【外国(とつくに)で暮らしてみれば〜OLユウキの海外駐在ふしぎ発見!〜】
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外国(とつくに)で暮らしてみれば〜OLユウキの海外駐在ふしぎ発見!〜
第111号「いい日旅立ち」
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ついに、その日がやって来た。
9年近くに及んだ海外駐在生活にピリオドを打ち、
日本に本帰国することになった。
帰国の1か月前迄には荷物を船便で日本に送り出し、
思い出にどっぷり浸ろうと思っていたが、
離任日直前まで大きなプロジェクトに携わることになり、
肝心の自分の引っ越し作業が遅々として進まない。
そして、思いもかけず、送別会の嵐である。
5年間に亘りマレーシアに駐在していたおかげで、
私の旅立ちをまるで自分の家族のように見送ってくれる
多くのマレーシア人に囲まれていたことに、
心から感謝の日々だ。
とはいえ、仕事の残務整理や引っ越し作業が残っているので、
送別会のお申し出を一旦は
丁重に辞退させて頂いていたのだが、
「離任前で忙しいとは思うけれど、送別会を開かせてくれないでしょうか」
と、何度も何度も電話をかけてきて下さった方々ばかりで、
結局、離任日直前の週末まで、私の予定はびっしり埋まることになった。
金曜日の夜や、土曜・日曜の昼・夜といえば、
家族のいる人にとっては大切な時間であろう。
その貴重な時間をわざわざ割いて、
素敵な仲間が集まってくれることを本当に有り難く思う。
彼らに、まるで「ファミリー」のような連帯感を感じるのは、
一体何故だろう。
海外駐在生活を振り返ってみると、
様々な習慣や文化に触れ、それまでの固定観念や常識を覆されて、
複数の視点から物事を見ることができるようになったし、
外国と日本のそれぞれの良さも体感することができた。
それだけでなく、
外国の地元の人々との触れ合いが、
私の思い出の宝箱に
キラキラと輝いてしっかり存在していることに気付く。
きっとこれが、観光旅行とは違う、
時間をかけた海外駐在生活の醍醐味だったんだろう。
時間が許せば、次号から、
外国で出会った愛すべき人たちについて語りたい。

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