2009/12/20
爆音クラシック突撃隊第316番
☆-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-☆ 爆音! クラシック突撃隊♪ 第 316 番 2009.12.20 ☆-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-o-☆ 【1】クラシック・コンサート感想 (第 274 回 隊員報告) 10月11日(日)17:30 愛知県芸術劇場 オルカ・フィルハーモニー管弦楽団 角田鋼亮 指揮 チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」 シューマン ピアノ協奏曲イ短調 ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 衝撃的なオルカ・フィルとの出会いから、早三年。 チャイコフスキーの第5番、第6番「悲愴」と続いて、いよいよマンフレ ッドかーっ!と思っていたら、ショスタコの第5番。 なぜ、いまさら5番? ここ名古屋ではショスタコの演奏会が異常に少ないのです。 それは第5番でさへ。 ブラームス、チャイコ、ドヴォルザークあたりが未だに王道で、社会人オ ケがブルックナーやマーラーを採り上げることもあるが、ショスタコは実 に少ない。 拒絶反応が何かしらあったのか、楽譜の問題か、指揮者の嗜好のせいか。 ようやく採り上げてもらっても、第5番。 いまや大学オケでも通常ナンバーになっている名曲路線ですが、ショスタ コやるならやっぱり第5番からか。 東京ダスビのようにショスタコ専門オケがある方が、異常なのかもしれな い。名古屋はその代わり、ブルックナーとワーグナー専門オケという怖ろ しいオケがあるが・・・。 まぁ、何はともあれ、名古屋にいるショスタキストよ、がんばって! 今回はまたもや愛知芸劇なので、南方にある中日ビルでランチ♪ 手羽先、餡かけパスタ、味噌カツと紹介してきましたから、あとは「きし めん」「天むす」と「味噌煮込みうどん」。 天むすの発祥は三重だとの見解があり、きしめんは好きくない。 うどんはカレーうどんが好きだけど、味噌煮込みも喰ってみりゃナカナカ うまい。どうせ紹介するなら本場を、ということで「山本屋本店」で食し てみました。 最初に出てきたのは。注文もしていないのに、お漬物。 大皿の上に、白菜や沢庵がどっさり。 塩味が効いていて、それでいて人工的なきつい味でもなく、ひじょーに! 美味♪ これにお茶漬けなんかを喰わせてくれたって、わたし的には行くかも。 しかもお漬物はお変わり自由。 子供の頃、京都のお婆ちゃんが斯波漬けを山盛りでご飯食ってたな・・・ 血圧高かった。 しばらして出てきたのが、味噌煮込みうどん。 名古屋コーチンを使ったものは更に高いですが、そうでない鶏肉でも十二 分に柔らかくて美味しい。 ところが、うどん。 これが硬い。 好みが別れるところですね。この世にはいろんな麺があるのだと判った今 では受け入れられますが、うどんはふにゃっとしたもの、と決めてかかっ ている人にはキツイかも。 讃岐うどんのようにシコシコといった弾力性でもなく、味噌「煮込み」用 に到達した、煮崩れしないための硬さなのかもしれない。 わたしは・・うまい・・、このスタイルにはこれがベストなんだと思う。 食べ終わって、また食べたいなと思っている自分に気付き、この麺の硬さ でこう思わせるとは凄いことだ。 さぁて、さてさて。 一年振りのオルカ・フィル。楽しみにしてましたよ~♪ なんたって上手いですからね、アツイですからね、さっき喰った味噌煮込 うどんみたいな表現だ。 今回も田村響を呼んでのPコン入りプログラム。 モーツァルテウムに留学中という事から、モーツァルト系のピアニストを 目指しているのかもしれないが、彼のパワー、低音の底力を活かすんなら ラフマニノフやベトベン、ブラームスの方が向いているのでは? モーツァルテウムだからと云って軽やかで繊細な音楽と決めつけるのも早 計だし。 演奏は当然良かったけど、ときどき危ういところあり、余裕綽々なところ もあり。 サービス精神旺盛なためか、ソリスト・アンコールが2曲。 ラフマニノフ調とモーツァルトのかなり長めな作品。 高校生時代、モーツァルトを愛聴していたのに、今は何も感じなくなって しまった・・・。 心が腐ってきたからなのか。 曲順は遡って、チャイコのロメジュリ。 オルカといえばチャイコフスキーだけあって、今回も序曲ながらロメジュ リという長い曲を組み込んできた。 この感じだと、テンペストや地方長官、1812年や三大バレエなんかをこれ からも絶えず組み込んでいくのも面白い。 オルカといえばチャイコフスキー、といった個性(ウリ)を創って行くの もアリかも。 今回のプログラムではハープの使い方にも感心した。 ほとんどのアマオケでハープ有り楽曲はトラとなる。 そこでギャラを払ってハープ奏者を招聘するのだが、どうせ呼ぶなら効率 的に使いたい。 今回のタコ5はハープが非常に重要な役割を演じ、奏者のレベルも要求さ れる。 折角レベルの高い奏者を選んだんだったら、他の楽曲でも出て貰いたいの が人情ってところ。 チャイコだったらハープも華麗だし、逆にチャイコだけの為にハープを用 意すると云うのは勿体無さ過ぎる。 チャイコとショスタコという流れも相応なので、あとはシューマンPコン だけがプログラム的に残念だったが、ソリストの意向とかもあるから十分 な線だったのだろう。 ショスタコ第5番。 あらためて第1楽章冒頭後のホルン・ソロの難しさを思う。 ここを聴く事によって、多くのホルン奏者は「タコ5無理」って思うんで しょうね。 しかし、ほとんどのアマオケ、場合によってはプロでさへここはミスって るんだから、是非ここは気にしないで欲しい。 そもそもロシア系のブラス(金管群)は有り得ないレベルであり、彼等を 想定してショスタコやプロコは書いているフシがある。 20世紀音楽特有の、中低音楽器にバンバン無理な音域を要求する事は当た り前だし、その裏声みたいな音色を愉しんでいる。 だからミスっても「あたりまえ」という高飛車で、多くの観衆も聴いて欲 しい。 3楽章と4楽章の関連性。 この曲は第3楽章を苦悩の音楽と定義付けることには異論は少なかろうが、 終楽章をどう考えるかは意見の別れるところ。 革命万歳で歓喜の楽章と演奏する人もいるし、そうは思ってなくても結果 的にそうとしか聴こえていない演奏は多い。 但し、最近の傾向としては腹にイチモツ抱えたまま行進したり、ムチ打た れながら喜んだ振りを見せて行進する場面を描いている演奏もある。 当然、後者の方が深みのある演奏になるのだが、そこで重要となるのが第 3楽章から終楽章への流れ。 第3楽章が深刻で苦悩苦痛にのた打ち回れば廻るほど、終楽章のラストは 効果的(対比的)になる。 そういう聴き方をすれば、今回は第3楽章のノメリ込み度が弱かった。 終楽章冒頭の大仰なスローテンポ。 これは一芝居打ってくるな、とワクワクさせられたし、芝居に輪をかけて アクセル踏み込むテンポ揺らしはマジックだったが、これが映えるために 第3楽章からの伏線もやってほしかった。 こういった音楽の伏線まで要求したくなる演奏というのは、面白いもので、 角田さんだったらいずれきっと披露してくれると思う。 音楽も芝居も舞台芸術であり、「やりすぎ」かなって思うくらいやってて も、観客からしたら丁度良い場合が多い。 その辺の些事加減を見極めるのが指揮者の仕事であって、指揮者がもっと もっとと要求すれば、奏者は限界までデフォルメしてやればいい。 逆に暴走し過ぎるオケを、指揮者が手綱で締めるようになると、名演奏が 生まれているように思う。 オルカは第3回にして、そういった伏線まで要求したくなるような演奏を しはじめてきた。 実に実に、次回の演奏会が楽しみになってきた。 願わくば、ぜひ、名古屋初演といった大胆なプログラムを期待したい。 【2】ベトベン全曲演奏会に思うこと 東京の大晦日で、もっとも羨ましい行事といえば、今やすっかり名物とな った上野の文化会館でやるベトベン全曲演奏会。 あれを知って、大阪や名古屋の音楽家はなんとも思わないのか? 東京だからこそ、ああいった度肝を抜くような行事が毎年おこなわれてい るのか? たしかに演奏者人口や観客動員数、会場の手配など上手く合致するための 各種インフラ条件がもっとも楽なのは東京であろう。 しかし、いつもは対抗心アリまくりの大阪、もしくは関西でこの手の企画 がちっとも巻き起こらないのはどういったことか。 かつてサイトウ・キネン・オーケストラというのが全国を席巻した。 朝比奈が亡くなった後、わたしは「こりゃ、いずれアサヒナ・キネンが出 てくるぞ」と予想したんだが、そんな発足話は未だ聞かれない。 関西も東海も、どうせやらないんだろうが、負けない事をやって欲しいも のだ。 たとえば。 朝比奈御大を懐かしんで、ブルックナー全曲演奏会。 0番やダブルオーは流石に置いといて、1番から9番まで一日掛けて全曲 やる。 二組のオケを交互に演奏させてもいいし、管楽器群を2セット準備させて もいい。 朝比奈、ブルックナー、全曲演奏会、大晦日。 大阪が大騒ぎになる企画ではないだろうか。 大学生にチャイコが人気あるんだったら、チャイコ全曲だと可能性はある。 現に4・5・6番はどこかの大学オケが採り上げてるし、第1番は今年大 阪府立大、第2番は福井大が採り上げる(第3番を採り上げる大学オケは 見当たらないね)。 チャイコを選曲しようと言う楽団スタッフは近隣大学と相談し、ナンバー をずらし合う。 できれば土曜14時と19時、日曜14時と18時とかに分ければ、4曲のナンバ ーは土日で演奏できる。 ブラームスやシベリウスだったら、本当に可能になるのではないだろうか? 最後に、東京。 ベトベン全曲演奏会はプロがやっている。 アマチュアにも立ち上がって欲しい。 まずはブラームス全曲でもいいし、シューマンでもいい。 究極の祭となるのは、やっぱりショスタコだな。 ovovovovovovovovovovovovovo 発行者:Rede (隊長&隊員) 本体ホームページ http://rede200402.hp.infoseek.co.jp ブログ http://rede200402.blog77.fc2.com/ 『めろんぱん』登録・解除 http://www.melonpan.net/mag.php?006114 『まぐまぐ!』登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000126481.htm 『Yahoo メルマガ』登録・解除 http://merumaga.yahoo.co.jp/ ovovovovovovovovovovovovovo
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