髪と肌の美容健康法 RSSを登録する

髪肌のトラブル(白髪・薄毛・シミ・シワなど)でお悩みの方、髪肌と体の健康を気遣っている方に、東洋医学(漢方)の考え方を中心に、時には最近の健康情報もまじえて軽い読み物風の記事をお届けします。

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2005/01/26

髪と体の健康

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〜髪と肌の美容健康法〜 第12号  2005/1/26
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【乾燥の時期の髪と肌のお手入れ】

今年は暖冬の予想に反して、都心でも寒い冬になり、空気もカラカラに乾燥し
ていますね。鼻、ノドや気管支が弱くカゼの引きやすい方にはつらい季節です。
粘膜が乾燥すると、くしゃみ、鼻水、セキが出たり、タンがからみます。

鼻、ノド、気管支は「肺臓」につながっていますら、肺も乾燥しがちです。潤
いをなくした肺で呼吸すると、かすれた声やゼーゼーといった吐息になりがち
です。また、どういうわけか、乾燥の季節は便秘にもなりやすくなることにお
気付きでしょうか?

肺が乾燥すると腸内も乾燥して便が出にくくなります。寒さも加わって腸の運
動も鈍りがちです。肺が乾燥すると、呼吸で取り入れた「気」のエネルギーを
下腹部(腸)におろす機能が弱り、腸の潤いがなくなります。

暖房の効き過ぎたデパートや病院内に長時間いると呼吸がスムーズにできず、
気持ち悪くなるだけでなく、髪がパサパサになったり、肌もカサカサになった
ことはありませんか? 閉め切った部屋でタバコを吸っていると同じように、
新鮮な空気=「気」が欠乏し、肺は潤いをなくし、働きが弱り、腸の潤いと髪
肌の潤いもなくしてしまいます。

食べ物でも、インスタント食品や辛い食品を食べ過ぎると臓器を乾燥させたり、
爪や髪をいためます。唇も荒れたり割れたりします。

乾燥の季節の髪肌のお手入れには、【口から入る空気と食物→肺→大腸→髪肌】
といった流れを思い浮べましょう。

乾燥して潤いをなくした髪と頭皮では、髪がパサつき、フケや抜け毛が増えま
す。放っおくと白髪や薄毛に進んでしまいます。冬になると決まって、乾燥肌
でカユミやひび、あかぎれが起きる方も多いかもしれませんね。空気の乾燥と
冷気で、お肌は血行不良と皮脂不足に見まわれ、潤いとハリが失われ、シワも
目立ってしまいます。

秋冬の乾燥する季節だけでなく、一年中髪がバサバサ、足裏やかかとがカサカ
サといった方は肺機能の低下を疑いましょう。

まず、肺の機能を高める簡単な体操をご紹介しましょう。気功棒を軽く握り、
前方に円を描くようにゆっくり回します。円を描きながら足裏の重心を前後に
移動させます。また胸を広げるようにして呼吸もゆるやかに整えていきます。
前回しの次は後回しを行ないます。意識は円を描きながら胸からおへそへ移動
させます。「気」と「血」の流れをスムーズにするのが主目的ですが、ゆった
りしたリズミカルな運動に身を任せることでリラックス効果も期待できます。

次は腹式呼吸です。仕事や家事に追われていると、いつのまにか浅い呼吸にな
っていたり、ほとんど呼吸をしていなかったことに気付きませんか? そんな
時は仕事や家事の手を休めて、腹式呼吸を行ないましょう。腹式呼吸が上手に
できるようになると、肺の運動にもなり肺の機能が高められます。口を少し開
け、お腹をへこませながら、少しずつゆっくり息を吐いていきます。ギリギリ
まで息を吐き切ったところで、口を閉じ、お腹をふくらませながら、鼻からゆ
っくり空気を吸い込みます。この運動を5分くらいから始めてみましょう。

腹式呼吸はお腹をすぼめたりふくらませる運動なので、腸の運動にもなります。
精神が不安定でイライラするときなども行なうと大変よいです。

これまでメルマガで何度かご紹介してきましたが、足裏には「湧泉」という大
切なツボがあります。生命エネルギーの根本である「腎」に関係しているツボ
です。加齢に伴い肺の細胞が萎縮し、呼吸運動が十分に行なえなくなるとセキ
やタンが出やすくなります。そこで水分や体液をコントロールする働きのある
「腎経」の出発点である「湧泉」をマサツしたりお灸をすえるのもよいです。

また、皮膚のブラシマサツは肺機能を高め、髪や肌をイキイキさせる効果があ
ります。皮膚の血行不良をただし、新鮮な酸素を血液に取り入れるのが目的で
すが、皮膚がツヤを増し元気になると髪も潤ってきます。皮膚表面のマサツは
肺にも良い効果が及びますので、肺の病気にかかりやすい現代人におすすめで
す。肺は一対ある最も大きな臓器であり、「気」が流れていく出発点でもあり
ます。

「気」の流れは実感しにくいかもしれませんが、髪肌を良くしたい方は、髪や
肌にも「気」を流してやる意識を持つことが大切になります。具体的には、た
とえば頭皮のブラシマサツやツボ刺激洗髪を行なうときなどです。

食物としては腸をうるおす食品を摂るようにしましょう。杏子(あんず)、ゆ
りの根、ミカンの皮、干し柿、なつめ、黒いちじく、ゴマ、切り干ダイコン、
フカヒレなど。

潤いやツヤをなくした髪や肌には外用の馬油も効きます。「蝦蟇の膏(がまの
あぶら)」って聞いたことありますか? 大道芸で香具師(やし)が、ガマガエ
ルが自分の醜い姿を鏡で見てその恐ろしさに油汗を流し…と面白おかしく口上
し売っていたあれです。ガマの分泌液を膏剤に練ったものといいますが、これ
は真っ赤なうそ! 実は「馬油」のことだったんですねーこれが。戦国時代の
戦陣でも使われたというくらい歴史の古いものです。民間でも、やけど・ひび・
あかぎれ・切傷・しもやけ等に外用していました。 

世界三大美女の一人、唐の玄宗皇帝のお妃である楊貴妃(ようきひ)も、お肌の
老化を予防し、皇帝の愛をつなぎとめるために馬油を愛用していたといいます。 

事実、馬油は皮膚に大変よくなじみ、お肌を若返らせ、ツヤと潤いを取り戻す最
高の油です。傷んだ頭皮や髪を修復する作用もあるのでダメージヘアのお手入れ
にも最適です。しかし天然の純粋馬油でないと、かえってお肌や頭皮のトラブル
の原因になります。毛髪やお肌の化粧品の多くは表面のみの手当てで、見かけで
美しくしようとしています。石油系、香料、着色料、化学薬品やアルコール…ど
れも多用すると美容ばかりか健康にまで弊害が出てきます。

純粋馬油とともにおすすめしたいのが「紫根」です。紫式部からも連想されるよ
うに、紫は高貴な色の代表で「紫根」は昔から高価な植物でした。漢方で「紫根」
は、血液の流れをよくし、腸の働きをよくし、肺にも効くといわれています。こ
れらは髪と肌を元気にするためには必要なことなのです。しかし馬油と同様、紫
根も高品質なものでないと、皮膚の深部まで浸透し、きめのこまかい本当のお肌
の美しさを作り出すことはできません。

髪肌のトラブルや乾燥のケアには純粋な馬油や紫根を使ったヘアケア用品、ソー
プ、ローションなどが有効でしょう。

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【編集後記】

「髪にまつわる手記」第3回はしばらく先になりそうなので、2回ほど別原稿
をお届けいたします。

髪や肌、身体に関するご相談もお受けしています。無料カウンセリングやアド
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※無断転載禁ず Copyright(c)2004 横浜毛髪研究所発行事務局
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