2009/06/27
レストアマガジンNo.49
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レストアマガジン 甦 れ ! ジ ャ ン ク カ メ ラ【第49号】
カメラレストアや写真の話題を提供するメールマガジンです
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【目次】
◆ ワンポイント・レストア【ハンドラップ】
◆ 今回のカメラ 【PETRI 17】
◆ ブックレビュー 【路上観察学入門】
◆ お気に入りサイト 【すきもの屋blog】
◆ 編集後記
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/▲/___ ワンポイント・レストア ___/▲/
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【ハンドラップ】
みなさんは、ハンドラップというガラス器具をお使いでしょうか。プロの
カメラ修理の現場にはおなじみの器具です。上部の金属皿を軽く押さえると、
ピストンがスライドして、適量の溶剤が皿に出てくる仕組になっています。
レンズクリーニング液やエタノールなどをいれておき、綿棒やピンセットの
先に巻きつけたペーパーに、少量の溶剤を付けることができます。レストア
中、左手でカメラを持っていても、右手で簡単にこの作業ができるのが魅力
です。
以前、市販品を購入しました。使い勝手はいいのですが、どうもガラス部
分が大きすぎるように感じました。三角フラスコのように底部が安定するよ
うにデザインされているのは分かるのですが、個人的には大量の溶剤を使用
するわけでもありませんし、レストアをする机上のスペースもそれほど広い
わけでもありません。
そこで、もう少し小さな容器に変えてみようと、ポリエチレン容器を別に
購入し、上部の金具をこれに移植してみました。実にコンパクトで使いやす
くなり重宝しています。安定性が悪い場合は、ハンドラップ2本をひとつの
ケースに入れるなどすれば安定します。なお、溶剤によってはポリエチレン
を侵す場合があります。その場合はガラス容器の方が安全だと思います。
ハンドラップについては、こちらのページの最下段をご覧ください。
http://homepage1.nifty.com/fukucame/daisaku/d88.htm
なお、最近、レストアデスクを移転?しました。上記ページの最上段に説
明がありますので、併せてご覧ください。
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/▲/________ 今回のカメラ _______/▲/
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【PETRI 17】発売年:19--年
http://homepage1.nifty.com/fukucame/petri17.htm
Restoring tips
http://homepage1.nifty.com/fukucame/tips/petri17_t.htm
ペトリハーフというカメラは、そのユニークな形状から人気が衰えません。
同じペトリのハーフでも、少しマイナーな「ペトリハーフ7」というカメラ
があります。このカメラの明り取り窓ガラスの色は、グリーンではなくブル
ーなのが特徴です。露出はプログラムオートになっています。当サイトにも
掲載していますので、ご参照ください。
さて、今回ご紹介するのは、これらとは別のペトリのハーフカメラです。
機種名は「ペトリ17」といいます。これはペトリハーフ7の上位機種のよう
な位置づけで、マニュアル露出が可能になったものです。輸出専用機だった
ようで、国内ではほとんど見かけません。数年来探していたこのカメラに、
最近やっと出会うことができました。レンズ周りの小さなスペースに設定リ
ングが集中し、決して使いやすいとは言えませんが、十分な機能を持った小
さなカメラです。
試写結果はご覧のとおり、逆光では辛いものの、順光ではきちんとした写
りを見せてくれました。高級感のあるカメラではありませんが、そのアイデ
ィアとデザインにはペトリらしさを感じる、面白いカメラです。小さい分、
レストアには苦労しましたが、何とか復活しました。
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/▲/______ ブックレビュー ______/▲/
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赤瀬川 原平 (編集), 南 伸坊 (編集), 藤森 照信 (編集)
【路上観察学入門】
出版社: 筑摩書房 (1993/12)
ISBN-10: 4480028188
ISBN-13: 978-4480028181
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480028188/
今となっては、古典といえるかもしれません。ご存じの方も多いと思いま
すが、赤瀬川トマソンワールドが展開される内容です。簡単に表現すると、
路上にあるものをよく観察してみようということなのですが、これが芸術な
のか学問なのか、真剣なのか冗談なのか、この視点が実に面白いのです。
私がこの本に出会ったのは、Range Finderサイトを立ち上げたころだったと
思います。私が写真を撮る視点には、本書からの影響がないとは言えないと
考えています。
路上に自然にできたものというより、路上に取り残された人工物の不思議
と言ったら分かりやすいでしょうか。人間の営みの中で、どうしてこのよう
な「もの」が残像として存在しているのか、路上観察でそれを発見していく
プロセスは、物理学者が自然の中に法則性を発見していくのに通ずるものが
あるような気がします。人と違った視点は、自分自身の世界観を変化させて
いくかもしれないということを、身近に感じさせてくれる本です。
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/▲/_____ お気に入りサイト _____/▲/
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【すきもの屋blog】
http://sukimonoya.blog112.fc2.com/
SEDIC(セディック)というカメラメーカーの情報交換が縁で、お世話にな
っているferdiさん主宰のサイトです。コンテンツは、「とりぺん」「ヤシカ
エレクトロ35@wiki」「ヤシカ要塞20XX」と豊富で、楽しめるサイトで
す。中でも面白いのは、ヤシカエレクトロ35検定【一般】と【上級】でしょ
うか。私も準備なしでチャレンジしましたら1問間違えてしまいました。まだ
まだ勉強不足であることを実感させられました。みなさんもチャレンジしてみ
てはいかがでしょうか。
私が「すきもの屋blog」をよく拝見するのは、そのレストア記事の面白さか
らでしょうか。カメラ関連のブログというと、撮影した写真の掲載が主な内容
になりがちですが、こちらは、レストア記事の割合が高いのが特徴だと思いま
す。手際よくレストアしていくプロセスが、気持のよいリズムで読んでいくこ
とができます。
コンテンツからお分かりのとおり、管理人さんのエレクトロ35シリーズに
対する思い入れは、かなりのものと推察しています。今後とも、楽しみに拝見
させてください。
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/▲/___ 読者からのメッセージ ___/▲/
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■弱ったセレンは陽の当る場所に放置しておいてやるとかなり回復します。
少し時間は必要です。 保管にレンズキャップ(サークル形式)は外して
保管が正しいです。(Fさん)
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セレンの寿命は予想以上に長いものです。セレン光電池にキャップなどを
せず、光を当てておくことで、さらに寿命が伸びる。まさに裏技ですね。
(ビュッカー)
■上等な写真機で上等な写真が得られるのは当たり前、スペックダウン機で
いかにその性能を生かし切った絵を作ることができるのか、ここがまたそ
の写真機を使うおもしろさでもありますよね(Sさん)
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カメラ趣味を始めてから、これを実感しています。過去の技術者が苦労し
て開発したカメラたちと、時代を越えて出会うことが実に面白いです。
(ビュッカー)
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/▲/_________ 編集後記 _________/▲/
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3月からの忙しさが、5月まで続くとは。6月になってやっとカメラに触
れる時間的、心理的な余裕ができました。サイトの更新もままならず、メー
ルマガジンをお届けるのが、大変遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
少しネタができましたので、随時サイトにアップしていくつもりです。今後
ともよろしくお願いします。
函館元町の陶芸ギャラリー「スタジオ・キリール」というサイトを当サイ
トからリンクしました。元町は私がよく撮影にいく地域ですが、その元町に
ある陶房です。サイトを始めたばかりということです。これからの展開を楽
しみにしています。
「スタジオ・キリール」
http://www2.plala.or.jp/gonta10kg/
レストアや本などの情報、メルマガに関するご意見、ご感想などがござ
いましたら、遠慮なくご連絡ください。お待ちしております。
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(1)レストアは自己責任でお願いいたします。
(2)Range Finder掲示板もご利用ください。
http://rangefinder.bbs.coocan.jp/
(3)メルマガに関する、ご意見、ご要望もお待ちしております。
(4)配信先の変更、配信の中止は、こちらからお願いします。
http://homepage1.nifty.com/fukucame/mag.htm
(5)バックナンバーはこちらです。
http://archive.mag2.com/0000124413/index.html
【発行者】bucker(ビュッカー)
【発行システム】まぐまぐ! http://www.mag2.com/
【Website】http://homepage1.nifty.com/fukucame/
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