2009/06/16
口語訳ISO14001 with環境豆知識 ~
No.250 09.06.15 ▲▼△▽▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼ 口語訳:ISO14001(最新版) with 環境豆知識 ▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼△▽▲▼ 先週の中頃から、筆者の左目にはコンタクトレンズが入っていません。 角膜に傷がついてしまい治療中なのです。そのせいか、肩こりがひどく、 豆知識の続きの為に出来るならば先週もメルマガを発行しようと思っていま したが、遂に書くことが出来ませんでした。 考えてみれば、コンタクトレンズも一般的なメガネのレンズも、石油から 作られています。数十年後、石油が無くなったらどうなる事でしょう。 では、肩こりに苦しみながら250号。 ★環境豆知識−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 温暖化で気温が上がると、森林が二酸化炭素の吸収をやめてしまい、放出 を始めるという話です。(バックナンバーは、 http://www.kiriishi.net/14001/mame.htm より) 先頃、IUFRO(国際森林研究機関)が発表していたところによりますと、 その温度は、『産業革命前と比較して、2.5℃上昇する辺りから』なのだと いう事です。 IPCCの第四次報告書(180号)によれば、この100年間に地球の平均 気温は既に0.74℃上昇しました。今後、今世紀末までに4.0℃〜1.8℃上昇 すると予想されています。産業革命後から100年前までの気温上昇はほとん どなかったと考えても良いでしょうが、控え目なIPCCの予測でさえ今後 40年〜90年後には『一方的な温暖化』が始まってしまう事になります。 無論、「2.5℃の上昇」に達した時からパタッと森林の二酸化炭素吸収が なくなるわけではありません、気温が上昇するに連れて吸収量は減ります。 気温が上昇するという事は、「一方的な温暖化」に時間的に近づくだけでは なくて、状態も徐々に近づきます。 例えて言えば、借金が徐々に増えて行って、金利が収入を超えてしまう日 が近づいている様なものです。金利が収入以上になっている状態では、借金 は増える一方にしかならずに破綻状態になります。しかし、破綻の少し前に しても、一定の削れない支出がありますから破綻状態に突入してしまいます。 温暖化も同じ事です。数十年以内に人類が二酸化炭素を全く排出しないで 生活できるようになる見込みはありません。「一方的な温暖化」が始まる 前から、『破綻の運命』は決まってしまいます。その破綻の運命が決まる前 になんとかしなければならないという事になるわけです。 それが、「少なく見ても2050年までに1990年の半分」、『破綻の引き金を 確実に引かない』為には8割減に温暖化ガス排出をしなければならない、と いう所以だったわけです。 残念ながら、現在の温暖化ガス排出削減の議論は「経済的に過大な負担を 発生させないで温暖化ガス削減」「現実的に実行可能な範囲で目標を設定」 「経済と環境の両立」とか言われてしまっていて、経団連が「今後10年 目標は4%増」と言っていたのは論外です。 そんな中首相が「15%減」という世界最大の削減目標を掲げたのは、 変な目論見があったせいだとしても評価出来ますが、それでもまだ「破綻」 回避には足りそうにありません。ましてや、(おそらく経産省が)「15%減 の目標を達成しようとすると、失業率が飛躍的に増え、家計の支出が数十万 円/年増え....」なんて言ってしまっている様では、一般の人達が温暖 化ガス排出削減をしようという気を失ってしまいます。 今後温暖化が進むと、海面上昇によって沿岸地域の不動産価値がなくなっ てしまう分、港の岸壁や防波堤の高さが足りなくなるので工事をしようと するとかかる費用、養殖漁業に発生する影響、農業に発生する影響、水不足 の影響、熱帯病の予防・治療にかかる費用...全部を足すと、日本だけ でも数百〜千兆円の被害になってしまうでしょう。『温暖化回避なくして、 経済の成立はありません』。日本政府は結局温暖化対策をしたくないのだと 見られます。 日本なんかはこれでも、温暖化が進んだ時の影響は小さい方です。海に 沈んでしまう国、水がなくなってしまう国なんかでは、そこに住めなくなっ てしまいますが、そんな国に住んでいる人達が30億人も居る(215号)ので す。他国に住んでいる我々はその時に知らぬ顔をしていても良いのでしょう か? 世界の半分の人類が難民化した時に、それを受け入れられる国はどこ にもありません。その時の事を考えると、恐ろしい事です。 ☆本題のISO14001解説−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 4.5.1 監視及び測定 ▼日常の監視及び測定 会社は、”著しい環境側面”に関する量(やその他の特性)を、常日頃から 監視や測定して下さい。その監視・測定して記録すること、頻度、はかり方 などのやり方はハッキリ決めておいて、その通りに行って下さい。また、必要 な場合にはその文書は直して下さい。 少なくともこの監視・測定の項目には、 a)環境目的・環境目標の達成具合、 b)”著しい環境側面”に関する環境パフォーマンス、 c)”著しい環境側面”に関する運用が正しく行われているかどうかと いうこと、 の全部を含めておいて下さい。 【解説】”監視”は、目視を意味していません。原文ではmonitorですので、 機械モニターで構いません。 ▼監視機器のメンテナンス 監視機器は、必要な精度が保たれている事を確認していて下さい。狂いが生じ ている場合は、困らない程度まで調整して下さい。 この機器の精度の確認、調整については、記録をとって、保存して下さい。 【解説】ISO9001とは違い商取引上の問題はあまり絡まないので、特別な場合 の他は”国際又は国家計量標準にトレース可能な”とまでは、言われない でしょう。そもそもISO14001は日本の計量法に何が書いてあるかという事 を考慮しないで作られています。法律用語にとらわれて解釈を考えるのは 愚かな事です。 【解説】上記解説の”特別な場合”とは、付属書Aには「結果がいいかげんで ない事を保証しなければいけない場合」とあります。参考にして下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− マネジメント改善研究所は、雇用安定助成金対象教育を幅広く用意して 提供しています。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 口語訳:ISO14001は「ISOで小難しい言葉を使わない運動」を強く推進して います。 口語訳:ISO14001は、ISO14001の口語日本語訳です。JIS Q 14001の口語訳では ありません。 口語訳:ISO14001は、うちわ(社内など)で利用頂いて結構ですが、印刷物・Web などの多数へ配布する媒体に無断で引用するのはご遠慮下さい。 尚「環境豆知識」は、無断でない限り、かなり広範囲に許諾するつもりです。 ご質問、ご意見、ご相談、原子力発電撤退は大歓迎です。 他の項目の解説は: http://www.kiriishi.net/14001/top.htm バックナンバーは: 環境豆知識インデックスからご利用下さい 環境豆知識インデックスは: http://www.kiriishi.net/14001/mame.htm マネジメント改善研究所ホームページ: http://www.kiriishi.net/ メールマガジンの登録・解除は: http://www.kiriishi.net/14001/mag2.htm 情報セキュリティ版メルマガは http://www.kiriishi.net/7799/mag2.htm ご意見、ご感想、ご質問は: info3@kiriishi.net ○発行 マネジメント改善研究所 ○編集 切石 庄之介 Copyright マネジメント改善研究所 マネジメント改善研究所は、石川県金沢市にあります。 今のところ、土日祝日を問わず編集人自ら全国に出張可能です。 ここまで


