2009/02/09
口語訳ISO14001 with環境豆知識 ~用語:方針、目的、目標
No.235 09.02.09 ▲▼△▽▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼ 口語訳:ISO14001(最新版) with 環境豆知識 ▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼△▽▲▼ 先月末にインターネットサーバを乗り換えたわけですが、やはり問題は 出ました。 トップページのファイル名は、サーバ側の設定により以前は”index.htm” だったのですが、新しいサーバでは”index.html”にしけなればならなかっ たのです。そのせいで、一時トップページにアクセス出来なくなってしまい、 原因を探して解消したわけですが、まだ問題は残っていました。 当方のWebサイトでは、全てのページからトップページに戻るリンクを 設置しているのですが、つまりはそのリンク先のアドレスが変わってしまう 事になったのです。おかげで、百数十ページ全部を修正です。 エライ事になりました。他に何かお気づきになりましたら、ご連絡お願い 致します。では、235号。 ★環境豆知識−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ここ数年、冬になりますと猛威を振るって我々の食生活を脅かしている ノロウィルスですが、なんだか今年はあまり報道されていない感じがします。 おそらく、「カキなどの生食は危険だ」という事が定着したのと、ニュース 感が下がったので、報道の取扱いが小さくなったのでしょう。 しかし筆者の身近にもまだ、ノロウィルスについて激しく勘違いしている 人が居ました。獲れたてのカキを開けて、「新鮮だから大丈夫だ」なんて 言ってそのまま食べてしまったりするのです。ウィルスなんですから、死ん だ細胞で増殖するわけがありません。新鮮かどうかなんて、全く意味がない のですけどね。 この機会に、ノロウィルスについて少々解説しておきましょう。 ウィルス全般に言える事ですが、ウィルスは一般の生き物の様に「エネル ギー源を取り入れる」「エネルギーを作り出す」という機能を持っていませ ん。感染した細胞が作り出したエネルギーを拝借して活動します。ですから、 生きている細胞でしか活動が出来ないのです。お肉を腐らせる細菌やカビ などとは全く違っています。食べ物が新鮮かどうか、保存温度がどうかと いう様な事は全く関係がありません。 特に、ノロウィルスは人間の小腸でしか殖えるのが確認されていません。 カキなどの貝の体内では殖えませんから、古いモノを食べて感染するなら、 新しいものでも感染するのです。 何故二枚貝からノロウィルスに感染するのかというのは、二枚貝の生き方 の為です。二枚貝は大量の水を吸い込んで、その中の微生物をエサにして 生きています。細胞を持っていないウィルスは、うまく消化されずに貝の 体内に残るのです。 ノロウィルス感染者の便はトイレから下水処理場に行きますが、下水処理 場は何でも分解する魔法の設備ではありません。ウィルスはほとんど分解さ れないで流されてしまいます。それでも、とても薄まりますから問題ない 程度になるのですが、貝が薄まったノロウィルスをまた濃縮してしまって いるわけです。養殖なんかしている貝は、ある程度汚れた海で養殖した方が 断然速く育ちますから、下水が近くまで来ているトコロで養殖している事も 多いわけで、つまりは『貝を生で食べるとノロウィルスに感染する』事に なってしまいます。 しかも具合の悪いことにノロウィルスの場合は感染力が非常に強くて、 10〜100個で食中毒症状が発生すると言われています(一般の病原体では100万 個)。助かることに、熱にはあまり強くありません。85℃で1分間加熱 (お湯や油の温度ではなくて食べ物の温度ですよ)すれば、充分だと言われて います。 ここでちなみに「と言われている」というのは、ノロウィルスは人間に しか感染しないので、実験が難しい為です。生きている人間でしか繁殖出来 ないので、あらゆる研究が困難です。ですから、ワクチンの開発もムリです し、インフルエンザの様に抗ウィルス薬もありません。一旦感染したら、 自分の身体で免疫が出来て自然治癒するのを待つしかないのです。さらに 困った事に、この免疫は1〜2年でなくなってしまう様で、1回ノロウィル スにやられた人も数年後にまたやられる例がたくさんあります。 ノロウィルスは、アルコールや逆性石けんでは効かないと言われています。 ウィルスですから、乾いた状態にしても死滅しません。かえって空気中を 漂います。塩素系の除菌剤ならば効果がある様です。但し、塩素系除菌剤は 金属などを腐食させますから、ドアノブなどに使った場合は、ぬれぞうきん で良く拭き取る様にしましょう。 ☆本題のISO14001解説−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 用語 3.11 環境方針 会社が、だいたいこのように環境マネジメントしていくのだという方向性を 示した正式な宣言文で、社長さんに制定されます。 3.9 環境目的 3.12 環境目標 どちらも、環境改善活動の目標です。環境目標は何の達成を目指すのかと いう具体的な目標で、環境目的はもうすこし大枠的な目標です。 環境目標は、環境目的が達成しようとする範囲から具体的に、いくつか決め られます。 環境目的は、”改善テーマ”。環境目標は、それをいつまでにどこまでやる のかの基準と言ってもいいかもしれません。 4.3.3項にあるように環境目的/目標は、不可能でない限り測定可能(measurable) でなければなりません。 【解説】原文では”objective”、”targets”と両方とも「目標」と訳し たい言葉です。とは言っても、両方を「目標」と訳してしまったのでは 区別できないので、JISは”objective”の方を「目的」と訳した様です。 「目的」は、ここでは”何のために行うのかということ”ではありませ ん。 ちなみに、ISO9001で言っている「組織の”目的”」は、原文では ”purpose”ですから、全然意味の違う言葉です。また、9001では ”objective”は「目標」と訳されていて、”target”は使われていませ ん。 日本語で目標と言うと、「あわよくば達成したい理想的なところ」と いう意味の”方向を目指す”だけの目標と、「達成しなければいけないの だ」という現実的な、本当に達成させるつもりの目標がありますが、原文 は後者を意味しています。”達成を”目指すものです。 だいたい、「目指すだけで、達成しなくても良い目標」になんか、誰も 真剣に取り組みません。それではマネジメントシステムと言えるでしょう か。 測定可能(measurable)について、ISO9001のJIS訳では「判定可能」と 訳していますが本来”measurable”に判定可能という意味はありません。 勝手な拡大解釈です。 3.7〜3.8項は231号に掲載。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− マネジメント改善研究所では、1月末にWebサーバ、メールサーバの移転を 行いました。何か不具合を発見された方は、ご連絡いただけると幸いです。 口語訳:ISO14001は「ISOで小難しい言葉を使わない運動」を強く推進して います。 口語訳:ISO14001は、ISO14001の口語日本語訳です。JIS Q 14001の口語訳では ありません。 口語訳:ISO14001は、うちわ(社内など)で利用頂いて結構ですが、印刷物・Web などの多数へ配布する媒体に無断で引用するのはご遠慮下さい。 尚「環境豆知識」は、無断でない限り、かなり広範囲に許諾するつもりです。 ご質問、ご意見、ご相談、原子力発電撤退は大歓迎です。 他の項目の解説は: http://www.kiriishi.net/14001/top.htm バックナンバーは: 環境豆知識インデックスからご利用下さい 環境豆知識インデックスは: http://www.kiriishi.net/14001/mame.htm マネジメント改善研究所ホームページ: http://www.kiriishi.net/ メールマガジンの登録・解除は: http://www.kiriishi.net/14001/mag2.htm 情報セキュリティ版メルマガは http://www.kiriishi.net/7799/mag2.htm ご意見、ご感想、ご質問は: info3@kiriishi.net ○発行 マネジメント改善研究所 ○編集 切石 庄之介 Copyright マネジメント改善研究所 マネジメント改善研究所は、石川県金沢市にあります。 雪で電車が止まらない限り、土日祝日を問わず編集人自ら全国に出張可能です。 ここまで


