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    <title>陰陽師教師・橘麗華</title>
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  <item rdf:about="http://archive.mag2.com/0000129791/20081006193820000.html">
    <title>陰陽師教師・橘麗華 「千鶴の一番長い一日」</title>
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    <description>19&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;そして９月８日、茅島神社。&lt;br /&gt;「明日はいよいよ本番やからね」&lt;br /&gt;麗華は千鶴に声を掛けた。「…ところで仕上がり具合はどない？」&lt;br /&gt;「上出来ですよ」&lt;br /&gt;千鶴は言った。「…舞を除いてみんな正月にまたやりたいみたいなことを言ってます」&lt;br /&gt;舞を除いてというのは舞はお寺の娘だからである。&lt;br /&gt;「神主ならともかく巫女には資格は一切要りませんからね」&lt;br /&gt;冒頭で言ったとおり千鶴は「権直階」の神主階級を持っている。ちなみに神主階級で一番下の「権直階」は中卒、&lt;br /&gt;「直階」は高卒でなら受験資格があるので「急遽後を継がなければならなくなった場合にとりあえず取る神主資格」という感じが強い。&lt;br /&gt;「ところで千鶴ちゃん」&lt;br /&gt;麗華は聞いた。「…進路のことやけどさ…もし神社を継ぐために大学に行くとしたら、二箇所しかないやろ？どないするん？」&lt;br /&gt;ちなみに「正階」は大卒…といってもどこの大学でも取れるわけではなく神道系の大学を出る必要があり、&lt;br /&gt;その大学というのが東京の国学館大学と三重県の皇學館大学の２箇所しかないのだ。&lt;br /&gt;「ええ…逆に言うと…２ヶ所に搾られている…ってことでしょう？」&lt;br /&gt;千鶴はうなずいた。「…頑張りますよ。やっぱり正階は欲しいですし…欲言えば明階も欲しいんですけどね」&lt;br /&gt;&lt;a href="http://archive.mag2.com/0000129791/20081006193820000.html"&gt;続きを読む&lt;a&gt;</description>
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  <item rdf:about="http://archive.mag2.com/0000129791/20080725200107000.html">
    <title>陰陽師教師・橘麗華　千鶴の一番長い一日</title>
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    <description>18&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「ところで麗華先生」&lt;br /&gt;翌日、教官室。&lt;br /&gt;授業を終えて入ってきた麗華に香澄が声をかけた。「…最近ジュンちゃんと時々バイク&lt;br /&gt;交換して乗りあってるらしい…って本当？」&lt;br /&gt;麗華ならともかく香澄がジュンちゃんという以上は対象の苗字は朝倉ではなく&lt;br /&gt;飯島である。香澄の妹の国府田舞とともに麗華の高校時代以来の親友だ。&lt;br /&gt;「ええ…オフロードのXR400やろ？」&lt;br /&gt;　麗華は言った。「…ちなみにうちのはオンロードのCB400スーパーボルドールや&lt;br /&gt;さかい」&lt;br /&gt;「たとえて言うとロードレーサーに対するマウンテンバイク…だろ？」&lt;br /&gt;　楓が変なところで口を出した。「…交換だったらあたいもお宅の舞と晶ちゃんと&lt;br /&gt;３人でやってるよ」&lt;br /&gt;晶ちゃんというのは香澄の高校時代の同級生で歯科医師の今宮晶のことだ。&lt;br /&gt;「舞はともかく晶ちゃん、ようあないな常識外れなバイク運転できるわ思う」&lt;br /&gt;　麗華は言った。「…舞も晶ちゃんも大型免許やさかい楓先生のバイクを運転できる&lt;br /&gt;のは知ってるけど」&lt;br /&gt;「常識外れというと？」&lt;br /&gt;　香澄と楓は顔を見合わせた。「…舞のCBR1000RRのこと？それとも…楓先生の&lt;br /&gt;ゴールドウィン&lt;br /&gt;&lt;a href="http://archive.mag2.com/0000129791/20080725200107000.html"&gt;続きを読む&lt;a&gt;</description>
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  <item rdf:about="http://archive.mag2.com/0000129791/20080517173615000.html">
    <title>陰陽師教師・橘麗華　「千鶴の一番長い一日」</title>
    <link>http://archive.mag2.com/0000129791/20080517173615000.html</link>
    <description>17&lt;br /&gt;「それにしてもまさか愛信会館で飯綱の儀を行っていたとはねぇ」&lt;br /&gt;翌日の放課後。香澄がコーヒーを飲みながら言った。「…いわゆる『灯台下暗し』って奴だよねぇ」&lt;br /&gt;「リーファは『飯綱にだけは手を出すな』といつも生徒に戒めてるらしいからねぇ」&lt;br /&gt;楓はポケットから出したハイライトに火をつけた。「…だから少なくとも&lt;br /&gt;占いクラブの生徒じゃないだろ？あたいはそう信じるぜ」&lt;br /&gt;「しかし杉本先生って女子のファンが多いことは確かなんだよね」&lt;br /&gt;風間菜摘が混ぜ返す。「…ところで…あ、シュリー」&lt;br /&gt;そう聞いて楓と梓と香澄は菜摘が振り向いたほうをいっせいに向いた。&lt;br /&gt;「麗華と（塚原）リエと千鶴が今、書道室で祝詞の言葉を考えてる最中」&lt;br /&gt;それで香澄に来てほしいらしい…と、シュリーは伝えて姿を消した。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;香澄は書道室のドアを開ける。&lt;br /&gt;麗華と千鶴と国語科の塚原リエがそこにいた。&lt;br /&gt;「何？私に協力してほしいこと…って？」&lt;br /&gt;「お姉さんのことで…ね」&lt;br /&gt;リエが言った。「…祝詞にちょっとした略伝を書かなければいけないから協力してほしいのよ」&lt;br /&gt;「本人から聞けばいいのに？」&lt;br /&gt;香澄は変な顔になる。&lt;br /&gt;「いやね…安西さんが言うには『&lt;br /&gt;&lt;a href="http://archive.mag2.com/0000129791/20080517173615000.html"&gt;続きを読む&lt;a&gt;</description>
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  <item rdf:about="http://archive.mag2.com/0000129791/20080313201635000.html">
    <title>陰陽師教師・橘麗華　「千鶴の一番長い一日」</title>
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    <description>16&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「じゃ、これお稲荷はんに」&lt;br /&gt;優華はそういって雀の焼き鳥を出したかと思うとレンジに入れた。&lt;br /&gt;いうまでもなくダーキニーは嬉しそうにしている。おまけに尻尾まで振っている。&lt;br /&gt;その横でシュリーとマユーリーが「いやなものを見た」という様子でいやな顔をしているが…&lt;br /&gt;まあ雀の焼き鳥なんか同じ鳥の化身であるシュリーやマユーリーに見せたら無理もないな…と、&lt;br /&gt;麗華は思った。&lt;br /&gt;「ウカにもおすそ分けしてくる」&lt;br /&gt;ダーキニーはそういうと雀の焼き鳥を二羽袋に入れて姿を消した。&lt;br /&gt;「荼吉尼天やいうのんが正式名称やけどね」&lt;br /&gt;麗華は苦笑した。「…確かにお稲荷はんとして祭ってあるところもあるけど」&lt;br /&gt;ただし「お寺はんのお稲荷はん」やけどね…と、麗華は付け加えた。&lt;br /&gt;「あの外観ですぐわかるさかい」&lt;br /&gt;優華は言った。「…因みに他の三人は吉祥天はんと摩利支天はんと孔雀明王はんやろ？」&lt;br /&gt;「当たり」&lt;br /&gt;マリーチーがいった。「…じゃあさ、マリアの式神は何と何か言ってみて」&lt;br /&gt;「一人はえらい別嬪はんやさかい、弁天はんやてことはすぐ解る」&lt;br /&gt;優華は言った。「…もう一人は…観音はんか思うたけど実は訶梨帝母はんやろ？鬼子母神はんとも&lt;br /&gt;&lt;a href="http://archive.mag2.com/0000129791/20080313201635000.html"&gt;続きを読む&lt;a&gt;</description>
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  <item rdf:about="http://archive.mag2.com/0000129791/20080106193449000.html">
    <title>陰陽師教師・橘麗華</title>
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    <description>15&lt;br /&gt;「何か不安ね」&lt;br /&gt;ジュンが言った。「…楓先生が『飯綱の術は素人でもちょっと齧りさえすれば&lt;br /&gt;簡単に使えるだけに恐ろしいことになる』って言ってたけど…いったい誰なんだろう？」&lt;br /&gt;「さあ？」&lt;br /&gt;みづきは他人事だと思って暢気そうだ。「…杉本先生が昔付き合ってた女とか？」&lt;br /&gt;「恐らく『丑の刻参りより効果がありそう』だと思って手を出しちゃったんじゃない？」&lt;br /&gt;美樹は腕組みしたまま言った。「…しかし狐の死骸はどうやって手に入れたんだろう？」&lt;br /&gt;「案外毛皮なんじゃないの？」&lt;br /&gt;舞は言った。「…毛皮で作れるかどうかは知らないけど一応殺されたということで&lt;br /&gt;怨念は持っているだろうから」&lt;br /&gt;飯綱の術というのはその怨念を他人に向けさせる術なのである。&lt;br /&gt;「マリアちゃん、うちや。そう、麗華」&lt;br /&gt;そこへマリアに麗華からのテレパシーが送られてきた。「…今マリーチーと&lt;br /&gt;ダーキニーを放って杉本先生の護衛に当たらせてる」&lt;br /&gt;「じゃ、頼むわ、サーラスヴァティ」&lt;br /&gt;マリアはサーラスヴァティを放った。「…私は今から麗華先生のところへ行くから」&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「あれ？シュリーちゃん…」&lt;br /&gt;マリアが麗華の家に来たとき、玄関で応対したのはシュリーだ&lt;br /&gt;&lt;a href="http://archive.mag2.com/0000129791/20080106193449000.html"&gt;続きを読む&lt;a&gt;</description>
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  <item rdf:about="http://archive.mag2.com/0000129791/20070913195916000.html">
    <title>陰陽師教師・橘麗華</title>
    <link>http://archive.mag2.com/0000129791/20070913195916000.html</link>
    <description>14&lt;br /&gt;「飯綱」と書いて「いづな」と読む。&lt;br /&gt;「飯綱の術」は簡単に言えば狐を殺して作り出す「霊狐」を使い、呪うべき相手に狐の怨恨を向かわせるという術だ。&lt;br /&gt;麗華は占術クラブの生徒にかねてから「身体的条件がものを言う式神や修行の必要がある蠱毒はともかく飯綱の術にだけは手を出さんといて」と警告していた。&lt;br /&gt;その理由は「天狗が取り付く」から、だという。&lt;br /&gt;「式神や楓先生なんかが使う蠱毒と違うてそんなに修行を積んでいなくても使えるという比較的簡単な術やさかい、&lt;br /&gt;せやからこそ術者はいい気になってしもて、天狗に取り付く隙を与えてまうん」&lt;br /&gt;「天狗の偽来迎」などといった昔話を読めば解るかと思うのだが、天狗は慢心した僧侶や山伏、&lt;br /&gt;陰陽師や神主などの元に現れて取り付くことが多い。&lt;br /&gt;「飯綱は烏天狗の姿で表されることも多いんだけど、それはこの術に対する警告でもあるわけだよな」&lt;br /&gt;楓がうなずく。&lt;br /&gt;「ところで楓はんが蠱毒を使えるのはどういういきさつで？」&lt;br /&gt;鷹司奈美子が聞いた。&lt;br /&gt;「そりゃあんた…熊野古道を歩いて熊野三社参り、しかも熊野三社のお百度参りなどという山伏の真似事をした日には…」&lt;br /&gt;楓は言った。&lt;br /&gt;「それに加えてうちの血筋もあるんだけどね」&lt;br /&gt;桜もうなずく。&lt;br /&gt;&lt;a href="http://archive.mag2.com/0000129791/20070913195916000.html"&gt;続きを読む&lt;a&gt;</description>
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  <item rdf:about="http://archive.mag2.com/0000129791/20070707120000000.html">
    <title>陰陽師教師・橘麗華　「千鶴の一番長い１日」</title>
    <link>http://archive.mag2.com/0000129791/20070707120000000.html</link>
    <description>13&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;そこへ折鶴が戻ってきた。&lt;br /&gt;麗華が指をぱちんと鳴らすとただの折鶴に戻って展開される。&lt;br /&gt;「やっぱり？」&lt;br /&gt;折鶴には「戌亥ノ方角ニ邪念アリ」とあった。&lt;br /&gt;そこで麗華は予め折っておいた蛙を戌亥の方角…つまり早い話が西北の方角…に向かわせた。&lt;br /&gt;「どっちに対する邪念なんでしょう？」&lt;br /&gt;「さあ？」&lt;br /&gt;舞ならともかく佐織さんに限ってそんなことはあらへん。そう信じたい…と麗華は思った。&lt;br /&gt;もう１人、杉本に対する邪念ということも考えられるのだが…。&lt;br /&gt;「舞はあれで楓先生に負けず劣らずの男勝りやさかい」&lt;br /&gt;香澄に聞いた話によると…近所の男の子を泣かせることもしばしばあったらしい…と、麗華は付け加えた。&lt;br /&gt;「確かにそういう感じですね」&lt;br /&gt;舞といっても鳳じゃなくて国府田ですよね…と、マリアは念を押した。&lt;br /&gt;「そらいくらなんでも鳳舞やったら舞ちゃんと呼ぶて」&lt;br /&gt;麗華は言った。&lt;br /&gt;程なくして二番目の鶴…マリアが折ったもの…が戻ってくる。&lt;br /&gt;マリアは麗華と顔を見合わせると麗華のときと同じように指をぱちんと鳴らした。&lt;br /&gt;麗華のときと同様折鶴が展開され、字が現れる。&lt;br /&gt;そこには「横恋慕」とあった。&lt;br /&gt;&lt;a href="http://archive.mag2.com/0000129791/20070707120000000.html"&gt;続きを読む&lt;a&gt;</description>
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  <item rdf:about="http://archive.mag2.com/0000129791/20070426200303000.html">
    <title>陰陽師教師・橘麗華</title>
    <link>http://archive.mag2.com/0000129791/20070426200303000.html</link>
    <description>５&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;麗華とマリアはふと中庭に目をやった。&lt;br /&gt;イチキとタギリとタギツとウカ、シュリーとマリーチーとダーキニーとマユーリーと&lt;br /&gt;サーラスヴァティとハーリティが仲良く戯れていた。&lt;br /&gt;ふと…ダーキニーとウカの耳が同じ方向にピクッと動いた。&lt;br /&gt;「どないしたん？ダーキニー」&lt;br /&gt;麗華が聞くと、ダーキニーは「静かにして」と言わんばかりに人差し指を唇に押し&lt;br /&gt;当てて「シッ」と息を立てた。&lt;br /&gt;ウカも狐である以上はそうなのだが、ダーキニーも姿は狐の耳をつけた人間の少女の&lt;br /&gt;姿をしているものの一応は狐である以上はその聴力は人間以上である。&lt;br /&gt;因みに他の５人と３匹には何も聞こえていないらしく、ちょっと小首をかしげている。&lt;br /&gt;「どうしたんでしょうかね？&lt;br /&gt;マリアが聞いた。&lt;br /&gt;「さあ？」&lt;br /&gt;麗華がわからないくらいであるから如何に一番弟子といってもマリアにわかるわけは&lt;br /&gt;ない。&lt;br /&gt;ちなみに美樹も「占術クラブ」における麗華の弟子なのだが、美樹は占いのほうは&lt;br /&gt;確実にマスターしてはいるものの如何せん身体的な条件（左利きで且つ内臓が左右&lt;br /&gt;逆転している）が満たされていないため、陰陽師の術は使えないのだ。&lt;br /&gt;「ところで&lt;br /&gt;&lt;a href="http://archive.mag2.com/0000129791/20070426200303000.html"&gt;続きを読む&lt;a&gt;</description>
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  <item rdf:about="http://archive.mag2.com/0000129791/20070216210850000.html">
    <title>陰陽師教師・橘麗華　「千鶴の一番長い１日」</title>
    <link>http://archive.mag2.com/0000129791/20070216210850000.html</link>
    <description>４&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「拝殿の方は準備が整ったよ」&lt;br /&gt;　そこへ麗華が呼びに来る。&lt;br /&gt;「麗華先生……その方って……」&lt;br /&gt;　純代は聞く。「……もしかして、噂の双子の妹さん……ですか？」&lt;br /&gt;　麗華の隣にもう1人の人がいた。その人は普通の着物を着ていたのだが、&lt;br /&gt;麗華が二人になったのではないかと思えるくらいそっくりだった。&lt;br /&gt;普通の着物か水干かでないと見分けることはほとんど不可能である。&lt;br /&gt;「さよ」&lt;br /&gt;　その人が答えた。「……うちが麗華の妹の優華どす」&lt;br /&gt;「京都は明日からお祭りやさかい、呼ぶの気が引けたねんのやけど……」&lt;br /&gt;　麗華は言った。「……この際やから思うて来てもろたん」&lt;br /&gt;「明日からお祭りといいますと……？」&lt;br /&gt;「八坂神社祭礼、早い話が祇園祭」&lt;br /&gt;　麗華は言った。「……何も山矛巡業の日だけが祇園祭やあらへんねんのやで」&lt;br /&gt;「そ、７月1ヶ月全部が祇園祭なん」&lt;br /&gt;　優華が頷く。「……さ、拝殿へ行きましょ。何もうちがいうことやあらへんのやけど」&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「それではただいまから夏越の祭りを執り行わせていただきます」&lt;br /&gt;　千鶴は言った。「……今年、神主の試験に合格し、祢宜になったばかりなので&lt;br /&gt;&lt;a href="http://archive.mag2.com/0000129791/20070216210850000.html"&gt;続きを読む&lt;a&gt;</description>
    <dc:date>2007-02-16T21:08:50+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://archive.mag2.com/0000129791/20061209200000000.html">
    <title>陰陽師教師・橘麗華　「千鶴の一番長い１日」</title>
    <link>http://archive.mag2.com/0000129791/20061209200000000.html</link>
    <description>３&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　さて「夏越祭」の当日。&lt;br /&gt;「着物は浴衣を着たことあるけど、袴なんて初めてだよ」&lt;br /&gt;　茅島神社の隣の安西家ではジュン、マリア、千鶴、純代、舞、&lt;br /&gt;美樹、みづきの７人が着替えていた。「……なんだか大学の卒業生になった気分だね」&lt;br /&gt;　それにしても他の四人と違って尼さんの舞と神主の千鶴は日頃から和装するチャンスが多いためかやはり着替えるのが早かった。&lt;br /&gt;他の四人に着付けを教えている暇があるほどである。それでもお坊さんの衣は通常着流し、つまり袴ははかないため、&lt;br /&gt;舞は袴だけは千鶴に手伝ってもらったのだが。&lt;br /&gt;　そこへドアをノックする音がした。&lt;br /&gt;「どうぞ」&lt;br /&gt;「神社のほうは準備OKになっているみたいだよ」&lt;br /&gt;　楓が袖に尾形家の家紋である「祇園守」の入っている萌葱色の水干姿で入ってきた。「……ところでどうかな？&lt;br /&gt;これなんだけど」&lt;br /&gt;「似合ってますよ」&lt;br /&gt;　お世辞ではなく本当に楓は萌葱色がよく似合うのである。&lt;br /&gt;「麗華先生も結婚式当日に着る予定の衣装で来てるよ」&lt;br /&gt;　楓は言った。「……つまりこれと似たような水干だけど色は赤紫っぽいかな」&lt;br /&gt;　確か紫といってたけど……まあ紫といえば平安時代の紫は今でいう赤紫に近い色だったという&lt;br /&gt;&lt;a href="http://archive.mag2.com/0000129791/20061209200000000.html"&gt;続きを読む&lt;a&gt;</description>
    <dc:date>2006-12-09T20:00:00+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://archive.mag2.com/0000129791/20061002200000000.html">
    <title>陰陽師教師・橘麗華　千鶴の一番長い一日</title>
    <link>http://archive.mag2.com/0000129791/20061002200000000.html</link>
    <description>９&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「あ、優華？」&lt;br /&gt;　麗華が再び携帯電話を掛け始めた。「……久しぶりやん」&lt;br /&gt;　「優華」と聞いて奈美子は思わずビクッとした。&lt;br /&gt;　優華は麗華の双子の妹である。麗華の京都の家は祇園の御茶屋なのだが、その御茶屋の後を継ぐために&lt;br /&gt;子供がいない伯父夫婦の養子になっているのだ。&lt;br /&gt;「六月の三十日、スケジュール空いとおる？」&lt;br /&gt;　麗華は聞いた。「……そっちもその翌日から祇園はんのお祭りやねんのわかっとおるんやねんのやけど&lt;br /&gt;念のため」&lt;br /&gt;「祇園はん……って？」&lt;br /&gt;「八坂神社のこと」&lt;br /&gt;　奈美子が言った。「……念のために言うとくけど、祇園にあるから八坂神社の別名を祇園いうんやのうて、&lt;br /&gt;祇園こと八坂神社があるから祇園いうんやからね」&lt;br /&gt;　橘家は「花橘」という家紋に由来する名前の御茶屋だが、鷹司家はその近所で料亭「唐獅子牡丹」を&lt;br /&gt;開いている。これまた鷹司家の家紋が「唐獅子牡丹」であることに由来する名前なのだが、この苗字と&lt;br /&gt;家紋に関していうと明治になってから庶民が苗字を名乗らなければいけなくなった際に料亭の常連だった&lt;br /&gt;五摂家の鷹司公爵家から頂いたものである。&lt;br /&gt;　五摂家の鷹司家の家紋は「牡丹」なのだが、苗字はいいが紋所まで同じ&lt;br /&gt;&lt;a href="http://archive.mag2.com/0000129791/20061002200000000.html"&gt;続きを読む&lt;a&gt;</description>
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  <item rdf:about="http://archive.mag2.com/0000129791/20060811200000000.html">
    <title>陰陽師教師・橘麗華　「千鶴の一番長い１日」</title>
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    <description>８&lt;br /&gt;　六月三十日の祭りというのはすなわち「夏越祭（なごしのまつり）」である。&lt;br /&gt;　この日の前後、茅で作られた丸い輪が鳥居に掛けられていて、それを子供たちが潜ったりするため、&lt;br /&gt;「茅の輪潜り」という別名で知られている。&lt;br /&gt;　もちろん茅島神社も例外ではない。&lt;br /&gt;ただし茅島神社の正門というべき鳥居は一般的な神社に多く見られる「明神鳥居」であり、&lt;br /&gt;輪潜り用の茅の輪を取り付けるための鳥居は別にあるのだ。&lt;br /&gt;「これだろ？」&lt;br /&gt;　楓はその「茅の輪」を掛けるための鳥居をたちどころに見つけたようである。「……正門というべき&lt;br /&gt;鳥居が普通の神社の明神鳥居なのにこれだけが伊勢神宮と同じ冠木門みたいな神明鳥居というのも&lt;br /&gt;変だからさ」&lt;br /&gt;　一般的な神社に多く見られる「明神鳥居」なら二本の柱の間に「笠木」と「島木」を渡して&lt;br /&gt;（一本の木を削って使う場合もあるが）それともう一本貫を渡し、島木と貫の間に神社名もしくは&lt;br /&gt;祭神名を書いた額を支える「額束」と呼ばれる柱が一本あるのだが、その鳥居は笠木の下に島木がなく、&lt;br /&gt;貫はあるものの額束がない。明らかに伊勢神宮や靖国神社などと同じ「神明鳥居」だった。&lt;br /&gt;「それに奥に何もないようだしね」&lt;br /&gt;　楓は言った。「……ここって摂社とか末社ってあるよね？&lt;br /&gt;&lt;a href="http://archive.mag2.com/0000129791/20060811200000000.html"&gt;続きを読む&lt;a&gt;</description>
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  <item rdf:about="http://archive.mag2.com/0000129791/20060622200000000.html">
    <title>陰陽師教師・橘麗華　「千鶴の一番長い１日」</title>
    <link>http://archive.mag2.com/0000129791/20060622200000000.html</link>
    <description>７&lt;br /&gt;「あ？奈美ちゃん？」&lt;br /&gt;　麗華が携帯電話を使ってなにやら電話している。「……うち。麗華やけど、茅島神社に来てくれへんやろか？&lt;br /&gt;因みに茅島神社って知ってるやろ？千鶴ちゃんの家やで」&lt;br /&gt;　奈美ちゃん……と聞いて純代と千鶴は麗華のほうを向いた。&lt;br /&gt;「先生……」&lt;br /&gt;　純代は聞いた。「……奈美子お姉様が何か？」&lt;br /&gt;「実は『浦安の舞』をどないしよか思うてね」&lt;br /&gt;　麗華は言った。「……小袖着て緋袴はいてその上に舞衣を羽織って舞うあの舞だよ」&lt;br /&gt;「ああ、巫女さんがよくやってるあの舞……ですね」&lt;br /&gt;　みづきが頷いた。「……それで奈美子さんとの関係は？」&lt;br /&gt;「そういえば思い出しましたよ」&lt;br /&gt;　千鶴は言った。「……奈美子お姉様、『浦安の舞』の巫女をやったことがあるんだそうです。&lt;br /&gt;そうですよね、先生」&lt;br /&gt;「さよ」&lt;br /&gt;　麗華は頷いた。「……うちもそれを思い出したさかい奈美ちゃんに携帯かけたん」&lt;br /&gt;　そこへバイクの音がして止まったかと思うとライダーらしい人が走ってきた。&lt;br /&gt;「麗華お姉様」&lt;br /&gt;　そのライダーは鷹司奈美子である。「……どないしはったん？」&lt;br /&gt;　因みに奈美子は麗華のことを麗華お姉様と呼ぶ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;a href="http://archive.mag2.com/0000129791/20060622200000000.html"&gt;続きを読む&lt;a&gt;</description>
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  <item rdf:about="http://archive.mag2.com/0000129791/20060525200000000.html">
    <title>陰陽師教師・橘麗華　千鶴の一番長い1日</title>
    <link>http://archive.mag2.com/0000129791/20060525200000000.html</link>
    <description>６&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「あれ？先生たちも？」&lt;br /&gt;　「噂をすれば影が差す」という諺はよく言ったもので、そこへ朝倉ジュン、風間純代が姿を見せた。鳳舞ともう1人、谷口みづきも一緒である。&lt;br /&gt;「あのね……」&lt;br /&gt;　千鶴は四人を誘導してなにやら小声で話す。どうやら今までの経緯を話しているらしい。&lt;br /&gt;「ところで衣装やけど……」&lt;br /&gt;　麗華は聞いた。「……ほんま、どないしはります？」&lt;br /&gt;「まさか神社ではウェディングドレスは駄目だよね」&lt;br /&gt;　香澄は言った。「……お色直しのときに披露する程度ならいいんだけどね」&lt;br /&gt;「あほなこというたらあかんわ」&lt;br /&gt;　楓が関西弁で突っ込む。「……神社では角隠しやて」&lt;br /&gt;「それについて僕もいろいろ考えてみたんだけど……」&lt;br /&gt;　杉本は言った。「……ここは国語教師らしく平安衣装はどうかと思うんだけどね」&lt;br /&gt;「平安衣装？」&lt;br /&gt;　楓と梓は唖然とする。香澄も目を丸くした。&lt;br /&gt;「つまり僕が束帯、彼女が十二単なんだけど……」&lt;br /&gt;　杉本は言った。「……もっとも僕のほうが神主に間違えられる可能性はあるけどね」&lt;br /&gt;「神主に間違えられる可能性がある……って……なるほど」&lt;br /&gt;　麗華が頷く。神主に間違えられる可能性があるというのは神社&lt;br /&gt;&lt;a href="http://archive.mag2.com/0000129791/20060525200000000.html"&gt;続きを読む&lt;a&gt;</description>
    <dc:date>2006-05-25T20:00:00+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://archive.mag2.com/0000129791/20060427180000000.html">
    <title>陰陽師教師・橘麗華　千鶴の一番長い１日</title>
    <link>http://archive.mag2.com/0000129791/20060427180000000.html</link>
    <description>５&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　ダーキニー及びジュアンと一緒に遊んでいたウカが突然走り出した。&lt;br /&gt;　ダーキニーとジュアンは唖然としている。麗華はウカが走っていった方向から、ウカと&lt;br /&gt;一緒に来る人がいるのに気が付き、&lt;br /&gt;何故ウカが突然走っていったのか理解したようだ。&lt;br /&gt;　それは千鶴だった。ウカが尻尾を振って足元にまとわり着いている。&lt;br /&gt;赤い袴をはき、白い小袖を着た上に袖に安西家の「比翼釘抜」の家紋が入った白い水干を羽織っている。&lt;br /&gt;つまり白拍子の姿なのである。これで烏帽子を被っていたらさぞかし平家物語に登場する祇王か仏かはたまた吾妻鏡の静御前かと言った趣であろう。&lt;br /&gt;何度もいうようだが千鶴は巫女ではなく祢宜、従って服装は巫女の着る舞衣ではなく、女性神主の水干なのである。&lt;br /&gt;「千鶴が正式な装束を着ている姿、初めて見た」&lt;br /&gt;　美樹が言った。「……白い小袖に緋袴を着ている姿なら見たことがあるけどね」&lt;br /&gt;「麗華先生も確か同じような衣装、持ってませんでしたっけ？」&lt;br /&gt;「持っとおるよ」&lt;br /&gt;　マリアに聞かれて麗華は頷いた。「……更にいうと楓先生も持ってるよ」&lt;br /&gt;「そうそう。麗華先生のは色が紫、確か胸に『清明桔梗』なんだよな」&lt;br /&gt;　楓が頷く。「……それであたいのは色は萌黄で袖、つまり安西が今着ている奴&lt;br /&gt;&lt;a href="http://archive.mag2.com/0000129791/20060427180000000.html"&gt;続きを読む&lt;a&gt;</description>
    <dc:date>2006-04-27T18:00:00+09:00</dc:date>
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