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2009/06/17

ビジネスに必須!3分間でディベート思考を学ぶ

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【ビジネスに必須!3分間でディベート思考を学ぶ】
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ディベート的判断力 第22回:判断をする:腑に落ちない(1)


さて、過去17回にわたって、状況判断ついて説明をしてきました。

そして、第18回から「判断をする」について考察しています。

第18回は、「判断基準を作る」を取り上げ、第19回は「選択肢を作る」、そして第
20回は、「判断基準で選択肢を評価する」を取り上げました。

前回は、「決断する」でしたが、「判断基準で選択肢を評価」したにもかかわらず、実際
の結論は別なものになってしまいました。

さて、今回は「腑に落ちない」について説明したいと思います。


過去、判断基準と選択肢で、マトリックスを作り、それぞれの升目を5段階評価しまし
た。


選択肢
選択肢A:都心にあるフレンチ・レストラン
選択肢B:都心にある和食・ダイニング
選択肢C:家の近くにあるイタリアン・レストラン


判断基準
1.家から1時間以内で行かれる
2.予算はひとり8千円以内
3.お洒落な雰囲気がある
4.両親はワインが飲めるメニュー
5.子供が好きなお肉があること

そして、評価結果は次のようになりました。

合計13点 選択肢A:都心にあるフレンチ・レストラン 
合計13点 選択肢B:都心にある和食・ダイニング 
合計16点 選択肢C:家の近くにあるイタリアン・レストラン 

でも、家族の結論は、「車で行かれるデパ・地下で惣菜とワインを買う」でした。


せっかく判断基準を作り、選択肢を考えて、マトリックスで評価したのに、決定されたの
は、ここにはなかった選択肢D「車で行かれるデパ・地下で惣菜とワインを買う」だった
というのは、練習問題としては、はなはだショックなことです。


ここには、2つ考えさせられる点があるかと思います。


1つ目は、選択肢Dの問題です。

始めからこの選択肢Dがあれば、問題はなかったのでしょうが、何故無かったのでしょう
か?

これは、外食するという前提があったので、選択肢から自然と外れてしまっていたので
す。

つまり、ある前提をもっていると、選択肢が自ずと狭まってしまうと言う危険性をはらん
でいる事を意味しています。

前提条件を事前に考えることは重要です。

これは、前提条件がなければ、実情にあった選択肢にならなかったり、あるいは選択肢の
数が多すぎて、判断に時間がかかり過ぎるからです。

しかし、ここでの問題は、前提条件が狭すぎて、最もよい選択肢が選べなかったというこ
とです。

このケースで言えば、「本音」ともいえるべき、選択肢がなかったということです。

「家で食べる」というと、家族から「ケチ」と猛反対を受けるかもしれません。

つまり、家族の前で「格好をつけたい」と思うと、「本音」がでてこないのです。

これは、ビジネスでも当てはまる場合もありますね。



2つ目は、判断基準の問題です。

レストランを選ぶと言う例で言えば、実は「1時間以内」と言う評価をしたものの、実は
「ワインを飲んで酔って帰ってくる」のが面倒と言う隠れた理由があったのです。

また、予算も実はもう少し、安くしたいという気持ちがどこかにあったのですが、家族の
手前、格好をつけてちょっと言い出し難かったのもありました。

何故このように判断基準が十分に検討できなかったのでしょうか?

これは、「本音」がいえなかった、ということではないでしょうか?

この場合も、家族に「格好をつけたい」ので、「安い」という判断基準を言えなかったの
です。



さて、論理的な結論が納得できないという状況を、よく「腑に落ちない」と表現します。

ここで、「腑に落ちない」とは、次のようなことを意味します。


腑に落ち ない :納得できない。合点がゆかない。
出展:「大辞林 第二版」


論理的な帰結なのに、どこか納得できない状況は良くありますね。

ここでは、家族は自分らが論理的に出したはずの結論に、「納得」できなかったのです。

皆様も、こうした状況を経験したことがあるかと思います。

腑に落ちない時、皆様はどのように対処しますか?


では、次回は何故「腑に落ちない」のかを考えてみたいと思います。


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