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2009/04/18

今の美術業界を考える(その267)

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        今の美術業界を考える(その267)

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 日本橋VS銀座                2009年4月18日

 銀座の画廊巡りを初めて、早2ヶ月たちます。多くの反響をえて
 楽しい日々を過ごしています。その中で、素晴らしい出会いの一人が
 日本橋老舗巡りの会、代表の川崎さんです。

 私は銀座で15年仕事をしていると同時に、日本橋に住むようになって
 15年たちます。子供も日本橋小学校に通っています。銀座柳画廊は
 銀座の泰明小学校のとなりに位置しています。ある意味、日本橋と銀座
 の違いは 肌で感じ取っていると思います。どちらも、大好きな町ですし
 それぞれのカラーの違いを感じています。
 画廊といえば、もちろん中心は銀座ですが、デパートは日本橋です。
 三越、高島屋も日本橋が本店です。

 先日は、日本橋巡りの川崎さんのお誘いを受けまして、日本橋の老舗の
 店長会議に参加させていただきました。江戸の中心地の日本橋では
 100年以上続く老舗がごろごろあり、皆さん江戸の粋と伝統を継承する
 ことの大切さを語っておりました。しかし、川崎さんがおっしゃるには
 日本橋は現在では、日本の秘境になっており、地方の方からすると
 銀座にはいくけれど、日本橋って行った事がない場所のひとつなのだ
 そうです。銀座で商売させていただいている私からすると、ある意味
 当然でして、銀座は生存競争が激しく、地代も高いため、お店の入れ替わり
 は非常に激しく、ここ数年では外資系ブランド企業の銀座への店舗の進出が
 激しいのは多くの人の知る所です。一方、日本橋は娘の学校の保護者会で
 お話を伺って思うのは、自社ビルで経営する所が多く、家族営業であり
 経営基盤が強いために、非常に保守的な経営をされている企業が多いように
 感じています。一方、銀座では外資系企業がどんどん進出してくることから
 わかるように、厳しい経営環境である分、商店街としては常に変化が
 あると思います。それでも、最近では 渋谷や新宿、六本木などに集客を
 奪われ始めております。 日本橋、銀座地区は、お年寄りの集まる町で
 どうやら若者に対する魅力が薄れているのではないかと言う危機感を感じて
 います。
 そこで、隣町同士で協力することで、日本橋と銀座の魅力を多くの人に
 アピールしたいと考えています。日本橋で何をして遊ぶのか。そして
 銀座では、街全体が美術館であると捉えれば、もっともっと多くの人が
 楽しめる場所になるはずですし、ガイドとして銀座の楽しみ方を多くの人に
 伝える事で、銀座の画廊に足を運んでいただける事と信じています。

 泰明小学校の生徒達も、銀座で育つ子供として銀座の画廊を覚えてもらう
 プロジェクトを進行中です。そして、娘の育つ、日本橋小学校では
 江戸文化を伝える小学校として、お琴や和太鼓、寄せの練習など、
 日本橋ならではの教育が施されています。

 地域社会との連携の中で、銀座の画廊は日本の文化を担う役割を
 果たしていこうと思います。
                    文責    野呂 洋子




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