くはフォームに書き込まれて作られる。
 ・責任者が、それで良いことを確認していなければならない。
 ・必要があれば、改訂される事もある。責任者の承認は必要。
 ・必要な場所に、コピーが配付されていなくてはいけない。
 ・有効期間は、計画終了まで(多くは1年くらい)。
 ・有効期間が普通は短いので、見直しは必要にならない事が多い。

 3.記録
 ・記録、議事録、実績、○○票...と呼ばれている文書
 ・何か実施した事や、何かの結果の数値を、普通はフォームに書き込まれて
  作られる。
 ・責任者の確認は、必要ないことも多い。
 ・書いた事を変更するのは「改竄」になる。本当に変更が必要な時は改竄で
  はない事がわかる様にしておかないといけない。
 ・コピーを配付することはあまりない。
 ・コピーがないので、紛失したり誤廃棄したりしないようにしておかなけれ
  ばいけない。

 これらの他にも文書類の性質はありますが、だいたいわかると思うので省い
 ています。


 お読みになったら、だいたいおわかりになったと思います。 2.計画類は
 「フォームに」記入する事と、有効期間がハッキリしている事の他は、1.
 文書と同じです。 ですから、文書類を2つに分けるなら計画類は文書と
 同じ方に入ります。 他の文書とちょっと性質が違うので、混乱が起きる
 わけですね。

 そんなわけで、2.計画類は4.4.5項の通りに取り扱って下さい。

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います。
口語訳:ISO14001は、ISO14001の口語日本語訳です。JIS Q 14001の口語訳では
ありません。
口語訳:ISO14001は、うちわ(社内など)で利用頂いて結構ですが、印刷物・Web
などの多数へ配布する媒体に無断で引用するのはご遠慮下さい。
尚「環境豆知識」は、無断でない限り、かなり広範囲に許諾するつもりです。

ご質問、ご意見、ご相談、原子力発電撤退は大歓迎です。
高速道路の大規模無料化には反対です。


他の項目の解説は:  http://www.kiriishi.net/14001/top.htm

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○発行 マネジメント改善研究所
○編集 切石 庄之介
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