2009/06/24
教ドキュWeekly 6/23号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 教ドキュWeekly 2009.6.23 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 先週のダイジェスト(6/16-6/22) ─────────────────────────────────── 6/16 ガイアの夜明け「ようこそ新エネルギー時代」(テレ東系) エコが叫ばれる時代になり、日本人の意識も変化しつつある。その中で好調 に売れ行きを伸ばしているのが太陽発電パネル。セキスイハイムでは太陽発電 の住宅のセールスを伸ばしている。一方自治体をあげて新エネルギーに取り組 んだのが岩手県の葛巻町。風力発電や家畜の糞尿を利用したバイオマスエネル ギーなどの利用を進め、海外からも視察が訪れている。また新たに注目されて いるのがマイクロ水力発電。シーベルインターナショナルが開発した発電機は 農業用水路などでも設置可能なため、海外からも注目されている。 ○エコは結構ですが、問題は本当に採算が合うかです。太陽発電パネルはどう もメンテナンスコストを過小評価している気がしてなりません。 ---------------------------------------------------------------------- 6/17 ためしてガッテン「うつ病よサラバ!脳が変わる最新治療」(NHK) うつ病は「心の風邪」などとも言われるが、実際の患者からは「風邪のよう に簡単なものではない」との声が続出している。薬がなかなか効かない例が多 いのだという。うつ病の薬は神経伝達物質の回収を阻害することで、神経伝達 能力を上げるものだが、人によって効く薬のタイプが違うのだという。だから そのタイプを見極めるのに数年かかる場合があるという。だからうつ病の治療 は薬ですぐに良くなると考えずに、徐々に良くなってくるはずだと長く考える 必要があるという。また回復してくれば身体を動かすのも良いという。 ◎精神医学は未だに発達途上ですから、うつ病治療でも薬を重視する派とカウ ンセリングを重視する派に分かれているようです。あせらないこと。 ---------------------------------------------------------------------- 6/17 歴史秘話ヒストリア「絶望するな ダザイがいる」(NHK) 津軽の大地主の六男として生まれ、両親の愛情に恵まれなかった太宰治は、 幼少から書物に親しむうちにいつしか芥川龍之介にあこがれて作家を目指す。 上京して学生作家として活躍した彼は、一端の作家気取りで花柳界に出入りし た挙げ句に実家に勘当され、心中事件を起こしてしまう。その後、彼は芥川賞 を狙って何度も挑戦するが失敗、空回りの人生を送っていた。しかしそんな彼 も結婚をして家族の団らんを得たことで考えが変わり、今までとは違った文体 を確立すると共に、ユーモアものなど新たなジャンルに挑戦する。だが戦後、 すべての価値観が変動する中、彼は自身の人生の懺悔とも言える人間失格を執 筆する過程で、創作に打ち込むあまりに生活が乱れ、最後は謎の死を遂げる。 ○「空回り」が彼の人生のキーワードになってましたが、のめり込みすぎとい うのも同様にキーワードのような。結局は自滅型の人物ですね。 ---------------------------------------------------------------------- 6/20 美の巨人たち「アングル作「パフォスのヴィーナス」」(テレ東系) ヴィーナスは昔から多くの作品の題材となってきたが、表題作はやや奇妙な 作品である。よく見ると全体のバランスが非常に悪いのである。また実はこの ヴィーナスは実在の貴婦人をモデルにしており、これを当時発表していたら大 騒ぎになっていただろうという。この作品で彼は、背中は横から見た角度で、 胸はやや前方から見た角度で描いたものを組み合わせており、デッサンが歪ん でいるのだといる。これは当時登場した写真に対抗するため、絵画でないと現 せないものを目指したアングルの実験なのだという。 ◎そしてこのデフォルメがピカソに影響を与えたとか。アカデミズムの巨匠と 見られているアングルが近代絵画への道を造っていたというお話。なおこの絵 画は現在横浜美術館で見ることができます。つまりはまた提携企画。 ---------------------------------------------------------------------- 6/21 所さんの目がテン「水虫」(日テレ系) 水虫は皮膚で白癬菌が繁殖することで起こるが、実は多くの人が自覚症状の ないまま白癬菌を持っている。また白癬菌は土の中にも存在し、毛髪のケラチ ンなどを分解している。白癬菌の分解能力は高いため、毛髪類を白癬菌で分解 させて植物の栄養分にするのも可能だという。また水虫の足は臭いというイメ ージがあるが、白癬菌自体は特に強い臭いを発するわけではない。 ○白癬菌の臭いを確認するために、佐藤アナが培養した白癬菌の臭いを嗅ぐと いう実験も。もし飛び散ったら洒落にならんな。 ---------------------------------------------------------------------- 6/21 素敵な宇宙船地球号「ハニーハンターを追え!」(テレ朝系) バングラディシュのジャングルには野生のミツバチの蜜を集めて生活してい る人々がいる。彼らは人食い虎が棲むジャングルに一族で出かけていっては、 野生のミツバチの巣を探して蜜を集める。年間60人もが虎の犠牲になってい るが、蜂蜜集めは彼らにとっては貴重な現金収入なのである。なお都会ではミ ツバチの大量死が問題になっているが、日本で飼育されているセイヨウミツバ チより、野性のニホンミツバチの方が死亡数が少なく、原因は農薬ではないか という説が出ているという(野性のミツバチは感覚が鋭く農薬を避ける)。 ・ミツバチハンターの話と、ミツバチ大量死の話が全く無関係。番組の構成と してあまりに作りが悪い。 ---------------------------------------------------------------------- 各番組の詳細は教養ドキュメントファンクラブ http://homepage1.nifty.com/sagi/ もしくは各番組のホームページへ ====================================================================== 今週のキーワード ○「マイクロ水力発電」(ガイアの夜明け) 農業用水などの少量の水でも発電できるように改良された水力発電装置。一 台が発電する電力は少ないが、多数設置することでエネルギー効率を上げるこ とができる。インフラ整備が遅れている途上国からも注目される技術。 ====================================================================== 今週の放送予定&期待度 ─────────────────────────────────── 6/23 ガイアの夜明け「消費は動くか〜エコ商戦!大型景気対策を追う」 ○麻生の景気対策は先のことを考えない単なるバラマキですから・・・。 6/24 ためしてガッテン「健康食品おから革命!新発想で激ウマに変身」(NHK) ○確かに最近はおからってあまり食べませんよね。 6/24 歴史秘話ヒストリア「俺たちは負け組じゃない!〜坂本龍馬」(NHK) ・早くも次期大河ドラマ宣伝企画? 6/27 美の巨人たち「前田青邨作「洞窟の頼朝」」(テレ東系) ・正直、サクサクとした感じの彼の絵はそんなに好きではない。 6/27 サイエンスZERO「眠れるエネルギー地熱を掘り起こせ」(教育) ○地熱エネルギーの問題点は、立地が限られること。 6/28 ダーウィンが来た!「北の森に生きるニホンザリガニ」(NHK) ○ザリガニも日本の在来種はかなり減っているはずですが。 6/28 所さんの目がテン「夏祭りの科学」 ○そもそも祭りは若者の鬱憤晴らしの意味もありました。 6/28 素敵な宇宙船地球号「桃源郷の巨大エレベータ」(テレ朝系) ○観光開発されると、肝心の環境自体が破壊されるのはよくあること。。 ====================================================================== ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ <<お知らせ>> 突然に話題の書籍になってしまいました・・・・。 『また「あるある」にダマされた』 三才ブックスより発売中 巷にインチキな健康・ダイエット情報が氾濫し、テレビがそのお先棒を担い でいる時世に危機感を感じた私が、「全編完全書き下ろし」で仕上げました。 本著は「あるある大事典」での放送内容について、具体的に問題点を指摘す ることで、巷に氾濫する誤った情報について斬っていく形式をとっています。 詳細な情報についてはこちらをご参考ください。 http://homepage1.nifty.com/sagi/book.html ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 晴耕雨読ヘッドライン ─────────────────────────────────── ---------------------------------------------------------------------- 鷺の主宰する時事コラムページ「晴耕雨読」 http://www.geocities.jp/ksagijp/ ====================================================================== 今週の一冊 ─────────────────────────────────── 現在のところはまだ本を読めてません。 ====================================================================== 展覧会レポート ─────────────────────────────────── さて今週は例によって「民主党が政権を取ったら高速道路無料化なんて言っ てるけど、実際にできるかどうかは不明だから、とりあえずは麻生の人気取り 政策の高速1000円を今のうちに使い倒そう企画(長すぎ)」である。先週は 名古屋方面に一泊遠征に出かけたのだが、今週はそんな元気も予算もないので 、滋賀方面への日帰り遠征となった。 今回の遠征の目的は今まで何度も訪問したいと思いながら叶わなかった安土 城訪問、さらには近くの山城である観音寺城も合わせて訪問すること。さらに この近辺で未訪問の美術館を訪問しておくということになっている。早朝に出 発、城郭を訪問した後に美術館に立ち寄るという計画である。 しかしとかく計画とは狂いやすいものである。先週の強行軍の疲れか、はた また昨今めっきり厳しくなっている仕事の疲労のせいか、当日の朝に寝過ごし た・・・というよりも、予定の時間が来ているのは分かっていながら起きあが れなかったのである。 結局は気持ちを奮い起こして起きあがったのは予定よりも1時間以上遅れて から、このために当初の予定よりもすべてが遅れまくることに。 まずは安土城へ。名神高速を八日市ICで降りると安土城考古博物館まで走 る。この一帯は観光開発がされているのかやけに巨大施設が建ち並んでいる。 考古博物館もかなり巨大な建物だが、展示スペース自体はそう大きなわけでは ない。またこの施設内では土器の修復作業などのいわゆる研究施設としての博 物館の作業も行われているようで、そこを見学できるようになっている。 展示はいわゆる土器などの考古展示(近くで遺跡が発掘されている)と場所柄 、安土城・観音寺城・小谷城など城郭にまつわる展示の二部構成。安土城にま つわる展示などは現地見学の予習としては最適である。これを見るといずれも なかなかに規模の大きい山城。今回は安土城・観音寺を攻略する予定だが、い ずれは小谷城も攻略する必要がありそうだ。 博物館の見学を終えた後は、近くにある「信長の館」へ。ここの売りは安土 城の5、6階の原寸復元模型。というか、実際には展示はこれしかないと言っ ても良い。見学用階段を登って間近から観察ができるようになっており、中の 様子などもうかがえる。キンキラキンで絢爛豪華。確かに信長は派手好きだっ たが、その派手さが今一つ品に欠けるように見えるのはどうだろうか? どち らかと言えばこのやや下品気味なキンキラキンは秀吉の好みだったのではと思 われる。 博物館類の見学を終えると、いよいよ安土城の現地見学である。安土城があ るのは田んぼに囲まれた山の頂上。手前には見学者用の駐車場も整備されてい る。ここに車を止めるとカメラと財布だけの軽装備で繰り出す。 入山料500円を払うと、まずは最近の発掘調査によって発見されたという 正面の大階段を登る。安土城が他の白と根本的に違うのは、この幅9メートル はあるというまっすぐな階段。この両脇に秀吉など有力家臣の屋敷跡が並んで いる。防御施設としての城郭ではこのような構造は通常はあり得ないのだが、 信長は安土城を戦争をする城ではなく、政庁として考えていたことを示してい る。 しかし石段と言ってもこの高さが半端に高いので階段を登るというよりも、 よじ登るという雰囲気で、思ったよりも膝に負担がかかる。上に登った頃には 足はガクガクになってしまった。大手道を登り切ったところで道は二手に分か れ、右側に進むと本丸跡や天守跡などの方向、左に進むと信長が城郭内に建立 したというそう見寺に向かうことになる。ここはまずは天守方向を目指す。 ここからの石段は先ほどよりは登りやすくなっているが、もう既にガクガク になってしまっている足腰には、単なる気休めにしかならない。やかで黒金門 跡を過ぎると本丸の手前に二の丸跡がある。ここには信長公本廟がある。一方 の本丸は今では広々とした広場になっていて何もない。あるのは仏足石。ちな みにここの石垣には石仏も使ってあったりして、これは信長が無神論者であっ た証明などとも言われるが、実のところはことさらに石仏を選んだのではなく 、突貫工事の際によくある貴重な石材の流用。このような例は実は安土城に限 った話ではないのである(石仏ではなくて石臼を使っているのも見たことがあ るが)。 ここからやや登ったところが天守台。ここも土台しか残っていないが、登る と近江平野を見渡すことができる。この上に天守が建っていたら、さぞかし見 晴らしは良いことだろう。確かに天下を治めるものの城としての威風堂々であ る。 天守台の見学を終えると、そう見寺の方に回って三重塔や二王門などを見な がら下山する。石段はこちらの方が緩やかなのだが、それでも階段の下りは膝 に負担が大きい。降りてきた頃にはかなり足にガタが来ていた。 安土城の見学を終えた頃には昼過ぎになっていた。やはり今朝は行動開始が 遅すぎたようだ。とりあえず車で安土駅周辺まで移動すると、昼食を摂ること にする。今回昼食を摂ったのは「味葦庵(みよしあん)」。ここは曜日によって はおばんさいバイキングなんかもしているそうだが、私が訪問した土曜日はラ ンチメニュー(1000円)。メニューは私の訪問時にはハンバーグ、赤魚の煮 付け、穴子天丼の三種だったが、私は穴子天丼をチョイス。ちなみにこれが最 人気なのか、私の後から来る客もほとんどがこれを注文していた。客層はいか にも近所のおばさん風の団体やら、どこかのサラリーマン風二人組、どこかの 美人OLさんなど様々。 さすがにおばんさいバイキングの店だけに、天丼と言っても天丼が単独で出 てくるのでなく、サラダや小鉢などかなり品数が多くついてきている。しかも これがことごとく旨い。野菜系の料理が菜の苦みをうまく生かしていたり、嫌 味になるわざとらしい味付けはしていない。天丼の天ぷらもサクサクとうまく 揚がっており、味付けも濃すぎず薄すぎずである。確かに毎日食べる昼食とし ては最適である。これで1000円ならCPは良い。 さて昼食が済んだら次の目的地は観音寺城である。観音寺城はかつてこの地 に勢力を張っていた六角氏が築いた中世方山城だという。往時には山腹に多く の重臣の屋敷が並ぶ壮大な山城だったという。ただ山岳要塞と言うには意外と 守備力は弱かったようで、この地をめぐる戦いは何度も行われているのだが、 六角氏はそのたびにこの城を放棄して他の城で体勢を立て直しては奪還すると いう繰り返しのようである。戦国時代になってようやく本格的な山岳要塞とし ての整備が進められたようだが、その頃には浅井氏や織田氏が台頭してきて、 六角氏の勢力はこの地域から駆逐されることになってしまい、そのままこの城 も衰退していったようである。 何しろ巨大な山を丸ごと城にしたという大規模なものなので、本格的に見学 しようとすると麓から観音正寺の参道に沿いながら徒歩で登ってくるというル ートを通る必要があるようだが、それをするだけの体力も時間も既に私には残 っていないので、有料の林道を通って、山上の観音正寺の駐車場に駐車をして から移動するルートをとることにする。 細くて険しい林道を行き止まりまで進んで車を降りると、後はゆるやかな坂 に沿ってしばらく進むだけで観音正寺に到着できる。ただ今回の目的は寺院の 参拝ではないので、参道筋の途中に「←佐々木城跡・三角点」という標識があ ったので、その脇道の方にそれてみる。 この脇道は一転して険しい山道。ただ山道に沿って登ってみると、横手に石 垣が見えたり、曲輪址ではとおぼしき平地があったりするが、私は城郭の専門 家ではないのでよく分からない。息を切らせながら山道を登ることしばし、よ うやく「佐々木城跡」と看板のあるところに出たが、そこには巨岩が転がって いるだけで、特に何かがあるというわけではなかった。さらに奥にも何かある 模様だが、さすがに安土城との連チャンで既に足腰に限界が来ている。もうこ れ以上先に進むだけの気力・体力がない上に、雨までぱらついてきたので、と りあえずは観音正寺の方向に引き揚げることにする。回りを見ると「↑観音正 寺」と描いてある札はあるのだが、そこらの枝だからぶらさげてあるので、肝 心の方向がハッキリと分からない。そこでエイッとばかりに目星をつけてとり あえず進んでみる。 しかしその道は直に鬱蒼としたいかにも通る人がいないような雰囲気のとこ ろにたどり着いた上に、前方には下り坂というよりも崖のようなものが見えて くる。これは道を間違えたなと引き返そうとした瞬間だった。足下が不意に滑 る。とっさに踏ん張ろうと両足に力を入れたのだが、既に膝がガクガクになっ ている状態では踏ん張りきれずに転倒。その時に左足首に激痛が走る。「しま った!」思わず声が出る。どうやら左足首を捻挫してしまったようである。 幸いにしてかなり痛みはあるものの、立ち上がれなくなるような決定的なと ころまでは足首を痛めてしまっていたわけではないようだ。先の津和野城での 石垣からの転落事故以来の事故である。あの時の教訓に従って靴はアウトドア 向きのものに変えて、荷物の重量に引きずられないように軽装備にしていたの だが、それでも安土城での脚力の消耗が想定を越えていたようである。とにか くこれ以上先に進むことは不可能であると判断し、左足を引きずりながら今ま で通った道を逆向きに参道筋まで戻る。 ようやく参道筋まで戻ってきたところで足の具合を見てみるとどうにかこう にか動けそうではあるし、幸いにも痛めたのは左足だったので、AT車の運転 には問題なさそうである。とりあえずはこのまま足を引きずった状態で観音正 寺の参拝だけは済ませてから駐車場に戻ってくる。 車に戻ってくるととりあえずは次の予定をこなすことにする。やはりこのま ま帰ったのでは「美術館遠征」にならない。そこで車を八日市ICの向こう側 まで長駆させ、今回の予定に加えていた美術館まで移動する。この美術館はワ イナリーの一角にある。 ────────────────────── 日登美美術館 ファッションメーカー・日登美のオーナーが建造した美術館とのことである 。奇妙な形をした建物であるが、入口から階段を降りたところにある大展示室 にはバーナード・リーチの作品が常設展示、一階の小展示室とドームは企画展 示になるとのこと。私の訪問時にはジョアン・ミロの作品とペルシア陶器を展 示してあった。 ジョアン・ミロの作品については私は以前より全く興味なし。ペルシア陶器 についてはその独特の色鮮やかさが目を惹いた。 やはり本館で一番面白いのはバーナード・リーチの作品だろう。彼はイギリ ス人でありながら、日本の民芸運動にも深く関わった人物であるが、彼の素朴 で過剰な装飾のない作品はいかにも民芸運動の精神に合致していることを感じ させられる。私は基本的に陶器は実用品と考えている人間なので、彼のような アート優先に走らない作品には非常に好感を持てるのである。 ────────────────────── 今回は山城回りでかなり汗をかいた。やはりこういう時は温泉で汗を流した いものである。そこでこの近所にある温泉まで車を飛ばすことにする。目的地 は「永源寺温泉 八風の湯」。 場所は山の中の川沿いで秘境とまでは言わないものの、かなりのどかな雰囲 気。施設はかなり巨大で立派である。食堂やリクライニングチェア完備の休憩 室まで完備しており、風呂にはいるだけでなく一日ゆっくりするための施設と なっている。 風呂は大きめの内風呂と露天風呂にサウナというオーソドックスな構成。内 風呂が熱めとぬるめの二種類になっているは良い。泉質は低張性弱アルカリ単 純泉とのこと。源泉100%ではあるが、かけ流しではないと明示してある。 ただ湯の肌当たりは悪くないものの、アルカリ泉によくあるいわゆるヌルヌル 感はほとんどない。何となくさら湯とあまり区別がつかない印象で(味も全く しない)、温泉という強烈な個性がない。 またタオルから館内着まですべてついてくるとはいうものの、平日1300 円、土日1500円という料金は明らかに高すぎ。確かに設備は整っているも のの、私のような怒濤の如く温泉に浸かって帰っていくだけの客なら全く元が 取れない(笑)。なお残念ながら湯自体は1500円も払うだけの魅力が感じら れない(料金が少々高めでも、先々週の岡山桃太郎レベルの湯だと納得はいく のだが)。 さて前日の予定では、この後もう一カ所美術館に立ち寄るつもりだったのだ が、朝の出発が遅れたことが最後まで祟り、ここでタイムアップとなってしま った。捲土重来を誓いつつ今回は帰宅の途につくのであった。 結局今回の遠征は、行動開始時間の遅れ、事前の調査不足、さらには途中で のアクシデントなどで所定の目的を果たすことはかなわなかった。観音寺城に ついてはまだ十分に調査を行ったと言える状態ではないし、この方面には小谷 城なども残っているし、いずれ再びこの方面への遠征は不可欠であろう。その 時には今よりも体力をつけ、観音寺城について麓の参道筋から登っていくルー トをとりたいと思っている(さすがに小谷城との連チャンは無理だろうな)。 なお足の方であるが、この日には痛いながらも歩けていたのだが、翌日の日 曜日には足首が腫れ上がって立ち上がるのもおぼつかない状態になってしまっ た。翌々日の月曜日には痛みはいくらかマシにはなったものの、まだとてもま ともに歩ける状態ではない。全治三、四日というところだろうか。何とか次の 週末までには動けるようになっていたいものである。 ────────────────────── <連絡> 今までの遠征記(メルマガ休刊につき未発表分)は以下のHPに写真入りで紹 介しています。 その名は「私的美術館紀行」。 今までに掲載した展覧会レポートを中心としながら、さらに新しい情報を付 け加えたページです。私が遠征のために集めた各美術館の展覧会スケジュール データなども掲載しております。 URL http://www.b-kikou.com/ ====================================================================== ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ <<お知らせ>> 現在、超話題の書籍ということだそうです・・・。 『また「あるある」にダマされた』 三才ブックスより発売中 巷にインチキな健康・ダイエット情報が氾濫し、テレビがそのお先棒を担い でいる時世に危機感を感じた私が、「全編完全書き下ろし」で仕上げました。 本著は「あるある大事典」での放送内容について、具体的に問題点を指摘す ることで、巷に氾濫する誤った情報について斬っていく形式をとっています。 詳細な情報についてはこちらをご参考ください。 http://homepage1.nifty.com/sagi/book.html ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ====================================================================== あとがき 仕事の方が忙しくなってきて、メルマガ発行の方までなかなか余力が回りま せんでした。久しぶりの発行になってしまい申し訳ありません。休刊中の遠征 記については、上記の「私的美術館紀行」にアップしてますので、そちらをご 覧下さい。 さて先の遠征で痛めてしまった左足ですが、まだ痛みが続いています。捻挫 は結構長引きやすいという話もあるようで困ったものです。また左足をかばっ て身体全体のバランスが崩れるせいか、腰や肩まで痛み始めてかなり泥沼。ど うも今週末の予定が怪しくなってきました。 教ドキュWeekly 発行者 鷺(さぎ) sagi@yo.rim.or.jp --------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して 発行しています。配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000125100.htm ---------------------------------------------------------------------



