2009/01/04
ガンジー村通信 vol. 336
■■■ □□□ ■■■ □□□ ■■■ □□□ ■■■ □□□ ■■■ 〜 自衛隊イラク派兵反対ハンスト・リレーマラソン 〜 2004年1月26日以来、本日で1806日目 ≪ ガンジー村通信 2009/1/4 vol. 336 ≫ 本誌HP http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/ ■■■ □□□ ■■■ □□□ ■■■ □□□ ■■■ □□□ ■■■ ◇======================◇ I N D E X ◇======================◇ 《 新年のご挨拶 》 ・・・「ガンジーの会」代表:末延芳晴 【1】アインシュタインの平和思想 ・・・末延芳晴 −超国家から脱国家へ− 【2】第36回「9の日・9条・ハンスト・イン」のご案内 ・・・「ガンジーの会」世話人会 【3】ハンスト日記 ・・・参加者 《 新年のご挨拶 》 ハンスト参加者・読者の皆さまへ 新年明けましておめでとうございます。 「ガンジーの会」という名の下に、ハンスト・リレー・マラソンをスタート させて以来4年11ヶ月、5回目の新年を迎えることとなりました。 皆さま、それぞれ感慨深く、新しい年を迎えておられることと思いますが、 とにもかくにも、陸上・航空自衛隊がイラクから撤収し、憲法第九条が不法に 侵犯され、蹂躙されている状態が解消されたこと、そして私たちのハンスト・ リレーが一日の途切れもなく続き、当初から掲げてきた目的が一応達成された ことをひとまずは喜び、誇りにしたいと思います。 ただ、政府及び与党は、海上自衛隊艦艇のインド洋沖、及びソマリア沖派遣 に積極的で、武装自衛艦の派遣は今年も続きそうで、事態の推移は予断を許し ません。加えて、「百年に一度」といわれる大不況とその影響で急速に進むリ ストラ、これに対して何ら有効な手立てを打てないまま、政権にすがりつき、 解散・総選挙を引き伸ばしにする麻生内閣と自民・公明連立与党のていたらく ・・・・・。国民の不満や不安を解消できないことから来るフラストレーショ ンの鬱積・・・・新しい年を迎えたとはいえ、これから先も暗く重い雲が日本 の空に垂れ込めるであろうことを思うと、とても「おめでとう!」などという 気持ちにはなれません。 さて、「ガンジー村通信」の新年号をお届けします。振り返れば、「ガンジ ー村通信」が、「ガンジーの会」の公式メールマガジンとして発行されてから 4年有余。今回で336号に達します。 毎号、かなりヘビーな内容のメールマガジンを、よくもここまで毎週発行し 続けて来れたものだと、正直に言って驚嘆しております。これも、毎月一回、 二回とコラムをお書きくださったコラムニストの方々、そして毎号丁寧に編集 作業を行い、かたわら「編集後記」を書き続けてこられた編集担当の藤森治子 さん、毎週一回、二回とレギュラー・ベースでハンストに参加下さった会員の 皆さまの報告、そして、分厚い内容のメルマガでありながら、熱心に読み続け て下さった読者の皆さまの平和や九条に対する熱い思いに支えられて、ここま で発行し続けてこれたのだと思います。 この場を借りて、篤く御礼を申し上げると共に、今後ともお力添えの程、よ ろしくお願い申し上げる次第です。 2009年1月4日 「ガンジーの会」代表:末延芳晴 ********************************************************************** 【1】アインシュタインの平和思想 末延芳晴 −超国家から脱国家へ− ********************************************************************** 寺田寅彦とアインシュタインは共にバイオリンを弾く物理学者であり、同時 にまた軍人や軍隊、そして戦争を嫌う平和主義者であった。 寺田寅彦は、明治30年、熊本第五高等学校在学中に、数学と物理の教師・ 田丸卓郎からバイオリンを聞かせてもらったのがきっかけで、バイオリンに興 味を持ち、当時の値段で8円50銭で、国産の鈴木バイオリンを購入、五高裏 手の立田山の頂上で「君が代」を弾いている。以来、寅彦は生涯をとおしてバ イオリンを引き続けている。 一方、アインシュタインは、母親がピアノを弾いていた関係で、6歳のとき から教師をつけられ、バイオリンのレッスンを始めている。当初、アインシュ タインは、教師から技術的なことばかり、強制的に練習させられることに反発 し、バイオリンを弾くことに積極的興味を見出せないでいた。ところが、13 歳のときにモーツアルトのバイオリンをソナタを弾き、楽曲が緻密な内的関連 と構造によって組み立てられていることを発見、にわかにバイオリン及び音楽 に対して積極的興味が沸き起こり、本気で練習し始めるようになったという。 二人は、このようにバイオリンを弾くことを生涯愛し続けただけでなく、や たら難しい曲に挑戦したがった点でも共通していた。1922年11月、改造 社社長の山本実彦の招きで、アインシュタインが来日したとき、東京の帝国ホ テルで歓迎会が開かれ、その時、アインシュタインは余興でベートーベンの難 曲として知られるバイオリン・ソナタ「クロイッツル・ソナタ」を演奏してい る。寅彦も、この歓迎会には招かれており、当然、アインシュタインが弾く「 クロイツェル・ソナタ」を聴いたはずで、多分それが刺戟になったのだろう、 のちに研究仲間と同じソナタの練習に励んでいる。 次に、軍人や軍隊に対する嫌悪感について見てみると、寺田寅彦は、父親が 陸軍省の会計官であり、最初の妻夏子の父親が日清戦争で勇名を馳せた陸軍中 将であったのにもかかわらず、明治40年2月、「ホトトギス」に発表した、 自伝風短編小説『枯れ菊の影』のなかで、少・青年期の体験に根ざした軍人に 対する生理的嫌悪感、拒否感について次のように記している。 それから軍人もきらいであった。そのころ始めて国の連隊ができて、兵 隊や将校の姿が珍しく、剣や勲章の目につくうちはよかったが、だんだん いやな事が子供の目に見えて来た。日曜に村の煮売り屋などの二階から、 おおぜいの兵隊が赤い顔を出して、近辺の娘でも下を通りかかると、好的 好的(「いいじゃないか、別嬪じゃない」という意味の中国語)などと冷 やかしたり、グズグズに酔って二三人も手を引き合う手狭い田舎道を傍若 無人に歩いたりするのが、非常に不愉快な感じを起こさせた。兵隊は嫌な ものでも、将校というものはいいだろうと思っていたが、いつか練兵場で 練兵するのを見ていたら、若い将校が一人の兵隊を捕まえて、何か声高に ののしっていた。その言葉使いの野卑で憎らしかったには、そばで聞いて いる子供心にもカッと腹が立った。その時ばかりは兵隊が可哀想で、そり 身になった仕官の胸ぐらへ飛びついてやろうかと思った。それ以来軍人と いうものはすべてあんなものかというような単純な考えが頭にしみて今で も消えぬ。こんなわけだから、学校でも軍人希望の者などとはどうしても 肌が合わぬ。そういう連中から弱虫党と目ざされて、行軍や演習の時など、 随分意地悪くいじめられたものだ。 同じように、アインシュタインも、子供のころから、マーチ・バンドの演奏 する行進曲に乗って歩調をあわせて行進させられたり、教師の命令でラテン語 を機械的に暗唱させられたりなど、上からの命令で強制的に画一的なことを強 いられることに生理的な嫌悪感を覚えていたといわれている。そのため、後年、 自らの軍人・軍隊に対する嫌悪感の由来について、「私の平和主義は一種本能 的な感情です。私を占有している一つの感情なのです。他の人間を殺害するこ とを考えるのは、私にとって忌まわしい事です。私の態度は知的な理論の結果 ではなく、あらゆる種類の残酷と憎しみに対する、深い反感に由来するもので す」と語っている。 このように共に物理学者として戦争の時代を生き、暴力や強制を嫌い、軍人 ・軍隊を嫌悪した平和主義者であった寺田寅彦とアインシュタインであったが、 一つだけ大きく違ったのは、寅彦が平和の維持、あるいは実現に向けてほとん ど積極的に発言したり、行動することがなかったのに対して、アインシュタイ ンは科学者として、知識人として、可能な限り積極的に発言し、行動を貫いた ことであった。 平和に対する発言・行動において、大きな違いが出た要因として、二人の生 得的資質の違いや科学者や知識人の置かれた社会的地位・状況の違いなどが考 えられる。さらにアインシュタインがユダヤ人として生まれ、生き、第一次世 界大戦と第二次世界大戦と二つの人類史上未曾有の大戦争を経験し、加えてナ チスによるユダヤ人殲滅作戦など、自らが理不尽な暴力や戦争の犠牲者になり かねない危機的状況の中で生きたのに対して、寅彦は、日清戦争の時は中学生、 日露戦争の時は大学生であり、第一次世界大戦のときは、日本は直接的な戦争 当事国でなく、また第二次世界大戦の時は、すでに死去していたことで、戦争 のもたらす災禍を直接的なものとして体験しなかったことが挙げられる。 アインシュタインにとって、戦争は、物理学者として自らが研究生活に専念 することを妨げる禍であることだけでなく、自らの生存及びユダヤ民族の存続 を脅かし、さらには人類全体の滅亡をもたらしかねない現実的危険性として自 覚されていた。アインシュタインが、平和に向けてあらゆる機会を生かして発 言し、行動してきた理由がそこにあった。 ところで、アインシュタインの平和を巡る発言と行動を初期の段階から追っ てきて、一つ気づくのは、戦争を阻止し、平和を実現するための方途として、 アインシュタインが二つの方向で考えていたことである。すなわち、一つは、 戦争の源泉たる国家の外側に「戦争抑止」の根拠を求め「超国家」的方途と、 逆に内側に「戦争阻止(非戦)」の根拠を求める「脱国家」的方途である。 具体的に云うと、「超国家的」方途というのは、国家を超えた権力として、 例えば国際連合や国際連盟のような世界組織をつくり、そこに国家間の紛争を 解決し、戦争を阻止させる権限(権力)を委ねるというもので、アインシュタ インは、1922年、第一次世界大戦のもたらした教訓を元に結成された国際 連盟の「学術協力委員」に任命されたとき、「この委員会のなすべき仕事の性 格について一向不案内であることを認めなければなりません」としながらも、 「その呼び出しに応ずるのが私の義務であると考えます。なぜなら、現在はな んびとも国際的協力の実現に対する努力に参加することを拒否してはならない からです」として、引き受けている。 しかし、国際連盟が第二次世界大戦を阻止できなかったように、さらに第二 次世界大戦の反省を踏まえて、二度と戦争は起こしたくないという世界人類の 願いを体現して結成された国際連合が、朝鮮戦争やベトナム戦争、イラク戦争 を阻止できなかったように、こうした「超国家的」国際組織が平和の実現に実 効的手立てを打つことができなかったことは、歴史が証明することで、アイン シュタインの国際連盟や連合に託した期待は裏切られざるを得なかった。結局、 「超国家的」組織が、強大国という国家の「意志」や「エゴイズム」の体現、 実践の場としてしか機能しなかったからである。 「超国家」的方途に見切りをつけざるを得なくなったアインシュタインが、 次に期待を寄せたのが「脱国家」的方途、具体的には兵役拒否の方法であった。 戦争が国家によって行われ、国家が戦争を行うには、生きた集団的殺人兵器と して軍隊が必要とされ、軍隊が成立し、有効に機能するためには、国ため人を 殺し、自ら死ぬことを潔しとする兵士を育成する必要がある。そしてそのため には徴兵を行うことが不可欠であった。であれば、戦争拒否の意思表示として、 市民の兵役拒否が広がり、戦争の根拠が崩壊していけば、戦争を阻止すること ができる・・・・・というのがアインシュタインの基本的考えであった。 そのため、1928年1月、ドイツ人権連盟(当時のドイツで最も影響力の 大きかった平和運動団体)の理事会に選出されたアインシュタインは、同年4 月、国際婦人連盟に宛てた書簡のなかで、兵役拒否について「戦争行為に対し て規則や制限を設けることは、私には全く無駄な労力のように思われます。戦 争はゲームではありません。ゲームをやる場合のように、規則によって戦争を 行うことはできません。われわれの闘いの矛先は、戦争そのものに向けられな ければなりません。国民大衆は、平和時には、兵役を絶対拒否するための組織 を設立することで、戦争の制度と最も効果的に闘うことができます」と述べて いる。 さらに、同年8月、アインシュタインは、世界15カ国の著名な平和運動家 と共に、「徴兵反対宣言」に署名、「戦争参加一切拒否の国際運動は、この時 代の最も希望に満ちた進歩の一つだと、私は信じます。思慮深い、善意で良心 的な人間は誰しも、理由のいかんを問わず一切の戦争に参加せず、また直接間 接のいかなる支持も与えないという、おごそかにして無条件の義務を、平和時 には自らに課すべきであります」と、世界に向けて徴兵拒否を呼びかけている。 アインシュタインが兵役拒否を呼びかける上で重視したのは、社会的影響力 の強い人、特に知識人が徴兵拒否運動の先頭に立つことだった。1929年1 2月、「進歩組織連盟」の機関誌「進歩の記録」第一号の中で、アインシュタ インは「国際紛争の平和的解決は、全ての軍隊そしてあらゆる形の強制的な兵 役が廃止された時に、はじめて可能であろう。著名な市民が兵役拒否の原則を 擁護するようになるなら、それはまず最も効果的であろう」と、「著名な市民」 とりわけ知識人に呼びかけている。さらにまた、1931年8月、リヨンで開 かれた「戦争反対抵抗者世界連盟」会議に宛てた書簡の中で、アインシュタイ ンは、知識人に対する期待を次のように表明している。平和を願うアインシュ タインの熱いハートの鼓動が伝わってくるような感動的な文章なので、かなり 長いが引用しておきたい。 私は特に知識人に訴えます。私の後輩である科学者達は、戦争目的の研 究に協力することを拒否するよう、私は訴えます。私は聖職者には、真理 を追求し、国民的偏見を捨てるよう訴えます。すべての文学の徒には、お おやけに我々の立場の支持を表明するよう、私は訴えます。 平和支持を誇りにするそれぞれの新聞が、読者に従軍拒否を勧めるよう、 私は要請します。私は編集者たちに、すぐれている影響力のある人々に、 真正面から、ずばり次のように問いかけることを要請します。平和問題に ついて、あなたは奈辺に立っていますかと。あなたは従軍を拒否する人た ちと、あなた自身が同一視されることは困りますか。自分の武器を置き、 友情の手を差し出す前に、他の全ての人が武器を棄てるのを、あなたはま たなければならないのですかと。 逡巡する時ではないのです。あなたは戦争に味方するか反対するか、い ずれかです。戦争の味方なら、前進しなさい。科学、財政、産業、宗教そ して労働者たちも、全てその力を、軍備の確立に役立て、最大限破壊的な 武器を造るように勧めなさい。もし戦争に反対なら、全ての人にその力の 限り戦争に抵抗するよう、強く求めるのです。この文章を読まれる全ての 人に、この重大で最終的な決定をなされるよう、私はお願いします。 知識人や新聞メディアに対して、今こそ平和の側につくか、戦争の側につく かはっきりさせなければならないと迫るアインシュタイン。その気迫に胸打た れる思いがする。アインシュタインは、このように凛然たる語調で、知識人や 新聞・言論人に平和の側に立つことを求めたうえで、戦争を永久に追放するた めに、ジュネーブで開かれる予定の軍縮会議に向けて、全ての人々が戦争準備 に力を貸すことを拒否する宣言を行うよう求めている。 この世代を、人類の歴史上最大の一歩を進める、世代たらしめましょう。 この世代をして、戦争の野蛮さを永久に追放した世界という、量りがたい 遺産を未来の世代に残さしめましょう。我々が決意すればできるのです。 それには只、戦争を憎む人々全てが、戦争を我慢しないという勇気を持つ ことが必要です。来る二月に、ジュネーブで軍縮会議が開かれる前に、全 ての男女が、身分の上下を問わず、以後いかなる戦争にも、戦争準備にも、 力を貸すことを拒否すると、宣言されるよう、私は訴えます。 だが、アインシュタインの人々の魂に訴える感動的な呼びかけにもかかわら ず、戦争を阻止できなかったことは、20世紀の歴史が証明するところであっ た。徴兵拒否者に対して国家は厳罰をもって臨み、来るべき戦争に備えて、国 家は教育や報道、芸術・文化、宗教などあらゆるメディアを駆使して、国民が 自ら進んで兵役に就き、国家のために人を殺し、自ら死ぬことを受け入れられ るように、教導し、馴致(じゅんち)してきたからである。 かくして、アインシュタインの「脱国家的」方途による戦争阻止の願いと戦 いは再び失敗に終ってしまった。だがしかし、アインシュタインの平和主義に 基づく主張は、全く無意味であったかというと、そうはいえない。第二次世界 大戦終結後60数年、核兵器の脅威に基づく世界全滅の危機や米ソの対立によ る朝鮮戦争やベトナム戦争など再び世界戦争につながりかねない危機的状況が あったものの、曲がりなりにもそうした危機が回避され、一度も世界戦争が起 こらずに済んだ最大の要因は、一つには核兵器による抑止力という皮肉な戦争 抑止力が働いたからであり、もう一つはアインシュタインらが主張した「脱国 家的」方途によって戦争を阻止しようという願望と意志が世界的広がりで市民 に共有されていたからである。 見落としてならないのは、「今日支持するに値する唯一の平和団体は、性格 のいかんを問わず、あらゆる戦争に反対し、他の国がどうであろうと、自らの 政府による完全軍縮を主張するものだけだ」というアインシュタインの主張の 根底に流れる「脱国家」による平和思想が、戦後、私たち日本の平和憲法、特 に第九条に明らかに流れ込んでいるということ。その意味で、九条は、アイン シュタインだけでなく、世界市民の願望と決意とを体現している。そのことを、 私たちは忘れてならないだろう。九条は、私たち日本人だけのためでなく、世 界市民のためにも守り、押し立てていかなければならないのである。 アインシュタインの平和思想が今日に残したものについてさらにいえば、そ の「脱国家」の理念は、九条だけでなく、40年前、アメリカ・ウッドストッ クで開かれたフェスティバルに集り、踊り狂い、裸になってセックスし、子供 のように泥沼遊びに興じ、ドラッグを吸い瞑想に耽った30万を越える若者た ちの意識と行動、特に、大雷雨に襲われたあとの夜のコンサートのフィナーレ に登場し、アメリカ国歌を極限的に歪め、「脱国家」の賛歌に歌い上げ、最後 はギターに火をつけ、燃やすことで、「脱国家」の儀式を貫徹させたジミ・ヘ ンドリックスの一世一代のパフォーマンス。さらには永遠のピース・ソング「 イマジン」で、「想像してご覧よ、国家なんて存在しないんだよ。難しいこと じゃないよ。国のために殺したり死んだりする必要なんてないんだよ。宗教も 存在しない。想像してみようよ、平和な人生を・・・・」と歌った、ジョン・ レノンの「愛」と「平和」の思想にも流れ込み、それは平和を願う世界中の人 々によって共有されている。 ジョン・レノンが「イマジン」を歌ってからもうすぐ40年が経つ。悲しい ことだが、レノンの「国家なんて存在しないんだよ」という夢は今もまだ実現 していない。私たちが、日々の生活を滞りなく続けていくためには、必要悪と して国家の存在は必要なことなのかもしれない。だがしかし、国家は本能的に 戦争をしたがるものである。戦争放棄をうたった平和憲法を持ちながら、「自 衛」を口実に日本が自衛隊を持ち、「国際協力」を口実にイラクに陸・空自衛 隊を派兵したように、そしてまた、憲法第九条を亡き者として、武装自衛隊を いつでも、どこへでも自由に派遣し、戦闘行為に参加できるように虎視眈々と 狙っているように、国家は軍隊を持ち、戦争をしたがるものである。 ならば、国家の戦争本能をいかにして抑制し、抑止すればいいのか。道は三 つ。一つは、アインシュタインが最初考えたように、「超国家」的国際機関と して国連の権限を強化し、アメリカやロシアなど強大国の意のままにさせない こと。そして、国際紛争の解決を国連に委ねること。第二は、九条のような戦 争権そのものを否定する憲法を世界的に広め、最終的には全ての国に軍隊や軍 備を放棄させること。そして三番目には、日々の生活のなかで、人それぞれの 形で「非戦」、「反戦」に向けて「脱国家」を貫徹していくことだろう。私た ちが5年間続けてきたハンスト・リレーも、その運動の一環であることに間違 いはない。 ********************************************************************** 【2】第36回「9の日・9条・ハンスト・イン」のご案内 「ガンジーの会」世話人会 ********************************************************************** 日本と世界の未来のために九条を護り その基本精神を実現していくべきだと考えるすべての皆さまへ ! 新年明けましておめでとうございます。 といいたいところですが、急速な景気悪化にともなう、企業のリストラや相 次ぐ中小企業の倒産などで、厳しい冬の寒さに身も心も凍りつく思いで、辛う じて年の瀬を越した方々も少なくないと思います。しかも、一層深刻化が予想 される不況を前にして、麻生内閣と政府与党はなすすべを知らず、いたずらに 衆議院の解散を引き伸ばし、全国民的に閉塞感を蔓延させています。 一方、目を世界に転じてみますと、アメリカ大統領に史上初の黒人大統領が 選ばれ、ブッシュ大統領が血眼になって推し進めてきた軍事一辺倒の対テロ・ 外交政策に変化の兆しが見えてきたとはいうものの、オバマ次期大統領は、ア フガン問題解決のために新たに米軍を投入する意向を表明、日本もその要請を 受け、麻生内閣と自公連立与党は再び陸上自衛隊を派遣させる方向で、準備を 進めています。あるいはまた、ソマリア沖海賊対策を口実に海上自衛隊を派遣 し、自衛隊の海外派遣を恒久化しようと狙っています。 さらにまた、イスラエル軍は、ハマス制圧を理由にパレスチナ自治区のガサ 地区に大規模な空爆を加え、すでに370人を越える死者を出す一方、ハマス 側も反撃を加え、今後の展開次第では泥沼化する危険性も出てきております。 このように、一つの戦争が終ればもう一つの戦争と、相変わらず戦争の暗雲は 消えそうにありません。 そういうわけで、とても「おめでとう!」などとはいえないくらい、暗く不 吉な予感に満ちた2009年の幕明けとなってしまいました。しかしながら、 悲観ばかりしているわけにはいきません。一人一人が、日々の生活のなかで戦 争のない世界実現のためできることを、粘り強くやっていくしか道はありませ ん。 さて、2006年2月9日にスタートしたハンスト・インも今回で3年目を 終わります。今年最初の「9の日・9条・ハンスト・イン」は、いつもの通り、 1月9日の午前0時から、以下の要項でスタートします。皆様ふるってご参加 のほど、お願い致します。 ★第36回「9の日・9条・ハンスト・イン」実施要領★ 1.日時 :1月9日(金)0時から24時間ハンスト(水、白湯は可) 2.参加方法 :参加希望者は、本ホームページの「参加申込」のサイトに、 1月9日午前0時までに、名前(ハンンドルネームも可)、 年代、参加する都道府県名、簡単なコメントなどを書き込ん で下さい。 このハンスト・インの運動は、インターネッの意志表明が、 他の参加者や全国で志を同じくする人々を励まし、九条を護 る運動の輪を広げていくことになることをお忘れなく。 3.終了報告 :折角24時間断食したのに、終了報告を怠ると、あなたが自 衛隊のイラク派兵や九条の改悪・廃棄に反対してハンストを 行なったことが誰にも伝わりません。あなた自身の意志を明 確に表明し、あなたが終了報告を書き込んで初めて、ハンス トという行為が政治的抗議行動になることを忘れず、終了し たら、必ず終了報告を書き込んでください。 4.実施方法 :初めて参加される方は、ホームページの実施要項を必ずお読 みの上、ご参加下さい。また、24時間のハンストができる かどうか自信がなくても心配はいりません。まずはじめてみ ましょう。出来る人が、出来るところまでやる。それであな たの意志は十分に参加する人たちに伝わります。 5.その他 :パソコンを使えない方の分は、まとめ役の方が、一括して参 加者名をご報告下さいますようお願いします。 ◎参加に当たって、分からないことなどありましたら下記へご連絡ください。 v.gandhi@dia.janis.or.jp 2009年1月1日 「ガンジーの会」世話人会:代表 末延芳晴 ********************************************************************** 【3】ハンスト日記 〜参加・終了報告などから〜 参加者 ********************************************************************** ☆____________________________________ | | |先週のリレー・ハンスト参加者(原則として正午から翌正午の24時間)| | | |12月28日(日) 燿山(岡山) | | 29日(月) 藤森(長野) | | 30日(火) 末延(京都) | | 31日(水) 藤森(長野) | | 1月 1日(木) どんぐり(北海道・帯広) 燿山(岡山) | | 2日(金) 相良(北九州市) 如安(埼玉) | | 3日(土) 末延(京都) | |__________________________________________________________________| ◆ネットの使えない地域も・・・ 高橋如安(埼玉) 12月26日(金)正午から参加。 ネットの使えない地域もまだまだあるのを実感してます。 ◇5年前、「ルノアール」で・・・ 「ガンジーの会」代表:末延芳晴 如安さん 今年最後のハンスト参加、ご苦労様でした。 5年前、新宿歌舞伎町の喫茶店「ルノアール」の会議室で、ハンスト・リレー のキック・オフ宣言をしたとき、集ったメンバーで、今も残っているのは僕と 如安さんだけになってしまいましたね。 来年もよろしく! ◆相良さんの熱い思いに支えられて 末延芳晴(京都) 12月27日(土)正午、相良さんから引継ぎ参加しています。 相良さん、今年も一年間、ご苦労さまでした。レギュラー参加者が減り、ハン スト・リレーが辛うじて続いている状況にあって、相良さんの平和への、九条 への熱い思いに支えられて、今年も一年間無事に続けてこれたような思いがし ています。 ◆越冬支援炊き出しは年末年始は毎日致します 燿山(岡山) 12月29日(月)正午、定例ハンスト終了。藤森さんへ引き継ぎます。 債務を増やすだけでしかない愚の骨頂「定額給付金」の最貧困層のための対策 や、派遣労働者・期間労働者の首切りホームレス化で大忙しさです。 最近の労働契約法や無慈悲な解雇によって路上生活者は少しずつ増えてきてい ますが、厚労省調査によると来年3月まで岡山県では2629人の非正規社員 が解雇されるとのこと、1月には路上生活者が激増すると考えます。 大金持ちのカジノ火遊びのお陰で権利の弱い人々がひとたまりもなく潰されて 行く現実。本当から言えば、文明史の曲がり角を摂理的に示されているこの機 会は、国際金融問題だけの事ではなく、資本主義や混合経済という経済体制問 題、労働力と生産・商品価値の問題、非人間的な格差になっている南北問題、 臨界点を越えた自然環境問題、サタンの歓喜の咆吼が聞こえる紛争・戦争の資 源の無駄遣い等に通底し集約している文明の傲りと罪に関わる人類史上のチャ レンジという機会なのに、その犠牲を被るのは貧しい人々ばかりです。 少し希望があるのはオバマ次期大統領はその辺りを見ているようです。彼はこ の機を第2ニューディールと捉え生態系に沿った雇用拡大事業を構想。が、日 本の政財界のリーダーの貧弱な浅知恵にはほとほと困り果てます。 諦めたらお仕舞い、愚民政治にはさせてたまるか!ということで本当に忙しい ですね。越冬支援炊き出しは年末年始は毎日致します。 ◇頭が下がる思い 「ガンジーの会」代表:末延芳晴 燿山さん!今年最後のハンスト参加、ご苦労さまでした。 言葉だけでなく、行動を伴いながら、日々、平和実現のために献身される燿山 さんの姿に、頭が下がる思いです。 来年もよろしくお願い致します。 ◆経済恐慌の後に戦争が来るという歴史 藤森治子(長野) 12月29日(月)正午から、燿山さんを引き継いでハンストに参加していま す。 厳しい世相ですが、静かなお正月が迎えられるかなと思っていたら、イスラエ ルのガザ攻撃です。どこまで続く泥濘ぞと思いますが、経済恐慌の後に戦争が 来るという歴史を思い起こすと、今はそういう危惧を含みつつ進んでいる時代 なのだと思い知らされます。 12月30日(火)正午、末延さんに引き継いでハンスト終了しました。 冬の間楽しもうとして買った鉢植えのヒヤシンスが、この12月の暖かさにす っかり生長して、早くもピンクの花が開いてきました。お正月中もつかどうか ・・・・・。 ◆わたくしめの小学校時代の通信簿 末延芳晴(京都) 12月30日(火)正午、藤森さんから引継ぎ、今年最後のハンストに参加し ています。 大掃除のついでに、2年前に亡くなった母の遺品を整理していたら、わたくし めの小学校時代の通信簿が全部揃って出てきました。 わたくしが小学校に入学したのは、昭和24年の4月。校庭の中央に立つ桜の 木が満開に咲く日の入学式、母から離れて学年別、クラス別に一列に並んで立 ったとき、脊が一番低かったせいで、一番前に立たされ、演壇の上に立つ校長 先生が怖かったせいか、集団の中の孤独の不安にたえきれなかったのか、泣き 出してしまったことを覚えています。弱虫だったのですね。 当時、担任の先生は、1年から3年まで続けて受け持つシステムで、わたくし の担任は、頭がつるつるで、頬に大きな切り傷の跡のあるいかつい先生で、お 名前は吉田広美先生。顔の傷は、若いころ女出入りが盛んで、嫉妬した相手の 女にかみそりで切られたとか。 でも、吉田先生は、そんな暗い過去があったことなど微塵も感じさせず、生徒 を可愛がり、慈しみ、熱心に教え導いてくれました。「先生」という言葉で、 わたくしが最初にイメージするのはこの吉田先生です。 その吉田先生が、一年生の第一学期につけてくれた通信簿の内容は、5段階評 価で5は一つもなく、4が9個、3が5個、2が1個。国語は「書く」、「話 す」、「読む」、「聞く」、「作る」と分かれていて、「話す」が3で、残り は全部4、算数は「理解」、「態度」、「技能」と三つに分かれていて、全部 4。算数が全て4というのは、少し意外でした。それと、音楽の「表現」が2 で、図画工作の「表現」と「理解」で3というのも、今、自分がしている仕事 のことを考えると意外でした。 第二学期は、社会の「理解」で初めて5がついて、後は4が10個、3が6個 で、一学期よりは向上してます。併し、三学期になると、病気で欠席が増えた せいか、5は一つもなく、4が8個で、3が9個と、少し低下しています。 次に通信欄ですが、一学期は、「欠席があったため実力を発揮することができ なかったかも知れませんが、大体に於いて学習はよくできています。休み中は 文を作ることをのご指導を願います」とあり、ずば抜けてできのよい子ではな いけれども、可能性を秘めた子として、吉田先生によい印象を与えたことがう かがえます。 ところが、二学期になると、地が出たというのか、メッキがはがれたというの か、学校生活に慣れてきたせいで、本来のいたずらっ子振りを発揮し始めたら しく、吉田先生は、「未だ十分に実力が発揮しておらないように感じられます。 落ち着いてやるように指導しておりますが、粗忽なところがあり、ムラがある ように感じられます」と、かなり厳しいコメント。 第三学期になると「理解力はあるのですが、落ち着きが足りないせいで、十分 に能力を発揮する事ができないように思われます。算数の計算力の速度などの ご指導にご協力願います」とあり、相変わらず、落ち着きがなく、いたずらっ 子振りを発揮して、学習に身が入らないせいで、頭の回転は速く、理解力はあ るのだけれど、それが成績の向上につながらない、そのことを吉田先生は惜し んでくれているようです。 (以下続きは次回に) ◆二年渡りのハンスト 藤森治子(長野) 12月31日(水)正午から、末延さんを引き継いでハンストに参加中です。 大当たりで、二年参りならぬ二年渡りのハンストになりました。今年は特にこ の大晦日の寒空の下で、今ひもじい思いをしている人たちの気持ちに思いを馳 せて、新年午後1時まで努めます。 皆さま、今年もハンストご苦労様でした。どうぞお健やかにご越年下さいませ。 2009年1月1日(木)午後1時、今年最初のハンストを終了しました。ど んぐりさん、燿山さんに引き継ぎました。 どんぐりさん、新年早々ご苦労様です。燿山さん、炊き出し支援をしながらの ハンスト、大丈夫ですか? ◆雑煮をいただいて、今年最初のハンスト入り どんぐり(北海道・帯広) 皆様あけましておめでとうございます。 2009年1月1日12時40分、朝昼兼用の雑煮をいただいた後、今年最初 のハンストに入りました。 2009年1月2日(金)12時40分ハンスト終了し、相良さんに引き継ぎ ました。 新年早々のハンストは、飲み過ぎて荒れた胃を休ませるいい機会だったようで す。朝からミーハーながら初売りの行列に並んで、正月をエンジョイしながら ハンストしてました。 ◆越冬炊き出しの現場から 〜日本の草の根には、まだまだ人の暖かみを持つ 魂の群像がしっかり鼓動している〜 燿山(岡山) 1月2日(金)正午、定例ハンスト終了。相良さん、如安さんへ引き継ぎます。 年始早々の断食ご苦労様です。 今回の越冬炊き出しには嬉しい驚きがいっぱいでした。厨房に入りきれないほ どの見知らぬ方々のボランティア。遠くの県外より炊き出し現場にやって来、 高額のカンパを置いてゆく人。足場がないほど倉庫に山積みされた支援物資等 々。「居ても立ってもおれなくて来ました」との弁。まだまだ日本の草の根に は、このような熱い心、人の暖かみを持つ魂の群像がしっかり鼓動している、 と実感しました。 昨日は自殺未遂3回、最後の死に場所を捜していたご夫婦との出会いがあり、 岡山で一晩野宿して1年半離れていた故郷の京都へ無事返すことが出来ました。 藤森さん、お気遣いを有り難うございます。 「言葉を持たず無権利で泣くことよりほかない人の涙をすくう道に身を投ずる」 と、戦前の弾圧下、プロレタリア平和活動に参加し、若くして獄死した伊藤千 代子さんの生き方に深く共鳴し感動します。精神力というのは心身をも現実に 生かすエネルギーだと感じます。 伊藤さんは長野の出身ですね。 「こころざしつつたふれし少女よ、新しき光の中におきておもはむ」(土屋文明) ◆武者震いのするお正月 相良和彦(福岡・北九州市) 1月2日(金)正午、北九州市で、どんぐりさんと燿山さんから引き継いでハ ンストに参加します。 尚9の日・9条・ハンスト・インには、9日12時より10日12時まで参加 します。 皆様あけましておめでとうございます。 とは言っても、今年はいよいよ衆議院の総選挙の年です。 武者震いのするお正月です。 1月3日(土)正午、ハンスト終了し末延さんに引き継ぎました。 燿山さん、越冬炊き出し、ご苦労さんです。沢山のボランチアや協力者が出て 来られたそうで、日本もまだまだ捨てたものじゃないと思いました。あとは今 の政治家がまともな政治家に変わるだけ。 ********************************************************************** 編 集 後 記 ********************************************************************** 年末年始のニュースは、イスラエルのガザ攻撃と日比谷の「年越し派遣村」 に集う職と住を失った人たちの映像で、「新年おめでとうございます」も書き にくい事態になっております。映像だけで見ると、両者相俟って「まるで戦時 中」という印象をもちました。常ならぬTV画像で、ばかばかしいお正月番組が 一層ばかばかしくなってきて、見る気も起こりませんでした。 イスラエルのガザ攻撃は、第2次世界大戦中ナチスによって行われたユダヤ 人のホロコーストの図式を反転させてしまいました。イスラエルは、パレスチ ナ人をガザというゲットーに閉じ込め、その上に爆撃を加えているようです。 この時期に、このような圧倒的に強力な武力でガザを攻撃することは、決して 国際的な同意は得られないでしょう。イスラエルにもこの自国の行動に反対し ている人たちが、たとえ少数でもいるはず、と信じたいです。 このままいけば、やがて周辺のアラブ・イスラム国家が反イスラエルで一致 し、第3次中東戦争にも繋がりかねない危ないところまできています。イラン が加われば、核戦争に発展する可能性も否定できません。それも承知で尚この ような非人道的な攻撃をイスラエルが続けるのだとしたら、アメリカの容認の もとに、その先に計略された更に危ない意図が窺われるように思います。世界 はその筋書きに決して乗ってはならないのです。 イスラエル建国以来、どれほど長い間両者の不毛な戦いは続いているのでし ょう。それにしても、両者ともなぜすぐ武力なのか、と思います。「武器を捨 てて、テーブルにつこう!」と呼びかけうるのは、辛うじて九条を持つ日本し かないのではないかとも思います。九条を「武器」にした賢明な外交が今こそ 望まれます。それこそ真の意味での国際貢献だと思うのです。 朝日新聞と東京大学・谷口將紀研究室が共同で次期衆院選の立候補予定者約 900人(回答735人)を対象にした調査のなかで、「憲法改正」について、 民主党は「改正すべき」21%(05年調査では46%)、自民党は「改正す べき」75%(05年調査では87%)と、「憲法改正」の機運は減少してき ており、「最も重視する政策」は「景気対策」であり、民主・自民ともに「憲 法」はゼロと、12月8日の記事で紹介していました。たった1年半前のこと ですが、安部政権当時の危機的「改正」の勢いを思い返すと、隔世の感があり ます。 年金や医療など社会保障の問題点が明らかになってきたこともありますが、 やはりイラク・アフガン戦争というきな臭い時代を経るなかで、私たち日本人 の中に「九条文化」ともいえる精神が根をはりはじめ、それが静かな運動とな って世論をつくってきているように思います。そして、それが政治家たらんと する人々の意識を変えてきているのだと思います。今年の衆議院選挙では更に その意志を明らかに表現しようではありませんか。 何かあるとすぐ「自衛隊の派遣」という発想はやめましょう。日本は「武力」 にあくまで自制的に対処することによって、「名誉ある地位」を図らずとも得 ることが出来るのです。「九条の世界化」、これこそが日本が世界に発信でき る唯一の大切な宝物なのです。戦後60数年、私たちが大事にしてきた「九条」 を、言い訳ではなく、その真の意味で政治家や官僚が積極的に外交で発信して 欲しいのです。今、世界は九条を求めているはずです。「戦争しながら、経済 危機は乗り越えられない!」と国内・国外に向かって叫びたい気持ちで一杯で す。 =================================================================== 【発 行】 ガンジー村通信 編集部 【発 行 人】 末延芳晴 【編 集】 藤森治子 ◆◇◆ お願い ◆◇◆ 1.本メールマガジンやHP「自衛隊イラク派兵反対ハンスト・リレー・マラ ソン」に関するご意見・ご感想をお聞かせ下さい。また、投稿も大歓迎で す。下のアドレスまでご寄稿ください。 v.gandhi@dia.janis.or.jp 2.「ガンジーの会」・メールマガジン「ガンジー村通信」の趣旨を理解し、 この運動を応援してくださる方は、ご友人・知人へのご紹介をお願い致し ます。 本メ−ルマガジンは、下記のHP「自衛隊イラク派兵反対ハンスト・リレ ー・マラソン」のトップページから申し込むことができます。(メルマガ 配信停止も同URLにて手続きができます。) http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/ 注)このメルマガは固定ピッチフォントでの閲覧を想定してます。フォント設 定を「MS ゴシック」等としていただければきれいにご覧いただけます



