2009/10/10
示現塾 高度に出る午前問題を解こう!(2009-10-10)
*-----------------------------------------------------------------------* ■■ 示現塾 ■■ 高度に出る午前共通問題を解こう! ITストラテジスト,ネットワークスペシャリストのセミナー開催・受付中! 午後問題や解答用紙のダウンロード http://zigen.cosmoconsulting.co.jp 秋の情報処理技術者試験日まで、あと9日 2009年10月10日(土) 本格版 1854号 ** =================================================================== ** これは,2009年秋の情報処理技術者試験のうち、応用情報技術者試験 午前問題 及び高度試験 午前共通問題 に対応したものです。 本日の問題テーマは,次の6つです。 第1問-企業活動 ・・・ソフトウェア制作費に関する会計処理 第2問-ヒューマンインタフェ・・・適切な顧客購入分析表 ース 第3問-ビジネスインダストリ・・・エキスパートシステムのプログラミング パラダイム 第4問-法務 ・・・国際標準化の動向に関する記述 第5問-システム監査 ・・・システム管理基準に示されているもの 第6問-サービスマネジメント・・・床下空調方式の特徴 ** ------------------ やる気が出る(?)名言集 ----------------------- ** 悪いことを考えながら、良い結果を期待することはできない。 良いことを考えて、悪い結果を得ることはできない。 (カーネギー) ** =================================================================== ** 第1問 企業活動 分野-22-3 技術レベル-3 出題頻度-中 出典:SD18-40 ソフトウェア制作費に関する会計処理のうち,適切なものはどれか。 ア 研究開発費に該当するソフトウェア制作費は,無形固定資産として計上する。 イ 市場販売目的のソフトウェアである製品マスタの制作費は,研究開発費に該 当する部分を除き,無形固定資産として計上する。 ウ 社内利用のソフトウェアについて,完成品を外部から調達するときの取得費 は常に発生時に費用処理する。 エ 受注制作のソフトウェア制作費は,すべて発生時に費用処理する。 *-----------------------------------------------------------------------* 解説:ア 研究開発費に該当するソフトウェア制作費は、研究開発費として費用 処理する。 イ 市場販売目的のソフトウェアである製品マスタの制作費は、次のとおりに処 理する。 (1) 研究開発費に該当する部分 --- 費用処理する。 (2) 上記以外の部分 --- 無形固定資産として計上し、耐用年数を3年として 減価償却する。 ウ 社内利用のソフトウェアについて、完成品を外部から調達するときの取得費は、 無形固定資産として計上し、耐用年数を5年として減価償却する。 エ 受注制作のソフトウェア制作費は、完成引渡しまでは仕掛品に計上する。 正解:イ ** =================================================================== ** 第2問 ヒューマンインタフェース 分野-7-2 技術レベル-3 出題頻度-低 出典:AP21-S-27 A社では,優良顧客について調査することになった。優良顧客は,最近の購入実績 があり,かつ購入金額の多い顧客とする。優良顧客の選定基準を決めるために, 最近の1か月,2か月,3か月,…について,期間ごとに購入金額ごとの顧客数を求 めて,顧客購入分析表を作成することにした。適切な顧客購入分析表はどれか。 ア 顧客購入分析表 イ 顧客購入分析表 金額(※) 期間 顧客数(人) 期間 金額(※) 顧客数(人)  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 10 最近1か月 550 最近1か月 10 550 最近2か月 700 9 650 : : : : 9 最近1か月 650 最近2か月 10 700 : : : : : : ウ 顧客購入分析表(人) エ 顧客購入分析表 \ 金額(※) 10 9 … 顧客数(人) 期間 金額(※) 期間 \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ : : : 最近1か月 550 650 … 1050 最近3か月 9 最近2か月 700 850 … 850 最近3か月 10 最近3か月 850 1050 … 850 最近2か月 9 : : : : 700 最近2か月 10 650 最近1か月 9 : : : ※万円以上 *-----------------------------------------------------------------------* 解説:問題文にしたがって、条件を整理してみる。 条件1:優良顧客は、最近の購入実績があり、かつ購入金額の多い顧客とする。 条件2:優良顧客の選定基準を決めるために、最近の1か月,2か月,3か月,… について、期間ごとに購入金額ごとの顧客数を求める。 顧客購入分析表を作成する条件は、上記の条件2のうち、“期間ごとに購入金 額ごとの顧客数を求める”である。 ア 第1ソートキー:金額(降順)、第2ソートキー:期間(昇順)の顧客人数を表示し ている。 イ 第1ソートキー:期間(昇順)、第2ソートキー:金額(降順)の顧客人数を表示し ている。 ウ 期間(昇順)ごとに購入金額(降順)ごとの顧客数を表示している。 エ 第1ソートキー:顧客数(降順)の期間と金額を表示している。 正解:ウ ** =================================================================== ** 第3問 ビジネスインダストリ 分野-21-1 技術レベル-3 出題頻度-中 出典:SW18-A-43 プログラムに“事実”と“規則”を記述し,プログラム言語の処理系がもつ導出 原理によって結論を得るプログラミングパラダイムであって,エキスパートシス テムの開発に適しているものはどれか。 ア オブジェクト指向プログラミング イ 関数型プログラミング ウ 手続型プログラミング エ 論理型プログラミング *-----------------------------------------------------------------------* 解説:ア オブジェクト指向プログラミングは、データとそれを操作するメソッ ドをオブジェクトと呼ばれる単位としてカプセル化し、オブジェクトの組み 合わせとしてプログラムを記述する技法である。 代表例として、C++、C#、Java、SmallTalk などがある。 イ 関数型プログラミングは、関数だけで全体を構成するプログラミング技法で ある。メインプログラムも、プログラムへの入力を引数として受けとり、そ の結果をプログラムが出力する関数として書く。代表例は、Lisp、ML などが ある。 ウ 手続型プログラミングは、プログラムをマニュアルのように、最初にするべ きことから順を追って記述していくプログラミング技法である。もっとも、 人間の思考回路に近くわかりやすい。代表例は、COBOL、Fortran、C、BASIC などである。 エ 論理型プログラミシグは、エキスパートシステム(人工知能)に使用される プログラミング技法である。代表例は、Prolog である。 Prolog は、述語( 引数, ..., 引数 ). という論理式で事実を表現し、プ ログラムを作り上げていく。手続き的ではないので、非手続き型言語と呼ば れている。 正解:エ ** =================================================================== ** 第4問 法務 分野-23-5 技術レベル-3 出題頻度-中 出典:SM18-54 国際標準化の動向に関する記述のうち,適切なものはどれか。 ア “情報技術-情報セキュリティマネジメントの実践のための規範”を規定し ているISO/IEC 17799は,JIS X 5080の基になっている。 イ “品質及び/又は環境マネジメントシステム監査のための指針”を規定して いるISO 19011は,システム監査基準の基になっている。 ウ “品質システム-設計・開発・製造における品質保証モデル”を規定してい るISO 9001は,共通フレーム98(SLCP-JCF98)の基になっている。 エ “プロジェクトマネジメントにおける品質の指針”を規定しているISO 10006 は,PMBOKの基になっている。 *-----------------------------------------------------------------------* 解説:ア JIS X 5080は、ISO/IEC 17799から策定された。 注:JIS X 5080は、JIS Q 27002:2006 に改訂されている。 イ システム監査基準は、独自に策定されている。また、ISO 19011は、従来、品 質と環境で、別々に発行されていた監査規格を、2002年に一本化したもので ある。 ウ SLCP-JCF98は、ISO/IEC のSLCP であるISO/IEC 12207 を元に作成された。 (正確に言えば、ISO/IEC 12207審議過程の段階で、SLCP-JCF98 の前身である SLCP-JCF94 が作成された) エ PMBOKは、PMIが独自に策定した。 正解:ア ** =================================================================== ** 第5問 システム監査 分野-16-2 技術レベル-3 出題頻度-中 出典:AU19-43 組織体が情報システムにまつわるリスクに対するコントロールを適切に整備・ 運用する目的として,“システム管理基準”に示されているものはどれか。 ア システム監査業務の品質を確保し,有効かつ効率的に監査を実施するため イ 情報システムが,組織体の目的を実現するように安全,有効かつ効率的に 機能するため ウ 情報セキュリティに係るリスクのマネジメントが効果的に実施されるよう, リスクマネジメントに基づくコントロールの整備・運用の状況を評価する ため エ リスクに対するコントロールがリスクアセスメントに基づいて適切に整備・ 運用されているかをシステム監査人が評価し,保証又は助言を行い,IT ガ バナンスの実現に寄与するため *-----------------------------------------------------------------------* 解説:システム管理基準の前文は、次の文章がある。 組織体が情報システムにまつわるリスクに対するコントロールを適切に整備・ 運用する目的は、以下の通りである。 ・情報システムが、組織体の経営方針及び戦略目標の実現に貢献するため ・情報システムが、組織体の目的を実現するように安全、有効かつ効率的に 機能するため ・情報システムが、内部又は外部に報告する情報の信頼性を保つように機能 するため ・情報システムが、関連法令、契約又は内部規程等に準拠するようにするた め 上記の二つ目の文が、選択肢イに記載されている。 正解:イ ** =================================================================== ** 第6問 サービスマネジメント 分野-15-1 技術レベル-3 出題頻度-中 出典:SM20-27 空調設備の送風方式の一つである床下空調方式の特徴として,最も適切な記述は どれか。 ア 機器の配置に合わせてダクトを設置する。 イ 小型機によく使われる方式であり,取付けが簡単で工事費用が安い。 ウ 送風の流れと暖気の上昇の流れが同じであり,効率よく冷却ができる。 エ 適切にダクトを配置することによって,温度分布を均一化できる。 *-----------------------------------------------------------------------* 解説:ア 何の機器を言わんとしているのかわからないが、ダクトは、空気の吸 い込み口である天井付近から、壁に沿って、送風口である床下の間に設置さ れる。 イ 大型コンピュータ等を設置されている冷却空調を要する空調室で使われる方 式である。 ウ 床下空調方式は、対象とする空調室に対して、従来法による空調システムで は防止又は制御を困難にしていた室内の部分的な過冷却や冷却不足を効果的 に防止することができる。 エ 吹き出し口の位置と大きさによって、室内の温度分布を均一化する。 正解:ウ ** ========================= 与謝蕪村の俳句 ======================== ** 順礼の 目鼻書ゆく ふくべ哉 *///////////////////////////////////////////////////////////////////////* ■■ 示現塾 ■■ 高度に出る午前共通問題を解こう! 発行・編集責任者 金子 則彦 以下のワークショップ(セミナー)の受講者募集中! プロジェクトマネージャ試験対策 第1回 平成22年 1月24日(日) 論述式試験の攻め方・組織要員管理 第2回 平成22年 2月11日(祝) 記述式試験の攻め方・品質管理 第3回 平成22年 2月28日(日) 契約管理・レビュー 第4回 平成22年 3月14日(日) 進捗管理・EVM 第5回 平成22年 3月28日(日) リスク・変更管理 データベーススペシャリスト試験対策 第1回 平成22年 1月31日(日) 概念モデル・ERD 第2回 平成22年 2月14日(日) 正規化理論・従属関係 第3回 平成22年 3月 7日(日) スーパタイプ・サブタイプ 第4回 平成22年 3月22日(祝) テーブル構造・JIS-SQL(DML) 第5回 平成22年 4月 4日(日) JIS-SQL(DDL)・排他制御 このメールマガジンを解除するには、 http://zigen.cosmoconsulting.co.jp/mailmag/mailmag_index.htm にてお手続きください。



