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2009/06/02

口語訳ISO14001 with環境豆知識 ~4.4.9緊急事態

No.249                       09.06.01
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  口語訳:ISO14001(最新版) with 環境豆知識

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  ちょうど南の島からウミガメの産卵が伝えられる時期となりました。

  ところで、ウミガメ=南の島というイメージが強いですが、ほぼ日本中の
 砂浜でウミガメは産卵する事が出来る様です。日本ウミガメ協議会により
 ますと、茨城県以南の各地で産卵が確認されています。逆にアカウミガメの
 場合は、太平洋中を泳ぎ回ってますが産卵は日本の砂浜にしかしないのだ
 そうです。

  ところが、ダムの建設や海面の上昇によって砂浜自体が減っています。
 ましてや、ウミガメが産卵するのがふさわしいほどきれいな砂浜といいます
 と非常に限られてしまいます。日本にしか卵を産まないアカウミガメはこの
 後どうなってしまうのでしょう。

  なんとか改善されてほしいですね。


  では、249号。  


★環境豆知識−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  代表的な温暖化ガスである二酸化炭素は非常に色々なところから出て来ま
 す。移動で使われる燃料消費、工場稼働で使われる燃料消費、暖房で使われ
 る燃料消費、火力発電所での燃料消費、土木・建設工事で使われる燃料消費、
 農林水産業での燃料消費...。

  一方二酸化炭素を吸収するのは、ほぼ森林のみがやっています。若干、
 農地も吸収に貢献しているでしょうか。もし、森林が二酸化炭素を吸収しな
 くなる可能性があるとしたらどうでしょう。大気中の二酸化炭素濃度は一本
 調子に増えて行って、温暖化を止める手だてはなくなってしまいます。

  ところが、現実にこの可能性があるという事が各方面の研究で確実になっ
 て来ています。森林が二酸化炭素を吸収しないどころか、放出し始める原因
 は、何と『気候変動(温暖化)』です。


  もうちょっと具体的な原因は、主に「腐葉土の分解促進」です。森林土壌
 の表面は、落ち葉や枯れ枝が溜まった腐葉土です。これが土壌細菌の働きで
 徐々に分解されて樹木などの栄養分になるわけですが、気温が上がれば土壌
 細菌の活動は単純に活発になります。細菌の活動は、死んだ生き物をエネル
 ギー源にして「酸素を吸って二酸化炭素と水を出す」活動ですから、森林
 全体の二酸化炭素吸収を減らして、酸素排出を増やします。

  温暖化が原因なのではありませんが、東南アジアで泥炭湿地が開発された
 ところでは、森林土壌の排水が進んだ結果土壌細菌の活動が活発化して、
 二酸化炭素をたくさん吸って見えるジャングルが実は二酸化炭素を排出して
 いるという実例が、既にたくさんあります。

  もう一つは、「植物の呼吸促進」です。植物は呼吸をしていないと勘違い
 している人もたくさん居る様ですが、生き物なのですから昼夜を問わず「酸
 素を吸って二酸化炭素を吐き出して」呼吸をしています。光が当たれば光合
 成をして「二酸化炭素を吸って酸素を出す」ので、一定以上の光が当たれば 
 総合的に光合成が呼吸を打ち消します。

  この植物の呼吸も、化学反応ですから気温が上がれば盛んになります。
 一方の光合成も化学反応なのですが、エネルギー源である光の強さが変わら
 ないので変わりません。結局、差し引きすると二酸化炭素の吸収や酸素の
 放出は減ります。

  気温が上がって、呼吸で養分を消費してしまうために農作物の出来が悪く
 なるという事が各地で実際に起こっています。同じ作物なら今までより高
 緯度(日本なら北)で作らないと出来高に深刻な影響が出る程までになって
 いるのが現状です。(116号、206号。バックナンバーは、
            http://www.kiriishi.net/14001/mame.htm より)

  もちろん、植物によって適温も適光量も違うわけですが、植物が同じとこ
 ろに生えていると仮定した場合に、平均的に何度気温が上昇すると森林が
 二酸化炭素の吸収をやめてしまうのかという事が研究されて来ました。

  先頃、4月下旬の国連森林フォーラムでIUFRO(国際森林研究機関)が
 その温度を発表していたのですが、いつもの文章量に既に達してしまいまし
 た。次回発行で続けます。可能ならば、来週も臨時発行致します。


☆本題のISO14001解説−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

4.4.7 緊急事態への準備及び対応

▼緊急事態の予想
 会社は、事故や緊急事態について、どのような事が起こる可能性があるのか
という事だとか、事故や緊急事態が起きたときにどのような事になるのかと
いうことをあらかじめ予想して、把握しておいて下さい。

▼緊急事態の予防、緩和(日常対応)
 また、事故や緊急事態が起きない様に予防したり、事故や緊急事態が起きた
ときに環境への影響が少しでも小さくなるように備えておくために行うべき事
(例えば、油の流出に備える防油提の維持)を決めておいて下さい。

▼緊急事態対応
 さらに事故や緊急事態が起きてしまったときに、少しでも環境に悪くなら
ない様に対応する行い方も決めておいて下さい。これらの決まりは必要な場合
には改訂して下さい。


▼手順類の見直し
 会社は、定期的に、また事故や緊急事態が発生してしまった場合には、その
後事故・緊急事態への備えの決まり、事故・緊急事態発生時の対応の決まりが
それで良かったかどうか見直して下さい。もちろん見直した結果、改訂が必要
であれば改訂を行って下さい。

 【解説】手順の見直しは、96年版では「定期的に」とは書かれていませんで
  した。4.4.5項に全ての文書を「定期的に見直す」様に書いてあったから
  です。04年版では4.4.5項に「定期的に」と書かれなくなったので、4.4.7
  項には書かれる様になりました。「緊急事態についての手順を定期的に
  見直さなければならない」事には変わりはありません。


▼手順類のテスト
 会社は、上に書いてある様な決まりについて、ちゃんと機能するか、周りに
具合の悪い変化が起きていないかということを(訓練も兼ねて)定期的にテス
トして下さい。但し、実行不可能な場合にまでテストしなければならないわけ
ではありません。


 【解説】事故・緊急事態が発生すると、通常時の環境影響の数年〜数百年分
  にもなる様な環境影響が発生してしまいますので、決して発生させては
  なりません。とはいえ、可能性をゼロにするというのは、技術的・経済的
  その他の事情から、たいへん困難です。
  起きてしまった時についても対策をとっておかなければなりません。

 【用語解説】 事故及び緊急事態:
   「起こって欲しくないが、起こり得る事で、起きたら慌てて対処すべき
  事」が”事故及び緊急事態”と言えるでしょう。
   その発生原因は、「不注意で」、「メンテ不足あるいは装置の不具合で」、
  「施設・設備の老朽化で」、「突発的に」、「火災時・自然災害時に二次
  的に」、「道を走る車両が突っ込むなど外的要因で」・・・という様な
  ことが考えられます。

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マネジメント改善研究所は、雇用安定助成金対象教育を幅広く用意して
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口語訳:ISO14001は「ISOで小難しい言葉を使わない運動」を強く推進して
います。
口語訳:ISO14001は、ISO14001の口語日本語訳です。JIS Q 14001の口語訳では
ありません。
口語訳:ISO14001は、うちわ(社内など)で利用頂いて結構ですが、印刷物・Web
などの多数へ配布する媒体に無断で引用するのはご遠慮下さい。
尚「環境豆知識」は、無断でない限り、かなり広範囲に許諾するつもりです。

ご質問、ご意見、ご相談、原子力発電撤退は大歓迎です。


他の項目の解説は:  http://www.kiriishi.net/14001/top.htm

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