「週刊 みどりのひとりごと」Vol.047「大学院」
「週刊 みどりのひとりごと」
(マガジンID: 0000123512)Vol.047 2008.1.28
☆はじめに☆
皆さん、ご無沙汰しております。
今回もメルマガを読んで下さりありがとう
ございます。今年最初のメルマガです。
今後もよろしくお願い致します。
web連載、ブログは随時更新しています。どうぞ
よろしくお願い致します。
○web連載「つきのみどりの教育カフェテリア」
(「ロゼッタストーン」web内)
http://www.rosetta.jp/education/index.html
○ブログ「こんにちは、つきのみどりです」
http://tsukinomidori.cocolog-nifty.com/happy/
☆Vol.047 「大学院について」☆
今回はweb連載・第45回と連動した話です。
つい先日、このようなニュースを見聞きした方も
多いのではないでしょうか。
「優秀な院生に240万円支給 東京農工大学」
http://www.asahi.com/national/update/0124/TKY200801240225.html
(「朝日新聞」2008/1/24)
大学院に進学し、まじめに研究に打ち込めば
打ち込むほど、書籍代・学会への参加費など、
大学時代にはあまり考えられなかった費用の
捻出に頭を悩ますことになります。書籍は
専門書なので、発行部数も少ないので1冊
1万円以上しても珍しくありません。
また、大学教授などであれば学会への参加費用も
「出張扱い」となって、補助があるのに、
学生の身分では一般的に補助は受けられません。
そこで、大半の大学院生が、大学での授業の
補助(TA=Teaching Assistant)をしたり、
学校・予備校などで教えたりして、アルバイトに
いそしむことになります。研究と両立させられる
場合は良いのですが、アルバイトに追われて
しまうと、本業がおろそかになってしまいます。
そもそも、大学院に進学すれば、質の高い論文を
まとめ上げたり、学会発表の回数を重ねることで、
「自分の研究」を地道に積み上げていかねば
なりません。アルバイトに追われてそれが
できなくなると、大学院に行ったのに、何の
実績も残せず、就職もできなくなります
(実際にこういう人を見たことがあります)。
ですので、一見すると、優秀な大学院生に
費用を支給するのは良いことに見えます。
ですが、「大学院生=学生」ですので、
いつかは社会に出なくてはなりません。
1990年代なかばから、当時の文部省の政策で、
「大学院生倍増計画」で大学院生が増やされました。
ですが、就職先の拡大がなされなかったので、
「大学院を出たけれど」状態の人がごろごろと
いる状況になってしまいました。
大学が大学院生にお金を出すのも大事でしょう
けれど、大学・民間企業も含め、大学院生が
就職できねば意味がありません。ですので、
単にお金を出すだけでなく、「社会に貢献でき、
企業に採用してもらえる人材」の育成を
行なっていくべきだ、私はそう考えます。
そもそも、大学は外部とビジネス・教育面など
さまざまな形で連携し、開かれているところも
増えています。ですが、「わいせつ学長・理事長」など、
とんでもない人もいます。
「東京福祉大学の総長逮捕 女性教員の胸触る」
http://mainichi.jp/select/today/news/20080121k0000e040037000c.html
(「毎日新聞」2008/1/21)
「都築学園総長 強制わいせつで逮捕 複数の被害相談」
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20071114AT3K1400A14112007.html
(「日本経済新聞」2007/11/14)
東京福祉大学は就職率の高さで最近知名度を
上げている大学です。また、都築学園の前総長は、
3度(!!)逮捕されています。このような人物が
「トップ」として君臨している組織など、考えた
だけでもおぞましいです。
わいせつなどの行為以外にも、黒いものでも、
教授が「白」と言えば、「白」となってしまう
こともあります。社会常識のない教授の下で
研究をしたり、仕事をしなければならなく
なってしまった場合の悲劇は言いようがありません。
大学院生になれば、教授との接触の時間が
大学生時代より格段に増えます。大学院を修了し、
助手・講師などとして大学で働き始めれば、
大学生時代に気づかなかった問題点に気づく
こともあるかもしれません。
「□□教授は女子学生や講師を愛人にしている」、
「△△教授は生徒に手を出す」などのうわさを、
イヤになるほど私も見聞きしました。
大学を管轄するのは文部科学省です。
文部科学省は、
・大学院生の修了後進路を調査し、就職・
進学率が半分以下の大学名を公表、改善勧告、
指導を行なう
・セクハラをはじめとする、大学での
トラブルの相談窓口を設け、話があったら
調査し、改善勧告などを行ない、従わなかった
場合大学名を公表する
などのことを行なっても良いのではない
でしょうか。改善がなされなければ、
補助金カットなどの措置が最終手段として
考えられます。
私は、ふたつの仕事に関し、「○○をしていると、
人間性を失う」と、経験者から言われた
ことがあります。ひとつは国会議員の秘書、
もうひとつが大学助手です。
両方とも、国家議員、大学教授のもとで働き、
時には黒いものも「白」と言わざるを得ない
こともあるのかもしれません。
もちろん、そのようなことのない、立派な
議員や教授もたくさんいるのを知っています。
こんな話が消えることを心から願います。
最後に、学生の立場から見れば、大学院に
進学するのは、「専門性が高い仕事に就く
可能性が高くなる」ことです。また、
せっかく専門性を高めても、「社会に
貢献できない」人材、「社会常識に欠ける
人に潰されてしまう」人材になっては
意味がありません。
大学院に進学する場合、「自分の研究・
将来の仕事を通じ、社会にどのような
貢献ができていくのか」広い視点を
持ちながら道を究めていくべきです。
それが、「自分の幸せ」、また、
「社会の幸せ」につながることになるはずです。
☆あとがき☆
大学院、また、大学にまつわる問題について
今日は考えました。
感想・質問などのメールをお待ちしています。
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つきの みどり
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しかるべき措置を取らせていただきます。


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