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2009/05/12

口語訳ISO14001 with環境豆知識 ~445文書管理

No.247                       09.05.11
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  口語訳:ISO14001(最新版) with 環境豆知識

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  すっかり暖かくなって、ノロウィルスによる食中毒なんて事は忘れている
 のですが、厚労省が06年4月〜09年2月までかけて調査したところにより
 ますと、輸入二枚貝の約15%でノロウィルスが検出されたとの事です。

  種類別には、ハマグリ20%、タイラギ19%、アカガイ17%、加熱用カキ15
 %、生食用カキ2%..だったそうです。ノロウィルスは、感染力が強く、
 ほんの数個から100個程度でも発症してしまいます。元々ハマグリを生で食
 べる事はありませんが、生食用のカキからも2%もの確率で検出されるとは、
 ロシアンルーレットに近い状態ですね。

  国別ではベトナム産の貝で43%、中国産が17%という事ですが、もうこう
 なると二枚貝を生で食べること自体をやめないと、ノロウィルス原因の食中
 毒を起こすと覚悟が要りますね。アカガイやマンジュガイの刺身は食べられ
 る事がありますが、そのうち姿を消す事でしょう。尚、ノロウィルスは熱に
 弱いので、加熱して食べれば心配要りません。

  ちなみに、ノロウィルスは貝の体内で増えたり減ったりしません。生きて
 いるヒトの腸内でしか増殖しないのです(人工培養も出来ません)。真夏で
 も貝にノロウィルスは居ますので、ご注意下さい。(235号に関連記事、
 バックナンバーは http://www.kiriishi.net/14001/mame.htm から) 

  では、247号。  


★環境豆知識−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  「メキシコ型・新インフルエンザ」の続きをお伝えする為の臨時発行です。
 この度の政府対応は、この騒ぎが真冬に起きたり、強毒性のインフルエンザ
 だったら全然成立しなかったものでした。

  今回、「新型インフルエンザに感染した疑いのある人」というのが、毎日
 1〜5人ずつくらい発生していました。しかし、もしもこの騒ぎが真冬に
 起きていたらどうでしょう。メキシコ、アメリカ、カナダから入国する人は、
 毎日数万人以上居ます。既存のインフルエンザにかかって入国する人や、
 入国してから国内でインフルエンザにかかって発熱する人は、毎日数百人
 発生するでしょう。そうなったら、検査だとか隔離だとかは対応出来たので
 しょうか。

  しかも、「普通の病院ではなく『発熱外来』の設置されている病院」へ
 行かなければなりません。5月1日時点で、全国に485機関との事ですが、
 人口割りすると鳥取県では2〜3機関しかないくらいの感覚です。北海道の
 様に広いところや、人口が県の隅に片寄っている和歌山・三重なんかでは、
 最も近距離の発熱外来まで車で3時間、5時間かかる可能性があります。
 「発熱外来まで行く」のは現実的でなさそうです。また、そんなにたくさん
 の人を収容出来るのでしょうか。

  「入国後10日まで電話で追跡調査する」というのも非現実的な様です。
 入国の際に調査票を元に調査していますが、保健所に調査票が届くまでが
 遅すぎたり、調査票にウソや空白があって追跡出来ない例が多すぎるという
 問題を抱えました。外国人の追跡はもっと困難でしたね。


  また、今回の新型インフルエンザの致死率はかなり低い様ですが、これが
 「致死率50%」とも予想されている「鳥インフルエンザ変異型」だった
 場合はどうなるでしょう。

  おそらく、本気で入国者を数日間隔離すべきでしょうが、仮に1日入国者
 を2万人、隔離検疫期間を5日としても、そんな大施設は日本の何処にも
 作られていません。”鳥インフルエンザ”を怖れていたわりには、何もして
 いなかったのですね。

  これでは、新型インフルエンザの水際阻止は不可能です。国内で感染を
 広げる事になりますが、そうなると海外渡航歴のない人が発熱した場合も
 「発熱外来」を受診しなくてはならなくなります。つまり、従来型インフル
 エンザになった人も皆「発熱外来」へ行って、検査結果が出るまで入院しな
 ければならないわけですね。そんなに病床数はありませんから、破綻します。

  院内感染を怖れる病院は、発熱患者の治療を拒否する様になるかもしれま
 せん。現に、現在そういう病院がたくさんある事が報じられています。

  発生国のメキシコでの様子が全然わかっていないのが困ったところです。
 様子から考えて、新型インフルエンザ感染者も死亡者も検査・確認されて
 いないので少ないですが、実数は100〜1000倍居る事でしょう。感染力も、
 死亡率も推定が困難です。サイエンス誌に発表されたところによりますと、
 感染力は既存インフルエンザよりもやや強く、死亡率は0.4%と推定される
 という事ですから、これを信じれば誰も免疫を持っていないという要素が
 あるだけで普通のインフルエンザ並の様ですね。

  ともかくこのインフルエンザは、この秋には全北半球で再流行すると思わ
 れます。メキシコ人以外の誰も免疫を持っていませんので、大流行すると
 覚悟が要るでしょう。それまでに、現実的な対応策を練り直しておかないと、
 今春のメキシコの二の舞になりかねません。


☆本題のISO14001解説−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

4.4.5 文書の管理

 会社は、環境マネジメントシステムで使う(書いてある通りに行う事にする)
文書は管理して下さい。ただし、「記録」は下の管理の方法ではなくて4.5.4
項に書いてあるとおりに管理して下さい。(記録用紙はこの項の通りに管理し
て下さい。)

 文書の管理のやり方は、少なくとも下の様なやり方でやる様に決めて、その
通りに行って下さい。また必要な場合にはそれを改めて下さい。


▼承認
 a)文書を作ったら、その活動の責任者が「それでよいかどうか」の確認を
  してから使って下さい。
  (つまり、責任者の考えと違う取り決めはしないで下さい。)

▼見直し
 b)文書は、作った時はそれでよいつもりでも、使ってみたらあまりうまく
  いかなかったり、時代の移り変わりに合わなくなっていったりしますから、
  時々それでよいかどうか見直して下さい。
  作り直したら、また「それでよいかどうかの確認」を責任者がしてから
  使って下さい。

▼改訂
 c)文書を変更したときは、どこが変更されたのかわかる様にしておいて
  下さい。文中で取消線や、色文字を使ってあってもよいでしょうし。改訂
  履歴がつくられていても良いでしょう。
   また、最新版かどうかがわかる様にしておいて下さい。例えば、版番号
  や改訂日が書かれているなどの策があります。

▼配付
 d)必要な場所で、必要な文書の最新版が見られる様にしておいて下さい
  (特に不便でない程度で見に行けるところに置いて下さい)。紙で配られ
  ていても、LANに繋がったPCで見られても良いでしょう。

▼作成
 e)文書はわかりやすく作られていなければなりません。そのためには、
  段落構成や見出しを工夫したり、行うことをその順番に書く、必要ならば
  図や表を使うなど、して下さい。また、汚れたり、傷んだりして読めない
  様な状態でないようになっていなくてはいけません。
   さらに、何について決めた文書なのか分かりやすくなっている必要も
  あります。文書タイトルや文書番号を工夫すれば分かりやすくなるでしょ
  う。

▼社外文書
 f)社外で作った文書であっても、社内で使う事にするのなら、どの文書を
  使う(書いてあるとおりに行う)のかハッキリさせて、使う文書は必要な
  場所で見られるようにしておいて下さい。

▼古い文書
 g)廃止又は改訂済みの文書は間違って使われないようにしておいて下さい。
  その為には、配ってある文書はすぐに回収・廃棄するべきでしょう。捨て
  られない事情があるのなら、「廃止済み」や「改訂済みの旧版」だという
  事が一目で分かるようにしておいて下さい。


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口語訳:ISO14001は「ISOで小難しい言葉を使わない運動」を強く推進して
います。
口語訳:ISO14001は、ISO14001の口語日本語訳です。JIS Q 14001の口語訳では
ありません。
口語訳:ISO14001は、うちわ(社内など)で利用頂いて結構ですが、印刷物・Web
などの多数へ配布する媒体に無断で引用するのはご遠慮下さい。
尚「環境豆知識」は、無断でない限り、かなり広範囲に許諾するつもりです。

ご質問、ご意見、ご相談、原子力発電撤退は大歓迎です。


他の項目の解説は:  http://www.kiriishi.net/14001/top.htm

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○発行 マネジメント改善研究所
○編集 切石 庄之介
Copyright マネジメント改善研究所 

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