2009/06/22
示現塾 高度に出る午前問題を解こう! (2009-06-22)
*-----------------------------------------------------------------------* ■■ 示現塾 ■■ 高度に出る午前共通問題を解こう! ITストラテジスト,ネットワークスペシャリストのセミナー開催・受付中! 午後問題や解答用紙のダウンロード http://zigen.cosmoconsulting.co.jp 秋の情報処理技術者試験日まで、あと119日 2009年06月22日(月) 本格版 1744号 ** =================================================================== ** これは,2009年秋の情報処理技術者試験のうち、応用情報技術者試験 午前問題 及び高度試験 午前共通問題 に対応したものです。 本日の問題テーマは,次の6つです。 第1問−アルゴリズムとプログ ラミング ・・・2分探索木 第2問−システム構成要素 ・・・垂直機能分散システムの特徴 第3問−データベース ・・・納入業者を探すSQL 第4問−ネットワーク ・・・クラスBの最大ホストアドレス数 第5問−セキュリティ ・・・JIS Q 27001:2006 ISMSの確立に必要な 順序関係 第6問−システム開発技術 ・・・データ内容が連想できるコード ** ------------------ やる気が出る(?)名言集 ----------------------- ** 「それも、いいじゃないか」は、 おもしろい人生のスローガン。 (メーソン・クーリー) ** =================================================================== ** 第1問 アルゴリズムとプログラミング 分野−2-1 技術レベル−3 出題頻度−高 出典:SW17-A-09 次の2分探索木からルートノード7を削除し,そのあと再び7を追加した2分探索木 はどれか。 7 / \ / \ 3 9 / \ / \ 1 5 8 10 \ / \ 2 4 6 ア イ 6 6 / \ / \ / \ / \ 3 8 3 9 / \ / \ / \ / \ 1 5 7 9 1 5 8 10 \ / \ \ / / 2 4 10 2 4 7 ウ エ 7 8 / \ / \ / \ / \ 3 9 3 9 / \ / \ / \ \ 1 5 8 10 1 5 10 \ / \ \ / \ 2 4 6 2 4 7 / 6 *-----------------------------------------------------------------------* 解説:2分探索木とは、親から見た子データは、1つもしくは2つしかなく、2つの 子がある場合、左の子は右の子よりも小さい値を持つ関係が成立している木 構造データである。 (1) ルートノード7 を削除する ルートノード7 を削除すると、再編成処理が必要である。 再編成処理は、次の2つの方法がある。 (a) 削除されたノードから見て、左側にある最大値を削除されたノード に入れる。 (b) 削除されたノードから見て、右側にある最小値を削除されたノード に入れる。 したがって、次の(a),(b)のいずれかになる。 (a) (b) 6 8 / \ / \ / \ / \ 3 9 3 9 / \ / \ / \ \ 1 5 8 10 1 5 10 \ / \ / \ 2 4 2 4 6 (2) 再び7 を追加する 追加は、左の子は右の子よりも小さい値を持つ関係が成立しているよう にすればよい。 (a) の場合は、次のようになる。 6 < 7 なので、右側に行く。 7 < 9 なので、左側に行く。 7 < 8 なので、左側に追加する。 (b) の場合は、次のようになる。 7 < 8 なので、左側に行く。 3 < 7 なので、右側に行く。 5 < 7 なので、右側に行く。 6 < 7 なので、右側に追加する。 したがって、(a),(b) は、次の形になる。 (a) (b) 6 8 / \ / \ / \ / \ 3 9 3 9 / \ / \ / \ \ 1 5 8 10 1 5 10 \ / / \ / \ 2 4 7 2 4 6 \ 7 (a)が選択肢イと合致するので、イが正解になる。 正解:イ ** =================================================================== ** 第2問 システム構成要素 分野−4-1 技術レベル−3 出題頻度−中 出典:DB19-06 垂直機能分散システムの特徴のうち,適切なものはどれか。 ア クライアントとサーバの関係のように,プロセッサ間に階層又は従属関係が 存在する。 イ システムの効率を向上させるために,同じアプリケーションを実行する幾つ かのプロセッサ間で負荷を分散する。 ウ 単独でも機能する複数のコンピュータシステムを,ほぼ対等な関係でネット ワークに接続し,データを含めて資源を共有する。 エ 負荷を分散させるために,アプリケーションごとに,ネットワーク内のどの プロセッサで実行するかをあらかじめ決めておく。 *-----------------------------------------------------------------------* 解説:ア 垂直機能分散システムは、その機能を、階層や従属関係などの上下関 係に分けて機能を分散させたシステムである。代表例として、クライアント サーバシステムがある。 イ 水平負荷分散システムの説明である。 ウ 水平機能分散システムの説明である。 エ 水平機能分散システムの一例である。 正解:ア ** =================================================================== ** 第3問 データベース 分野−9-3 技術レベル−3 出題頻度−中 出典:SM18-39 二つの表SとSPから部品番号P2の部品を納入している納入業者名を探すSQL文は どれか。ここで,====部分は主キーを表す。 S ┌────────┬───────┬───────┐ │ 納入業者番号 │ 納入業者名 │ 住所 │ └========┴───────┴───────┘ SP ┌────────┬───────┬───────┐ │ 納入業者番号 │ 部品番号 │ 納入量 │ └========┴─=====─┴───────┘ ア SELECT 納入業者名 FROM S, SP WHERE S.納入業者番号=SP.納入業者番号 イ SELECT 納入業者名 FROM S WHERE 納入業者番号 IN(SELECT 納入業者番号 FROM SP WHERE 部品番号='P2') ウ SELECT 納入業者名 FROM S WHERE NOT EXISTS (SELECT * FROM SP WHERE 納入業者番号=S.納入業者番号 AND 部品番号='P2') エ SELECT 納入業者名 FROM S WHERE EXISTS (SELECT * FROM SP WHERE 納入業者番号=S.納入業者番号 AND 部品番号>'P2') *-----------------------------------------------------------------------* 解説:ア 部品番号P2の絞込みがなく、単にS,SP表を納入業者番号で結合して、 納入業者名を表示する。 イ IN句を使って表現している。 相関副問合せではないので、副問合せ内を先に実行し、SP表から、部品番号 がP2の行を選択し、その納入業者番号を得る。副問合せ側から得た納入業者 番号を外側のSELECT文に渡し、S表の中の納入業者番号に合致するものの納入 業者名を表示する。 ウ 相関副問合せのSQL文なので、外側のSELECT文から、S表の1行目を取り出す。 副問合せ側に入り、外側のSELECT文で選択しているS表の1行目の納入業者番 号に一致するもので、かつ部品番号がP2のものをSP表から探す。そんなもの が存在していなれば、外側のSELECT文を実行し、S表の1行目の納入業者名を 表示する。これを外側のSELECT文において、S表の最終行になるまで実行する。 エ 相関副問合せのSQL文なので、外側のSELECT文から、S表の1行目を取り出す。 副問合せ側に入り、外側のSELECT文で選択しているS表の1行目の納入業者番 号に一致するもので、かつ部品番号がP2よりも大きいものをSP表から探す。 そんなものが1つでも存在していれば、外側のSELECT文を実行し、S表の1行 目の納入業者名を表示する。これを外側のSELECT文において、S表の最終行に なるまで実行する。 正解:イ ** =================================================================== ** 第4問 ネットワーク 分野−10-3 技術レベル−3 出題頻度−高 出典:SU18-15 TCP/IP のクラスB の IP アドレスをもつ一つのネットワークに,割り当てること ができるホストアドレス数はどれか。 ア 1,022 イ 4,094 ウ 32,766 エ 65,534 *-----------------------------------------------------------------------* 解説:IPv4 のクラスB は、16 ビットのネットワークアドレス部と、16 ビット のホストアドレス部から構成される。16 ビットのホストアドレス部が表現 できる最大のホスト数は、2 の16乗であり、65,536 になる。 ただし、ホストアドレス部が全部 0 のものは、ネットワークアドレスであ り、 ホストアドレス部が全部 1 のものは、ブロードキャストとして予約さ れているので使用できない。 したがって、65,536 − 2 = 65,534 が割り当てることができる最大のホ ストアドレス数になる。 参考 前半:ネットワークアドレス部 後半:ホストアドレス部 ┌─────┬─────────────────────┐ クラスA │0 8ビット│ 24ビット │ └─────┴─────────────────────┘ ┌────────────┬──────────────┐ クラスB │10 16ビット │ 16ビット │ └────────────┴──────────────┘ ┌───────────────────┬───────┐ クラスC │110 24ビット │ 8ビット │ └───────────────────┴───────┘ 正解:エ ** =================================================================== ** 第5問 セキュリティ 分野−11-2 技術レベル−3 出題頻度−中 出典:AU20-24 JIS Q 27001:2006 におけるISMSの確立に必要な事項(1)〜(3)の順序関係のうち, 適切なものはどれか。 (1) 適用宣言書の作成 (2) リスク対応のための管理目的及び管理策の選択 (3) リスクの分析と評価 ア (1) → (2) → (3) イ (1) → (3) → (2) ウ (2) → (3) → (1) エ (3) → (2) → (1) *-----------------------------------------------------------------------* 解説:JIS Q 27001:2006 の 4.2.1 ISMSの確立では、a)〜j)の10個の順序を規定 している。そのうちの3つが出題されている。 e) リスクの分析と評価 g) リスク対応のための管理目的及び管理策の選択 j) 適用宣言書の作成 本問にある適用宣言書とは、その組織のISMSに関連して適用する管理目的及 び管理策を記述した文書である。 正解:エ ** =================================================================== ** 第6問 システム開発技術 分野−12-3 技術レベル−3 出題頻度−中 出典:CM15-20 コードからデータの内容が連想できるものはどれか。 ア シーケンスコード イ デシマルコード ウ ニモニックコード エ ブロックコード *-----------------------------------------------------------------------* 解説:ア シーケンスコードは、順に番号をつけていく単純なコード体系である。 イ デシマルコードは、10進コードであり、データを0〜9 に10 分類し、さらに その各々を 0〜9 の10 個に細分化していくように、順次細分類していくコー ド体系である。 ウ ニモニックコードは、コード化の対象となるものの名称や略号などをコード の一部に取り入れたコード体系である。覚えやすいので便利ではあるが、 対象データが多数ある場合は、作り方が難しくなる。 エ ブロックコードは、コード化の対象となるものをいくつかのブロックに分け ブロック内で追加用の欠番を残しておくコード体系である。 正解:ウ ** ========================= 与謝蕪村の俳句 ======================== ** 河骨(こうほね)の 二もとさくや 雨の中 *///////////////////////////////////////////////////////////////////////* 以下のワークショップ(セミナー)の受講者募集中! 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