会計士監査こぼれ話  RSSを登録する

会計士として監査法人で監査に従事している人間の日常の出来事や想いをつづります。会計士監査を受けている経理・財務の人、監査役の方、株式公開を目指している企業、会計実務や内部統制に関心のある方必読です。最近は国際会計基準(IFRS)の研究もしています。

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2008/04/02

会計士監査こぼれ話「四半期レビューの責任」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−2008/4/2 NO.105


−− 「四半期レビューの責任」
                                   
                 発行部数1,278部   

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 みなさんこんにちは。1年で一番忙しい季節がやってきます。
最近は決算前の検討事項も増えており内容も複雑化しているの
で、繁忙期を前に既にへとへとになっておりますが、、、

 さて、今期の監査と並行して来期の四半期レビューや内部統制監査
やらの具体的な実務とスケジュールを考えていかなければならない
のですが、先日の会計監査ジャーナル4月号の四半期レビュー基準
座談会を読んでおりましたところ、(以下、抜粋)

「四半期レビューは非常に短い時間の中で限定された手続を実施する
のが特徴になっています。その一方で責任という観点からは監査と
同じところがあり、(中略)、最悪の状態に至った場合に私たちが
問われる社会的責任というのは非常に厳しいものとなる可能性が
あると考えられます。」


「米国ではレビュー報告書の添付が義務付けられておらず、財務諸表
にも非監査(アン・オーディット)と記載されていますので、投資家
が監査とレビューの誤解する可能性は低いと考えられるのですが、
日本ではレビューも監査証明とされていますので、非監査という取扱い
も難しい面があります。また、四半期報告書にレビュー報告書が必ず添付
されますので、投資家の方は、四半期財務諸表が監査されていると誤解を
してしまう危険もあると思います。」

という記載がありました。

 なぜ米国に倣って非監査という位置付けに出来なかったんですかね?
この違いは報告書発行という手続面もさることながら、心理的にも大きい
と思います。レビューなので時間(≒手続き≒報酬)は減らせ、しかし
一方で責任はあまり変わらない可能性があるというのは何か騙されたような
感じになってしまいますね。
 よく予備調査とかで決算書をレビューしたときに、もちろん監査ではなく
監査意見は出さないのですが、会社の社長さんやらは会計士が決算書を
見たのだから監査と思い込み、対外的にも監査を受けていると言ってしまう。
こっちは監査とは違うと何回も説明しているのに全く届かない。
一般の人にはやっぱりそれほどわかりにくい部分なんでしょう。ジャーナル
の座談会でも書かれてますが、監査とレビューの違いについては是非とも
業界あげての説明やPRを充実していって欲しいですね。

【発行責任者】
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ペンネーム 会 啓示(かい けいじ)

連絡先 kaikeiji2000@yahoo.co.jp
質問やご不明な点あればいつでも連絡下さい。
まぐまぐ紹介ページ http://www.mag2.com/m/0000128296.html
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