2009/08/17
アクティブ・シニア・クラブ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ アクティブ・シニア・クラブ2(兼業起業家への第一歩) ――NO.39―――――――――――――――――――――――――――― 「リストラ、パワハラ、給与ダウンに負けるな!中高年サラリーマンよ。 国からしっかりお金(年金、給付金、助成金)をもらう方法と会社員のまま で事業主になる方法を社会保険労務士&行政書士の國井 正が教えます。」 ――――――――――――――――――――――2009/ 8/17―― 社会保険労務士&行政書士の國井 正です。 このメールマガジンのコンセプトは「兼業起業家への第一歩」です。 定年を迎えてから自分の好きな仕事をしようと考えている方は、多いと思い ますが、それでは準備が遅れます。 また定年退職してから新しい仕事に取組みには、時間はあるかもしれません が、収入の目処がつくには時間がかかりますので、在職中から定年後の仕事 の準備を始めて、その仕事が順調になってから、サラリーマンをやめた方が うまく軟着陸できるはずです。 在職中であれば、将来の仕事に着手して赤字が出ても、給与所得と事業所得 の損益通算により現在の給与所得が減りますので、その分所得税が還付され ます。少しくらい失敗しても心強いですね。ぜひ今から新しい仕事にチャレ ンジしましょう。 今回も、兼業起業家への第一歩としてサラリーマン時代に準備することに ついてお話いたします。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「兼業起業家への第一歩」シリーズ創刊号 第39回 その1 サラリーマン時代に準備すること <その6 退職金・年金活用 その1 退職金規程を確認しよう その2> 退職金額を算出するには、勤務している会社の退職金規定を見てください。 就業規則には、定年の規定がありますが、詳しい退職金額の計算方法は、退 職金規定に掲載してあります。今回は実際の退職金の計算をしてみましょう。 1.退職金額の計算方法 <退職金規程抜粋> 第○条(退職金の基礎額) 退職金計算の基礎額は退職時の基本給とする。 第○条(勤続年数) 勤続年数は入社の日より退職の日までとする。但し、就業規則第○条による 使用期間も含む。 第○条(退職金の計算) 退職金は退職時または解雇時における退職金規定第○条の手続により算出 された基礎額に別紙規定の支給率を乗じた額とする。 上記の退職金規定と別表として退職事由(会社都合・自己都合)と勤続年数 別の支給率の一覧表があることが多いのですが、会社の勤続年数は、38年 で定年時の基本給は30万円であり、勤続38年の係数は70とすると退職 一時金の計算方法は下記となります。 30万円×70=2100万円 また会社によっては、中小企業退職金共済制度や適格退職年金という社外積 立を行っているケースは、一時金以外に退職年金が支給される場合がありま す。この場合には、年金に代えて一時金でも支給することも可能です。 2.退職金の税金 退職金所得の計算には、税法上の優遇措置である退職金控除があります。 退職所得=(退職金-退職金控除)×1/2 退職金控除は、勤続年数によって下記のように計算します。 <勤続年数が20年以下の場合> 40万円×勤続年数(最低80万円) <勤続年数が20年を超える場合> 70万円×(勤続年数-20年)+800万円 つまり勤続年数が20年を超えると1年70万円の控除があります。 実際の退職所得の計算は下記となります。 退職控除=70万円×(38-20)+800万円=2060万円 退職所得=(2100万円-2060万円)×1/2=20万円 退職所得の20万円にかかる税金は所得税および住民税を合計しても3万 円程度で済みます。いかに優遇されているかが、よく分かります。 次回は、退職金の社外積立についてお話をします。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◆編集後記 先週は、「50歳からのシニアJP」で有名なシニアコミュニケーションが 主催するある金融商品の調査モニターを務めました。 商品名などは、守秘義務があるので言えませんが、最初はセカンドライフの イメージを具体化するDVDを渡されました。自分の家族の名前や構成を入 力し、自分の定年後の生活のイメージなどを入力すると、映画のように自分 のセカンドライフが始まります。 最初は、とても期待したのですが、定年の日に家族から花束を受け取るとか、 夫婦で海外旅行に行く設定とか、あまりにも当たり前の設定であり、面白く ありませんでした。最後は老後の準備には、投資信託や年金保険が必要とい う宣伝です。 もう一つは、ある年金保険のパンフレットの4種類のイメージで、どれがい いかというものです。どれも今一歩であり、皆さんの意見もバラバラで参考 になったどうか疑問です。 しかしこのようにモニタリングをして、金融商品のイメージが決まっていく のかと実感することはできました。自分もこの年齢になったかと、改めて思 ってしまいました。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◆メールマガジンに関するご意見、ご相談は、こちらへどうぞ! メールによるご相談は原則として初回は無料です。(2回目以降は相談内容 により決めさせていただきます。) 総合事務所クニ・コンサルティング・オフィス mail : kuni-con@dg7.so-net.ne.jp ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◆NPO「アクティブ・シニア・クラブ」からのお知らせ ◇東京都地域中小企業応援ファンド第1号に認定◇ 小職が理事を務めるNPOアクティブ・シニア・クラブの「セカンドライフの達人講座」 の事業が、東京都中小企業振興公社の「東京都地域中小企業応援ファンド」の第 1号に選ばれました。 公社では、今年度より地域の魅力向上や課題解決に取り組む意欲とアイデアに溢 れた中小企業等の事業に対して「東京都地域中小企業応援ファンド」事業を開始 し、今回第1号として14事業を決定しました。 今回の事業テーマは「セカンドライフ達人講座の構築」で、内容は「中高年齢の 方々が定年退職し、充実したセカンドライフを過ごすために必要となる法律的な 知識、資産運用、健康・介護に関する情報等を、1冊の本、数時間の講座という コンパクトな形で広く浅く理解するためのツールを提供する」ものです。 またこの講座を体験していただくために「セカンドライフ検定」の本を出版し、そ の本を購入していただければ、WEBによるセカンドライフ検定(3級、2級、1級) が受験できるようになっています。 ぜひ下記ホームページから「セカンドライフ検定」の本を購入してください。 セカンドライフ検定 http://www.seclife-kentei.com/ ◇NPOシルバー会員(無料会員)◇ シルバー会員は、無料で登録することが可能であり、メールによる相談も 受け付けます。またNPOとしてもメールマガジンを発行していますので、 ぜひ下記のホームページからご登録下さい。 NPO「アクティブ・シニア・クラブ」 http://www.asc.vc ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 発行:総合事務所クニ・コンサルティング・オフィス 社会保険労務士 行政書士 國井 正 HP:http://kuni-con.com/ Mail:kuni-con@dg7.so-net.ne.jp このメールマガジン転送はOKですが 掲載された記事の内容を許可なく転載する ことを禁じます。 © Copyright ―2009 Tadashi Kunii ―――――――――――――――――――――――――――――――――― ◇構成◇ <サラリーマン時代に準備すること> 1.自分の得意分野発見 2.資格取得方法 3.再雇用制度の確認 4.雇用保険・健康保険制度 5.在職老齢年金と助成金活用 ●6.退職金・年金活用 7. 定年後のライフプラン作成 <いよいよ起業!会社員兼務の事業主> 1.起業家講座への参加 2.法人設立方法 3.法人設立のメリット・デメリット 4.個人事業主のメリット・デメリット <定年後も兼業起業家> 1.嘱託再雇用と個人事業主 2.契約社員再雇用と個人事業主 3.嘱託再雇用と会社社長 4.契約社員再雇用と会社員 <完全独立後も安定と成長> 1.資産運用ビジネス 2.様々な法人形態を活用 3.生涯のライフワーク 以上の順番で発行していきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 総合事務所クニ・コンサルティング・オフィス 社会保険労務士&行政書士 國井 正 HP::http://kuni-con.com/ E-mail:kuni-con@dg7.so-net.ne.jp ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


