2006/08/21
こころのともしび(第39号)
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☆ 心のともしび(第39号) ------仏教の教えより------- ☆
☆ 2006.8.21 ☆
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■靖国問題を考えるに当たって(2)
■鈍海のちょっとコラム1 自然医学に学ぶ(2)
■鈍海のちょっとコラム2 縁
■頭の体操 −やさしい数学− 第8回 解答
−やさしい数学− 第9回 問題
■編集後記
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■靖国問題を考えるに当たって(2)
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靖国問題を考えるときに、大前提となるものは明治以来の対外戦争、日清・日露
両戦争、上海・満州・中華の各事変、太平洋戦争などをどのように受け止めるかに
よって大きく変わります。
この中で最終的な結論が出たのが太平洋戦争です。
「この戦争に勝ちましたか?負けましたか?」と聞くと、たいていの方は「負けました」
と答えるのですが、今ひとつ厳しさに欠けるのが気になります。
明治以来数々の戦争を経験して来た我が国ですが両手を挙げて「参った!」と言っ
たのはこれが最初で最後でした。また、自国領土内で戦ったのも沖縄戦を入れて
一年余りに過ぎませんでした。
過去の時代には戦勝国は敗戦国に対して大きな領土を奪ったり、天文学的な
賠償金を取り立てたり、敗戦国民を奴隷として連れ去ったりしましたが、あの頃は
そうした「うらみ」を残すような敗戦処理はかえってマイナスになると言う視点から、
その国民の民主主義的再生を促す目的の、比較的紳士的な措置が取られました。
しかし、戦前の侵略的なものは容赦なくはぎ取られ、四つの島に八千万の国民が
閉じ込められ平和日本建設のために邁進したのです。
その政策の中心となったのはアメリカで日本という特殊国家の再生には随分
心を砕いてくれたようです。その一つは、天皇制の存続でした。この策は見事に
当たりました。しかし、その反面戦争責任の所在はボヤかされ今日に至るまで
色々な問題を派生させています。
全国土が焦土となった かつての同盟国ドイツは、戦後もドイツ国民による徹底的な
戦争責任の追及が行われており、次々と出てくる諸事件に対する賠償金の請求にも
真摯に対応した結果、近隣諸国から大きな信用を得ております。
その点、我が国は大きな遅れを取っております。戦後の経済復興が早かった
もう一つの原因は、朝鮮戦争の特需に預かった事があります。
この戦争は1950年6月25日に朝鮮半島を舞台に、米ソ両国の代理戦争として行われ
北軍にはソ連の外、中国義勇軍も参加して一時は米軍を主とする南軍が釜山に
追いつめられるというところまで行ったのですが、国連軍の参加と仁川に対する
奇襲攻撃が功を奏して盛り返し、3年余りを経て38度線で停戦が実現しました。
その戦で150万人が死亡し離散家族は1000万人を越えると言われています。
この間の戦争に関する物資の大半は地理の都合上我が国から補給され、その
おかげで経済的に大いにうるおいました。
この事については韓国の人たちの想いを深く汲んでいく必要があります。
敗戦処理に対して、元首としての天皇の責任が問われなかったことと、経済的に
意外に早く復興したことで、戦争責任の問題は私たちの心の中でウヤムヤにされ
て来た感があります。それが今の中国・韓国の靖国問題に大きな影を落として
いると言えるのです。
次号に続く
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■鈍海のちょっとコラム1 自然医学に学ぶ(2)
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3人の先生が書いておられることは、「ガンは不治の病ではない。
風邪と同じように治る病気である」と言う事です。
しかも発病の原因から治るメカニズムを明快に解き明かしておられます。
私たちは「ガン」というものは親がガンを患ったから子や孫もガンにかかり
やすいという遺伝的な考え方や、避けることの出来ない災難型という捉え方を
することが多いのです。しかしガンという病気にかかる1番の原因はその生活に
あるといわれます。
中でも一番影響を及ぼし易いものは「ストレス」であるとの事です。
今の世の中に生活する私たちは、数多くのストレスに押しつぶされそうになり
ながら必死に生きています。
殊に真面目に良心的に生きようとする人に重いストレスがかっています。
又、色々の宣伝で欲望をあおられる結果、欲しいものが手に入らない苦しみ、
思うようにならない悩みと、石川五右衛門(大泥棒)のセリフではないけれど
「世にストレスの種は尽きまじ」というところです。
「病は気から」とも云います。事実、「病気」という字を見ますと気を病むと
書いてあります。一説に依りますと、このストレスが病気の原因の65%を占め
ていると云われております。
末期ガン患者の中で「死ぬ病気じゃない、必ず治るのだ」と気持ちを切り替え
ただけで癌が跡形もなく治ったという人があります。
でも電気のスイッチを切り替えるようにハイ、パチリこれでよし!という様な
調子には行かないのがミソです。
私たちは残る35%の中味を吟味して、よく納得して、100%信じ実行していく
事です。残る35%の中味とは、食べ物・飲み物で全て口から体内に送り込まれ
るものです。
私たちは生まれてこの方、科学的な思考がいっぱい詰め込まれています。
私も今まで体の具合の悪いときは医者に任すという事を何の疑いもなく実行
して参りました。
しかし、今回のガン治療に対しましては大きな方向転換を余儀なくされました。
目覚めれば目覚める程、矛盾だらけの医療でした。
ガン摘出手術・抗ガン剤投与から2ヶ月経ずして、すでに次のガンが出来ている
という状態に目を覚まされました。
しかし、テストの結果、効果ある抗ガン剤が見当たらず、そうした背景のおかげ
で自然医学の門へ入らせてもらう事が出来たのです。
大きな目で見てもこれほど医学が進んでいるのに、素晴らしい薬が作られている
のに、ガンは年々猛威をふるい、国家予算に等しいといわれる医療費を払っても
的確な完全治療の道は発見されておりません。
私たちは明治以来、誤った医療の道に踏み込んでしまったのではないでしょうか。
参照書籍 「論より証拠のガン克服術」 中山 武
「病気にならない生き方」 新谷 弘美
「健康と家族/ガン・難病の自然治癒」 大沼 四廊
次号に続く
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■鈍海のちょっとコラム2 縁
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「縁は異なもの味なもの」諺に言う通り、考えてみると夫婦の仲ほど、不思議で
おかしいものはありません。誰でも自分達の結びつきを思い出してみると、予想
もつかぬ経路をたどっている事に気づくでしょう。
今は、この女はわしの女房と、決定的な事実になっていますが数多い男の中から
自分が、数多い女の中からこの女と結ばれたとは、まことに「異なもの」と言わ
ねばなりません。
すべてのものは原因(因)と条件(縁)により、生じた結果(果)であり、
その結果が更に新しく因と縁を生み出す、という仏教の世界観の原理を夫婦の
結びつきの上で言ったものです。
日本人は風俗・習慣・考え方で多分に仏教の影響を受けています。もっとも
みんなが誤りなく受け止めているとは言えませんが、この縁の考え方は中では
よく咀嚼(そしゃく)された方で、「合い縁奇縁、一河の流れ一樹の影、袖
ふりあうも多生の縁、縁無き衆生は度し難し」など、縁の字は誤り無く使われ
ています。
若い人達や理屈っぽい一部の人は「因縁」と聞くと、前世代の世迷い事と笑って
過ぎますが、一部の迷信者や、宗教を商う拝み屋が、因縁を見えない世界で
行われる気味悪い呪術かのように説く為の誤解で、本来の仏教の説く因縁は
極めて合理的で、常識的で、別に秘密でもなければ恐いものでもありません。
ただ人間は非常に複雑なもので、因縁果のひとつひとつを摘出してみせる事が
出来ないから、拝み屋や迷信家のつけいる余地が残っているだけの事です。
近頃は科学万能で、何事も合理的でないと受け入れてもらえませんが、正しい
因縁の理は科学の説く因縁の説に反すものでなく、ある意味では科学より精緻で
論理的だと言えるでしょう。
ここで考えなければならないのは、宗教と科学は対立するものではなく、
並行していて互いに受け持ちが違うという事です。
科学は「ものを見る原理」を説くので、「原因がなければ結果はない」と事実を
説明して受け持ちが済む訳です。宗教は同じく因縁がなければ果はないと説いて、
その上に「だから種を蒔きなさい」と生きて働く原理を教えるのです。
「蒔かぬ種は生えぬ、だから種を蒔け。良い種子を、蒔けば良い結果が得られるぞ。
瓜の蔓には茄子はならぬ、悪い事をし放題で善い結果だけを望んでもそれは叶えら
れないぞ」と教えるのが宗教の任務なのです。
科学は「ものを見る原理」を説くのに対し、宗教は「行為・実践の原理」を考える
という事が出来ます。
---生駄密蔵先生著「暮らしの中の仏教語」に依る---
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■頭の体操 −やさしい数学− 第8回 解答
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前回の問題と答えです。
--- 問題 ---
問題1.りんごを8個づつ入れると9個余り、10個づつ入れると5個足り
ません。箱の数とりんごの数はそれぞれいくつでしょうか。.
問題2.進君のグループで魚釣り大会をしました。釣れた魚を皆で分ける事
になり、12匹づつ分けると8匹余り、14匹づつ分けると24匹
足りません。グループの人数と釣れた魚の数を求めましょう。
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答え
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過不足算には次のような公式があります。
差の集まり÷1人分の差=人数
1. 余り+不足
2. 不足+余り
3. 不足−不足
4. 余り−余り
1の問題の余りの9+5の不足を足して14、1箱の個数の差10-8=2で割ると
7箱と出ます。
従って個数は7×8+9=65となります。
2の問題は、
(8+2)÷(14-12)=16 答え 16人 魚は200匹
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■頭の体操 −やさしい数学− 第9回 問題
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ノートを80冊仕入れました。仕入れ値の20%の利益を含めて定価を付けました。
初め定価で売り、残りは大売り出しの日に定価の10%を引いて1冊162円で全部
売りました。ノート80冊の売上高は14,040円でした。
1.ノート1冊の仕入れ値は何円でしたか?
2.大売り出しの日に売ったノートは何冊でしたか?
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■ 編集後記
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一ヶ月お休みを頂き、申し訳ありませんでした。
長ーい長ーい梅雨でした。そして日本海側の北陸や長野地方等同じ地帯に
何回も何回も前線が停滞して、時には一時間に100ミリを越す様な激しい
雨が降り、川の堤防は決壊し、山は至る所で地滑りを起こし、家は浸水し
て大勢の人が家を捨てて避難される騒ぎになりました。
その梅雨が明けてからは、またカンカン照りになり、私の地方でも35℃に
近い気温が続いております。
夏の気温もなぜか年毎に上昇してくるような気がします。
この頃になって幼い頃に母に聞いた話が思い出されます。
「これから年月が経つほど人間の心が悪くなる。人のことはどうでも良い。
自分さえよければ好いとう人が増えてくる。
そうして終いには3年間日照りばかり続いて、1粒も雨が降らない様になり、
その次は3年毎日雨降りでお日さまが拝めず、もちろん作物は何も取れなくて、
何も食べるものが無くなり、人間は皆死んで行くのだとお釈迦様の予言が
あるのだよ」と。
でも、私はそういう話を以後聞いた事がなかった。
母が自分中心の心を戒めてくれた為の話であったのかも知れない。
しかし、昨今の世の中の風潮を思うと、こうした片降り、片照りの極端な
お天気も私達の心を反映しているものの様にも思えてきて、亡き母の話を
なつかしく思い出すのです。
まだまだ厳しい暑さが続きます。皆様 どうか体調には充分ご注意下さい。
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□□ 次号(第40号)発行予定日 2006年9月18日(月)
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□□ 著者:山野鈍海 <http://www.eonet.ne.jp/~panacee/>
□□ 発行責任者:ぱせり <http://plaza.rakuten.co.jp/maywind/>
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□□ mag2ID:0000124366 『こころのともしび』月1回月曜日発行
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