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2009/07/13

口語訳ISO14001 with環境豆知識 ~4.5.3 不適合と是正

No.252                       09.07.13
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  口語訳:ISO14001(最新版) with 環境豆知識

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  昨日は都議選の投開票が行われましたが、大方の予想通り民主党が躍進
 して、自民党が大きく議席を減らしました。衆議院と違って小選挙区でない
 ところが多いですから極端な結果は出ませんが、かなり大きな変化となりま
 した。

  民主党は築地市場の豊洲移転撤回を公約に掲げていました。非自民・公明
 の他党はこの件には同調するでしょうから、これで関東地方の方々の食は
 一安心ですね。

  先週、金沢市のガス工場跡の公園からも土壌汚染が発見されていました。
 ガス工場跡は、汚染されているのが当たり前なのです。住宅にしたり、生鮮
 品の市場にしてはいけません。

  話は変わって、総理大臣が解散を持ち出して大騒ぎになっていますね。
 ずっと前から、自民党筋からの情報では8月2日又は9日選挙と言っていま
 した。何を今更茶番をやっているのでしょう???
 (今、臨時ニュースが入りました。8月30日選挙という事になった様です。
 任期満了とほとんど変わりません。麻生氏は「解散」をやってみたかった
 だけの様です。)

  それでは、252号。  


★環境豆知識------------------------------

  先週行われていた主要国首脳会議(サミット)では、ブッシュ大統領が
 居なくなった効果もあって、「先進国全体で50年までに温室効果ガス80
 %以上削減」という目標の盛り込みに成功しました。249号、250号で
 お伝えした『破滅的な地球温暖化』を防ぐために必要な「産業革命前に比べ
 気温上昇2度以内」という目標も合意に達する事が出来ました。目標値だけ
 しか設置されていなくて、実現できるかどうかわからない目標ですが、今ま
 ではこれよりずっと緩い目標にさえ合意できないでいたのですから、大前進
 と考えて良いでしょう。
 (バックナンバーは、豆知識INDEXより
               http://www.kiriishi.net/14001/mame.htm)

  とはいえ、このままでは実現の見込みは本当にほとんどありません。
 大きな長期目標だけがあって、途中の目標が全然ありません。大雑把に考え
 て10年ごとに3割づつ削減しても75%減にしかならないのですが、社会
 の理解は得られるでしょうか。

  「2020年までに15%削減しよう」という麻生案にさえ実現可能性が取り
 沙汰される現状では、エコノミスト達が「経済に影響の小さい範囲で」なん
 てテレビで言いまくって潰されてしまいかねません。IT電力など今後数倍
 に膨らむと予想されている分野のエネルギーがある事も考えると、「呼び
 かけ」を行っていて達成される数字ではないでしょう。

  やはり、「地球温暖化が進むと、地球人類の半分が水不足に陥って難民化
 するとみられる事」「産業革命前より2.5℃気温が上昇すると、『破滅的な
 地球温暖化』が始まってしまう事」「気温上昇を避けるためには、現在比で
 8割の温暖化ガス排出削減が必要で、そのタイムリミットは2030~2050年と
 みられる事」を世界中で強くPRするしかありません。日本ですら一般には
 あまり知られていませんが、サミットで「8割減」「2050年」という合意が
 出てくるのは、これらの事実が多国間で科学的に認められているという『証』
 でもあります。

  それで目標値が出てきたとしても、それでも具体策が全然見えていません。
 このまま、せいぜい10%前後の削減で10年が経ってしまいますと、次か
 らの30年では10年ごとに4割の削減が必要になってしまいます。京都
 議定書でも、発効するまで何もしないで過ごされてきた結果、6%減らす
 はずが逆に7%増えてしまって達成は出来なくなってしまいました。


  もっと大問題なのは、発展途上国です。「発展の権利」として今後も一定
 の排出増を主張し続けています。このままでは、最初に破滅するのが中東、
 インド周辺、東南アジア、中国などの途上国自身になるという事を知らない
 せいなのでしょう。これも、温暖化の影響を正しく訴える事で改善すると
 見られるのですが、中には情報統制のキツい国もあって民衆にまで理解され
 るのは難しい事でしょう。

  主要国の中でも、ロシアの様に温暖化影響が遅くまで出ない国では、真剣
 に温暖化ガス排出削減に取り組まないかもしれません。首脳も「アジア地域
 で水がなくなって難民が出ても、我が国の知った事ではない。難民が発生
 する様なら、どうせ住めない所だから核で破壊して住民を皆殺しにしてしま
 え。」くらいに考えている可能性まであります。


  なにはともあれ、京都議定書以降には、具体的な温暖化ガス排出削減目標
 は立っていません。これの策定が急務です。
  

☆本題のISO14001解説--------------------------

4.5.3 不適合や再発防止(未然防止を含む)


 会社は、”不適合”が起こってしまったり、起こりそうだったときには、
まずとりあえず拡大防止や発生防止などの対応をして下さい。そして、その後
再発防止(是正)や未然防止(予防)をして下さい。その”対応、是正、予防”の
行い方は、あらかじめ決めておいて、いざというときにはその通り行って、
必要があったらその方法は直して下さい。
 その「行い方」を決めるときは、下の事項までハッキリ決めておいて下さい。

 a)どんな”不適合”が起こったのかハッキリさせ、不適合状態でない様に
  直し、そして起きてしまった環境影響が少しでも軽くなるようにするやり
  方や責任者
 b)どんな成り行きで”不適合”が起こったのかという事を含めて調査を
  して、原因が何だったかハッキリさせ、再発しないように原因をつぶす
  やり方や責任者
 c)(よく似た)不適合を予防するために何かする必要がないかどうか考え
  て、何か原因をつぶしておく事になったら、それを実際に行う流れと責任
  者
 d)再発防止と予防のためにどんな対策をとって、どんな結果になったのか、
  結果を記録するやり方と責任者
 e)行った対策の効果がどれくらいあったのか調べる流れと責任者


 ”不適合”の原因をつぶすための対策は、不適合の大きさや発生させてしま
った環境影響の大きさと釣り合いがとれていなければなりません。

 【解説】”不適合”が大した問題でなかったなら、今より起こりにくく改善
  されていればその程度でも良いかもしれませんが、とても大きな問題に
  発展してしまった(しそうな)場合は、絶対に起きない様な対策が必要で
  す。


 これらの再発防止/未然防止のために対策を行ったら、既に定めてある文書
もその変更にあわせてちゃんと直しておかなければなりません。

 【解説】再発防止が効果的に行われれば、その後問題は起きなくなります。
  後に何故その様なルールになっているか忘れてしまってもおかしくありま
  せんから、記録して残しておくべきでしょう。
  (これは改訂前には、ISO14001に明記してありました。)

 【念】「責任者を決めろ」と書いてあるだけだから、責任者さえ決めておけ
  ば必ずしも実行しなくても構わないのではないか、などという読み方は
  しないで下さい。ISOは「責任者が決まっていれば確実に実行されるに
  違いない」という前提で書かれています。

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います。
口語訳:ISO14001は、ISO14001の口語日本語訳です。JIS Q 14001の口語訳では
ありません。
口語訳:ISO14001は、うちわ(社内など)で利用頂いて結構ですが、印刷物・Web
などの多数へ配布する媒体に無断で引用するのはご遠慮下さい。
尚「環境豆知識」は、無断でない限り、かなり広範囲に許諾するつもりです。

ご質問、ご意見、ご相談、原子力発電撤退は大歓迎です。


他の項目の解説は:  http://www.kiriishi.net/14001/top.htm

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