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2008/11/23

ガンジー村通信 vol. 331

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     〜 自衛隊イラク派兵反対ハンスト・リレーマラソン 〜

                  2004年1月26日以来、本日で1764日目


          ≪ ガンジー村通信  2008/11/23  vol. 331  ≫


本誌HP http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
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                I N D E X
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    【1】『わたしを離さないで』を読む         ・・・藤森治子

      〜カズオ・イシグロ著・早川書房 epi文庫〜

    【2】筑紫さんを神様にするな            ・・・末延芳晴

      さすがの讀賣新聞も(3)  〜HPから〜

     【3】ハンスト日記                 ・・・参加者



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【1】『わたしを離さないで』を読む             藤森治子

     〜カズオ・イシグロ著・早川書房 epi文庫〜

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 衝撃的な小説である。しかし、表現やストリーが衝撃的なわけではない。表
現の衝撃性からいえば、梁石日の『闇の子供たち』(2002年)やこの夏出
版された平野啓一郎の『決壊』などのほうが激しい部分があるといえる。この
原書は2005年に出版され、日本では2006年にすでに翻訳されていた。
カズオ・イシグロの新しい小説が出たことや、このタイトルは知っていたが、
読まぬまま過ぎてきた。夏の終わり頃、書店でその表紙にひかれて文庫本にな
ったものを買った。表紙にはグレイのグラデーションで、カセット・テープが
描かれており、読み終わったとき思わずその表紙の意味深さを考えてしまった。

 この小説は読み方によってはミステリーともSF小説とも言えるかもしれない
が、小説の紹介にテーマを書かなければ話にならないのでバラしてしまうと、
クローン人間をめぐる小説である。雑誌「文学界」(2006年8月号)のイ
ンタヴューで、「この小説は最初から読者が結末を知っているかどうかは、重
要ではないと思います」と著者が語っているように、1回目はミステリーとし
ても読めるが、2回目にはクローン人間という哀切な存在に、死という相似形
の限界を持った人間を象徴させて描いている小説であることがわかってくる。

 またよくある奇想天外なSFの世界ではなく、近未来小説でもなく、ひょっと
したら、私たちの知らないところで現在すでに進行しつつあるかもしれない事
象ではないかと思わせるようなリアリティをもって迫ってくる小説である。小
説の背景には、クローン羊が生み出され、16年間も冷凍されていたマウスか
らクローン・マウスが「復活」するなどと、遺伝子工学の驚異的な進展がある。
一方、医学も難病の治療が進み、内臓器の移植が可能な時代になってきた。移
植を望む患者や身内にとっては切実な問題だが、臓器の需要が多くなればなる
ほど、では、その心臓や腎臓や肝臓を誰が提供するかという問題が今クローズ
アップされてきている。

 海外で、特に中国や東南アジアへ臓器移植を受けに行く人々が増えていると
いうニューズもつい最近あったばかりだ。先にあげた梁石日の『闇の子供たち』
はそういう現実を反映しての小説であった。カズオ・イシグロの小説は、臓器
提供のためにつくられたクローン人間が人間としてどのように生きるかという
話である。小説の中では、クローン人間のプロジェクトは1950年代に始ま
っており、同時代進行に設定されている。金融工学というケッタイな経済領域
が開発された結果、その「悪」の逆襲に、世界中が足掻いている現代という時
代は、それにも増して深刻な「人間を人工的に生み出す」という未体験の領域
に達しつつある。これが、現代人に幸福のみをもたらすのではなく、いいしれ
ぬ不気味な未来を想像させる。

 小説はキャシーという主人公が育った施設「ヘールシャム」の回想を語ると
ころから淡々と始まる。しかし、最初の1ページのうちに、誤訳かと思われる
ようないくつかの違和感のある言葉、「介護人」「提供」などという言葉に出
会う。謎へのキー・ワードは最初の数章のあちこちに埋め込まれており、やが
て尋常ならぬ世界に踏み込んでいるのだということに気づく。

 「ヘールシャム」は一見ほとんど普通の学校である。背後に大きな深い森が
あるということを除けば、イギリスでよく見かける小規模な寄宿制の幼稚園か
ら高校生までの一貫教育をしている私立学校であり、描かれる情景も、子ども
たちの振る舞いも、苛めあり、喧嘩あり、嫉妬あり、ほのかな恋愛ありで、い
かにも学校らしく、学校というところで長年働いてきた私にも馴染みのある雰
囲気に満ちている。唯一学校として違和感を感ずるのは、子どもたちの背景に
親の姿が全く見えないところである。こういう学校で育ち巣立っていったキャ
シー、ルース、トミーという3人の人生の物語である。

 この学校が普通の学校とちがうところは、先生を「保護官」と呼び、「健康
診断」が毎週行われ、学校の外の世界と接点をもつことは禁じられており、図
工・美術など芸術教育に熱心であるということである。芸術教育が後になって、
キャシーら3人の人間関係に大きな意味を持ってくる伏線となっている。「保
護官」なる先生たちも、ある一点を除いては、どこにでもいる先生たちであり、
どちらかといえばイギリス的偽善といっていいほど物分りのいい民主的な先生
たちであり、彼らの出生の秘密を完全に隠すというわけではない。

 こうした環境の中で幸せな子ども時代を送り、やがて思春期を迎え、「自分
が誰で、保護官や外部の人間とどう違うかを少しばかり知りはじめ」てくる。
そして、15歳のある日、キャシーが、他の「保護官」とは少し違うと関心を
もっていたルーシー先生が子どもたちに残酷な真実を語る。この真実が明かさ
れるのは、小説の最初の3分の1あたりだが、このことを明白に知った後は、
実のところ読むのが辛い。

 「あなた方の人生はもう決まっています。これから大人になっていきますが、
あなた方に老年はありません。いえ、中年もあるかどうか・・・・・。いずれ
臓器提供が始まります。あなた方はそのために作られた存在で、提供が使命で
す。・・・・・あなた方は一つの目的のためにこの世に産み出されていて、将
来は決定済みです。」

 この後、ルーシー先生は、この発言のために「ヘールシャム」を去って行く
が、このことを聞いても、キャシーはそれほどひどいショックは受けない。な
ぜならもう6、7歳頃からぼんやりと「提供」のことは聞かされていたような
気がしていたからだった。しかし、16歳で「ヘールシャム」を去る間際にな
って、キャシーは「あなた方は、教わっているようで、教わっていない」とい
うルーシー先生の指摘を反芻して噛みしめるようになる。

 「ヘールシャム」は、臓器提供を目的として作り出されたクローン人間を、
もっとも人道的に育てるモデル施設であった。この施設を去った後は、しばら
く「介護人」として、すでに何らかの臓器を提供をして生きながらえている「
回復センター」の仲間たちの生活や精神的な介護に従事し、やがて自らも臓器
提供者になっていく。小説の冒頭では、キャシーは31歳で、「介護人」を1
2年努め、あと8ヶ月で臓器提供者になっていくらしいことが自己紹介されて
いる。

 このようなグロテスクとも思えるSF的な舞台設定の中で、著者はいくつかの
ことを言おうとしている。声高には語っていないが、全体を通じて、「人間で
あること」とはどういうことなのか。クローン人間にとって「人道的」という
ことはあるのかということ。それが最も大きなテーマだが、しかし、それだけ
では、このような小説は書かないのではないか。30数歳という短い人生を終
えていくクローンたちにも、幸せな子ども時代があり、運命が分かっていても
恋があり、よりよく生きようと思うところに、運命を受容する静かな決意のよ
うなものが覗われる。そこに、死に向かって生きている人間の普遍的な人生を
凝縮して投射しているような気がする。例えば、「余命・・・年」と宣告され
た病人場合を想像すれば分かりやすいと思う。

 この運命の受容ということは、カズオ・イシグロという作家の大きなテーマ
のようにも思える。最初の長編小説『日の名残り』も、時代から取り残された
「執事」という生き方、外の世界と乖離した閉ざされた世界、そこから抜け出
すことをしないで生きていく一人の男の哀しい物語であった。この『わたしを
離さないで』も、現実世界から考えれば、逃亡すればよいのにとか、臓器提供
を拒否すればよいのになどと思うが、クローンたちは決してそのような行動は
しないで、クローン人間としての人生を生きていく。

 前述したインタヴューの中で、著者は「我々は大きな視点を持って、常に反
乱し、現状から脱出する勇気を持った状態で生きていません。私の世界観は、
人はたとえ苦痛であったり、悲惨であったり、あるいは自由でなくても、小さ
な狭い運命の中に生まれてきて、それを受け入れるというものです。」と述べ
ている。

 そして予め分かっている死を乗り越え、打ち負かすことが出来るのは「愛」
だとも述べている。「愛は、死を相殺できるほど強力な力になります。・・・
・・どういうわけか、愛があると、死がどうでもよくなるのです。」実は、大
テーマがあまり大きすぎて隠れているが、この小説のもう一つのテーマは「愛」
であると言ってもよい。これほど残酷な運命を生きるクローンたちを描きなが
ら、そして通奏低音が哀切に流れているにもかかわらず、思わず読み続けてし
まうのは、キャシーとトミーとルースの限界の中での美しい愛の物語があるか
らだともいえる。

 クローンのルールの中で、本当に愛し合っている恋人同士の場合、ある審査
を受けてそれが証明されれば、臓器提供の時期が1年延期されるという特例が
あった。その審査対象は、かつて「ヘールシャム」の教育の中で、特に熱心に
指導された図工・美術の作品であった。すでに引退した当時の経営者がこんな
ことを言う場面があるが、これは一つの芸術論になっていると思われる台詞で
ある。

 「作品は作者を物語る、作者の内部をさらけ出す。・・・・・わたしたちが
作品を持っていったのは、あなた方の魂がそこに見えると思ったからです。あ
なた方の魂が ―心が― あることがそこに見えると思ったからです。」

 非常に重く、立ち向かうのが辛いテーマの作品だけれども、そう遠くない未
来に私たちが直面し、避けて通れない課題かもしれない。辛いと思いながらも、
一旦読み始めると、一気に読み終わらずにはおれない作品だと思う。因みにタ
イトル“Never Let Me Go”(『わたしを離さないで』)は、主人公のキャシー
が、「ヘールシャム」時代に施設の販売会で買ったカセット・テープを聴きな
がら、決して子どもを産めないクローンのキャシーが、枕を抱いて「ベイビー、
ベイビー、わたしを離さないで」と無邪気に歌うその歌詞からとられている。

 長崎で生まれ5歳でイギリスに渡った著者カズオ・イシグロは、感性はいか
にも旧来の日本人的ではあるが、閉ざされた世界で繰り広げられる人間のドラ
マ、ドラマティック・ノベルというイギリス小説の伝統をしっかりと引き継い
でいると思うと、感慨深いものがある。


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【2】筑紫さんを神様にするな              末延芳晴

   さすがの讀賣新聞も(3)    〜HPから〜

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筑紫さんを神様にするな

 筑紫哲也さんが亡くなられてから、メディア、特にテレビ・メディアで、何
か同氏をジャーナリストの神様か何かのように、称え、祭り上げようとするム
ードがあって、嫌ですね。今も、TBSが「筑紫哲也さん追悼」と題して、2時間
もの特別番組を流してますが、ひいきの引き倒しのような感じがして、見てい
られません。

 筑紫さんがジャーナリストして果たした使命ややり遂げた仕事については、
賞賛するにやぶさかでないし、この人が「ニュース23」で頑張ってくれてい
ると思えることで、安心感を持って、生きてこれたことも事実です。

 ただ、あんまり褒めすぎると、筑紫さんってそんなに偉いのと、つい半畳を
入れたくなります。「多事争論」も、いっていることは正しいのだけど、どこ
か上からの目線でお説教を聞かされているようで、僕は好きになれなかった。

 ジャーナリストというのは、基本的に社会や人の悪や不幸をネタに仕事をし
ている人たちなわけ、そういう人があんまり有名になりすぎたり、偉くなりす
ぎちゃうと、ちょっと違うんじゃないのという気がしてしまうのだ。

 オウム事件で有名なったある女性ジャーナリストが、通販会社のテレビのコ
マーシャルで、快適そうなリビングルームでネコかなんかを抱きながら、「あ
のXXXXさんも・・・・」なんてナレーションが流れる中、カタログをめくって
いる図なんて、恥ずかしく見ていられないですよね。もしオウム事件の犠牲者
の方々があのコマーシャルを見たら、どんな気がするのか・・・・・そのこと
を彼女は考えたことがあるのか。もし彼女が本当のジャーナリストなら、到底
恥ずかしくて、出演をOKできなかったと思うんですがね。

 ジャーナリストがジャーナリストの分を忘れてしまって、舞い上がっている。
そこに日本のジャーナリズムの腐敗の根本原因があるのでないでしょうか。


さすがの讀賣新聞も(3)

 いつも政府・与党よりの社説を掲げているあの讀賣新聞が、13日付の社説
で、悪評高い定額給付金について、「迷走の末に地方丸投げとは・・・・・」
と嘆いています。

 社説は、「制度の細目が極めて曖昧で、国の施策としては“無責任”とも言
える内容となった。これでは、実際にお金を配る実務を担う市町村の現場は、
混乱が避けられまい。財源を手当てする補正予算や関連法案の国会審議も難航
が必至で、『迅速な景気てこ入れ』のための年度内給付も怪しくなった」とし
たうえで、「政府・与党はこの際、制度設計を、根本からやり直すべきだ」と
主張しています。もう一歩突っ込んで、「白紙撤回せよ!」と言ってくれれば
よかったのに・・・・・。

 社説は、さらに、この問題を巡って麻生首相のみならず、政府・与党が大迷
走をくりかえし、国民やメディアをあきれされ、失笑させた理由につぃて、「
選挙対策として華々しく打ち出し、詰めは衆院選の後でやればいい。そう考え
ていたが、解散先送りで予定が大いに狂った――こんな事情が透けてみえる」
と解説し、「『政局より政策』というのが、麻生首相が解散を先送りしたうた
い文句だ。その結果、こんな政策が出てくるようでは、首相の指導力が問われ
よう」と、苦言を呈しています。

 ここまで言うのなら、もう一歩突っ込んで、「貴方にはもう政権担当能力が
ないのだから、早く辞めて、解散総選挙すべきだ!」と言ってくれればよかっ
たのに・・・・・。


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【3】ハンスト日記  〜参加・終了報告などから〜       参加者

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 |先週のリレー・ハンスト参加者(原則として正午から翌正午の24時間)|
 |                                                                  |
 |11月16日(日) 燿山(岡山)                            |
 |   17日(月)  藤森(長野) 安田(岐阜)7人のば〜ば(岐阜) |
 |   18日(火)  末延(京都) 山川(兵庫)            |
 |   19日(水) 藤森(長野) 池宮正信・とも子(米・メイン)   |
 |   20日(木) どんぐり(北海道・帯広) 燿山(岡山)       |
 |   21日(金) 相良(北九州市) 如安(埼玉)        |
  |   22日(土) 末延(京都)                       |
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◆愈々紅葉のシーズン                 末延芳晴(京都)

11月15日(土)正午から、相良さん、如安さんから引継ぎ参加してます。

11月も半ばを迎え、木々の葉末が彩を加え、愈々紅葉のシーズンです。地球
温暖化の影響で、年々発色が衰えているそうですが、それでも11月の末、い
くつか目安を付けた寺の鮮やかな紅葉が楽しみです。


◆木枯らしもどきが到来                  燿山(岡山)

17日(月)正午、定例断食ストを終了しました。藤森さんへ引き継ぎます。

木枯らしもどきが到来しました。お体に留意されますように。


◆68歳はじめてのハンスト              安田尚平(岐阜)

第34回ハンスト・イン、遅ればせながら17日午前0時から24時間を無事
終了しました。68歳はじめてのハンストです。7人のばーばも同走したこと
を確認しております。

オバマさんの当選という新事態にも自公政権は暖簾に腕押し。善良な一国民と
してはどうすればいいのでしょう?


◆NHKスペシャル「微笑と虐待」             藤森治子(長野)

11月17日(月)正午から、燿山さんを引き継いでハンストに参加していま
す。

信州の紅葉は先週が見頃でした。楓の真紅だけは色を増していますが、欅や楢
はほぼ半分くらいが落葉し、落ち葉の季節となりました。

水島朝穂氏の「空幕長『論文』事件をどう診るか」(下記URL)が、なかなかよ
く分析してあると思いますので紹介します。↓
                  http://www.asaho.com/jpn/index.html


11月18日(火)正午、山川さん。末延さんに引き継いでハンスト終了しま
した。

昨夜のNHKスペシャル「微笑と虐待」はいいドキュメンタリーでしたね。(今夜
遅くに再放送があるかもしれません)アブグレイブ刑務所での虐待事件を、そ
れに関わった人たちへのインタヴューを通じて報ずることによって、この戦争
犯罪の真犯人を浮かび上がらせていました。NHKの意図は少しずれていましたが
・・・・・。

これが真実とすれば、ブッシュもラムズフェルドもグアンタナモから来て直接
虐待を指導したミラー少将も、それを手伝った民間軍事会社も告発されなけれ
ばならないと思いました。「7人の腐ったりんごたちの犯罪」とアメリカ政府
は決着をつけているようですが、これは恥ずべき国家ぐるみの虐待です。


◆家の温かいご飯が何よりのごちそう         山川トモコ(兵庫)

11月18日(火)正午〜参加しています。

急に寒くなりました。風も冷たいです。皆さん、お風邪などひかれませんよう
に。


11月19日(水) 午後1時前に終了しました。

昨日の夕方からの冷え込みに、体ががちがちです。肩が凝ってきました。朝か
ら出かけてまして、自宅に帰って食事を取るまでの時間を持たせようと思い、
自販機で、暖か〜いコーヒーか紅茶を買おうと車を止めましたが、あいにくそ
の自販機にはまだ暖かい飲み物がありませんでした。それでも時刻は既に1時
前ともあれば、何かを口にするだけでもと、冷たい缶コーヒーを車の中で暖め
つつ(ほとんど効果はありませんでしたが)、帰ってきました。家にたどり着
いて食べる温かいご飯が何よりものごちそうと思いつつ、書き込ませていただ
きました。


◆落ち葉舞う時節になりました             末延芳晴(京都)

11月18日(火)正午、藤森さんから引継ぎ参加しています。

木枯らしに落ち葉が舞う時節になりましたね。山川さんはじめ、皆さま、くれ
ぐれもご自愛ください。

個人的なことで恐縮ですが、嬉しいお知らせを一つ。8月に出版された拙著『
森鴎外と日清・日露戦争』(平凡社)が再版になりました。ハンストを続ける
中、辛い思いを乗り越えて書き上げた本だけに、感慨一入といったところです。


◆『ええ加減にしなはれ!アメリカはん』(岩波書店)  藤森治子(長野)

11月19日(水)正午から、山川さん、末延さんを引き継いでハンストに参
加しています。

何だかいや〜な時代の予兆がしますね。先の田母神事件のような自衛隊の暴走、
機能しない政治への不満と官僚政治への不信、社会に充満している閉塞感、こ
れらが同じ方向へ向かって動き出したとしたら・・・・・。昭和初期の金融恐
慌を背景とした5・15事件や2・26事件の繰り返しを許してしまうことに
なりそうで不安です。

まずは、解散・総選挙をする政治家の決断が喫緊の要事と思います。


11月20日(木)午後1時、どんぐりさん、燿山さんに引き継いで、ハンス
ト終了しました。

在米50年に近い小説家、米谷ふみ子氏の「ええ加減にしなはれ!アメリカは
ん」(岩波書店)を読んでいます。ブッシュ政権下で何が日常生活に起こって
いたか、日米の目を持って痛快に抉っています。

今日のニュースで、GM、フォード、クライスラーのビッグ・スリーといわれる
自動車会社の経営者たちが、公的資金の注入を請願するのに、自家用機でワシ
ントンに乗り付けたと市民が憤慨していましたが、本当にそんな大金持ちに何
故税金を投入しなければならないか・・・・・「ええ加減にしなはれ!」とい
いたくなる気持ちはわかります。


◆麻生城は落城寸前             相良和彦(福岡・北九州市)

11月21日(金)正午、北九州市でどんぐりさんと燿山さんから引き継いで
ハンストに参加します。

麻生城は落城寸前。恥も外聞もなく、ただ延命を図る城主。然しただ1枚のオ
ールマイティーは泥まみれの城主のみが握っている。如何に攻め落とすか。あ
とは沈着な作戦技術のみ。



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  編 集 後 記

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 どこの世界にも魂を売ってしまうような下劣な人間はいますが、「朝日新聞
よお前もか」と思うような驚き呆れるような情報がインターネットの世界に今
満ち溢れています。朝日新聞の記者(編集委員)が、麻生首相の所信表明演説
や文藝春秋11月号の手記「強い日本を!私の国家再建計画」のゴースト・ラ
イターだったというのです。これが事実だとすれば、朝日新聞は、公権力の監
視どころか、権力の片棒を担いでいることになり、一記者の責任にとどまらず、
「朝日」というジャーナリズムの信用の問題になってきます。

 もっとも、小泉元首相を持ち上げ褒め称えていた頃から、朝日は変調を来た
していた節があります。時々弱者には酷薄とも思えるような情け容赦ない社説
がある一方、最近では9月の「自民党総裁選―もっと面白くするために」など
というふざけた社説には呆れていました、有権者の多くが下手な田舎芝居と冷
ややかに見ていたのに・・・・・。ここまで政治と癒着しているとなれば、新
聞が世論を操作していると言われても仕方がないでしょう。

 読売新聞・主筆の渡辺恒雄氏は、著書「渡辺恒雄回顧録」で政治部記者時代
に、60年安保で、樺美智子さんの圧死事件が起こったときに、官房長官官舎
で政府声明の文章を書いていたといいます。また2000年には「神の国」発
言で、森元首相が釈明会見をしたとき、その指南書をNHKの記者が書いた事件
は記憶に新しいところですが、今回はこれらを上回る深刻な事態です。日本の
ジャーナリズムの根幹が問われているといってよいとさえ思います。自浄作用
がないところを見ると、このようなことが当たり前のように行われてきたので
はないでしょうか。

 新聞紙上で首相の動静をみますと、歴代の首相がマスコミ関係者と食事、と
いう情報もよく目にします。また政府要人には番記者がつくなどという慣習が
あり、政治とジャーナリストの距離が近すぎ、癒着が生まれる温床になってい
るように思います。「相手の懐に入らなければ本当の取材ができない」とか「
肉を切らせて骨を切る」などという言い訳をしながら、結局権力に取り込まれ
てしまっている姿が見えてきます。

 自民党がもはやこれまでの手法では成り立っていかなくなっているように、
日本のジャーナリズムも根本からその手法を変えるべきときが来ています。記
者クラブなどという前時代的な閉鎖的な制度はやめるべきです。読者は、首相
や閣僚の一挙手一投足や、垂れ流しの駄法螺を聞きたいのではなく、何より、
国民のためにどういう政治をしてくれるつもりなのかを知りたいのです。

 21日朝日新聞の中間決算が103億の赤字に転落したとのこと。金融危機
など様々な要素を反映してのことだろうとは思いますが、今回のような疑惑を
もたれるに至った体制にも問題があるのではないでしょうか。現代はインター
ネットをはじめ様々な情報摂取手段があります。わざわざ権力のお先棒を担ぐ
ような新聞を、誰も購読料まで払って読みたいとは思わないのです。元購読者
としては、政治的主張から文化欄まで豊かな紙面の恩恵に浴してきただけに、
残念です。リベラルを標榜する朝日新聞のような新聞がなければ困るのです。
今回の疑惑にはきちんとした決着をつけて再出発をしてもらいたいと思います。


★次週11月30日は第5日曜日になりますので、「ガンジー村通信」は休刊
 になります。次号は12月7日(日)発行となります。


===================================================================
【発   行】    ガンジー村通信 編集部
【発 行 人】    末延芳晴
【編   集】    藤森治子

             ◆◇◆ お願い ◆◇◆ 

1.本メールマガジンやHP「自衛隊イラク派兵反対ハンスト・リレー・マラ
  ソン」に関するご意見・ご感想をお聞かせ下さい。また、投稿も大歓迎で
  す。下のアドレスまでご寄稿ください。

   v.gandhi@dia.janis.or.jp

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