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私立校で教壇に立つ、つきのみどりの、教育のホンネ話。ロゼッタストーンでのweb連載「つきのみどりの教育カフェテリア」で書けない話を中心に、ここでしか読めない最新の教育事情満載! ※当初は週刊でしたが、web連載のスタートに伴い、不定期化しております。

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2005/04/10

「週刊 みどりのひとりごと」

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「週刊 みどりのひとりごと」(マガジンID: 0000123512)Vol.041 2005.4.10

☆はじめに☆

皆さん、こんにちは。今週もメルマガを読んで下さり
ありがとうございます。
今回はお知らせがあります。「ロゼッタストーン」webで、
新連載「つきのみどりの教育カフェテリア」を始めさせて
いただくことになりました。皆さんのご意見をいただいて、
日本の教育をよりよく考える場にしたいので、どうか
よろしくお願い致します。また、blogもよろしくお願い致します。

○web連載「つきのみどりの教育カフェテリア」
(「ロゼッタストーン」web内)
http://www.rosetta.jp/education/index.html
○ブログ「こんにちは、つきのみどりです」
http://tsukinomidori.cocolog-nifty.com/happy/
○つきのみどりHP
http://tsukinomidori.hp.infoseek.co.jp/

☆Vol.041 「教育でのマネープラン戦略・子ども編」☆
今回は「教育でのマネープラン戦略・子ども編」です。
なお、今回も長文ですので、お時間のある時にご覧下さい。

前回も書きましたが、現代っ子は「両親・双方の祖父母」の
「6つのポケット」を持っていると言われます。でも、両親の
離婚、非婚などでシングルペアレントが増えている現在、
そのポケットはいつまでもあるとは限りません。

また、資産家の家庭ならともかく、祖父母がいつまでも
元気でお金を与え続けられるとは限りません。最近は
フリーターやニートの子どもに代わり、国民年金を払う
祖父母が出ているそうですが、そういったことをする
前に、自立を促す手立てを考える方が、よほど本人の
ためになります。

子どもには「お金の使い方」を生きた形で身につけて
いけるようにしないと、将来、無駄なお金の使い方を
してしまったり、消費者ローンに頼る不安定な生活を
するようになるかもしれません。

そこで、私なりに考える、子どもにお金の使い方を
覚えさせる方法を挙げていきます。

1.「両親に養われているという身分」をわからせる
この頃、ティーン、特にローティーン向けのアパレル
市場が活気づいています。TPOや年齢にふさわしい
おしゃれ自体をとがめるつもりはないのですが、その
中で気になるのは、「父親の年間の服代が数万円なのに、
子どもの年間の服代に数十万円かけている」という話も
聞かれることです。

親の働きがあってこそ、子どもは安心して生活できる
わけです。それがわからないと、子どもは「自分ひとりで
なんでもできる」と思ってしまったり、「自分が家庭で
いちばん偉い」と思ってしまう可能性があり、危険です。

子どもは確かにかわいがられて愛情を注がれて育てられる
べきものですが、だからといって、「親の所持品よりも
あまりにも高額なものを身につけていい」ということは
ありません。また、一度甘い顔をしてしまうと、どんどん
エスカレートし、親が途中で買わなくなると、援助交際
などで稼ぐ、などということにもつながりかねません。

また、「援助交際されると困るから、月10万円以上の
お小遣いを与える親」もいる、と聞いたことがあり
ますが、これも本末転倒です。年齢にふさわしい装い、
「分をわきまえる」ことを教えねばなりません。

数年前、都内の小学生がマンションで監禁されていた、
という事件がありました。この子たちが事件にはまった
きっかけは、渋谷での「掃除などのバイトで○万円」と
いう、巧妙な大人のわなにひっかかったことでした。
「もっとおしゃれがしたかった」というこの子たちの
意見もわからないではないですが、「大人になって
自分で働いて得るべきもの」という価値観を教えて、
我慢させることも必要だったのではないでしょうか。

今話題のライブドア社長・堀江氏が注目されるのに伴い、
彼の父親の教育方針が話題を呼んでいますが、その中で
「小遣いはやったことがない」というのが大きく取り
上げられています。そこで、堀江氏は少年時代、新聞
配達などでバイトをして頑張ったのだそうです。これは
極端なケースかもしれませんが、働いてお金を得ることの
重みを、自分の中で理解でき、現在の彼を作った下地に
なっているのではないでしょうか。

2.お年玉やお小遣いの一部で、「投資」を一緒にしてみる
「お金はうまく運用すればしっかりたまる」ことは、
口で言ってもなかなかわかりません。また、お年玉を
回収すると、「本当に自分のために貯金しているのか」と
子どもが言う場合もあります。

そこで、子どもが中学生くらいになったら、証券会社に
子ども名義の口座を開き、1万円からの運用をしてみる
ことはいかがでしょうか。ネット証券なら家にいて
簡単に講座を開き、講座の残高を確認することができ
ます。「楽天証券」「マネックス・ビーンズホール
ディングス」「松井証券」などが有名です。

あまり高額だと、子どもが「ちょうだい」などと
言ってトラブルになることも考えられますし、まずは、
「この1万円がきちんと増やせたら、高校入学時に
あげよう」などと約束して、「どうやったら少しでも
利子がつくのか」ということを一緒に研究します。
そうすると、疑心暗鬼だった子どもも、手元において
おくだけでは1万円にしかならないのに、少しでも
増えるという事実に興味を示すかもしれません。

そういった時には、今は初心者向けのマネー雑誌も
たくさん出ていますので、読みながら実践していく
ことをおすすめします。私が良いと思うのは、
「マネープラス」です。「いちばんやさしいお金の話」が
コンセプトなので、わかりやすく実例が載っています。

○「マネープラス」
http://www.sscom.co.jp/m-plus/

また、「まぐまぐ!」でも、子どもにお金のことを
勉強してほしいということで、金融コンサルタントの
方が発行しているメルマガもあります。こういった
メルマガを親子で読み、親子ともにお金のことに
ついて学ぶ、というのも今の時代にふさわしい
マネー教育なのではないでしょうか。

○メールマガジン「こどもの為の貯蓄の話」
http://www.mag2.com/m/0000147557.html

3.「お金に関して、家庭内ルールを作る」
子どもの携帯電話の料金は、しばしば家庭内で
問題の種になります。たわいないことでメールを
出したがる子どもに、手を焼いている保護者も
多いのではないでしょうか。私も、よく生徒に
「毎月いくら払うの」と聞きますが、「auの
定額制にしているから2,000円」とか、「毎月
1万5000円くらい」などの答えが返ってきます。

毎月1万5000円、なんて、ビジネスマンじゃある
まいし、という額ではないでしょうか。また、
携帯とお金、と言えば、「出会い系サイトに接続
するとどうなるか」(不審者に呼び出されたり、
覚えのない高額請求が来る)などのことも教えて
おかねばなりません。

携帯の費用は、子どもが小学生で、護身用、という
うちは親が払っても良いかもしれませんが、
「中学生になったら、お小遣いから毎月3000円
差し引く」などのことを取り決めるべきでしょう。
私が聞いた中でもっとも厳しいと思ったのは、
「今までの貯金から払いなさい」と親に言われて
いる、と言った生徒の話でした。もちろん、自分の
アルバイト代から携帯電話代を払っている子どもも
います。

また、もっと経済状態が大変な家庭では、通学
定期代も子供が払っている場合もあるようです。
こういった状況は各家庭で違いますから、子どもと
よく話し合って、「よそはよそ、我が家は我が家」と
いうことでルールを貫く必要があります。

そもそも、家庭内ルール、というのは、お金に限った
ことではないと思います。今の保護者には、「うちは
自由です」、「うちは子どもを信頼しています」と
言っている人が多いですが、実態は「何も把握して
いない」場合も多いのです。それは果たして、親の
責任を果たしているとは言えるのでしょうか。携帯が
あるから、と、外泊しても何も言わない親もいると
聞きます。これこそ自由を履き違えています。子どもが
何か不始末をすれば、親も責任を問われることを
忘れてはなりません。

がんじがらめに管理しなさい、というつもりは全く
ありません。でも、家庭内で「これが我が家のルール」と
いうものをきちんと決めておかないと、どんなことでも、
トラブルに巻き込まれた時、結局親子とも痛い目に
あうのではないでしょうか。

お金に関しては、ネットでも運用ができる現代
ですし、超低金利時代ですし、投資教育を進めて
いくのがこれからは重要でしょう。私も、手数料
無料(ノーロード)の投資信託を買ったりして
いますが、こういうものは手数料の関係で、証券
会社の店頭ではなかなか勧められません。証券会社は
手数料で生計を立てているので、手数料の低額な
ものを売ることは控えたいのでしょう。でも、実は
こういった商品が、初心者には大変運用しやすい
良い商品だったりするのです。親子共に、「かしこい
お金の使い方」を学んでいきたいものですね。

私が書いたことは当たり前の内容ばかりかもしれ
ません。でも、その当たり前のことすら家でできない
家庭が増えています。そのことをとても私は心配して
います。

☆あとがき☆
今週は、「教育でのマネープラン戦略・子ども編」に
ついて考えました。「子ども向けのマネー教育の取り
組み」では、ご紹介した他にも取り組みをしている方も
いると思います。読者の皆さんのご推薦したい、という
取り組みがありましたら、ぜひお知らせ下さい。

次回は「現代にふさわしい進路指導」を予定しています。
感想・質問などのメールをお待ちしています。連載と
ブログもよろしくお願いします。

つきの みどり
(web連載)http://www.rosetta.jp/education/index.html
(HP)http://tsukinomidori.hp.infoseek.co.jp/
(blog)http://tsukinomidori.cocolog-nifty.com/happy/
tsukinomidori@infoseek.jp

※このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
から発行しています。配信中止はこちらまで 
http://www.mag2.com/m/0000123512.htm

※無断転載を禁じます

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