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会計士として監査法人で監査に従事している人間の日常の出来事や想いをつづります。会計士監査を受けている経理・財務の人、監査役の方、株式公開を目指している企業、会計実務や内部統制に関心のある方必読です。最近は国際会計基準(IFRS)の研究もしています。

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2009/02/10

会計士監査こぼれ話「IFRSの取扱い」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−2009/2/9  NO.120


−− 「IFRSの取扱い」

                                   
                 発行部数1,229部   

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みなさんこんにちは。
第三四半期レビューも終わりを迎えようとしていますが、今年は
内部統制監査の初年度であり、評価日は期末日、つまり3月決算
であれば3月末であるので、今頃から3月末にかけて検証が集中
するのではないでしょうか。

 さて、先日金融庁からIFRSの取扱いについて(中間報告)
(案)が公表されました。

http://www.fsa.go.jp/news/20/20090204-1.html

 一番気になるのは適用の時期ですが、任意適用については2010年
3月期から認めることが考えられるとされ、強制適用については
その適用の是非について2012年を目途に判断することが考えられる
とされています。

 米国においては、SECに上場する外国企業がIFRSで財務諸表
を作成することが認められましたので、日本企業で有報を米国基準
で作成しているSEC上場会社等については、IFRSへの移行に
大きな関心を示していると言われてます。

 これらの米国基準適用会社は数としては30数社とそれほど多くは
ないですが、日本を代表する企業が多数含まれており、連結子会社
まで対象となることを考えると、もしIFRSへの移行となると
結構な影響が出てくると思います。任意適用になった場合、
最初に動きが出てくるのはこの辺りではないでしょうか。

 強制適用については、(案)の中の「強制適用の判断の要素」にも
触れられてましたが、やはり米国がどのように意思決定するかという
ことに尽きるのではないでしょうか。米国が強制適用を決めるのは
2011年と先の話になりますが、米国企業が適用になると、世界の
会計基準はほぼIFRS一色になってしまうため、日本も適用は
やむなしでしょうね。米国については強制適用を決めるのは間違い
なしという論調で話が進んでいるような感もありますが、オバマ政権
で新しく任命されたSECのトップはIFRSに対して懐疑的という
話もありますのでさてどうなるんでしょうか。

 また一方でコンバージェンスの作業は引き続きされるため、実際の
適用時には会計処理面ではあまり差が無くなっているのではという
気もします。適用時の会社実務として日々の会計処理そのものを
IFRSで行なうのか、決算時に調整するのみでいけるのか、意見が
別れているようですが、コンバージェンスの進み具合によっては、
日々は日本基準で会計処理を行ない、決算でIFRSへ調整するだけで
OKかもしれません。

【発行責任者】
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ペンネーム 会 啓示(かい けいじ)

連絡先 kaikeiji2000@yahoo.co.jp
質問やご不明な点あればいつでも連絡下さい。
まぐまぐ紹介ページ http://www.mag2.com/m/0000128296.html
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