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2008/11/09

ガンジー村通信 vol. 329

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     〜 自衛隊イラク派兵反対ハンスト・リレーマラソン 〜

                  2004年1月26日以来、本日で1750日目


          ≪ ガンジー村通信  2008/11/9  vol. 329  ≫


本誌HP http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
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       ◇======================◇
                I N D E X
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    【1】アメリカ大統領選挙についての雑感        ・・・香取俊介

   【2】第34回「9の日・9条・ハンスト・イン」スタート

                    ・・・「ガンジーの会」世話人会

    【3】さすがの讀賣新聞も 〜 HPから 〜       ・・・末延芳晴

        ― 田母神「論文」について ―

     【4】ハンスト日記                 ・・・参加者



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【1】アメリカ大統領選挙についての雑感               香取俊介

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 アメリカの大統領選挙でバラク・オバマ氏が当選した。アフリカ系(黒人)
アメリカ人としてアメリカ史上初めての大統領が誕生するのである。リンカー
ンが大統領に選ばれたときに匹敵する画期的な出来事といっていいだろう。
 あからさまな弱肉強食のシステムを導入し、イラク戦争を主導したブッシュ
政権を、アメリカ国民は明確に否定したということで、「賢明な選択」ともい
える。

 予備選をふくめ2年あまりの長い選挙戦をつうじて、「不適格者」が落ちて
ゆき、残った二大政党の候補者が、アメリカばかりでなく世界注視のなかで雌
雄を決する。長い選挙のプロセスで政治家としての見識やタフさも鍛えられた
に違いない。とくに若いオバマ氏はこの2年で、人間としても大きく成長した
ようである。そこに期待をかけたい。

 ボーダレス化がすすみ、あらゆる面で「国際化」が進むなか、オバマ大統領
の出現は、たんにアメリカ国内の出来事ではなく、今後の世界の行方を左右す
る。テレビと映像メディアに左右される傾向が強いものの、候補者の「言葉」
と「政策」が重視され、善し悪しが国民にさらされ、最終的に民意が反映され
て決定する。さすが「デモクラシー」の国アメリカらしい選挙システムで、羨
ましくも思った。

 ブッシュ政権の8年間で傷みきったアメリカ。すでに「アメリカ一極」とい
う「覇権の構造」は崩れてしまった。しかし、アメリカのGDPは世界の4割
弱をしめており、アメリカは依然として「大国」であり、世界に大きな影響を
与える存在である。ここが大きく揺らぎ崩れることは、世界に計り知れないダ
メージをおよぼす。

 以前と違って、特に経済の分野ではボーダレス化は一層すすみ、各国の経済
はお互い緊密にからみあっているのである。そうして、あらゆることの根底に
「経済」がある。経済を無視して語ることは、「机上の空論」であり、世の中
のことを知らない「おめでたい」意見である、と極論してもいい。紛争や戦争
も、そのほとんどは経済の問題が根底にあって起きる。人の幸不幸の多くも、
経済問題と密接にむすびついている。
 「世界大恐慌」の瀬戸際にあるといっていい「経済」を、まずどう建て直す
か。オバマ氏も最大の課題として経済の立て直しをあげている。

 かつては「物作り」でぬきんでていたアメリカも、産業が空洞化して、「虚
飾の国」になっている。オバマ大統領の手腕をもってしても、そう簡単に修復
できるとは思えない。世界経済は来年から再来年にかけて、さらに混迷、混乱
の度を加える可能性が強い。そのしわ寄せは弱者にいく。それをどう回避する
かもオバマ氏の課題である。

 「アメリカの覇権」が終わったあとの世界情勢は、まったく予断を許さない。
アメリカという「重し」がとれたあと、ロシアや中国、中東などがどういう動
きをするか。アメリカの金融崩壊で深く傷ついたヨーロッパも、あがき苦しん
でおり、そこからの脱出のために、なりふり構わない行動に出ることもあり得
る。

 いずれにしてもシステムの大きな変更をしないと、アメリカばかりでなく世
界がもたなくなっている。今度の選挙で、アメリカ国民は改めてそのことに「
意思表示」をした。ところで、一口にシステムの変更といっても、急激に変え
るとロクなことはないということも、歴史が証明している。システムは「制度
疲労」を起こしやすいし、時代の変化ともに、変えるべき点は変え、変えては
いけない部分は変えてはいけないのだが、仮に変える場合、急激な「変化」は
危ない。急激な変化の最たるものは「革命」だが、これが必要な場合は「独裁」
や「圧政」で多くの人が苦しみ、前進的な改革がのぞめない場合に限る。

 急激な改革や変化によって、多くの人が傷つき、血が流れるのである。傷つ
くのは弱い立場にある人が多い。先進国のエゴによって、傷つけられたアフリ
カに軸足のひとつがある、ということは、オバマ氏の大事なポイントである。

 ところで、イラン大統領がオバマ氏当選に祝辞を送ったと新聞にのっていた。
イラク革命以来、イランの指導者がアメリカ大統領に当選の祝辞を送ったのは
初めてのことだという。中東からのアメリカ軍の撤退は時間の問題かと思われ
るが――これもそう簡単に解決できる問題ではない。
 オバマ支持者の中にはユダヤ系アメリカ人も多く、オバマ氏もイスラエルの
存在を無視できないだろう。中東問題はイスラエル問題と置き換えてもよく、
アメリカ問題とはユダヤ系アメリカ人の問題でもある。この難問をどうさばく
か、オバマ氏としても大変むずかしい選択を迫られるにちがいない。

 そのほか、世界には――資源を武器に独自の存在感を誇示しはじめたプーチ
ン氏のロシア、急拡大した経済の先行きが懸念される中国等々、多くの問題を
かかえた「大国」がある。とくに日本と関係の深い中国は、「共産党支配の市
場経済」という面妖なシステムで、アメリカの金融原理主義とともに経済を発
展させてきた。「アメリカの金融システム崩壊」後、どうなるのか。世界が注
視している。

 アメリカと中国、そうしてロシアという世界の「大国」を相手に、日本はど
ういう舵取りをし、どのようにして1億2000万の国民を「食べさせていく」
のか。オバマ新大統領でアメリカがどう変わっていくかと同時に、日本の権力
システムが「官僚主導」からどのようにして「国民主導」にかえていくかも注
目される・・・・・と記すことしかできない。残念ながら、「名案」や「理想
の処方箋」などありようがないと思えるからである。

 ある人にとっての「良策(幸福)」がある人にとっての「愚策(不幸)」に
なるのが、この世の常である――といってしまっては身も蓋もないが、冷徹に
観察すれば、それが生物の一種としての人間の避けられない側面である。叡智
と経験で、そんな宿命のような「側面」をどう和らげることができるか。オバ
マの演説の姿勢や風貌を見ていると、「オバマなら出来る」と思わせる。そこ
に「希望」を見いだしたいものだ。

 「一部」ではなく、「できるだけ多くの国民に」幸福感をもたらす、それが
指導者、指導層の目指すべきことである。もちろん、日本もそうすべきで、ブ
ッシュ政権とべったりの政策で良い意味の「日本らしさ」を壊してしまった「
小泉改革」と、どう決別するか。それが今後の日本国民にあたえられた課題だ
ろう。オバマ氏の知力、政策、活力と、対等にわたりあえる指導者を、日本も
選ばなければいけないと思うのだが、さて、そういう政治家がいるかどうかと
なると・・・・・沈黙するしかない。


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【2】第34回「9の日・9条・ハンスト・イン」スタート!

                       「ガンジーの会」世話人会

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会員及び支援者各位

 ジョン・レノンの「イマジン」の歌声とともに、時計の針が、11月9日午
前〇時を過ぎ、第34回「9の日・9条・ハンスト・イン」がスタートしまし
た。

 今回の一斉ハンストには、現時点で以下の15名の方々が参加しておられま
す。

 航空自衛隊のイラクからの撤退と海上自衛艦のインド洋からの撤退、そして
衆議院の即時解散を求めて、皆さま、心を一つにして最後まで走りぬきましょ
う。
                                        「ガンジーの会」代表:末延芳晴

〔ハンスト・イン参加者〕(11月9日0時現在)

 1.相良和彦     福岡・北九州市 
 2.燿山       岡山 
 3.どんぐり     北海道・帯広 
 4.豊田義信     千葉 *7日7:30より24時間 
 5.安田尚平     岐阜・下呂市 *17日に実施 
 6.七人のば〜ば    岐阜・下呂市 *17日に実施 
 7.佐藤 久     長野 
 8.末延芳晴     京都 *8日正午より 
 9.池辺幸恵     大阪・西宮市 
10.藤森治子     長野 
11.高田真佐子    大阪 
12.山川トモコ    兵庫 
13.早川明利     群馬 
14.三宅征子     東京 
15.吉岡朋則     徳島 *8日午後9時〜9日午後9時 


〔参加表明から〕

■前倒しハンスト・イン参加              豊田義信(千葉)

こんにちは。9日、予定がある為、11/7 7:30amより一日ハンストに
入っております。


11/8 7:30am、9の日ハンストを前倒しで終えました。

ブログにて、うどんさんよりご紹介頂いた、叉葉賢(またはけん)氏がyoutube
で歌う 「また、派遣」を、転送させて頂きます。↓

     http://jp.youtube.com/watch?v=v0siyuT_0as 

感謝して。 


■毎月の変更で心苦しいのですが、17日に実施です   安田尚平(岐阜)

68歳初のハンストになります。今月も9日はさる行事のため断食が難しいの
で、17日(月)に参加します。毎月の変更で心苦しいのですが、ご了承下さ
い。「7人のばーば」も同走します。

オバマさんが勝利して、大変興奮しました。日本も負けないように変わらなけ
れば。オバマ勝利についての藤森さんのコメントはすばらしいです。


■9のつく日の断食を再開しました           池辺幸惠(大阪)

大変久しぶりです。関西の西宮市の池辺幸惠です。
一昨年は毎度参加させていただいてましたが、昨年は忙しくてとおのいてしま
い失礼してました。

先日、世界の飢餓撲滅を願ってのスタンドアップキャンペーンをすすめられた
ところ、今何もできない私にできることはと考えさせられました。そこで、断
食の方がよほど、食べ物もない人たちの思いにつながれるから身につまされる
かなと思い、9のつく日の断食を再開しておりました。ですから、今日ももち
ろん朝から“断食”しております。

毎回、9.19.29で世界の子どもたちにわたしの分まわらないかしらと願
っています。

また、みなさまの仲間にいれていただければと思い、こちらにきました。よろ
しくお願いします。

池辺幸惠@西宮 平和のピアニスト です。


■ちょっと勇気がいるなあ〜             高田真佐子(大阪)

11月9日午前0時〜11月10日午前0時までの9の日ハンストに参加しま
す。

明日は、私たちの町では、「平和と福祉のまつり」が開催され、9条の会も、
呼びかけ等々、参加する予定。私も行くつもりです。フリー・マーケットでは、
バザーもあり、日ごろ会えない人にも出会うかもしれません。そんな時、憲法
のこと、話せたらいいんだけど・・・ちょっと勇気がいるなあ〜。いっぱい食
べ物屋の店がでるので、誘惑に負けないように、自戒しています。


■カルシュウム不足で歯が悪くなってしまいました   山川トモコ(兵庫)

11月の一斉ハンストに参加します。もう少しで、今夜の深夜が9日というの
を忘れるところでした。危ない危ない。

この4年(もうすぐ5年でしょうか?)、毎週一回24時間、そして、途中か
らは、それに加えての月一回のハンストと、年齢的なものも加え、カルシウム
不足が顕著になって(他の日に摂取してれば良かったのですが)、歯が悪くな
ってしまっています。治療にも以前よりも日にちがかかり少々辛い日を過ごし
てます。それでも、世界のどこかではもっと辛い日々を過ごしている人々がい
る。早く早く早く、地球上から飢餓を無くしたいです。


■ハンスト開始中です                 吉岡朋則(徳島)

報告遅れましたが、ハンスト・インは8日の午後9時から9日の午後9時で参
加しています。ホームページではレギュラーハンストの関係者の日程や参加人
数の問題などで苦慮されているようで自省しております。レギュラーハンスト
参加を目指して何とかしたい一心です。


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【3】さすがの讀賣新聞も 〜HPから〜           末延芳晴

     ― 田母神「論文」について ―

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 田母神統幕長のお粗末な論文について、さすがの讀賣新聞も「立場を忘れた
軽率な論文発表」として、社説で苦言を呈しています。社説の要旨は以下の通
りです。

1−日中戦争については、「我が国は蒋介石により引きずり込まれた被害者」
  と主張しているが、戦争全体を見れば、日本の侵略だったことは否定でき
  ない。

2−日米戦争の開戦も「アメリカによって慎重に仕掛けられた罠」と決めつけ
  ているが、論文には、事実誤認や、歴史家の多くが採用していない見方が
  目立っており、粗雑な内容である。

3−もとより、歴史認識というものは、思想・信条の自由と通底する面があり、
  昭和戦争に関して、個々人がそれぞれ歴史認識を持つことは自由である。
  しかし、田母神氏は自衛隊の最高幹部という要職にあった。政府見解と相
  いれない論文を発表すれば重大な事態を招く、という認識がなかったのな
  ら、その資質に大いに疑問がある。

4−論文には、集団的自衛権が行使できないとする政府の憲法解釈や自衛隊の
  武器使用の制約など、重要な問題提起も含まれている。しかし、この論文
  の文脈の中で主張しても、説得力を持たない。

5−こうした問題の多い論文の発表を、なぜ、だれもチェックできなかったの
  か。これでは、自衛隊に対する国民や諸外国の信頼が揺らぎかねない。


 讀賣新聞社説は、このように指摘したうえで、今回のような事態の再発を防
ぐために、防衛省に対して「制服組の自衛官の教育と人事管理を強化する」こ
とを求め、「政治の文民統制(シビリアンコントロール)のあり方も問われか
ねない」と、防衛省の現状について危惧を表明しています。

 話は変わりますが、今日の京都新聞によると、海上自衛隊の艦艇が、舞鶴の
西港に強引に入港しようとして問題になっているそうです。舞鶴には東港と西
港があり、これまで自衛艦の入港は東港に限って認められていたのですが、商
業港の西港にも「災害派遣に備えた予備調査」を理由に、入港を強引に要求し
ているということです。

 「災害派遣に備えた予備調査」などなど、もっともらしい理由をつけて、自
衛隊の活動を一般市民社会にまで押し広げ、もって自衛隊の活動を印象付け、
そのプレゼンス(存在感)を拡大し、市民社会に抵抗感なく受け入れさせよう
という一種のPR作戦を、防衛省に昇格して以来自衛隊はかなり露骨に行って
いる感じがします。

 例えば、昨年9月、取材のため九州の天草地方をレンタカーでドライブして
いたとき、ラジオのニュースが、自衛隊が有明海に侵入してきたテロリトを取
り押さえるという想定で、民間漁船も巻き込んで海上訓練を行ったことを伝え
ていました。

 テロリストが船にのって有明海に攻め込んでくる・・・・そんな到底ありえ
ないことを、あたかも現実にありえるように誇大に言い立てて、市民の恐怖心
を煽り、民間人を巻き込んで軍事訓練を行う。テレビやラジオや新聞がそれを、
「市民のために働く自衛隊」といったトーンで好意的に伝え、市民の感謝の声
をインタビューを通して紹介する。自衛隊の思う壺です。

 「テロリストとの戦い」と言いさえすれば、すべてがゆるされる風潮が日本
中を蔓延しているようで、「テロリスト絶滅」という大義名分を錦の御旗に押
し立てて、自衛隊は市民社会のテリトリーの中に侵入し、その活動と存在権を
認め広げさせる。そのためにできることはなんでもする。今回の懸賞論文応募
も、そうしたPR作戦の一環として行われたのではないでしょうか。「テロと
の闘い」を口にする政治家や新聞やテレビのコメンテーター、識者は疑ってか
かる必要があるでしょう。実際に自分が戦うわけでもないのに、「テロとの闘
い」を口にすることで、自分の利益を図ろうとしている・・・・その汚い根性
が見え見えだからです。

 ところで、懸賞論文には複数の自衛官が応募、田母神統幕長の論文だけが入
賞に、最優秀賞に選ばれたとか。それにしても、耐震偽装で疑惑を持たれてい
る民間のマンション建設会社(アバ・グループ)が300万円もの賞金を出し
て論文を募集し、讀賣新聞からも苦言を呈されるような粗末な論文を最優秀作
に選ぶというのも、おかしな話ですね。政府・自民党や防衛庁のご機嫌を伺う
ような懸賞論文を公募し、過去の日本の戦争を正当化し、九条の廃棄を主張す
る内容の論文を最優秀作に選ぶことで、耐震偽装の疑惑をカモフラージュしよ
うという魂胆なのでしょうか。

 その審査委員長が、上智大学名誉教授の渡辺昇一だというのも、笑えない冗
談ですね。

 私たちには見えないところで、おかしな人間がおかしなことを画策し、おか
しなお金が流れている・・・・・そのことをメディアが取り上げないのも不思
議といえば不思議なことです。結局は、市民が監視の目を怠らず、一つ一つつ
ぶしていくしかないのでしょう。


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【4】ハンスト日記  〜参加・終了報告などから〜      参加者

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 |先週のリレー・ハンスト参加者(原則として正午から翌正午の24時間)|
 |                                                                  |
 |11月 2日(日) 燿山(岡山)                            |
 |    3日(月)  藤森(長野)                                |
 |    4日(火)  末延(京都) 山川(兵庫)          |
 |    5日(水) 藤森(長野)                  |
 |    6日(木) どんぐり(北海道・帯広) 燿山(岡山)       |
 |    7日(金) 相良(北九州市)               |
  |    8日(土) 末延(京都)                       |
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◆連休は薪作りに追われて・・・        どんぐり(北海道・帯広)

報告遅れました。10月31日、予定通り終了しています。

連休の3日間は仕事をのぞいて薪作りに追われていました。最低気温が零度あ
たりを示すようになり、今年も薪ストーブのお世話になる季節となりました。
下がったとはいえまだまだ燃料高、化石燃料をなるだけ消費しないよう薪作り
もう一踏ん張りです。


◆こんな考えが自衛隊には蔓延しているのでは? 相良和彦(福岡・北九州市)

11月1日(土)正午、ハンスト終了し、末延さんに引き継ぎました。

空自、田母神空幕長には驚きました。前にも「そんなのカンケーネエー」とか。
正に確信犯です。イラクから帰って来た陸自のヒゲの隊長も同じこと。自衛隊
にはこんな考えが蔓延しているのではないだろうか。早速国会で証人喚問し、
また今までの度重なる自衛隊の不祥事についても、徹底的に追求して、『イン
ド洋』を廃案にして貰いたい。

「沖縄ノート」の今回の判決は至極当然の事です。この際闇に蠢く、この裁判
と『文科省』との関係も是非ともハッキリさせてもらいたいです。


◆プライドというものがないのか・・・・・       末延芳晴(京都)

11月2日(日)正午終了。燿山さんに引き継ぎました。

田母神空幕長の論文は、賞金300万円の懸賞論文に応募するために書かれた
そうですね。プライドというものがないんですかね。情けない話です。


◆「オバマに投票すべきだ。しかし幻想をもってはならない」(チョムスキー)

                           藤森治子(長野)

11月4日(火)正午、山川さん、末延さんに引き継いでハンスト終了しまし
た。

いよいよ今夕からアメリカの大統領選挙が始まりましたね。よその国の選挙で
はありますが、何といっても世界が一番影響を受ける国の選挙ですから、無関
心ではいられません。

インターネットで「YouTubeから聞こえるアメリカの声」(下記URL)というもの
が紹介されています。選択肢が二つしかない時どう考えるべきかという点では、
これから私たちが臨む総選挙にも一つの示唆を与えてくれるように思います。
http://100voices.wordpress.com/2008/10/24/norm-chomsky-howard-zinn-for-obama/ 

その中から、ノーム・チョムスキーとハワード・ジンの意見を紹介しておきます。

★「オバマに投票すべきだ。しかし幻想をもってはならない」
                        (ノーム・チョムスキー)
「接戦州においてはオバマに投票すべきだ。人々はマケインに反対し、オバマ
に投票すべきだ。しかし幻想を持ってはならない。共和党も民主党も、『経済
の党』という一つの党の派閥にすぎないことは事実だか、二つの党の違いは一
般の人々の生活にそれぞれ違った影響を与える。もし接戦州に住んでいるのな
ら、ふたつの悪のうちのましな方に投票するのは悪いことではない。」

★「オバマに投票すべきだ。オバマはけして根本的な変化を代表していないが
  ・・・突破口にはなる」             (ハワード・ジン) 
「オバマに投票すべきだ。同時に直接の働きかけが必要だ。抵当流れを阻止す
るための市民の直接行動が起こったとき、本当の変化が起こる。マケインに反
対し、オバマに投票すべきだ。オバマはけして根本的な変化を代表していない
が、彼は変化の可能性の突破口を作り出すことが出来る。十分な怒りと、十分
な力と、十分な強要力を伴った社会運動を含有していなければ、本当の変化の
可能性を満たすことはできない。彼の抽象的な言葉を確かな内容で裏付けなけ
れば。私たちには直接行動が必要だ。それによって起こる憤慨のみが、ワシン
トンの人々に影響を与えることが出来るのだから。」


◆オバマ ― 世界を修復する起爆剤に!        山川トモコ(兵庫)

11月4日(火)正午ちょうど〜 参加しています。

今日は、近畿地方、ものすごくいいお天気になりました。
もうすぐ、米国大統領が決まるんですね。日本の総裁選と違って長期間に及び
ますし、範囲も広いから大変でしょうけど、何よりも国民が投票出来る事がう
らやましいです。

これで、不正さえなければ、そして、もう戦争をしない国になり、経済面でも
世界を不安定にしないようになってくれれば、私は、元の米国の良さを信じた
くなるに違いないのです。世界から信頼される国に蘇って欲しいです。


11月5日(水)正午過ぎに終了しました。

歯の治療をしています。正午前に帰宅して、今朝までしみていたのが、今はウ
ソのようになって、復食も、ふつうの食事を一気にしてしまいました。

食事をしながら、逸る気持ちで、パソコンをつけましたら、「オバマ優勢」「
当選は確実の模様」となっているのを見て、飛び上がってしまいました。まだ
それは早いと気がついて、また、落ち着きを取り戻しました。

着実に確実に、狂わせた世界を修復する起爆剤になって欲しいです。


◆歴史の歯車が大きく前に回転し始めた!        末延芳晴(京都)

11月5日(水)正午終了、藤森さんに引き継ぎました。

アメリカの大統領選挙、オバマ候補がカルフォルニアを押さえて、勝利を確実
にしました。それも地すべり的大勝利。何か、歴史の歯車が大きく前に回転し
始めた、その瞬間に立ち合ったような興奮を感激を覚えています。

今朝の新聞の片隅に、ブッシュ大統領の支持率が30%を切り、史上最低を記
録したそうです。あの悪夢の9・11の後、90%以上を記録した支持率が、
今や30%以下(あわれなものです)。アメリカ人はブッシュ政権の欺瞞性を
見破っていたのです。そして、アメリカ人民は、おそらくは史上最悪で、最も
お粗末な大統領の代わりに、史上初の黒人大統領を選んだ。その勇気と英知を、
今は率直に称え、敬意を表明したいと思います。

7年前、アメリカ国民が狂ったようにブッシュ大統領の「テロリストを殲滅し
よう!」というスローガンを支持し、イラク戦争になだれ込んでいったとき、
多くの日本の識者は「アメリカはもう終わった」と嘆き、憤りました。しかし、
そのときも、私は、長いアメリカでの生活体験とアメリカ人との交わりを通し
て学び、蓄積してきたものから、アメリカ人はこのままでは終わらない。かな
らず良識を働かせ、今の行き過ぎを反省し、アメリカ本来の道に戻ってくる(
スィング・バック)と信じていました。それから7年余、長く、くるしい道の
りでしたが、アメリカ人は本来のアメリカ人にもどってきました。

ただ、この勝利をもって、「万々歳」と喜んでいるわけには行きません。アメ
リカ人には、この勝利に浮かれることなく、90%以上もの自分たちがブッシ
ュ大統領をなぜ支持してしまったのか、誠実に反省し、ブッシュ大統領を支持
したことが、イラクに、アフガンに、日本に、そして世界に何をもたらしたか
を真摯に見つめ、二度とこのような過ちを犯さないよう、英知を振り絞って欲
しい。

しかし、それ以上に大切な事は、私たち自身が、アメリカからのメッセージを
ストレートに受止め、変革に向けて立ち上がらなければならにということです。

以上、率直な感想を記しました。


◆私たちは「重労働に耐える覚悟」があるか       藤森治子(長野)

11月5日(水)正午、山川さん、末延さんを引き継いでハンストに参加中で
す。

今日の秋晴れの空のように、素晴らしい一日になりました。「オバマを暗殺さ
せたくないから支持できない」と怯える黒人たちの恐怖・無力感、白人たちの
己の中の潜在的な人種差別意識、それぞれそれらを乗り越えて、アメリカはバ
ラク・オバマをダブル・スコアの圧倒的な勝利で大統領に選んだのでした。

オバマの勝利宣言を聞いてから、改めてM.L.キングのI HAVE A DREAM のテー
プを聴き直しました。「キングさん!あなたの夢は実現しつつありますよ、4
5年かかりましたが!」そう呼びかけずにはおれない気持ちでした。教師生活
の間中この演説を教え続けてきたので、思わず涙が出そうになりました。

ただ、手放しで喜べないこともあります。若いケネディーがベトナム戦争の端
緒を切ったように、オバマはイラクからは撤退するものの、アフガンで徹底攻
撃を口にしているからです。このことはしっかり見ていかなくてはならないこ
とです。

アメリカの大統領選挙を見ていて感じたことは、民主主義は「在る」ものでは
なく、「創る」ものだということでした。ブッシュの8年間という愚劣で醜悪
な政治を許すのも、オバマを選ぶのも、民主主義という政治体制だということ
です。

イラク戦争が始まった時、作家のノーマン・メイラーが書いた言葉をもう一度
噛みしめたいと思います。私たちは「重労働に耐える覚悟」があるでしょうか。

「気高いからこそ、デモクラシーはつねに危機にある。・・・・・わたしが思
うに、人間の本質の奥底の醜さを考えれば、たいていの人に自然な政体はファ
シズムである。・・・・・どこだって好きな国にデモクラシーを輸出できるな
どと無分別にも決めてかかることは、逆説的に、自国でも国外でもファシズム
を育むことになる。デモクラシーとは、自由を享受するだけでなく、それを維
持するという重労働に耐える覚悟のある個人の集団がいる国のみが手にできる
恩寵なのだ。」(ノーマン・メイラー著『なぜわれわれは戦争をしているのか』
岩波書店 2003)


11月6日(木)午後1時、どんぐりさん、燿山さんに引き継いでハンスト終
了しました。

アメリカの大統領選挙のニュースで目立ちませんでしたが、昨日参議院外交防
衛委員会で、ペシャワール会の中村哲氏が参考人として意見を述べていました。
一昨日まで土木作業をしていたという中村氏は、日に焼けた顔で、訥々とアフ
ガンの実情を説明していました。その内容は以下のようでした。

「現地では、今はこの冬が生きて越せるかというくらい逼迫した状態であり、
一般の人たちは戦争どころではない。しかし治安はこの25年間で最も悪化し
ており、以前は日の丸を掲げていれば安全だったが、今は米軍を支援している
ということが明らかになってしまって、かえって危険になってしまった。『テ
ロとの戦い』といって今のような空爆を続けるとしたら、2000万人のパシ
ュトーン人を殲滅しなければアフガン戦争は止まない。未来の子どもたちのた
めにも、日本は目先の政治的な道具や経済的な利益のために自衛隊を派遣して
アフガン支援をすべきではない。有害無益だ。アフガンの民生支援こそすべき
である。」

ところで、昨日のオバマ次期大統領の勝利のニュースとともに、テレビや新聞
はしきりに日米関係がどうなるかを問い、「具体的な対日政策では、オバマ氏
は『テロとの戦い』の主戦場をアフガニスタンに移す方針を鮮明にしており、
インド洋上での給油活動の継続に加え、日本に新たな支援策を求める可能性が
ある。(毎日)」ということを、記者やコメンテーターが一様に述べていたの
が気になりました。マスコミこぞって、政府の給油法の延長を支えるような発
言ばかりで、中には自衛隊のヘリ支援もなどと先走っていました。外務省とマ
スコミが、あたかもオバマ民主党次期政権がそれを望んでいるかのように、国
民世論を誘導しているように思えました。

10日ほど前のワシントン発時事通信は、下記のようなニュースを伝えていま
す。これが事実ならば、外務省もマスコミも間違ったメッセージを国民に流し
ています。

<オバマ陣営のジャヌージ上院外交委員会事務局幹部は「日本が世界でどの程
度の役割を果たすのかは、ワシントンにいる人間ではなく、日本国民自身が決
めることだ」と指摘。「日本国民が望まない領域もあるかもしれない」と述べ、
憲法改正や自衛隊派遣について米側の意向を押し付けるべきではないとの立場
を示した。> 
       http://www.jiji.com/jc/zc?k=200809/2008092300264


◆オバマ政権誕生に、日本はおたおたとしているのでは?

                       どんぐり(北海道・帯広)

11月6日(木)12時40分、藤森さんから引き継いで参加しています。

アメリカが今後どのように変化して行くのか,期待を持って見守りたいと思い
ます。方や日本はどうなるのか。オバマ政権の誕生に、しばらくはおたおたと
している様しか想像できないなあ。

9日のハンストインも参加します。


◆政府は国民をとうに捨てている              燿山(岡山)

7日(金)正午、定例断食終了しました。相良さん、如安さんへ引き継ぎます。

アメリカ大統領選挙にはワクワクしました。国民の意思が素直に反映する政治
上の清さが羨ましい。

金融危機の波が日本の実体経済へ波及し、大企業は昨年比減益といっても膨大
な純利益があるのに、こぞって弱者・非正規労働者をリストラしている。野宿
者への炊き出し現場には若者が増えている。医者不足による無念の急死、1千
万人を超えたワーキングプア、毎年百人近くの路上死、10年も続く年間3万
人を超す自死・・・政府は国民をとうに捨てている。私たちも選挙で意思を表
明したい。


◆ 相良和彦(福岡・北九州市)

11月8日(土)正午、ハンスト終了し末延さんに引き継ぎました。

少憩して、あと2時間ほどで、ジョンレノンのイマジンを聴きながら9条・ハ
ンスト・イン、出発します。 同行の皆さん よろしくお願いします。


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  編 集 後 記

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 筑紫哲也氏が亡くなられました。「朝日ジャーナル」以来、活字と映像を通
して多くを学ばせていただきました。時にはその柔らかさ加減に反発を感じた
こともありましたが、固まりつつある頭を自由に解きほぐしてもらったことも
幾度かあったように思います。早すぎるご逝去でしたが、せめてオバマ氏の朗
報を知って旅立たれたのであったと思いたいです。合掌。

 まるで筑紫氏の遺言のように、夏頃、「WEB多事争論」というサイトが立ち上
げられました。(http://www.taji-so.com/main.php)その中で、筑紫氏は大切
なことを伝えています。政治とは、税の集積であるパイをどのように切り分け
るかということだと述べています。物事を単純化して考えると、本質が見えて
くるという主旨のことを話されていました。

 麻生内閣は、緊急経済政策として、定額給付金というものを提案しようとし
ています。総選挙をちらつかせながら、ずいぶん太っ腹のようですが、もとを
正せば私たちの税金が戻されてくるわけですから、有難がる必要はないのです。
蛸が自分の足を噛むようなものなのですから。しかも3年後には消費税増税と
いう高い利子がついてくるらしいのですから。

 その給付の仕方をめぐって、閣僚の意見がばらばらです。もう自公政権は「
パイの切り分け方」が分からなくなってしまったのではないでしょうか。大金
持ちにも貧乏人にも一律定額1万2000円とか・・・・・そんなことなら、
何も政治家や官僚がいなくてもできるのです。定額給付金が社会保障政策の一
環であるならば、それを工夫して、「切って配る」方法を苦心するのが政府の
役割というものです。それが出来なくなっているということは、つまるところ、
政権担当能力がなくなってしまったということなのでしょう。

 多くの人たちの中には、この定額給付金でとりあえず一息つけるという人も
いますから、敢えて反対はしませんが、本当はもっと底辺に行き届くような根
本的な政策が必要なのではないでしょうか。あるハンスト参加者が以下のよう
なことを書いています。野宿者(ホームレス)の面倒を見ている方です。

「金融危機の波が日本の実体経済へ波及し、大企業は昨年比減益といっても膨
大な純利益があるのに、こぞって弱者・非正規労働者をリストラしている。野
宿者への炊き出し現場には若者が増えている。医者不足による無念の急死、1
千万人を超えたワーキングプア、毎年百人近くの路上死、10年も続く年間3
万人を超す自死・・・政府は国民をとうに捨てている。」

 これらの人々を救う政策に加えて、健康保険証がないという3万人以上もの
児童たちに、定額給付金に使うお金を回してほしいと思います。オバマ氏が人
種差別の高い壁を乗り越えて支持されたのは、難しいことではあるけれども、
「パイの切り分け方」を95%の中・低所得層に厚くする政治をすることを掲
げたからではなかったでしょうか。


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【発   行】    ガンジー村通信 編集部
【発 行 人】    末延芳晴
【編   集】    藤森治子

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