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2009/01/11

ガンジー村通信 vol. 337

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     〜 自衛隊イラク派兵反対ハンスト・リレーマラソン 〜

                  2004年1月26日以来、本日で1813日目


          ≪ ガンジー村通信  2009/1/11  vol. 337  ≫


本誌HP http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
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                I N D E X
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    【1】目標は「生き残る」ことという辛い選択の時代   ・・・香取俊介

    【2】第36回「9の日・9条・ハンスト・イン」の報告

                    ・・・「ガンジーの会」世話人会

     【3】ハンスト日記                 ・・・参加者



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【1】 目標は「生き残る」ことという辛い選択の時代            香取俊介

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 ほとんどの人は、昨日が今日に、今日が明日につづくという「希望」「願望」
「期待」を根底に宿して生きている。それがまったく消えたとき、人は生きる
意味を失い自ら命を絶つ。「私は絶望している」などという人がいるが、それ
でも生きているということは、どこかに「ある期待感」を抱いているのである。

 どんな小さなものでも、「ある期待感」があれば、人は生きられる。生きよ
うと努力をする。動物に本来備わっている「自己保存」の本能が働くのである。
動物の本来備わっている本能とは、食欲と性欲である。自己の体を維持し、次
の世代にバトンタッチしていく能力。これを失ったものは死に絶える。

 それが「自然の法則」である。この自然の法則から、どうも人類、とくに「
先進国」と称される人間は逸脱してしまったようだ。現在の「先進国」は、イ
ギリスの産業革命に端を発する「近代文明」の延長線上にある。日本も明治維
新によってこの文明にふれ、これこそ人類の未来を担うものとして、これに追
随することにエネルギーをつかい、それまで培ってきた文化、文明の多くは捨
て去ってきた。

 先進文明国同士の争いの帰結が、第一、第二次世界大戦であり、その争いの
中から、ソ連邦や中国などの社会主義体制がうまれた。それと英米の資本主義
体制とが、覇権をもとめて争い、ソ連崩壊により、アメリカ式の資本主義が勝
った。これからはアメリカ式資本主義が世界に「福」をもたらし、世界が一層
住みやすくなる・・・・・という価値観が世界にひろまった。

 これをグローバリゼーションという。じつは社会主義も資本主義も、根っこ
には「人類は進歩する」ものであるという「進歩史観」が宿っている。短くま
とめれば、以上が、産業革命以来、人類が行ってきたことのあらましである。
 一時は人類の「理想」とみられていた社会主義、共産主義が、ソ連の崩壊や
中国の文化大革命の失敗などによって、理想でもなんでもなく全体主義的独裁
であることが、露呈してしまった。成功をおさめたはずの、資本主義もいきつ
くはての「金融資本主義」の跋扈によって、失敗が明瞭になった。

 簡単にいえば、産業革命以来おいもとめてきた二つの経済システム、資本主
義と社会主義が、破綻し行き詰まったということである。二つのシステムによ
って全地球規模ですすめられてきた「開発」という美名のもとでの「自然破壊」
も、極限に達した。有限な天然資源を使い放題にして、いまや「環境」という
観点からも、この先、人が生き続けられるかどうかの危機的状況をもたらして
しまった。

 地球の人口は間もなく70億人に達するにちがいない。日本など一部の国で
は人口が減少に転じているが、地球規模では人口は増え続け、いずれ100億
人を突破するにちがいない。しかも医療の発展により、従来に比べ人は長生き
するようになり、人口構成が逆ピラミッド型になる。これは「自然の理」に反
したもので、現在、先進国の多くが直面していることである。

 2009年現在、世界は「金融危機」の衝撃にどう対処するかで精一杯であ
るが、この先、確実に食料危機が訪れる。金融危機も大変だが、食料危機は生
存を直接的に脅かされるので、より深刻である。すでにアフリカや南米などで
は食料危機が現実になっているし、巨大な人口をかかえる中国、インドでも、
水資源が枯渇し、食料生産が危機的になりつつある。

 これらの国々のかかえている問題は、明日の日本の問題でもある。「未曾有
の金融危機」に対し、場当たり的な対策で何とか危機を回避することができる
かもしれないが、それは弥縫策でしかない。今後、天然資源をはじめ、「富」
そのものが、枯渇していくのである。別の言い方をすれば、「より豊かで快適
な」生活を求める人間の急増にたいして、地球がまかなえるものは「少ない」
ということである。

 古来より、一定の土地に住める人口の規模は決まっていた。「適正規模」の
人口というものがあり、人口(ないし人のエネルギー)が適正規模を越えて増
えると、「あるシステム」が働いた。「あるシステム」とは歴史をひもとくと
明瞭なように疫病と飢饉そして戦争であった。この「自然のシステム」によっ
て、人類は建設(開発)と破壊を繰り返しながら、ともかくも「地上で養える」
人口を維持してきた。

 医療や農業技術等の近代文明の発達と、戦争を防止するシステムによって、
人類は「自然のシステム」にチャレンジし、これを克服してきたといってもよ
い。ヒューマニズムの観点からは、大変結構なことで、それこそ「人類の叡智」
といってもよいのだが、21世紀にはいり、どうもこのシステムにも限界が見
えてきている。

 限られた資源、限られた土地のなかで、適正規模を越えて増えた人類の一人
一人が、個の幸せをもとめて懸命に努力し「便利で快適な」生活を構築しよう
とすればするほど、自然環境は破壊され、水や食料が不足し、生存そのものが
困難になる。

 近代文明が諸技術をうみだした結果、地上での「適正規模」を上回る人口を
かかえるようになった。しかも、ひとりひとりの命は「地球より重い」という
意識が、かなりの程度行き渡っている。算術計算でも、この先、人類を何が見
舞うか、わかるというものである。

 幸か不幸か人間は、動物とちがって「想像力」を身につけた結果、「欲望」
を際限なく増大させてしまった。そうして欲望をできるだけ充足させることが
「幸福」という価値意識が蔓延してしまった。「物(カネ)より心だ、精神だ」
などという人がいるが、そういう言辞をはく人の大半は、本当に物で深刻な苦
労をしたことがない人である。飢えて住むところも、食べるものもない人に「
心だ」などといっても、通じない。

 今後、「人並み」の生存を確保するに必要な食料や住居、身の回り品などが、
不足する事態となる可能性も強い。すでにアフリカほかの「後進国」が身をも
って味わっていることである。世界がボーダレス化するなか、現今のシステム
を続ける限り、世界をおおう流れから日本は無縁ではいられない。

 では、どうしたらいいのか。

 じつは、有効な処方箋はない。結局は、ここでも「自然のメカニズム」が働
き、大破局が訪れ、「いやおうなく」システムの変更を迫られることになるに
違いない。みんな自分が大事なので、つまり自分の「個人の生活」が大事なの
で、危機に直面して必死に「個人の生活」を守ろうとする。多くの人にとって
「個人の生活」は、旧来の生活習慣、社会システムに結びついている。したが
って、これを自ら変えることは、かなりむずかしい。

 ここでいう「自然のシステム」とは、人類の歴史が何度も経験してきたこと
だが、大災害であり、大飢饉、疫病の大流行であり、そして戦争である。つま
り人口の相当規模が失われるということである。そのような「大破局」をむか
えないと、ある意味でみんな「小狡い」人間には、残念ながらシステムの変更
ができないようだ。

 こんな結論をだすと、身も蓋もないことだが、実感である。そういう「大破
局」に至らないためにも、叡智をだしあって解決の道をさぐりたいものである。
解決の道をさぐる余地はまだあるということが、「希望」であり「期待」でも
あるのだが。

 問題解決のためには、現今の世界をおおっている人の「幸福感」を変えるく
らいの根底的な「変革」がない限りむずかしいかもしれない。

 「大破局」ですべてが死に絶えるわけではない。個人レベルでは、なんとか
知恵をしぼって「生き残る」こと。それが、悲しいことに、21世紀にはいっ
て多くの人間に課された「生きる目標」になりつつある。考えてみれば、動物
の生きる目標は「生き残る」ことと、「子孫を残す」ことである。それによっ
て種を残してきた。

 人もこの点で例外ではない。こういう観点にたった発想が、今ほど求められ
ている時代はない。


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【2】第36回「9の日・9条・ハンスト・イン」の報告

                         「ガンジーの会」世話人会

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会員及び支援者各位
                                        「ガンジーの会」代表:末延芳晴

 ジョン・レノンの「イマジン」の歌声とともに、時計の針が2009年1月
10日午前0時を過ぎ、第36回「9の日・9条・ハンスト・イン」が終了し
ました。

 今回のハンストには、以下の21名の方が参加下さいました。皆さま、本当
にご苦労さまでした!どうぞ、ゆっくりと寛がれ、深夜の晩餐をお楽しみ下さ
い!

 なお、この後も北九州市の相良さん、埼玉・岡部の高橋如安さん、名古屋の
Maedaさんお三人が、今日の8時まで、また正午までハンストを続けられます。
皆さま、どうかエールを送ってあげてください!


     ■ 第36回「9の日・9条・ハンストイン」参加者 ■

                        (1月11日0時現在)

 1.相良和彦     福岡・北九州市    *9日正午から24時間
 2.高橋如安     埼玉        *9日正午から24時間
 3.燿山       岡山        *8日正午から36時間
 4.藤森治子     長野
 5.どんぐり     北海道・帯広    *8日正午から24時間
 6.佐藤 久      長野 
 7.豊田義信     神奈川・鎌倉    *7日9:20から24時間
 8.高田真佐子     大阪
 9.末延芳晴     京都
10.吉岡朋則     徳島        *8日21:00から24時間
11.安田尚平     岐阜
12.七人のば〜ば    岐阜
13.三宅征子     東京・調布
14.早川明利     群馬
15.Maeda Fusayo    名古屋            *9日午前8時から24時間
16.山崎圭司     高知        *10午前0時から24時間
17.馴田正満     高知        *同上
18.中島暁      高知
19.善家明彦     高知
20.尾崎清      高知        *8日午前0時から48時間
21.木村雄一     熊本


             ■ 参加者の感想 ■

■草津ハンセン病療養所栗生楽泉園にて         高橋如安(埼玉)

1月9日、レギュラーハンスト&9の日に参加します。

今日から草津のハンセン病療養所栗生楽泉園に4日から9日までボランティア
するものですから、先に申し込みます。米とお金に奔走してます。


レギュラー・9の日ハンストを終了しました。

4日から9日まで草津はハンセン病療養所栗生楽泉園に滞在してました。8日
までは不気味なほどの晴天が続き、9日は雪一面となり帰宅にチェーン装着の
苦痛を味わいました。それも空腹状態でしたので大変でした。

栗生楽泉園(クリュウラクセンエン)には、1939年から1947年まで「
特別病室」という、ライ者の批判分子などを見せしめに投獄した重監房跡が残
っています。92名が収監され、22名が獄死、33名程が出獄まもなく死亡
と、ひどいことをするものです。「重監房」でネット検索をしてください。


■果物と野菜を中心にしたリビングフード    豊田義信(神奈川・鎌倉)

1月8日9:20am 9の日24時間ハンスト、前倒しで終了しました。

最近、松田麻美子訳『フィット・フォー・ライフ』(グスコー出版、2006年)
に熱中しています。朝は果物だけ。昼夜も果物と生野菜を中心に生きている酵
素を頂いています。48℃以上加熱すると、酵素が死んでしまうと読みました。
生菜食、リビングフードです。

このリビングフード、自分自身の体調変化と健康管理だけでなく、過熱しない
分、省エネであり、バリバリと美味しく命を頂くので、何か原始に変える心地
がします。腸内がすっきりしますので、脳内もクリアな感覚です。

ハンスト明けに、苺とキウイとりんご。季節のパワーフルーツサラダ、美味し
いです。感謝して。


■「反貧困」を読みきる予定でしたが・・・      高田真佐子(大阪)

9の日ハンスト・イン、参加します。

年が改まって、最初の9の日ハンスト、大切に過ごそうと思っています。いつ
もの9の日行動に代えて、私達の9条の会は12日の成人の日に新成人にむけ
て、9条を守ろうと、訴える行動をする予定です。


ハンスト、終了しました。

9の日ハンスト、終了しました。けれど、今回も思いとは裏腹に自堕落なハン
ストになってしまい、「何のためのハンストよっ!」娘の顰蹙を買う始末。計
画では、ハンストの最中に「反貧困」を読みきる予定でしたが、まだ少し残し
たまま。確か、澤地久枝さんが、「9条を守るだけではなく、積極的に9条を
中心にあの憲法を実現する運動にしていかなければ・・・。」とおっしゃって
いました。今回の派遣村の運動などその意味で、大きな出来事だったと思いま
す。


■これからの九条を守る運動              吉岡朋則(徳島)

今年最初のハンストイン参加します。時間は8日・午後9時から9日・午後9
時でお願いします。

イラクからの自衛隊撤退・・・これが本当の意味を示すのはこれからの九条を
守る運動だと思います。

寒い中ですが、お互いに気をつけつつ、頑張りましょう。


ハンスト終了しています。報告遅れました。申し訳ありません。

中身のない国会で話にならないくらい「政治」への信用、つまりは与党への不
信は高まる一方。我々の声で国会を動かせないでしょうか。


■平和憲法が世界に中で生かされますように   安田尚平(岐阜・下呂市)

あけましておめでとうございます。今年も、平和憲法が世界に中で生かされま
すように、微力を発揮したいと考えております。よろしくお願いいたします。

今回も7人のばーばが同走します。


■ガザに想いを馳せながら           三宅征子(東京・調布市)

ガザに想いを馳せながら、2009年最初のハンストに参加します。


■No War!の声を上げ続けねばと・・・・・       藤森治子(長野)

ハンスト・イン参加の皆さまお疲れ様でした。

信州は今日は朝から雪が降っていましたが、お昼頃から雨になりましたので、
雪はすっかり消えてしまいました。寒くて、エネルギーがなくなってくると、
ただひたすら眠い一日でした。

ガザの悲劇も、ソマリア沖の「海賊退治」へ海自派遣の企みも気懸かりなこと
です。「定額給付金」をめぐる国会はまるで喜劇になってきました。今年はこ
れから先どうなっていくのでしょう。ともかくNo War!の声を上げ続けねばと
思っております。


■牡蠣鍋で深夜の晩餐                   燿山(岡山)

10日(土)0時、終了しました。

牡蠣鍋を味わい深夜の晩餐を楽しみました。


■ソマリア沖への海自派遣・・・許されない!      佐藤 久(長野)

1月9日のハンスト、終了しました。

海賊対策のために海上自衛隊をソマリア沖に派遣しようとの動きが報道されい
てます。憲法9条に違反する「新法案」も検討されているとのこと、許されま
せん。


■過去を忘れているのか、政治家やマスコミは!     早川明利(群馬)

1月9日のハンスト、終了しました。

昨日は一日雪。家の中にいたので、パレスチナ・ガザのこと、この国のおぼっ
ちゃま首相のこと、など、いろいろと考えました。

首相は「100年に一度の金融危機」というフレーズをくり返すけど、それは
アメリカのことですよね(世界大恐慌)。

この国は1945年の敗戦に至る過程で経済、人々の暮らしはめちゃくちゃに
なったはず。戦争で侵略したアジアの国々の人々の暮らしもめちゃくちゃにし
ました。

「100年に一度」をくり返している政治家やマスコミを見ていると、過去(
歴史)を忘れているのか、といいたくなります。無責任さはあいかわらず。も
っと足下を見つめなくては。

今朝は雪かきではじまりました。


■麻生首相の「矜持」を分析すれば・・・        末延芳晴(京都)

1月10日(土)午前0時、ハンストイン終了しました。

定額給付金をもらうか、もらわないかで麻生内閣の閣僚の意見が分かれていま
すね。17人中、11人がもらうとし、4人が態度保留、甘利・行政改革担当
大臣一人だけがもらわないと明言しています。

もらうと答えた閣僚の発言を聞いていて情ないのは、何に使うかについて、食
い物の話しか出てこないこと。鳩山総務大臣は、何とかと言う「トンカツのう
まい店」で使うといい、野田聖子・消費者行政推進担当大臣は「飛騨牛とか買
うわ」と答えていました。

何のことはない、高級レストランとか料亭とか、グルメ系の食品メーカー、温
泉宿、高級ブランド・ショップ、パチンコ屋、競馬などエンタメ系の業界を喜
ばせるだけで、今、2兆円というべら棒な額のお金を一番お金を必要としてい
る人たちに届かないないことは明白です。

ところで、麻生首相は漢字の読み間違えや書き間違えを指摘され、天下に恥を
さらしていますが、言葉の使い方の間違えも少なくないようです。

例えば、昨年12月15日の参院決算委員会で「一億円も収入がある人はもら
わないのが普通。人間の矜持の問題だ」とされていますが、ここでの「矜持」
という詞の使い方もおかしいですね。

「矜持」というのは、『広辞苑』によると、「自分の能力を信じてほこること」
とあります。しかし、その場合、「能力」というのは、「精神的、技能的修練
を積み重ねて培った力」のことをいうはずで、金銭的力は入らない。金銭の力
を信じて誇ることは、「驕(おご)る」というはずです。

にもかかわらず、麻生首相が「一億円も収入がある人」がもらうのは「人間の
矜持の問題だ」というのは、つまり、年収1億円もある人が、高々1万2千円
ぽっきりのお金をもらうのは、「さもしく」、「プライド」を傷つける行為で、
自分はしないということになります。そこには、1万2千円というお金を、ち
っぽけで恥ずかしいものという差別意識、ひいては浅ましいくらいのエリート
意識が働いています。

問題は、1億円が尊く、1万2千円が卑しく、「さもしい」わけではなく、そ
のお金がもらうに値する正当なお金であるかどうかなのです。出所が正しく、
使いどころも正しければ、年収1億の人が1万2千円受け取っても、何ら恥じ
ることはない。しかし、間違った出所で、間違った使い方をされるお金は、1
億円でも、1円でも受け取らない。「矜持」という言葉は、そのような高い精
神の力を持った人に対して、はじめて使うことが許されるものなのです。

麻生首相は、内閣総理大臣として、税金で集められた国のお金を、最大多数の
国民の幸福を実現するために行使する使命を帯びています。経済通の総理大臣
として、持てる知能を最大限に働かせて、2億円というお金を、「100年来
の危機」に直面しているという日本の経済を立て直すために、最大限有効に使
い、望ましい結果をもたらして、初めて総理大臣として、「自身の能力を信じ、
誇りをもつ」、すなわち「矜持」をもち、「矜持」という言葉を使うことが許
されるのではないでしょうか。

それにしても、小泉首相以来、歴代総理大臣の言葉の乱れは、目を覆うものが
あります。麻生首相と並んで、ひどかったのが安倍元首相で、しばしば言葉を
間違えて使っていました。「凛として」とか「凛然」という言葉の使い方など、
その最たるもので、「凛」という言葉が陵辱されているようで、聞いていて恥
ずかしい気がしました。あんたなんかに「凛として」なんていわれる筋合いじ
ゃない、チャンチャラおかしい、というのが正直な気持ちでした。そういえば、
「忸怩」という言葉の使い方も間違っていましたね。

というわけで、麻生首相よ、あなたが「矜持」なんて言葉を使うなどとは、チ
ャンチャラおかしいんですよ。


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【3】ハンスト日記  〜参加・終了報告などから〜      参加者

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 |先週のリレー・ハンスト参加者(原則として正午から翌正午の24時間)|
 |                                                                  |
 |1月 4日(日) 燿山(岡山)                             |
 |   5日(月)  藤森(長野)                                  |
 |   6日(火)  末延(京都) 山川(兵庫)            |
 |   7日(水) 藤森(長野)                   |
 |   8日(木) どんぐり(北海道・帯広) 燿山(岡山)        |
 |   9日(金) 相良(北九州市) 如安(埼玉)         |
  |  10日(土) 末延(京都)                        |
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◆困っている人は本当に困っています            如安(埼玉)

1月3日(土)正午、ハンスト終了。

場所によるのでしょうね。僕のところは僕一人で頑張ってます。労力も金もな
く、できる範囲もオーバーヒートです。が、困っている人は本当に困ってます。


◆もらい風邪で最悪の三が日              末延芳晴(京都)

1月3日(土)正午、相良さんと如安さんから引継ぎ、参加しています。

暮に東京から戻ってきていた息子から風邪をもらい、寒気はする、鼻はグシュ
グシュ、頭は朦朧・・・・最悪の三が日になってしまいました。

それでも書き上げた「アインシュタインの平和思想/『超国家』から『脱国家』
へ」が、明日発行の「ガンジー村通信』に掲載されます。ぜひ読んでみてくだ
さい!


◆「何の因果で、私は、・・・日本政府の政策に反対でありつづけたのか」
 (『続 羊の歌』)
                          藤森治子(長野)

1月5日(月)正午から、燿山さんを引き継ぎ、イスラエルのガザ攻撃に抗議
して、ハンストに参加しています。

マスメディアは、イスラエル側の情報ばかりを伝えていますが、インターネッ
トで見るガザの惨状は、イスラエル側の言うような「人道に配慮した攻撃」と
はとても思えません。第一「人道に配慮した攻撃」などというものがあるでし
ょうか。

情報によると、イラク・ファルージャで使われた白燐弾が使われている模様。
電気、ガス、水道、というライフラインが破壊されて、150万人のガザの人
々の命はどうなるのでしょうか。直ちにこの攻撃を止めて欲しいと思います。

それより何より、あの土地でハリネズミのようにとんがってしまったイスラエ
ルの今後も心配です。どんなに困難であっても、「共存」、これしかないと思
うのです。

世界平和アピール7人委員会がアピールを出しました。下記のURLで読むこと
ができます。

「イスラエルによるガザへの攻撃の中止を求める緊急アピール」
 〜世界平和アピール7人委員会〜 

http://worldpeace7.jp/modules/pico/index.php?content_id=27


1月6日(火)正午、山川さん、末延さんに引き継いでハンスト終了しました。

暮れに加藤周一氏の回想録『羊の歌』を、新年になって『続 羊の歌』を読み
終わりました。『続 羊の歌』は、敗戦から1960年の安保闘争時代までで
すが、ただの回想ではなく、時として深い思索に入り、古今東西の書籍・芸術
論が出てくるので、こころ豊かになると同時に、なかなか手強い本でした。

「しかし、もの心ついてからこの方、何の因果で、私は、日本国民でありなが
ら、日本政府の政策に反対でありつづけたのか。」

上の自問の数行を最後の方で見つけたとき、思わず笑ってしまいました。私も
同じだったからです。皆さんは如何ですか?加藤氏はそのことを簡単に自己分
析していますが、そう容易く答えは書いていません。それを見出すことが、こ
の後更に続く40数年の人生における加藤氏のテーマの核にあるものではなか
ったかと思われます。


◆年末年始からの無理無茶がたたって・・・・・    山川トモコ(兵庫)

1月6日(火) 午前11時過ぎ〜 参加しています。遅い朝食を取ったあと、
病院に行き、そのままハンストに入っています。

皆様、旧年中は大変にお世話になりました。本年もよろしくお願いを申し上げ
ます。


1月7日(水)正午過ぎに終了しました。

報告が丸一日遅れてしまいました。一昨日は午前午後共に別々の病院に行きま
した。それで疲れてしまったのと、年末年始からの無理無茶がたたったのでし
ょうか、ハンスト終了はしたものの、今日まで寝たり起きたりの情けない状態
になり、回復時のお水とみかんがなんて美味しいのかと感じました。健康第一
ですね。


◆麻生首相の書初めのお粗末さ             末延芳晴(京都)

1月6日(火)正午、藤森さんから引継ぎ参加しています。

風邪がようやく抜けてきて、少し楽になってきました。

ところで、昨年は、漢字の読み間違いで笑われていた麻生首相が、今度は新年
早々、小学生でも書ける漢字を書き間違え、お粗末さをさらけ出していました
ね。

昨日のお昼、テレビ朝日の「スクランブル」を見ていたら、「麻生太郎」なら
ぬ「阿呆太郎」首相は、「安心・活気」と大きく墨書し、得意気に披露してい
ましたが、「安」の字を書き間違えていましたね。

書体の稚拙さと「ウカンムリ」の字体のおかしさもさることながら、「女」の
右側の「ノ」は、横の「一」の上に突き出てはいけないはず。今日の夕方、コ
ンビニで買った「日刊現代」の一面に大きく写真が載っていたので、レジの女
の子に、「安」の字を書かせたら突き出ていなかった。そうなのです、麻生総
理は、小学校で習い、習字で練習させられてきた基礎漢字すら正確に書けない
のです。これほど基礎学力と教養のない人間が総理大臣になったことは、日本
の近代政治史上、一度もなかったはず。

実は、この書初めで、首相はもう一つ間違いを犯しています。「平成廿一年」
を「平成廿十一年」と、「十」を加えて書いているのです。なんともはや、お
粗末もここに極まったというものです。

だが、笑ってばかりいられません。事が深刻なのは、このような小学生でも犯
さない間違いを事前にチェックせず、平然と国民の前に出してきて、国民に「
安心」と「活力」を与えられると思っている総理周辺のレベルの低さ、そして
このような男を総理大臣に選び出すしかない自民党のレベルの低さ、さらには
このような「阿呆」が総理大臣になることを許してしまった私たち国民のレベ
ルの低さが、年頭所感として書かれた「安心・活力」の粗末な字体と間違った
漢字に、はしなくも露呈しているということなのです。


◆ガザ ― 犠牲者の3分の1は子どもたち        藤森治子(長野)

1月8日(木)午後1時、どんぐりさん、燿山さんに引き継いでハンスト終了
しました。

週3日のハンストは、さすがに慌しいですね。これからしっかり食べて、今夜
深夜からのハンスト・インに備えたいと思います。

ガザを見つめていますが、死者は700名近くになり、そのうち3分の1が子
どもとのこと。負傷者3000人の45%が女と子ども。残酷なことです。

イスラエル国内でも3日テルアヴィヴで、約10000人の集会があり、ガザ
の封鎖の解除と即時停戦を訴えて、困難な中をデモ行進したとのニュースもあ
りました。

「これ以上、子どもを、女を、人間を殺すな!」と叫びたい気持ちです。


◆徒労感で孤独の淵に落ち行く無力感に襲われることもあろうかと思いますが・・・

                             燿山(岡山)
8日(木)に引き続き、9の日ハンストいたします。

如安さん、孤軍奮闘、頭が下がります。徒労感で孤独の淵に落ち行く無力感に
襲われることもあろうかと思います(私はそうでした)。預言書を読んで勇気
を与えられることが度々でした。踏ん張って下さいますように。天からの温泉
シャワーに心身が底から浴すると信じます。私もハンセン病療養所長島愛生園
に関わっています。お大切に!


◆明日から実家(熊本・水俣)へ帰ります    どんぐり(北海道・帯広)

1月8日(木)12時40分から、レギュラーハンストを開始します。

今回ハンストインは予定がありまして、レギュラーとだぶった分まで、12時
間にさせていただきたいと思います。すみません。

なお、明日から実家に帰ることになっていまして、インターネット環境がない
ため報告等遅れることになると思います。


◆草津ハンセン病療養所・雪のある「重監房跡」     高橋如安(埼玉)

1月9日(金)正午から参加してます。

草津のハンセン病療養所から今帰ったところです。4日からのんびりと?訪問
してきました。夏の「重監房跡」とは違い、雪のある「重監房跡」を見て、こ
こに入れられた罪なきハンセン病者の霊を慰めたいものです。


◆今、国会が面白い!            相良和彦(福岡・北九州市)

1月9日(金)正午より北九州市で、24時間ハンストに参加しています。

今、国会が面白い。昨日と今日はテレビの国会中継に釘付けです。


1月10日(土)正午にハンスト終了し,末延さんに引継ぎました。

如安さん! いつもハンセン病療養所の慰問や、解雇された人たちのお世話な
どされており、頭が下がります。どうかご無理にならないよう、くれぐれもお
大事にされて下さい。


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  編 集 後 記

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 先夜眠れぬままにラジオの深夜宅急便を聞いていたら、フォーク・ソングが
流れてきました。それらは、60〜70年代に青春を過ごしたものにとっては、
バックグラウンド・ミュージックのように馴染みのある、懐かしい曲で、しば
し暗闇の中で当時の思い出にふけりました。

 このところ暗い世相を反映したニュースばかりですし、それ以上に自分の無
力さを思い知らされることが多く、気の滅入る日々が続いています。気を取り
直して昨日午後に、たった一枚のフォークのCD“Peter, Paul and Mary”をか
けてみました。

 何と!重く沈んでいく心が持ち上げられたのです!たった1本のギターと人
間の声がこんなすごい力をもっているのです。「レモン・ツリー」や「パフ」
のような可愛らしい曲も、「花はどこへ行った」や「風に吹かれて」のような
反戦歌ですら、何と明るく軽やかなことでしょう。それから、書棚から古い小
冊子を引っ張り出してきました。「Sing Out 1」「Sing Out 2」。発行年数
をみると、1970年です。生徒たちに英語でフォークやロックを教えたくて、
全国の英語研究会を飛び回って、これらの教材を探し歩き、生徒たちと歌った
日々の頃を思い出しました。

 安保闘争とそれ以後の年月、ベトナム反戦運動の頃、これらの音楽が常に身
の回りに流れ、それらの曲に励まされて気持ちを高揚させ、運動の末端に繋が
ってきたように思います。翻って今、アフガン・イラクの戦争の中で、またガ
ザの悲劇の中で、歌が生まれているのでしょうか。NO WAR!と叫びながら歌え
るような歌が。

 20世紀後半と21世紀がそこに象徴的に現れているような気がします。一
緒に歌える歌のない時代。それは、文化の多様化であるかもしれませんが、同
時に、文化そのものの衰退を意味しているようにも思えます。金儲けが何より
重要になってしまって、排除と虐殺が正当化され、文化を求め、文化を創って
いく余裕がなくなってしまった時代といえるかもしれません。でも、「明けな
い夜はない」といいますから、そういう時代ももう少しのことかもしれません。
この暗闇の時代のあとに、新しい文化が生まれますように。


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【発   行】    ガンジー村通信 編集部
【発 行 人】    末延芳晴
【編   集】    藤森治子

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