会計士監査こぼれ話  RSSを登録する

会計士として監査法人で監査に従事している人間の日常の出来事や想いをつづります。会計士監査を受けている経理・財務の人、監査役の方、株式公開を目指している企業、会計実務や内部統制に関心のある方必読です。最近は国際会計基準(IFRS)の研究もしています。

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2008/08/22

会計士監査こぼれ話

−−−−−−−−−−−−−−−−−−2008/8/22 NO.113


−− 「トップダウン or ボトムアップ」
                                   
                 発行部数1,263部   

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みなさんこんにちわ。
先日、nikkeiのサイトで大変共感できる興味深い記事を読みました。(http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/nagata.cfm) 
お題は日本で残業が多い本当の訳というものですが、文中で、
日本では「阿吽の呼吸」や「以心伝心」的な言葉足らずの会話が
恐ろしいほど成立する。そしてその状態になるまで同じ釜の飯を食い、
莫大な時間と努力をかけている。これが長時間労働を助長している、
というくだりがあります。つまり、仕事以前に「お互いの理解」
が求められ、そこに時間をかけているということですが、正に多くの
日本企業に当てはまってるなあと感じます。

 監査においても、会社との関係で似たような状況があります。
監査チームとして会社にお邪魔するときにそのメンバー構成は様々です。
監査法人に入所した時から会社にお邪魔している人、あるいは
ローテーション等である程度上位の職位になってからお邪魔している人。
いろいろな人がおりますが、監査チームのメンバーに対してはどこの
会社からも共通して「会社の理解」が求められます。前者の年次の
低い頃からお邪魔している人は、各個別科目を順番に担当していくうちに
「会社の理解」が進み、例外なく1年〜2年で「言葉足らずの会話」
が成立するようになります。こういう人は日本の会社文化的には理想であり
会社もこういう人を求めるケースが多いです。ところが、後者のある程度
上位の職位になってから、つまり責任者や管理者のような立場からお邪魔
するとなると、「会社の理解」という意味ではなかなか難しい部分が
あります。下の人と同じように一から個別科目をやるわけにもいかないし、
でも「会社の理解」はしなければならないという立場になってしまうからです。
 つまりほとんどの日本の会社は「会社の理解」のためにはトップダウン的な
アプローチよりもボトムアップ的なアプローチがあてはまる環境なのです。

 会社の経理幹部も日本では外部から招聘されることはほとんどなく、基本的
には内部からの昇格であるため、ボトムアップ的に養成されます。

 監査でもトップダウンと言われて久しいですが、結局監査を実施するに
当たって本当の意味でトップダウンが出来るかどうかは、そもそも会社が
トップダウン的かどうかというところの影響がとても大きいのでは?と思う
今日この頃です。

【発行責任者】
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ペンネーム 会 啓示(かい けいじ)

連絡先 kaikeiji2000@yahoo.co.jp
質問やご不明な点あればいつでも連絡下さい。
まぐまぐ紹介ページ http://www.mag2.com/m/0000128296.html
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