2009/10/05
口語訳ISO14001 with環境豆知識 ~ 1~3.3
No.258 09.10.05 ▲▼△▽▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼ 口語訳:ISO14001(最新版) with 環境豆知識 ▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼△▽▲▼ 先週は、映画:崖の上のポニョの舞台となった港の埋立・架橋事業の差し 止め判決が広島地裁から出ましたね。現政権も事業を認可しない方針との事 ですから、工事は取りやめになるでしょう。 ここの地形を地図上で見ますに、海に橋を架けて道路を通す理由は「既に 家や店が建っている」以外にはありません。地理的に、ここに用事がある人 以外の通過交通が発生する様な所でもないので、現状の細い道を通っていて もさほど困りそうではなく、橋が欲しかったから架けるのではなくて、補助 金が欲しいから工事をしたいだけの様です。 その様な無駄遣いをしようとするから、福祉予算が足りなくなるのです。 人口減少と共に交通量もこれからどんどん減ります。環境的に見ても、無駄 な工事は差し止めて頂きたいものですね。 それでは、258号。 ★環境豆知識------------------------------ 今夏は冷夏だったという印象が、日本人には強いことでしょう。確かに 猛暑日が少なかったので、エアコンや缶・PET入り飲料の売り上げが大幅 減となって産業として重大な影響が出てしまいましたし、何と言っても 「地球が温暖化(高温化)している」という話を各所でする時に説得力が 下がってしまい、困ります。 実際に、7月後半・8月の日本では雨ばかりであまり暑くはありません でした。しかし梅雨入りが遅れた7月前半や6月は例年よりも結構暑かった のです。しかも、日本であまり暑くなかったからといって世界中で暑くなか ったわけではありません。米気候データセンターの発表によりますと、今年 の夏(冬である南半球を含む:6~8月)は、観測開始以来130年間で最も 暑かった様に伝えられていました。 厳密に言えば、人工衛星で測定した世界の海面温度の平均が16.98℃も あって、20世紀平均よりも0.58℃高く、観測史上最高だったのだという事 です。昔は人工衛星で地球全体を測るなんてできなかったでしょうから、 本来そのまま比較をしてはいけないのでしょうが、この20年ほどの地球気温 はそれ以前に比べて圧倒的に上がっています。その程度の誤差は無視しても 構わないでしょう。おそらくは、ここ数万年で一番高温だったという事に なります。(陸上も含めると、過去3番目だそうです。) 特に暑かったのは、オーストラリア周辺、欧州、アフリカ北西部、南アメ リカ南部との事で、8月11日のオークランド(ニュージーランド)では、 真冬にもかかわらず25.5℃にもなったとの事です。オークランドの緯度 は約37度。日本で言えば富山-日立の辺りです。海流の影響があるので 直接比較出来ないでしょうが、大洗の水温が25℃もあったら、海水浴出来 てしまいますよね。サウナの水風呂よりも断然暖かいです。 「今年の夏は暑くなかった」という事を主張して、また温暖化懐疑論が 出てくるのではないかと、急いでお伝えしました。 さて地球温暖化と言えば、新政権の「温暖化ガス25%削減目標」ですが、 これは、前政権が言っていた15%減とは違って基準年が1990年ですから、 「現状からは32%減」という事になります。『節約』をどれほどまでに 行っても達成出来るような水準ではありません。もっとも、もう少し先まで に80~90%削減しなければならないのですから、『節約』で解決するわけは ないので、何らかの策が必要です。 前政権では「太陽光発電の導入など」で、(90年比)8%減を目指していた との事ですが、それだけでは25%は行きそうにありません。新政権では どうやって達成させようとしているのだか一向に発表がないなぁと思って いたら、「温暖化閣僚委員会で12月までに具体策を検討する」のだそう です。選挙前には、そこまで考えないで25%と言っていたわけですね。 とりあえず、「単に温暖化ガス排出を減らす策」ばかりではなく、「枯渇 してしまう石油(220号)への依存から抜け出す事によって、CO2排出 を減らす策」を中心にして、石油枯渇対策を兼ねて頂きたいところです。 交通に関しては「石油をバカスカ使う航空機移動・輸送の制限」をしな ければならないでしょう。JALがちょうど経営危機ですので、この機会に 不採算路線やら近距離便やらを全廃してしまえれば好都合です。 車に関しても「電気自動車に頼りきりにしない」様にしなければ、ネオジ ム枯渇(256号)によって破綻してしまいますから、台数自体を減らさ ないとなりません。そこまで踏み込んだ対策は出せるのでしょうか? 注目 して見守りましょう。(バックナンバーは、 http://www.kiriishi.net/14001/mame.htm から) ☆本題のISO14001解説-------------------------- 1. 適用範囲 ISO14001には、会社などが環境マネジメントシステムを作り上げる時に、 考えなければならない事柄(適用される法律など、取り組むべき環境的問題点) をちゃんと考え、環境改善活動の方向性を決められる様に、「このようにして ください」ということが書かれています。 ISO14001は自社内部の環境的問題点にだけしか当てはめないのではなく、 自社に納入されるものやサービス、自社の製品に関して、納入者やユーザー などに頼んだら「ちゃんと管理してもらえる様になるだろう」、あるいは 「改善してもらえるだろう」と思われるものまでに当てはめます。 ただしISO14001は、どれだけの環境パフォーマンス(成果)を上げなければ ならないか、という事には触れていません。 【解説】上記の一部は、JIS訳では04年版改訂で初めて盛り込まれた様に 見えますが、原文でも、この口語訳でも、96年版から書いてありました。 ちなみに、大切なことなのでWebでは赤で強調してあります。 ISO14001は、次の様な会社(やその他の団体)が利用できます。 a)環境マネジメントシステムを実施し続け、改善する b)宣言した環境方針どおりにやっている事を自社で確かめる c)宣言した環境方針どおりにやっている事を社外に示す d)認証機関に認証してもらう e)ISO14001通りにやっていることを自社で確かめ、自己宣言する f)自己宣言したことについて、社外の人に確認してもらう ISO14001に書かれている事は、どんな団体の環境マネジメントシステムにも 当てはめられるようなつもりで書かれています。会社ごとの適用範囲(環境マネ ジメントシステムを実施する範囲)は、環境方針や会社の仕事の種類などによっ て変わってくるでしょう。ISO14001の付属書Aには、ガイドが書かれていますの で参考にして下さい。 2. 引用規格 ありません。 3. 用語の定義 (ちなみに項目順は原文のアルファベット順です) 3.1 監査員 監査を行う力のある人。 3.2 継続的改善 環境マネジメントシステムをいつまでも改善していくという事(改善はやめ てしまってはいけません)。もちろん、それは環境パフォーマンスが向上する 方向でなければなりません。 【解説】改善は、やめてしまってはいけませんが、次の改善の準備のため など止まる時が多少ある事まで、いけないわけではありません。 3.3 是正処置 起きてしまった”不適合”が再発しないように、その原因を解消する行動。 3.17 予防処置 起きそうな”不適合”が起きないように、その原因を解消する行動(未然防止) ------------------------------------ マネジメント改善研究所は、雇用安定助成金対象教育を幅広く用意して 提供しています。 ------------------------------------ 口語訳:ISO14001は「ISOで小難しい言葉を使わない運動」を強く推進して います。 口語訳:ISO14001は、ISO14001の口語日本語訳です。JIS Q 14001の口語訳では ありません。 口語訳:ISO14001は、うちわ(社内など)で利用頂いて結構ですが、印刷物・Web などの多数へ配布する媒体に無断で引用するのはご遠慮下さい。 尚「環境豆知識」は、無断でない限り、かなり広範囲に許諾するつもりです。 ご質問、ご意見、ご相談、原子力発電撤退は大歓迎です。 高速道路の大規模無料化には反対です。 他の項目の解説は: http://www.kiriishi.net/14001/top.htm バックナンバーは: 環境豆知識インデックスからご利用下さい 環境豆知識インデックスは: http://www.kiriishi.net/14001/mame.htm マネジメント改善研究所ホームページ: http://www.kiriishi.net/ メールマガジンの登録・解除は: http://www.kiriishi.net/14001/mag2.htm 情報セキュリティ版メルマガは http://www.kiriishi.net/7799/mag2.htm ご意見、ご感想、ご質問は: info3@kiriishi.net ○発行 マネジメント改善研究所 ○編集 切石 庄之介 Copyright マネジメント改善研究所 マネジメント改善研究所は、石川県金沢市にあります。 今のところ、土日祝日を問わず編集人自ら全国に出張可能です。 ここまで


