教ドキュWeekly 7/29号
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教ドキュWeekly 2008.7.29号
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先週のダイジェスト(7/8-7/14)
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7/23 ためしてガッテン「漁師直伝!イカ美味追究の旅SP」(NHK)
東京のイカの刺身を見た函館の漁師曰く「釣りの餌だ」。函館ではイカは薄
く削いだ上に0.5ミリの細さで、しかも縦方向に切るのだという。この方が
筋肉の線維を切る方向で味が強いにも関わらず、歯ごたえもあるのだという。
これに薬味を乗せてたっぷりの醤油を混ぜてご飯の乗せるのが函館流。また安
いスルメイカで高い剣先イカに負けない天麩羅を作るコツは「7秒であげる」
固くならずに生臭さが取れる絶妙のタイミングが7秒とのこと。またイカを煮
る時は胴体が丸くなるまで水から丸ごと煮て、後で切るのがベストとのこと。
◎とうとう開き直って完全な料理番組に。ところで今回は小野アナがやけに歌
いまくっていたのだが、相変わらず彼女は歌は下手だわ(笑)。
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7/23 歴史秘話ヒストリア「幕末殿様たちの恋・夢・涙」(NHK)
幕末、外国が開国を迫る困難な中で調整役として活躍した若き老中・阿部正
弘。彼を支えたのは桜餅屋の看板娘だった若き娘おとよだった。しかし阿部は
激務の中38才でこの世を去る。また西洋の技術に追いつこうとした島津斉彬
は、領内の鍛冶屋を動員して蒸気船製作に挑む。何の技術もない困難の中で、
しかし彼らはそれをやり遂げる。最後は井伊直弼の密偵として働いた女性の目
を通しての井伊直弼像。彼は自らが犠牲になることも覚悟していたのだとか。
○恐らく次の歴史番組の形態を模索してのテスト番組。裏話的エピソードで歴
史を語るという切り口は単発番組としては面白いが、毎週の番組としてはネタ
が続かないだろうし、内容が散漫になる恐れが大きい。
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7/25 解体新ショー「夢&夜食は太るのか」
夢がリアルに見えるのは、起きている時と同じように視覚野が働いているか
ら。しかも感情を司る扁桃体も働いているのだという。また夢の研究から、夢
は技術の習得などにも働いているとの考えもあるという。夜食についてだが、
BMAL1という細胞内に脂肪を蓄えるタンパク質の分泌が夜は多くなるので
太りやすいと考えられるとか。また夜食を摂らないと空腹で眠れないと言う人
は、夜食をとり続けることで体内時計が腹時計によって遮断されるからとか。
◎夜食が太るのはBMAL1云々以前に、食べてからすぐ寝ることの方が大き
いと思うが・・。なお腹時計をリセットするのは朝食を摂るのが一番とか。
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7/26 美の巨人たち「オシップ・ザッキン作「オルフェ」」(テレ東)
20世紀を代表する前衛彫刻家であるザッキンは、キュビズムと古代彫刻を
融合した独自の世界を切り開いた。その際に彼がモチーフとして用いたのがオ
ルフェ。しかし後に第二次大戦によって破壊されたロッテルダムの町とそれで
も立ち上がる人々を見て、オルフェは苦悩の中から立ち上がる人々を象徴する
作品として新たな変貌を遂げたのだった。
・彫刻は私の守備範囲外です。彼の作品もあまり好みではない。
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7/27 所さんの目がテン!「モンゴル」(日テレ系)
モンゴルの馬は側対歩という前後で同じ側の足を出す歩き方をする馬が多い
という。側対歩に馬は揺れが少なく疲労が少ないので、かつてチンギス・ハー
ンは騎兵には側対歩の馬を与えたという。さらにはモンゴル相撲の優れた身体
能力や、チンギス・ハーンが兵の癒すのに使ったと言われる温泉も紹介。
○モンゴル相撲で惨敗した矢野氏が、身体にオイルを塗って再戦というのは笑
った。あんたはK−1のヌル山か?
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7/20 素敵な宇宙船地球号「我が家にテレビが来た日」(テレ朝系)
日本で廃棄されたテレビの中には、フィリピンに輸出されるものがある。現
地で修理されたテレビは中古品として販売されて人気という。また壊れたテレ
ビも基盤から貴金属が回収されている。しかし引き取り手のないブラウン管は
放置されて鉛による土壌汚染などが問題になっているという。
◎中国と全く同じことがフィリピンでも。ちなみに単に一般家庭のテレビを粗
大ゴミにすることだけが目的の地上デジタル化は、家電業界からキックバック
をもらった政治家による天下の愚策です。
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各番組の詳細は教養ドキュメントファンクラブ
http://homepage1.nifty.com/sagi/
もしくは各番組のホームページへ
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今週のキーワード
○「井伊直弼」(歴史ヒストリア)
幕末の動乱期に大老に就任。幕府に反対する者を激しく弾圧する安政の大獄
を実行するが、桜田門外において水戸藩の藩士によって暗殺される。
○「側対歩」(目がテン)
前足と後ろ足の同じ側の足を同時に前に出す歩き方。これに対して日本や西
洋の馬は逆の足を前に出す斜対歩がほとんどであるという。
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今週の放送予定&期待度
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7/29 ガイアの夜明け「進化する省エネ」(テレ東系)
○将来は二酸化炭素を半減するとのことですから・・・。
8/2 美の巨人たち「ベラスケス作「薔薇色の衣装のマルガリータ王女」」
○この人のマルガリータ王女は何パターンかありますね。
8/2 サイエンスZERO「めざせ!二酸化炭素半減」(NHK教育)
○福田総理も自分に責任がないと考えていい加減な約束を・・・。
8/3所さんの目がテン!「モンゴル2」(日テレ系)
○今注目を浴びている国なんでしょうかね。
8/3 素敵な宇宙船地球号「よみがえれ!水と緑と風の回廊」(テレ朝系)
○ヒートアイランドネタもこの番組ではよくあります。
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晴耕雨読ヘッドライン
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鷺の主宰する時事コラムページ「晴耕雨読」
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今週の一冊
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展覧会レポート
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さて先週は青春18を使わない列車の旅であったが、これは「旅費節約が至
上課題」という私の本来の遠征からはかけ離れたものである。今週はやはり原
点に戻って「青春18切符による美術館遠征」とすることにする。
今回の遠征先は和歌山地区。目的地は和歌山の田辺市立美術館である。この
美術館の存在は大分前から知ってはいたが、とにかく遠いということがネック
となっていた。そのために近畿地区で最後に残された秘境のような状況になっ
ており、非常に気になっていたのである。そこで今回、長年の懸案事項を解決
しようと乗り出したわけである。とは言え、大阪から優に片道3時間はかかる
という紀伊田辺まで一気に日帰りというのは、早朝出発としてもなかなかきつ
い。そこで旅費節約のためにはあまりやりたくはなかったのだが、和歌山で前
泊をすることにした。
金曜日に仕事を終えると、紀州路快速で和歌山まで移動する。和歌山駅は今
まで何度も来ているが、ここに宿泊するのは始めてである。とりあえず駅に到
着すると夕食を摂ることにする。やはり和歌山といえば和歌山ラーメンか。
今回、夕食を摂ることにしたのは井出商店。テレビなどで一躍有名となり、
今日の和歌山ラーメンの基礎を築いたといわれる有名なラーメン店である。た
だ「日本一のラーメン」と絶賛するラーメン評論家がいる一方で、「有名にな
ってから味が落ちた」とか「今まで食ったこともないほどまずいラーメン」な
どと激しい批判を繰り広げる者もおり、とかく毀誉褒貶が著しいのがこの店で
ある(有名になった店にはありがちだが)。そこでやはり一度は自分の目と舌で
確認しておくしかなかろうと感じた次第。
店自体はごく普通の町のラーメン屋。はっきり言ってあまり綺麗な店ではな
い。小さな店なので行列が出来ていることもあると聞いていたが、私が訪問し
た時(金曜日の夜7時半頃)には特に混雑しているという様子はなかった。メニ
ューは基本的には中華そばのみで、これに大盛(玉2つ)、特製(焼き豚が増え
る)などのバリエーションがあるのと、後は玉子や寿司がテーブルに置いてあ
るので、好みでこれを購入するのが和歌山流らしい。
とりあえず特製大盛中華そば(800円)を注文するとしばし待つ。店内には
とんこつの強い臭いが漂っている。私は不快ではあるもののそう気にはならな
いが、駄目な人間ならのこの時点でアウトだろう。この辺りがこの店が悪評を
蒙る原因の一つになっているようである。
出てきたラーメンはオーソドックスな醤油とんこつ系。具に鳴門があるのは
今時珍しいか。一口食べてみると、普通に美味しいラーメンなので拍子抜けす
る。見た目はかなりしつこそうであるが、実際に食べてみると意外にあっさり
したラーメン。こってり系のとんこつスープに細めんという原則どおりの構成
で、特に奇をてらったところはない。以前に比べて味が落ちているのかどうか
は私には分からないが、少なくとも「今まで食べたこともないようなまずいラ
ーメン」ということは全くない。とは言うものの「日本一のラーメン」とも思
わない。つまり近くに住んでいたらちょくちょく食べに来るとは思うが、遠く
からわざわざ出かけて行ってまで食べるほどでもない。つまり良くも悪くも「
普通のラーメン屋」である。ここまで評価が分かれるのは、「日本一のラーメ
ンを食べるぞ」と意気込んできたのを肩透かしされて「憎さ百倍」になるのか
、日によってラーメンの出来にばらつきが大きいのかのどちらかだろう。
まあそもそも料理というものに対する絶対評価など不可能なのである。好み
に大きく左右される上に、その時の体調にも支配されるので個人差が大きすぎ
る。にも関わらず、まるで絶対普遍の尺度であるかのような評価を出してくる
グルメ本などのなんと多いことか。この手をあまり頭から丸飲み込みしない方
が良さそうである。
この日はこのまま和歌山駅前のホテル(例によって価格優先のチョイスであ
る)に入ると、入浴をすませて早々と床に就いたのであった。
翌朝は6時半に起床。身支度をしてからホテルで朝食を摂ると、そのままチ
ェックアウトしてJR和歌山駅に向かう。ここからは紀勢線で移動することに
なる。紀勢線は日本列島最大の半島である紀伊半島をグリルと回り、その名の
通り紀伊の国と伊勢をつなぐ長大な路線である。区間としては和歌山市駅−亀
山駅というかなり長大なもので、亀山−新宮はJR東海所属の非電化路線、和
歌山市−新宮はJR西日本所属の電化路線である。また和歌山−紀伊田辺は複
線化されており、和歌山市−和歌山は完全に本体とは切り離された運行形態と
なっている。長大かつ風光明媚な路線ということで、鉄道マニアなら興味を惹
かれる点も多々あるのだろうが、鉄道マニアではない私にはハードルの高すぎ
る路線である。今まで和歌山市−和歌山の区間しか乗車したことがない。
土曜日だというのに、ホームには通学のための学生が大量に列車待ちをして
いる。そこに乗客を満載した紀伊田辺行き列車が到着。車内はかなりの混雑で
ある。
しばらく走行して車内から学生がいなくなり、私がようやく席につける頃に
なると沿線風景もローカル線化してきてのどかさが漂い始める。たまに海が見
えたり、山上に並ぶ風力発電の風車が見えたりなど、この地域ならではの風景
が車窓を彩る。ボケーと車窓を眺めること二時間弱、ようやく列車は終着の紀
伊田辺駅に到着する。向かいのホームにはここからさらに先に進む列車が待っ
ているが、ほとんどの乗客は出口に向かう。やはりここから先に普通列車で向
かう強者はほとんどいないようだ。私もさっさと出口に向かう。
駅前は意外と開けており、このあたりの出身と言われている武蔵坊弁慶の像
が迎えてくれる。ここからは白浜方面や世界遺産である熊野古道方面行きのバ
スが出ている。ここからはとりあえずバスで移動である。バスに乗車すること
10分ほど、目的地は小高い丘の中腹にある。
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「原勝四郎の世界」田辺私立美術館で7/27まで
生涯を田辺市及び白浜町で過ごしたという洋画家・原勝四郎の作品を集めた
展覧会。中央での作品発表が少ないために知名度の低い画家だという。
その作品はざっくりと荒々しい線で描かれたもので、洋画とは言いながらも
ある意味では日本画的なところもある作品。かなり大ざっぱな絵に見えるが、
彼のスケッチには緻密さが見られることから、決して下手さを誤魔化す絵では
ないようである。とは言うものの、あまり私の好みとは言い難い。
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美術館を回った後はバスで再び駅にとんぼ返りすると、ここから移動である
。ちょうどホームには御坊行きの普通列車が到着している。新宮方面から長距
離を走行してきたと思われる2両編成のセミクロスシートタイプのワンマンカ
ーである。車内にはほとんど乗客がいない。
このまま御坊までしばらく列車の旅を続けると、御坊で乗り換え。ここから
紀州鉄道に乗車することにする。紀州鉄道とは御坊市街のはずれに位置するJ
R御坊駅と市街中心部を結ぶ鉄道で、全長2.7キロとかなり短い(現在日本
の鉄道で2位とか)単線非電化路線である。経営はかなり苦しいと言われてい
るが、現在の経営母体である会社は不動産が本業であり、鉄道会社の不動産部
門という社会的ステータスを得るために同鉄道を買収したと言われており、廃
線問題については現在は浮上していないという。
車両はキハ603型と呼ばれる超老朽車両。なんと1960年製とのことで
、当然であるが冷房などはついていない。内部は板張りになっており、ボック
ス形式のセミクロスシートで、レトロな空気がプンプンと漂っている。また今
時のディーゼル車は大抵は排ガスを天井から排出するのだが、この列車ではな
んと床下から排出しているようで、車輪のところから機関車の蒸気ならぬディ
ーゼルの排ガスが湧き上がるという次第。なお同社には北条鉄道から譲渡され
た旧レールバスのキテツ1型(私が北条鉄道で乗ったことのある車両)も運行さ
れているとのことだが(こちらはロングシート車で冷房を搭載している)、今回
の視察ではこの車両を見かけることはなかった。
列車はガタガタいいながらゆっくりと走行。時速20キロも出ていないので
はないか。田舎の爺さんの軽トラにでも余裕でぶっちぎられそうな速度で、最
初は田んぼの中を、御坊の市街地に到着すると家の軒先をかすめるように走行
する。ものの8分程度で終着の西御坊に到着。車両同様でここの駅舎もレトロ
と言うか倒壊寸前のイメージ。駅では明らかに鉄道マニアと思われる青年がカ
メラを持って飛び出すとあちこちを撮影。また構内ではこれまたかなりコアな
鉄道マニアと思われる男性が、大型カメラに三脚装備という完全武装の状態で
待ち構えている。確かに鉄道マニアなら喜びそうな路線ではある。
元々はこの路線はこの先の日高川駅までだったが、その部分は廃線になった
とのことで、線路の断片だけが残っている。西御坊は終着駅といっても特別に
何があるわけでなく、鉄道マニアではない私としてはこんなところで降りても
何もすることがないので、すぐに折り返す。なお紀州鉄道のダイヤは和歌山行
きのJRのダイヤとリンクしており、運行間隔は1時間に1〜2本と比較的多
頻度運転。沿線には学校や市役所もあるようで、典型的な市民の足というとこ
ろ。周辺のモータリゼーションはかなり進行しているようなので、この路線も
今後大幅な収益改善は望みようがなさそうだが、かといってなくなってしまう
と住民が困るであろうと思われる路線である。そういう意味では現在廃線問題
が浮上していないのは幸いである。
御坊に到着するとここで和歌山行きの普通列車に乗り換え。再び和歌山に戻
ってくることになる。和歌山に到着するととりあえず駅の地下で遅めの昼食。
ここから第二弾目の鉄道視察となる。
次の視察対象は和歌山電鐡貴志川線。和歌山と貴志をつなぐローカル線であ
る。かつては南海電鉄貴志川線だったが、南海電鉄が廃線を決定、地元自治体
が経営の引継ぎ先を公募したところ、中国地方で鉄道やバス事業を手がける両
備グループの岡山電気軌道が事業引継ぎに名乗りを上げ、現在の和歌山電鐡が
設立されるに至ったという。同社では終着の貴志駅の売店で飼われていた猫の
たまを駅長に起用したり、イチゴ列車・おもちゃ列車などの個性的な車両を走
らせることによる話題づくりを行い、テレビなどのメディアでの宣伝、グッズ
の販売など観光客の誘致に力を入れている。なお電鐡と社名にあえて旧字体を
使用しているのは、金を失うことがないようにとの思いだとか(そう言えばか
つて「国が金を失うと書いて国鉄」と言われた時代もあったっけ)。
私がたまたま乗車したのはおもちゃ列車だった。中にはフィギュアなどを展
示している棚はあるわ、ガチャポンはあるわ、ベビーベッドまで装備してある
わと二両編成の車内は満艦飾の光景。この車両自体が観光列車となっているの
で、あちこちでシャッター音が鳴り響く。車両は途中でイチゴ列車とすれ違っ
たりしながら30分ほどで終点の貴志に到着する。貴志駅ではカメラを構えた
多くの観客が列車の到着を待ち構えていた。
貴志に到着すると降車した乗客が一斉にたま駅長を取り囲んでの撮影大会。
どうやらここまで乗車した乗客のほとんどがたま駅長目当ての観光客だった模
様。私は猫好きでも鉄道マニアでもないが、一応この撮影会に参加。ただ生憎
と肝心のたま駅長は35度を越える猛暑の中でややお疲れ気味のご様子。カメ
ラを向ける乗客を無視するとそのままお昼寝に入られた模様。ただ、少々手足
を触られても、ストロボを焚かれても全く動じる様子もなく悠々とお休みにな
られているのは、さすがに駅長の風格である。
車両は10分ほどで折り返すので、特に貴志に用事のない私はそのまま折り
返すことにする。途中の伊太祁曽駅で旗を持ったバスガイドを先頭に、団体客
が一斉に降車。どうやら彼らはわざわざ団体ツアーでたま駅長に会いに来てい
たようだ。なお和歌山電鐡では、貴志駅には駐車場がないので、車でたま駅長
に会いに来るときは伊太祁曽駅から列車に乗るようにと広報しており、パーク
&ライドなども実施しているようである。彼らも伊太祁曽まで観光バスで来た
模様。そもそも駅長に会いに来るのだから、列車に乗って来るのが礼儀という
ものであるのは言うまでもない。たま駅長に会いたい場合は、くれぐれも貴志
駅に車で乗りつけるなどという非常識なことはしないように。なお日曜日は駅
長は公務を休まれているとのことなので、ねらい目は土曜日である。
和歌山電鐡については「頑張っているな」という印象。沿線には住宅地はあ
るもののモータリゼーションがかなり進行しているようだし、貴志付近では沿
線人口密度も急激に低下するなど、同社の経営環境にはかなり厳しいものはあ
る。そこで同社では観光客誘致に力を入れたのだが、目下のところそれは明ら
かに功を奏している。ただこの手の仕掛けは、いかにして飽きられないかが重
要となる。
和歌山駅に戻ってくると、ここからバスに乗車、いよいよ和歌山での本題の
方に入る。。
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「ルオーの〈ミセレーレ〉─人間へのまなざし─」
和歌山県立近代美術館で8/31まで
ジョルジュ・ルオーは独特の厚塗りの油絵でよく知られるが、同時に多くの
版画作品も残している。また彼の画題には宗教作品が非常に多く、キリストを
描いた一連の版画作品ミセレーレは代表作となっている。
さてルオーの版画作品であるが、いかにも彼らしい力強い線で描かれた強烈
な作品である。ただ私は個人的には彼の作品の最大の魅力は、厚塗りの絵の具
のきらめきであると思っている人間なので、それがない版画は少々辛いのが本
音。また彼とは対照的に信仰心が皆無(というか、宗教は人類が進化する上で
の最大の障害だとさえ思っている)私にとっては画題に対する共感もないし、
やはりどうしても接点ができない。こうなると辛い。
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これで今回の遠征の全予定は終了である。後はこの美術館の喫茶で和歌山城
を眺めながら一息つくと(それにしても今日も異常に暑かった)、紀州路快速で
家路についたのであった。
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<連絡>
この度、新しいHPを立ち上げました。その名は「私的美術館紀行」。
今までに掲載した展覧会レポートを中心としながら、さらに新しい情報を付
け加えたページです。私が遠征のために集めた各美術館の展覧会スケジュール
データなども掲載しております。
URL http://www.b-kikou.com/
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巷にインチキな健康・ダイエット情報が氾濫し、テレビがそのお先棒を担い
でいる時世に危機感を感じた私が、「全編完全書き下ろし」で仕上げました。
本著は「あるある大事典」での放送内容について、具体的に問題点を指摘す
ることで、巷に氾濫する誤った情報について斬っていく形式をとっています。
詳細な情報についてはこちらをご参考ください。
http://homepage1.nifty.com/sagi/book.html
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あとがき
熱中症に注意して水分を摂るようにすると、今度は水分の摂りすぎでへばっ
てきてしまったように思えます。今年の夏はかなり厳しいですが、例年になか
ったようなひどい夏バテで、意欲の減退に苦しんでいます。正直なところを言
いますと、今はすべての仕事を放り出して寝ていたいです。
教ドキュWeekly 発行者 鷺(さぎ) sagi@yo.rim.or.jp
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