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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が多いのです。成果に結びつけるためにはコンピテンシーを磨くことが有効です。その極意を解説します。

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2009/01/05

個人の成果よりもチームの成果を!

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読者の皆様、新年明けましてお目でとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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■【コンピテンシーの基礎を学びたい人にお勧めなのはこの一冊!】
■著書「中堅・中小企業のためのコンピテンシー入門
■詳しいことは後半をお読みください。

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      ●この記事の知人、同僚、友人への転送は大いに歓迎です。●

       ◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆

         <第197回>コンピテンシーをレビューする!


       ==■「個人の成果よりもチームの成果を!」■==


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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持
ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。

「コンピテンシーをレビューする!」と題して基礎から分かりやすく解説
していきます。

コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営
トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す
学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。

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■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直してい
 ただくと理解が一層深まります。(コンピテンシー宣教師より)■

<今回のメニュー>
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【1】成果主義はなぜうまくいかなかったのか!
【2】正しい成果主義で成功した企業もある!
【3】仕事のできる人の集団作りでチームの成果を目指す!
【4】今日のまとめ
【5】編集後記
【6】「問題解決力」を磨けるめるメルマガ!
【7】著書ご購入の方に「講演」の資料をCD−Rにて無料サービス!

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北京オリンピック。女子ソフトボールは最後の最後で宿敵アメリカを破っ
て金メダルを獲得した。立役者はもちろん上野由岐子投手だった。

速球のスピードは世界一、コントロールも抜群だ。しかし上野投手は「自
分のワンマンショーをやりに北京にきたんじゃない」と心に言い聞かせて
いたと言う。しかし、ついカッとなってそのことを忘れ速球勝負を挑む。
大事な場面でアメリカの4番ブストスに何度もやられてきた。

上野投手は高校2年のとき腰の骨を折る重傷を経験した。そのときチーム
メイトがお見舞いに行き、「早く治ってチームに戻って欲しい」と励まし
た。上野投手は自分のワンマンショーで勝ってきたといつも思っていたが
「チーム」というものを意識するようになった瞬間だった。「一人の力に
は限界がある。チーム力こそが大事だ」と。



【1】成果主義はなぜうまくいかなかったのか!

バブル崩壊後どこの企業も賃金カットに奔走した。どうすれば賃金を安く
抑えられるかに血眼になった。アメリカ流の成果主義をこぞって採用した。
成果を出した人には厚く、成果を出さなかった人には薄く、という賃金制
度だ。

しかし成果の出ない人に対してはパワハラをやり、個人の成果を偏重しす
ぎた結果同僚までもがライバルになり、職場は疲弊していった。運、不運
も左右する成果主義に嫌気を差した実力ある社員、将来有望な若手社員は
会社を去っていった。

成果に応じて賃金を払うというニンジン作戦は日本人ビジネスマンにはな
じまなかったのである。確かにお金だけで一喜一憂する人もいる。そうい
う意味ではお金はインセンティブになりえるが、働きがい、やりがい、達
成感、満足感で動く人のほうが多かったのである。ここがポイントになる。



【2】正しい成果主義で成功した企業もある!

短期的な業績も企業にとっては大事である。しかし企業には経営理念があ
り、経営計画がある。経営計画が部門経営計画に落とされ、部や課の目標
に展開される。部や課の目標は個人目標とチームの目標に展開されて実行
されていかなければならない。

問題は個人目標の設定方法だ。一人ひとりの力量を度外視してノルマを与
えた企業は失敗している。個人の力量を勘案して上司と部下が話し合い、
力量に見合った目標を設定させ、上司が熱心に支援しフォローする体制を
敷いた企業だけが成功した。

もちろんこのような企業では、課員を何らかのチームにも参加させ、みん
なで推進していくチーム目標も大事にした。個人のみならずチーム活動も
重視したからこそ成功したといえる。



【3】仕事のできる人の集団作りでチームの成果を目指す!

コンピテンシーは「仕事のできる人の行動特性」であることを思い出して
欲しい。チームの一人ひとりが仕事に関係するコンピテンシーを磨いてい
く。お互いにメンバーの行動特性を評価しあい、日々磨きをかけ行くのだ。
このやり方を多面評価、あるいは360度評価という。コンピテンシーの勘所
は行動特性そのものを評価し、レベルアップさせていくのである。

行動特性が変われば仕事の結果が変わっていく。もちろんいい方向へ変わ
っていくのだ。チームの成果は大きくなる。目標に限りなく近づくか目標
達成だ。メンバーのモチベーションは最高に高まることの賜物である。

企業には短期目標もあれば中長期の目標もある。3〜5年目でやっと実を
結ぶ案件だって多い。短期のしかも個人の成果を偏重すれば、このような
息の長い目標の実現など望むべくもないだろう。

コンピテンシーを重視し、仕事のできる人の集団作りに成功した企業が繁
栄を手にするのである。



【4】今日のまとめ

1.「自分のワンマンショーをやりに北京にきたんじゃない」という上野
   投手の言葉を心に刻むこと。

2.成果主義が多くの企業でうまくいかなかった原因を理解すること。

3.ほんの一握り、成果主義が機能した会社の要因も併せて理解すること。

4.仕事のできる人の集団作りこそが、チームとしての大きな成果を達成
  できること。



【5】編集後記

がんばって成果を出す人もがんばらないで成果を出さない人も賃金が同じ
というわけには行かない。大事なことは、そのことをよく踏まえたうえで
個人の成果とチームの成果をどう融合させて達成させていくかを制度に織
り込んでいくことである。


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次回に続く
次回は、「EQ(心の知能指数)の高さはなぜ成果に貢献するのか!」を
解説します。

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        彩愛コンサルピア代表 下山明央

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