示現塾 高度に出る午前問題を解こう!  RSSを登録する

経産省の高度情報処理技術者試験、午前問題を、過去問から6題、出題分野別に毎日配信します。ST、NW等全高度試験に対応しています。半年間を1サイクルとしており、受験に向けたペースメーカに最適です。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/04/08

示現塾 高度に出る午前問題を解こう! (2008-04-08)

*-----------------------------------------------------------------------*
  ■■  示現塾  ■■    高度に出る午前問題を解こう!
  情報セキュリティアドミニストレータ,プロジェクトマネージャなど,
  など,各種セミナー開催・受付中!
  午後問題や解答用紙のダウンロード  http://zigen.cosmoconsulting.co.jp  
            春の情報処理技術者試験日まで、あと12日
  2008年4月8日(火)                                       本格版 1346号
** =================================================================== **

  これは,2008年春の情報処理技術者試験対策の午前問題です。
  受験する試験に応じて、問題を選び、その正解を考えましょう。

  本日の問題テーマは,次の5つです。

  第1問−コンピュータシステム・・・販売データの分析において、曜日ごとに
                                    変えて見る操作
  第2問−システムの開発と運用・・・ファイル障害時の復旧手順を確立する検
                                    討項目の順番
  第3問−ネットワーク技術    ・・・SIP
  第4問−セキュリティと標準化・・・ISO/IEC 15408のEAL4 に相当するもの
  第5問−情報化と経営        ・・・製造物責任法(PL法)

** ------------------  やる気が出る(?)名言集  ----------------------- **

   まあ、もうちょっと、行ってみようやないか。

   本当に未知なものに、向かって進む時、
   人は、そんなふうに、自分に対して、言うほかはない。
                                                            (小田実)

** =================================================================== **
第1問  コンピュータシステム(SW,DB,SM,AU,ES,SV向け)
分野−2-4-2      技術レベル−II       出題頻度−中        出典:DB18-13

販売データの分析において,売上額の見方を商品分類ごとから,曜日ごとや販売
担当者ごとに変えて見る操作はどれか。

ア  スライス      イ  ダイス      ウ  ドリルダウン      エ  ロールアップ

*-----------------------------------------------------------------------*
解説:ア  スライスは、集計軸と集計範囲を指定して、それに関するデータを切
    り出してくる操作である。

      例えば、集計軸に、2006年11月の週計と関東地区−支店別をを指定して、
    2006年11月度−関東地区の支店別週別売上一覧表を見る操作が該当する。
    スライシングとも言う。

イ  ダイスは、問題文に説明してあるとおり、データを見ている集計軸を変更す
    る操作を言う。ダイシングとも言う。

ウ  ドリルダウンは、データを見ている集計軸を詳細にする操作である。例えば、
    “期間”という集計軸の“年”を見ている場合、“月”や“週”を見る操作
    が該当する。逆に、“月”を見ている時に、“年”を見る操作を、ドリルア
    ップと言う。

エ  ロールアップが、コンピュータ関連用語として使われることはあまりない。
    強いて言うならば、OS などのセキュリティ対策済み修正プログラム(いわ
    ゆるセキュリティパッチ)をひとつにまとめたものを指す場合がある。
      セキュリティロールアップパッケージとも言う。

正解:イ

** =================================================================== **
第2問  システムの開発と運用(SM向け)
分野−3-2-1      技術レベル−III      出題頻度−中        出典:SM18-20

ファイル障害時の復旧手順を確立するための検討項目の順番として,適切なもの
はどれか。

a.各業務ファイル別の,使用不能となった原因ごとのリカバリ手順のマニュアル
   化

b.業務の重要度に応じた,バックアップの取得方法,取得サイクル,バックアッ
   プファイルの保管場所などの決定

c.ファイルが使用不能となった原因ごとのシステム復旧に要する時間の設定

d.ファイルが使用不能となる原因の分類と,それらの原因による使用不能事態の
   発生から復元までに許される時間の基準の設定

ア  b,c,d,a     イ  b,d,a,c     ウ  d,b,c,a     エ  d,c,a,b

*-----------------------------------------------------------------------*
解説:本問は、システム運用計画の一つとして、ファイル障害時の復旧手順を検
    討しているものと思われる。

    最初に考えるのは、“d.ファイルが使用不能となる原因の分類と,それらの
    原因による使用不能事態の発生から復元までに許される時間の基準の設定”
    だとわかる。“復元までに許される時間の基準の設定”がわからないと、対
    処方法が決まらないからである。

    最後に考えるのは、“a.各業務ファイル別の,使用不能となった原因ごとの
    リカバリ手順のマニュアル化”である。すべての検討が終わらないとマニュ
    アル化ができないからである。

    難しいのは、b.とc.のどちらを先に検討すべきかであるが、最初がd、最後がa
    になっている選択肢は、ウしかないので、b.  c. の順に確定する。

正解:ウ

** =================================================================== **
第3問  ネットワーク技術(SV向け)
分野−4-1-1      技術レベル−III      出題頻度−中        出典:NW18-31

SIPの説明として,適切なものはどれか。

ア  音声,映像などのメディアの種類,データ通信のためのプロトコルが使用
    するポート番号などを記述する。

イ  音声情報をリアルタイムストリームとしてIPネットワークに送り出す際の
    ペイロード種別,シーケンス番号,タイムスタンプを記述する。

ウ  パケットの欠落数やパケット到着間隔のばらつきなどの統計値を端末間で
    やり取りするために使用する。

エ  ユーザエージェント相互間で,音声や映像などのマルチメディア通信のセ
    ションの確立,変更,切断を行う。

*-----------------------------------------------------------------------*
解説:ア  何の説明かわからない。

イ  RTP(Real-time Transport Protocol)の説明である。

ウ  RTCP(Real-time Transport Control Protocol)の説明である。

エ  SIP は、Session Initiation Protocol の略であり、IP電話で用いられる通
    話制御プロトコルの1つである。電話の発呼や相手の応答検出など、主に接続
    や切断に関連する処理に利用される。

    SIPは、ユーザエージェント(=ユーザ端末であるIP電話など)と、SIPサーバ
    で構成される。

正解:エ

** =================================================================== **
第4問  セキュリティと標準化(SV,AU向け)
分野−6-2-2      技術レベル−III      出題頻度−低        出典:SV19-53

JIS X 5070(ISO/IEC 15408)の評価保証レベルEAL4に相当するものはどれか。

ア  ガイダンス文書の検査や機能仕様書とインタフェース仕様書によって,セキ
    ュリティ機能を確認するレベル

イ  開発者によって実施されたテスト範囲の検査や開発環境で改ざんが起きない
    ことを確認するレベル

ウ  概要設計書の検査や開発者が行ったテスト結果及び脆弱性評価を対象に確認
    するレベル

エ  詳細設計書と一部のソースコードや製造図面など,実装を確認するレベル

*-----------------------------------------------------------------------*
解説:ア  EAL1に相当する。

イ  EAL3に相当する。

ウ  EAL2に相当する。

エ  ISO/IEC 15408(CC Ver2.0)は、製品やシステムのセキュリティ上の品質を
    保証する標準であり、情報技術のセキュリティの観点から、情報技術に関連
    した製品およびシステムが適切に設計・実装されているかを評価するための
    セキュリティ基準である。 ハードウェア・ソフトウェア・ネットワークを
    も含めた情報技術商品の評価基準が定められている。

    EALは、Evaluation Assurance Level の略であり、「評価保証レベル」と訳
    される。EALは、IT 製品やシステムが、15408で定める機能要件をどこまで保
    証しているかを表す尺度である。15408の Part3 には、EAL1 から EAL7 まで
    の7階層の EAL が定義されている。レベルの数値が高いほど、保証の程度が
    厳密になる。下記の7レベルである。

    EAL1  …  機能テスト
              セキュリティ機能仕様、マニュアルの確認、評価者によるテスト
    EAL2  …  構造テスト
              サブシステムレベルまでセキュリティ機能設計の確認、構成管理
              の確認、開発者による機能強度、脆弱性分析、評価者による侵入
              テスト
    EAL3  …  方式テスト及びチェック
              サブシステムレベルまでの開発者テスト結果の確認、構成管理シ
              ステム使用の確認、開発者環境の確認、開発者による誤使用分析
    EAL4  …  方式設計、テスト、及びレビュー
              モジュールレベルまで確認、実装表現レベル(最も具体的レベル
              の設計:例えばソースコードレベル)の部分的確認、普通程度の
              攻撃に対抗
    EAL5  …  準形式的設計、及びテスト
              実装表現レベルのセキュリティ機能を全て確認、サブシステムレ
              ベルまでの設計が準形式的表現、隠れチャネル分析、高度の攻撃
              に対抗
    EAL6  …  準形式的検証済み設計、及びテスト
              モジュールレベルまでの設計が準形式的表現、非常に高度の攻撃
              に対抗
    EAL7  …  形式的検証済み設計、及びテスト
              サブシステムレベルまでの設計が形式的表現、開発者による分析
              ・テストの全てを評価者が再確認

    当選択肢は、ソースコードの部分的な確認をしているので、EAL4に相当する。

正解:エ

** =================================================================== **
第5問  情報化と経営(AU向け)
分野−7-5-5      技術レベル−II       出題頻度−中        出典:AU15-35

製造物責任法(PL法)に関する記述のうち,適切なものはどれか。

ア  製造物の単なる輸入業者は,責任の主体とはならない。

イ  製造物を引き渡した時点から,5年を過ぎて事故が発生しても責任を問えない。

ウ  製造物を引き渡した時点の科学又は技術では欠陥を認識できなかった場合,
    その欠陥によって被害が発生しても製造者は免責される。

エ  被害者が製造過程で欠陥につながる過失を証明できなければ,製造者に責任
    を負わせることはできない。

*-----------------------------------------------------------------------*
解説:ア  製造物の単なる輸入業者も、責任の主体となる。

    第2条 第3項
      3  この法律において「製造業者等」とは、次のいずれかに該当する者
          をいう。 
        一   当該製造物を業として製造、加工又は輸入した者(以下単に「製
             造業者」という。) 

イ  製造物責任法は、次のような期間の制限を設けている。

    (期間の制限) 
      第5条
       第三条に規定する損害賠償の請求権は、被害者又はその法定代理人が損
      害及び賠償義務者を知った時から三年間行わないときは、時効によって消
      滅する。その製造業者等が当該製造物を引き渡した時から十年を経過した
      ときも、同様とする。 

ウ  製造物責任法は、次のような免責事由を設けている。

    (免責事由) 
      第4条
       前条の場合において、製造業者等は、次の各号に掲げる事項を証明したと
      きは、同条に規定する賠償の責めに任じない。 
      一   当該製造物をその製造業者等が引き渡した時における科学又は技術に
         関する知見によっては、当該製造物にその欠陥があることを認識するこ
         とができなかったこと。 
      二   当該製造物が他の製造物の部品又は原材料として使用された場合にお
         いて、その欠陥が専ら当該他の製造物の製造業者が行った設計に関する
         指示に従ったことにより生じ、かつ、その欠陥が生じたことにつき過失
         がないこと。 

エ  被害者は、製造過程で欠陥につながる過失を証明できなくても、製造者に責任
    を負わせることができる。下記の第3条には、過失に関することが記載されて
    いないからである。

    (製造物責任) 
      第3条
       製造業者等は、その製造、加工、輸入又は前条第三項第二号若しくは第三
      号の氏名等の表示をした製造物であって、その引き渡したものの欠陥により
      他人の生命、身体又は財産を侵害したときは、これによって生じた損害を賠
      償する責めに任ずる。ただし、その損害が当該製造物についてのみ生じたと
      きは、この限りでない。

正解:ウ

** ================  松尾芭蕉の俳句  季語:春  ======================= **


                    姥桜  咲くや老後の  思ひ出


*///////////////////////////////////////////////////////////////////////*
  以下のワークショップ(セミナー)の受講者募集中!

  テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験対策
    第1回  平成20年  6月  1日(日)TCP/IP・ルーティング
    第2回  平成20年  6月22日(日)LAN・スイッチ・VLAN
    第3回  平成20年  7月13日(日)ARP・DNS・DHCP
    第4回  平成20年  8月10日(日)ADSL・PPPoE・携帯電話
    第5回  平成20年  9月  7日(日)IPsec・IP−VPN
    第6回  平成20年  9月23日(祝)VoIP・SSL・RTP
    第7回  平成20年10月  5日(日)VRRP・SNMP・電子メール
    第8回  平成20年10月12日(日)総まとめ・直前対策

  システムアナリスト試験対策
    第1回  平成20年  6月21日(土)論述式試験の攻め方・IT人材育成
    第2回  平成20年  7月12日(土)記述式試験の攻め方・業務改善
    第3回  平成20年  7月26日(土)経営戦略・情報戦略・IT投資
    第4回  平成20年  8月23日(土)システム全般構想の立案
    第5回  平成20年  9月  6日(土)個別システム化計画
    第6回  平成20年  9月20日(土)システム分析・業務改革

  プロジェクトマネージャ試験対策
  Aコース
    第1回  平成20年  6月  8日(日)論述式試験の攻め方・組織要員管理
    第2回  平成20年  6月29日(日)記述式試験の攻め方・品質管理
    第3回  平成20年  7月20日(日)契約管理・レビュー
    第4回  平成20年  8月17日(日)進捗管理・EVM
    第5回  平成20年  9月14日(日)リスク・変更管理
  Bコース
    第1回  平成20年  6月15日(日)論述式試験の攻め方・組織要員管理
    第2回  平成20年  7月  6日(日)記述式試験の攻め方・品質管理
    第3回  平成20年  7月27日(日)契約管理・レビュー
    第4回  平成20年  8月24日(日)進捗管理・EVM
    第5回  平成20年  9月21日(日)リスク・変更管理

    注:AコースとBコースは日程が違うだけで内容は同じです。

  情報セキュリティアドミニストレータ試験対策
    第1回  平成20年  7月21日(祝)脅威、社会環境、リスク分析
    第2回  平成20年  8月  3日(日)情報セキュリティポリシ
    第3回  平成20年  8月31日(日)セキュリティシステムの設計と実装
    第4回  平成20年  9月15日(祝)セキュリティシステムの運用管理
    第5回  平成20年  9月28日(日)国内外の標準、関連法規

    詳しくは、http://zigen.cosmoconsulting.co.jp  をアクセスしてください。

*///////////////////////////////////////////////////////////////////////*
  ■■  示現塾  ■■    高度に出る午前問題を解こう!
  発行・編集責任者      金子  則彦

このメールマガジンを解除するには、
http://zigen.cosmoconsulting.co.jp/mailmag/mailmag_index.htm
にてお手続きください。
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る