2008/04/05
示現塾 高度に出る午前問題を解こう! (2008-04-05)
*-----------------------------------------------------------------------* ■■ 示現塾 ■■ 高度に出る午前問題を解こう! 情報セキュリティアドミニストレータ,プロジェクトマネージャなど, など,各種セミナー開催・受付中! 午後問題や解答用紙のダウンロード http://zigen.cosmoconsulting.co.jp 春の情報処理技術者試験日まで、あと15日 2008年4月5日(土) 本格版 1343号 ** =================================================================== ** これは,2008年春の情報処理技術者試験対策の午前問題です。 受験する試験に応じて、問題を選び、その正解を考えましょう。 本日の問題テーマは,次の5つです。 第1問−コンピュータシステム・・・データウェアハウスでデータ属性や コード体系を統一する処理 第2問−システムの開発と運用・・・マニュアルの中のチュートリアル 第3問−ネットワーク技術 ・・・SANの接続形態 第4問−セキュリティと標準化・・・ISO 15408 第5問−情報化と経営 ・・・外為法の規制を考慮する必要があるもの ** ------------------ やる気が出る(?)名言集 ----------------------- ** 世界は、平均的なものによって成り立っているが、 その価値は、極端なものによってしか、産み出されない。 (ヴァレリー) ** =================================================================== ** 第1問 コンピュータシステム(SW,DB,SM,AU,ES,SV向け) 分野−2-4-2 技術レベル−II 出題頻度−中 出典:SM19-14 データウェアハウスを構築するために,業務システムごとに異なっているデータ 属性やコード体系を統一する処理はどれか。 ア クレンジング イ ダイス ウ ドリルダウン エ ロールアップ *-----------------------------------------------------------------------* 解説:ア クレンジングは、データウェアハウスにデータを格納する場合に行わ れる“標準化”として使われる。クレンジングは、データをキレイに整える といった語感である。 イ ダイスは、データを見ている集計軸を変更する操作である。ダイシングとも 言う。 ウ ドリルダウンは、データを見ている集計軸を詳細にする操作である。例えば、 “期間”という集計軸の“年”を見ている場合、“月”や“週”を見る操作 が該当する。逆に、“月”を見ている時に、“年”を見る操作を、ドリルア ップと言う。 エ ロールアップが、コンピュータ関連用語として使われることはあまりない。 強いて言うならば、OS などのセキュリティ対策済み修正プログラム(いわ ゆるセキュリティパッチ)をひとつにまとめたものを指す場合がある。 セキュリティロールアップパッケージとも言う。 正解:ア ** =================================================================== ** 第2問 システムの開発と運用(SM向け) 分野−3-2-1 技術レベル−III 出題頻度−低 出典:SD17-24 図に示す構成のソフトウェア利用者向けマニュアルで,チュートリアル(導入 手引)に記載すべき内容はどれか。 ┌────────────────┐ │序文 │ ├────────────────┤ │始めるに当たって │ ├────────────────┤ │チュートリアル(導入手引) │ ├────────────────┤ │リファレンス(参照ガイド) │ ├────────────────┤ │付録 │ ├────────────────┤ │用語解説 │ ├────────────────┤ │索引 │ └────────────────┘ ア ソフトウェアの使い方について,知りたい内容が記載されている箇所を見 つけやすいように整理し,その内容を詳細に説明する。 イ ソフトウェアを使うために知っておくべき基本的な考え方と操作手順を, 例題などを使って一通り説明する。 ウ マニュアルが何を目的として作成されたものであるかを説明する。 エ マニュアルの使い方,ソフトウェアの概略と特徴,必要機器などを分かり やすく説明する。 *-----------------------------------------------------------------------* 解説:ア 「知りたい内容が記載されている箇所を見つけやすいように整理した もの」は、リファレンス(参照ガイド)である。 イ 「ソフトウェアを使うために知っておくべき基本的な考え方と操作手順を、 例題などを使って一通り説明したもの」は、チュートリアル(導入手引)で あり、これが正解である。 ウ マニュアルの目的を記載しているのは、「序文」もしくは「始めるに当たっ て」である。 エ 「マニュアルの使い方、ソフトウェアの概略と特徴,必要機器などの説明」 は、「始めるに当たって」である。 正解:イ ** =================================================================== ** 第3問 ネットワーク技術(SV向け) 分野−4-1-4 技術レベル−III 出題頻度−中 出典:NW18-04 SANの接続形態として,適切なものはどれか。ここで,図中の ■■ はサーバ, ○○ はストレージ, ★ はファイバチャネルスイッチを表すものとする。 ア ■■ イ ■■ / \ ○○ │ ○○ ○○ ○○ ┴┬─┴──┴ / \ \ ★ ○○ ○○ ○○ ┬┴────┬ ○○ ○○ ウ ■■ エ ■■ ○○ │ ○○ │ \ │ / ○○─┴─○○ \│/ │\ /│ ★ │ \/ │ / \ │ /\ │ / \ │/ \│ ○○ ○○ ○○───○○ *-----------------------------------------------------------------------* 解説:SAN は、Storage Area Network の略であり、外部記憶装置とコンピュータ を結ぶ高速な専用ネットワークのことである。 複数のサーバが連携して一つの機能を提供する場合や、一つの大容量記憶装 置を複数のサーバで共有する場合に有効である。SAN は、規格や標準が定め られているわけではない。Fiber Channel 技術を用いて構成されるものを 指す場合が多い。 Fibre Channel 技術は、Fibre Channelスイッチを中心に、ディスク装置やテ ープ装置等のストレージ機器やサーバをスター型に配置する。 正解:ウ ** =================================================================== ** 第4問 セキュリティと標準化(SV,AU向け) 分野−6-2-2 技術レベル−III 出題頻度−低 出典:SU16-35 JIS X 5070(ISO 15408;情報技術セキュリティ評価基準)に関する記述のうち, 適切なものはどれか。 ア 開発と並行して評価はできず,評価対象となる製品の開発が完了してから, 評価を開始する。 イ 情報資産に損害を与える危険性として,機密性,完全性を損なうだけではなく, 可用性を損なう脅威も対象としている。 ウ 評価対象となる製品は,要件定義,概要設計,詳細設計を行った後にプログ ラム開発を行う,ウォータフォール型開発方式に従わなければならない。 エ 保証維持の基準は含まれないが,セキュリティ要件や環境の変化などに伴って 行われる評価済み製品の再評価の手順を対象範囲としている。 *-----------------------------------------------------------------------* 解説:ア 開発と並行して評価ができる。評価対象となる製品開発の完了を待つ 必要はない。 イ JIS X 5070(ISO 15408;情報技術セキュリティ評価基準)は、製品やシステ ムのセキュリティ上の品質を保証する標準であり、情報技術のセキュリティ の観点から、情報技術に関連した製品およびシステムが適切に設計・実装さ れているかを評価するためのセキュリティ基準である。情報セキュリティの 3要素である機密性・完全性・可用性を損なう脅威を対象としている。 ウ 評価対象となる製品は、ウォータフォール型開発方式に従う必要はない。 ラウンドトリップ型等、他の開発方式に従ったものでもよい。 エ 保証維持の基準が含まれている。セキュリティ要件や環境の変化などに伴って 行われる評価済み製品の再評価の手順を対象範囲としている。 正解:イ ** =================================================================== ** 第5問 情報化と経営(AU向け) 分野−7-5-4 技術レベル−II 出題頻度−中 出典:AU19-39 ソフトウェア製品を輸出する場合,“外国為替及び外国貿易法(外為法)”に よる規制を考慮する必要があるものはどれか。 ア 暗号化技術に関連するソフトウェア イ 会計処理専用ソフトウェア ウ 販売店の店頭で購入可能なソフトウェア エ 輸出地域の商取引法を考慮しないで作成されたソフトウェア *-----------------------------------------------------------------------* 解説:外国為替及び外国貿易法(外為法)で輸出規制を考慮しなければならない のは、選択肢アの「暗号化技術に関連するソフトウェア」である。 (第25条 第1項) 居住者は、非居住者との間で次に掲げる取引を行おうとするときは、政令で 定めるところにより、当該取引について、経済産業大臣の許可を受けなけれ ばならない。 一 国際的な平和及び安全の維持を妨げることとなると認められるものとし て政令で定める特定の種類の貨物の設計、製造又は使用に係る技術(以下 「特定技術」という。)を特定の地域において提供することを目的とする 取引 (後略) 輸出貿易管理令別表第一及び外国為替令別表の規定に基づき貨物又は技術を 定める省令 第8条 第2項 第9号 九 暗号装置であって、次のイからニまでのいずれかに該当するもの(次の ホからヌまでのいずれか又は第三条第十九号ハ(二)2又は第十条第五号 イに該当するものを除く。)又はその部分品 イ デジタル方式の暗号処理技術(アナログ方式の暗号処理をデジタル方 式の暗号処理技術を用いて実行するものを含む。)を用い、認証又はデ ジタル署名のため以外の暗号機能を有するように設計したものであって、 次のいずれかに該当するもの (一) 対称アルゴリズムを用いたものであって、アルゴリズムの鍵の 長さが五六ビットを超えるもの (二) 非対称アルゴリズムを用いたものであって、アルゴリズムの安 全性が次のいずれかの有する困難性に基づくもの 1 五一二ビットを超える整数の素因数分解 2 有限体上の乗法群における五一二ビットを超える離散対数の 計算 3 2に規定するもの以外の群における一一二ビットを超える離 散対数の計算 ロ 暗号解析を行うように設計したもの 正解:ア ** ================ 松尾芭蕉の俳句 季語:春 ======================= ** 蝶鳥の 浮つき立つや 花の雲 *///////////////////////////////////////////////////////////////////////* 以下のワークショップ(セミナー)の受講者募集中! テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験対策 第1回 平成20年 6月 1日(日)TCP/IP・ルーティング 第2回 平成20年 6月22日(日)LAN・スイッチ・VLAN 第3回 平成20年 7月13日(日)ARP・DNS・DHCP 第4回 平成20年 8月10日(日)ADSL・PPPoE・携帯電話 第5回 平成20年 9月 7日(日)IPsec・IP−VPN 第6回 平成20年 9月23日(祝)VoIP・SSL・RTP 第7回 平成20年10月 5日(日)VRRP・SNMP・電子メール 第8回 平成20年10月12日(日)総まとめ・直前対策 システムアナリスト試験対策 第1回 平成20年 6月21日(土)論述式試験の攻め方・IT人材育成 第2回 平成20年 7月12日(土)記述式試験の攻め方・業務改善 第3回 平成20年 7月26日(土)経営戦略・情報戦略・IT投資 第4回 平成20年 8月23日(土)システム全般構想の立案 第5回 平成20年 9月 6日(土)個別システム化計画 第6回 平成20年 9月20日(土)システム分析・業務改革 プロジェクトマネージャ試験対策 Aコース 第1回 平成20年 6月 8日(日)論述式試験の攻め方・組織要員管理 第2回 平成20年 6月29日(日)記述式試験の攻め方・品質管理 第3回 平成20年 7月20日(日)契約管理・レビュー 第4回 平成20年 8月17日(日)進捗管理・EVM 第5回 平成20年 9月14日(日)リスク・変更管理 Bコース 第1回 平成20年 6月15日(日)論述式試験の攻め方・組織要員管理 第2回 平成20年 7月 6日(日)記述式試験の攻め方・品質管理 第3回 平成20年 7月27日(日)契約管理・レビュー 第4回 平成20年 8月24日(日)進捗管理・EVM 第5回 平成20年 9月21日(日)リスク・変更管理 注:AコースとBコースは日程が違うだけで内容は同じです。 情報セキュリティアドミニストレータ試験対策 第1回 平成20年 7月21日(祝)脅威、社会環境、リスク分析 第2回 平成20年 8月 3日(日)情報セキュリティポリシ 第3回 平成20年 8月31日(日)セキュリティシステムの設計と実装 第4回 平成20年 9月15日(祝)セキュリティシステムの運用管理 第5回 平成20年 9月28日(日)国内外の標準、関連法規 詳しくは、http://zigen.cosmoconsulting.co.jp をアクセスしてください。 *///////////////////////////////////////////////////////////////////////* ■■ 示現塾 ■■ 高度に出る午前問題を解こう! 発行・編集責任者 金子 則彦 このメールマガジンを解除するには、 http://zigen.cosmoconsulting.co.jp/mailmag/mailmag_index.htm にてお手続きください。



