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2009/10/09

示現塾 高度に出る午前問題を解こう!(2009-10-09)

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            秋の情報処理技術者試験日まで、あと10日
  2009年10月09日(金)                                      本格版 1853号
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  これは,2009年秋の情報処理技術者試験のうち、応用情報技術者試験  午前問題
  及び高度試験  午前共通問題  に対応したものです。

  本日の問題テーマは,次の6つです。

  第1問-企業活動            ・・・税効果会計
  第2問-ヒューマンインタフェ・・・コード設計において最初にする作業
          ース
  第3問-ビジネスインダストリ・・・サプライチェーンマネジメントを説明し
                                    たもの
  第4問-法務                ・・・EDIFACTに規定されている事項
  第5問-システム監査        ・・・内部統制が有する固有の限界を示すもの
  第6問-サービスマネジメント・・・ウォームスタート

** ------------------  やる気が出る(?)名言集  ----------------------- **

    選手としてメダルを狙うことは、もちろん大事だ。

    だが、メダルのために人生があるのではない。

    あくまでも、人生のためにメダルがあるのだ。             (小出義雄)

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第1問  企業活動
分野-22-3        技術レベル-4        出題頻度-中       出典:SD18-41

税効果会計を説明したものはどれか。

ア  企業グループの一体性に着目し,企業グループを一つの法人とみなして法人
    税を計算する。

イ  固定資産の回収可能価額の減少を,帳簿価額の減額によって認識させ,減額
    分を考慮して法人税を算定する。

ウ  法人税等の額を適切に期間配分することによって,税引前当期純利益と法人
    税等を合理的に対応させる。

エ  法人税の課税標準を,法人の当該事業年度の所得金額とし,益金の額から損
    金の額を控除した金額として算出する。

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解説:税効果会計とは、法人税等の額を適切に期間配分することにより、税引前
    当期純利益と税金費用(法人税等に関する費用)を合理的に対応させること
    を目的とする会計上の手続きである。

      企業会計上の損益認識時期(どの会計期間に計上されるか)と税法上の損
    益認識(認容)時期は必ずしも一致しないため、両者には差異が生ずる。こ
    の結果、企業会計上の税引前当期純利益に対して一定税率で課税されるはず
    の法人税等は、必ずしも税引後当期純利益(最終利益)とは対応しない。

      このような企業会計と税法における損益認識時期との差異を一時差異とい
    い、税効果会計を適用する場合には、この一時差異に対して法定実効税率を
    乗じた額を法人税等調整額として損益計上し、税引前当期純利益と法人税等
    とを合理的に対応させる会計手続きをとる。

      例えば、棚卸資産について1,000の評価損を計上したが、この評価損は税務
    上損金算入が認められないため、当年度は課税所得の計算上自己否認し(=
    法人税申告上、損金に算入せず所得に加算し)たが、翌年廃棄したため損金
    算入が認容された(=翌年の法人税申告上、損金に算入し所得に減算した)
    例では、次の仕訳を計上する(実行税率を40%と仮定する)。

    当年度    棚卸資産評価損否認    1,000×40%=400

    (借)繰延税金資産  400      (貸)法人税等調整額  400

    翌年度    棚卸資産評価損認容 ▲1,000×実行税率40%=▲400

    (借)法人税等調整額  400    (貸)繰延税金資産  400

正解:ウ

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第2問  ヒューマンインタフェース
分野-7-2         技術レベル-3        出題頻度-中       出典:AP21-S-26

コード設計の作業のうち,最初に行うべき作業はどれか。

ア  コード化作業とコード表作成

イ  コード化対象の選定

ウ  コードの管理基準の設計

エ  使用期間とデータ量の予測

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解説:コード設計とは、外部設計で行なう作業であり、入力・出力項目へのコー
    ド付けをする体系を決めることである。コードには、シーケンスコード、10進
    コード、桁別コードなどがある。コード付けをすることにより、コンピュータ
    による項目の識別、分類、集計が容易になる。

    コード設計の作業手順は、おおむね次のようになる。

    (1) コード化対象の選定
    (2) 使用期間とデータ量の予測
    (3) コードの管理基準の設計
    (4) コード化作業とコード表作成

正解:イ

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第3問  ビジネスインダストリ
分野-21-1        技術レベル-3        出題頻度-中       出典:AP21-S-69

サプライチェーンマネジメントを説明したものはどれか。

ア  購買,生産,販売及び物流を結ぶ一連の業務を,企業間で全体最適の視点か
    ら見直し,納期短縮や在庫削減を図る。

イ  個人がもっているノウハウや経験などの知的資産を共有して,創造的な仕事
    につなげていく。

ウ  社員のスキルや行動特性を管理し,人事戦略の視点から適切な人員配置・評
    価などを行う。

エ  多様なチャネルを通して集められた顧客情報を一元化し,活用することで,
    顧客との関係を密接にしていく。

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解説:ア サプライチェーンマネジメントは、部品調達から生産・物流・販売ま
  でのジャストインタイムな管理を実現する情報システムである。

      具体的には、情報システムを利用して、購買・生産・物流・販売データを
    統合し、在庫の削減・生産性の向上・生産から販売までの時間短縮などを目
    指すものである。SCMとも言う。

イ  ナレッジマネジメントの説明である。

ウ  HRM(Human Resource Management)の説明である。

エ  CRM(Customer Relationship Management)の説明である。

正解:ア

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第4問  法務
分野-23-5        技術レベル-3        出題頻度-中       出典:SM20-55

EDIに関して,JIS X 7011(EDIFACT)で規定されている事項はどれか。

ア  EDIにおける業務やシステムの運用に関する取決め

イ  EDIにおけるネットワーク回線の種類や伝送手順などに関する取決め

ウ  EDIにおける標準メッセージなど,対象となる情報データをお互いのコンピ
    ュータで理解できるようにするための取決め

エ  取引の法的有効性を確立するための契約書に関する取決め

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解説:EDIFACTは、UN/EDIFACT と言われることが多く、United Nations rules
    for Electronic Data Interchange For Administration, Commerce and
    Transport の略である。

      直訳すれば、行政、商業、運輸の為の、電子データ交換に関する国連規則
    集になる。国際的な電子データ交換に関する規則集であり、国連/欧州経済
    委員会により策定された。EDIFACT は、標準メッセージ集(注文書や請求書
    など、商取引でやり取りされる様々な書式を可能な限り標準化したもの)や
    EDIFACT シンタックスルール(文法規則)などから構成される。

    EDI の情報表現規約(第2レベル)の一つである。

正解:ウ

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第5問  システム監査
分野-16-2        技術レベル-3        出題頻度-低       出典:SW19-A-77

内部統制が有する固有の限界を示すものはどれか。

ア  経営者による不正を発見する機能をもっていない。

イ  担当者の権限逸脱を発見できない。

ウ  特定者への権限集中に起因した不正を防止できない。

エ  リスク認識に基づく合理的な安全対策がなされない。

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解説:内部統制は、Internal Controlの訳であり、企業などの組織内部において、
    違法行為・不正・ミス・エラーなどが行われることなく、組織目標を有効・
    効率的に達成できるように各業務の基準・規程・手続きを定め、それに基づ
    いて管理・監視・保証を行うための一連の仕組みである。

      一連の仕組みとは、業務手順のマニュアル・取引の承認などを含む、仕組
    みをすべて含んでいる。内部統制のことを単に"コントロール"と言う場合も
    多い。

      内部統制は、経営者が整備・運用させるべきものであるから、基本的に経
    営者は、内部統制の枠外にあるとされる。

    選択肢イ~エは、経営者のことに限定していないので、内部統制によって、
    そのリスクを軽減できる。

正解:ア

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第6問  サービスマネジメント
分野-15-3        技術レベル-3        出題頻度-中       出典:SM19-22

システムが障害によって停止したときに行う,システム再開の方法の一つである
ウォームスタートの説明はどれか。

ア  システムの再立上げの過程で,システム停止時に処理中であったジョブのう
    ち,処理の続行が可能なものは処理を再開させ,入出力キューに残っている
    ものは,そのまま処理の対象とする。

イ  システムの初期化のために,イニシャルプログラムローダによってコンフィ
    ギュレーション情報を主記憶装置上に展開する。

ウ  システムの停止で処理が中断したジョブについて,それまでに採取されたチ
    ェックポイント情報によって回復作業を実施する。

エ  ジャーナルファイルに記録されているデータを使用して,ファイルを障害発
    生以前の状態に戻す。

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解説:ア  ウォームスタートは、電源の遮断によるメモリ内容の完全な消去を行
    なわずに、システムで提供されるリセット手段によってコンピュータを再起
    動することである。

    本選択肢の説明が、電源の遮断を行なっているかどうかはよくわからない。
    「ジョブのうち,処理の続行が可能なものは処理を再開させ,入出力キュー
    に残っているものは,そのまま処理の対象とする。」の辺りがなんとなく、
    電源の遮断をしていない感じをうかがわせているので、これを正解にする。

イ  コールドスタートの説明である。

ウ  チェックポイントリスタートの説明である。

エ  ロールバックもしくはロールフォワードの説明である。

正解:ア

** =========================  与謝蕪村の俳句  ======================== **


                      弓取に  哥とはれけり  秋の暮


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  発行・編集責任者      金子  則彦

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    第4回  平成22年  3月14日(日) 進捗管理・EVM
    第5回  平成22年  3月28日(日) リスク・変更管理


 データベーススペシャリスト試験対策
    第1回  平成22年  1月31日(日) 概念モデル・ERD
    第2回  平成22年  2月14日(日) 正規化理論・従属関係
    第3回  平成22年  3月  7日(日) スーパタイプ・サブタイプ
    第4回  平成22年  3月22日(祝) テーブル構造・JIS-SQL(DML)
    第5回  平成22年  4月  4日(日) JIS-SQL(DDL)・排他制御

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