2009/03/03
poco a poco 『一流の派遣社員になるために』 No.268
2009年03月03日発行 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ poco a poco 『一流の派遣社員になるために』 No.268 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.pocoapoco.ecnet.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「暗闇の先に光はあるか」 中川前財務相は世界に日本の恥をさらしたということになっていますが、本当なので しょうか。そもそも国の恥というのは何なのでしょう。国が恥をかくと私たちの日常 生活にどのような影響を与えるのでしょうか。「国の恥」のような言葉だけが独り歩 きしていることが日本のマスコミにはよく見られます。言葉の定義がされないまま煽 るだけ煽って、話題性がなくなったら次の標的を探す。中川前財務相の行動は恥ずか しいものだけど、私には関係ないという感覚も必要ではないでしょうか。 幸か不幸か中川前財務相の問題以降円の売りが始まり、円高が徐々に回復されつつあ ります。そんなことはないかと思いますが、もし彼が身を挺して円高を食い止めよう としたのであれば何十年後かに評価されるのではないでしょうか。もしあのときの記 者会見が普通に行われていたら円高から抜け出すことが出来ず、日本経済は低迷し続 けたと。国の恥については私はよくわかりませんが、円安に向かうことは日本経済を 回復へと導く最高の薬だということぐらいは理解しています。 もしかしたら春に向けて徐々に景気回復の色が見えてくるかもしれません。そもそも 今回の派遣切りは派遣社員を正社員にしたくない企業の思惑から起こったこと。派遣 社員を切った後、正常な生産状態に戻すためにまた派遣社員を雇うことになるのでは ないでしょうか。もっとも今回の不景気の影響で本格的に経営危機になっている企業 は徐々に廃業へと向かうのでしょう。生き残るのは体力のある大手企業だけというこ とになります。そのこともトヨタやキャノンにしてみれば好都合なのでしょう。 私たちがそのような企業に対してできることはそれらの企業の製品を不買とすること と、その企業と関連会社にだけは派遣に出ないということぐらいでしょうか。ただ、 生活をしていくためには買い物は抑えることが出来ても働かないという選択肢は非現 実的すぎます。仕事を選んでいる場合ではないので、例えばいまトヨタの派遣案件が あったとしたら多くの人が飛びつくことになるでしょう。もっともまた景気が悪くな れば派遣切りされるという前提で派遣に出なければいけませんが。 もし派遣切りによる経費削減で景気が回復したとします。それは本当の意味での回復 なのでしょうか。この国では困ったら人の縁を切ることが当たり前なのだという風潮 が生まれるのではないかと私は危惧しています。例えば子どものサッカーチームでど うしても足を引っ張る子がいたとします。その子をチームから追い出そうと他の子ど もたちが嫌がらせをしたとします。大人はどうやってそれを止めさせることができる のでしょう。「イジメはいけない」そんな言葉は虚しく、響くこともないでしょう。 当たり前ですが現在は未来に繋がっています。多くの問題を小手先の対処で逃げ切っ ているこの国は、将来に大きなつけを回しているのですが、政治家や経営者は自分た ちの権利さえ守れればいいと考えているので、数十年後に日本が身動き取れなく、世 界的な問題児になることは間違いありません。いま企業が唱えているECOだって、 それを否定すると物が売れないからやっているだけでしょう。本当の意味でのECO を考えるなら連日連夜きらびやかに光る銀座のネオン広告を消すべきでしょう。 ECOを売りにした商品の看板が夜中でも明々と照らされていることに疑問を感じる 経営者がいったいどれだけいるのでしょう。この国の大人たちは堕落しきっています 。そんな大人に育てられる子どもたちがまともな成長をするとは思えません。この暗 闇の先にあるのはさらなる暗闇だけでしょう。それでも私たちは自前の明かりを備え ています。堕落せずに清く正しくまっすぐであれば、何ごとにも諦めないしぶとさを 身につけていれば、私たち個人が明かりとなることができるのです。 派遣というのは、数少ない光り輝くことが出来るワークスタイルであると私は考えて います。平均的に見て派遣社員の給料は少なく、人によっては生活するので精一杯な のかもしれません。ならば人生の方向を経済的な豊かさではなく心の豊かさに向ける しかありません。必然的な選択ではありますが、私たち派遣社員が向かっているのは 暗闇ではないはずです。一人ひとりの派遣社員が光り輝くことで大きな太陽にもなれ るはずです。今は非常に厳しい状態ですが、決して諦めず輝きを失わないことです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行部250部(2009年03月03日現在) 【WEB】 http://www.pocoapoco.ecnet.jp/ 【MAIL】 info@pocoapoco.ecnet.jp ---------------------------------------------------------------------------- 【発行】 poco a poco ---------------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して発行してい ます。 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000124083.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



