2009/05/16
今の美術業界を考える(その271)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今の美術業界を考える(その271) ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 札幌市立大学 2009年5月16日 昨年度より札幌市立大学のデザイン科の学生向けに‘知的財産権’について の講義を年に一度しています。今年は非常勤講師になり、昨年は補助に ついていただいた先生はおらず、一人で 90分 x 2コマの授業を してまいりました。 生徒さんは、もちろん昨年と違い、3年生ですがカラーというか雰囲気が まるで違いました。昨年度の生徒さんたちは、市立大学になっての一期生 ということもあり、非常にアグレッシブな生徒さんが多かったのですが 今年は落ち着いている印象を受けました。また、金融恐慌が学生にも影響 を与えているのでしょう。就職のことを心配している学生がとても多かった のが印象的でした。 90分の2コマというのは、結構な時間でして準備した資料が足りなくなって 困ったな〜 と思い、「少し、話を脱線しますね。」といって 画廊での 失敗談などを色々お話させていただきました。また、学生全員に対して 私の後に続く先生方に伝えるので、この授業への要望を言ってほしいと 40名の生徒からの要望を聞くことにしました。 今の学生の方々は、景気がいいという状況をあまり知らずに育った世代で 未来に対して、大きな希望が持ちづらいのだということを感じました。 ただ、大学3年生ということもあり、就職を意識していることもあるので しょう。社会に対する関心がとても強く、実社会の動きのような話には とても興味を持っていて、画廊の仕事についてですとか、海外からくる お客様についてなど、とても一生懸命に話しを聞いてくれました。 とくに、生徒さんたちから質問を受けると、「先生の脱線した話がとても 面白いので、もっと脱線話をしてください。」なんて言われると、恥ずかしい やら嬉しいやらで、照れくさい気持ちでした。 また、困った質問としては 「 どうやって先生方は偉くなったのですか?」 といわれ、「私は他の先生方と違って、決して偉い人間ではありません。 もし、偉く見えるのであるとすれば、一生懸命に仕事をしているので、その 一生懸命にやっている姿がそのように見えるのかもしれません。」 と 答えておきました。社会に出ていない人たちからすると、社会で実際に 起こっている事に興味があるのだと思います。また、生徒さんからすると 自分の興味のある分野で実際に働いている人のお話を聞くことが実学に なるのだと思います。 大学3年生というと19歳から20歳あたりで、これから10年たつと 30歳くらいです。これから社会に出て行く彼らに、夢と希望を与えて あげられるような授業をしていきたいと思います。 文責 野呂 洋子 ▼▼ ご意見・ご感想を ▼▼ このコラムへのご意見・ご感想をお待ちしております。 ⇒ info@yanagi.com ▼▼ 柳画廊の最新情報 ▼▼ 柳画廊ホームページをご覧ください ⇒ http://www.yanagi.com ▼▼ 購読解除・受信メールアドレスの変更について ▼▼ 下記URLよりお願いいたします ⇒ http://www.yanagi.com/mail/sample.shtml ▼▼ メールマガジン バックナンバー ▼▼ 以下にバックナンバーを掲載しております ⇒ http://www.yanagi.com/mail/mailmagazine.shtml ※メールマガジン配信システム※ このメールマガジンはインターネットの本屋さん「まぐまぐ」のシステムで配 信しています。 【発行責任者】株式会社 銀座 柳画廊 【お問い合わせ】http://www.yanagi.com/contact.shtml



