2009/07/06
『家づくりで泣く人・笑う人』~第120号~ <2009/07/06>
【まぐまぐ公認 殿堂入りメルマガ!】 『住まいづくり専門コンシェルジェ』が綴る家づくり総合マガジン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.120━2009.07.06━ 《隔週刊》 家┃づ┃く┃り┃で┃泣┃く┃人┃・┃笑┃う┃人┃ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛ ~第120号~ ◆家づくりは人生最大の「事業」 ◆事業を成功に導くための、プロのコンサルタントの助言 ◆あなたも「笑う人」になって豊かな生活を送りましょう! 《発行部数 約4,500部》 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週のテーマ】 ・50年返済の住宅ローン ・コーヒーブレイク ・編集後記 ●---------------------------------------------------------------- このメルマガでは、 家づくりのナビゲート役を行なっている「住生活エージェント」が、日頃 の業務を通じた気づきなどを、消費者に近い立場から発信していきます。 どこにも影響されない中立的な立場で、住宅業界の実態も伝えます! あなたの家づくりのセカンドオピニオンとしてお役立てください。 ------------------------------------------------------------------● こんにちは。 ダブルスネットワーク福岡オフィスの林です。 メルマガでお知り合いになった前佐賀市長木下敏之さんの コラムを読んでいてとても興味深いデータを知りました。 「国立人口問題研究所の35年推計のデータ」 ↓ ↓ ↓ http://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson08/kekka1/kekka1.html 全国の市区町村別に将来の推計人口がデータ化されています。 日本の人口はすでに減少段階に入っているので、かつてのように 増える地域はあまりありませんが、より一層、都市部への集中と 地方の過疎化が顕著になるという予測です。 気になる場所をクリックしてみてください。 結構びっくりします。 それでは、今週の本文の始まりです。 -------------------------------------------------------------------- ▼50年返済の住宅ローン -------------------------------------------------------------------- 皆さんもうご存知ですね! 「フラット50」 6月4日からスタートした返済期間の上限を50年間と する住宅金融支援機構の住宅ローンの名称。 日本最初の住宅ローンは、明治時代の最長15年のもの だと言われています。 それが徐々に長期化されて、ついに50年返済の住宅ロ ーンが誕生しました。 はじまったばかりのこの商品には、すでに賛否両論入り 乱れていますね。 また同時に「フラット35」の商品内容も変更になって います。 パッと見ただけでは何だか複雑でよくわからないという 方もいらっしゃることでしょう。 そこで今回はそのあたりをまとめてみます。 ▽ ▼ ▽ まずは「フラット35」から。 その名の通り最長35年、全期間固定金利の住宅ローンです。 今回の大きな変更点は次のようになります。 1.建設費・購入価額の『100%』以内の利用が可能 ※これまでは90%以内でした。 2.融資対象となる諸費用の追加 (1)建築確認・中間検査・完了検査申請費用 (2)請負(売買)契約書の印紙代 (3)住宅性能評価検査費用 (4)適合証明検査費用 ※これまでも請負(売買)契約書に含まれている場合 は対象でしたが、今回の変更で含まれていなくても 請求書や領収書等で確認できれば対象となります。 3.フラット35S(20年優遇タイプ)が登場 ※フラット35S(10年間優遇)に比べ、より厳し い基準を満たした場合に適用されます。金利優遇は ともに0.3%です。 この中でも特に3つ目は正に「緊急経済対策」! 昔から不況の打開策、内需拡大の切り札は「住宅」でした。 住宅取得における最重要ポイントのひとつ「住宅ローン」に メリットをもたせることで需要の拡大をはかる目的です。 だからフラット35S(20年優遇タイプ)は、平成24 年3月31日までの「時限措置」、期間限定になっている 訳です。 下のモデルケースの通り、かつての愚策「ゆとり(ステップ) 返済」等とは違って、利用者にはお得な措置だと思います。 ------------------------------------------------------ <モデルケース1> 借入額3000万円 金利3.0% 35年元利均等払い 総支払額 フラット35 (通常) 48,490,768円 フラット35S(10年優遇) 47,522,961円 フラット35S(20年優遇) 46,827,764円 ------------------------------------------------------ 通常と20年優遇では総支払額で166万円もの差が生じます。 ただし施工会社によっては、基準を満たすために工事費用 のアップが必要となるケースも考えられます。 事前に十分確認しておくことを忘れないでください。 ▽ ▼ ▽ そして新たに登場した「フラット50」! 文字通り最長50年間、全期間固定金利の住宅ローンです。 次のように、利用の際にはフラット35とは異なる部分があり ますから注意してください。 1.申込時年齢が満44歳未満で完済時の年齢が満80歳未満 ※親子リレー返済なら満44歳以上でも利用可能です。 2.借入金額が100万円以上6000万円以下で建設費また は購入価額の60%以内 ※フラット35は100万円以上8000万円以下で建設 費または購入価額の100%以内です。 ※フラット50で60%分を借入れて、残り40%分を、 フラット35で借入れることも可能です。 3.長期優良住宅であること ※長期優良住宅認定通知書の提出が必要となります。 年齢条件と借入金額はさておいて、ここでの最大ポイントは、 3つ目の「長期優良住宅」です。 「長期優良住宅」は国の200年住宅構想から誕生しました。 ↓ 骨組みを定期的にメンテナンスすることによって200年もつ ようにしっかりつくり、設備や内装を20年を目途に更新する ことで、その時代のライフスタイルにあわせた最新の暮らし方 が出来るようにする住宅。(『200年住宅Web』より) 基本となるのは「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」。 この法律はフラット50の取扱い開始日と同じ今年の6月4日 に施行されました。 つまり、フラット50は、国の推進する長期優良住宅の普及促 進をはかる目的から誕生し、緊急経済対策のような一過性の施 策とは一線を画すものと考えるべきでしょう。 ただ今のところ、都市銀行や主要地方銀行のほとんどが取扱い をしていません。まだ様子見の状態と言えます。 ちなみに全国で取扱いを開始した全宅住宅ローンで、フラット 35とフラット50を比較してみると次のようになります。 ----------------------------------------------------------- <モデルケース2>(平成21年7月金利) 借入額3000万円 金利 毎月支払額 総支払額 フラット35 3.02% 11.6万円 4,864万円 フラット50 3.71% 11.1万円 6,601万円 差 額 0.69% ▲0.5万円 1,737万円 ※フラット50は長期優良住宅なので、フラット35S(20年 優遇)受付期間中に申し込むと、20年間0.3%の金利優遇 の対象となりますが、ここでは優遇前の金利で計算しています。 ----------------------------------------------------------- 毎月支払額が5000円だけ安くなる代わりに、総支払額が17 00万円も増えます。これでは利用する人はいないでしょう。 今後、金利面などでメリットが付加されていくかもしれません。 ▽ ▼ ▽ 現状では何も魅力を感じないフラット50ですが、商品説明を読 んで一か所だけ興味をもったところがありました。 それは一番最後の「その他」の部分。 ↓ ↓ フラット50をご利用された方が、お借入対象の住宅を売却する 際に、当該物件を購入する購入者に対して、フラット50の債務 を引き継ぐことができます(以下省略)。 例えばフラット50を利用して自宅を建てたAさんが20年後に 自宅を売却する際、買主Bさんはその時点でのAさんの残債を、 20年前の条件のまま引き継ぐことができる、ということです。 もしも将来、金利が大幅に上昇していたとしたら「超低金利ロー ン付き中古住宅」として売却面で有利に運ぶかもしれませんね。 ■「フラット50」の詳細は ⇒ http://www.flat35.com/kaitei/flat50_start.html それではまた再来週♪ <編集人:林秀成> -------------------------------------------------------------------- 【次は、ちょっとコーヒーブレイク♪】 ────────────────────────── ┌───┐ /\へ / ̄V ロロ|/\ / ̄\ |田 L旧 ロロ└ 日|_| 田| ┴───────────────────────── 全国各地で活躍中の住まいのコンシェルジェが、家づくりの話題や、 日常のさまざまな気づきを発信するコーナーです。 -------------------------------------------------------------------- 「音 対 策」 <住宅CMサービス千葉 布施秀記> -------------------------------------------------------------------- 建築後の気になる建物の部分と聞かれると 音に関することが一番多いようです。 今の建物は気密性も比較的良いので それが原因の一つかもしれません。 先日このような相談を受けました。 音のことを考え床を畳にしたのですが、 かなり下階に響くという事。 2Fはワンルームで畳の下は合板の下地が一枚、 1Fの天井はありません。 音の対策の考え方として、 (1)発生源からの距離をとる (2)吸音材(やわらかいもの)遮音材(重いもの)を両方使う (3)空気層をなくす (4)振動が伝わりにくい材料(防振材)などを使う これらを組み合わせることによってグレードを上げることが出来ます。 今回の場合は天井がありませんので(1)発生源からの距離をとる、 (3)空気層をなくす、(4)振動が伝わりにくい材料(防振材)などを 使うという事は難しく、(2)の吸音材と遮音材を両方使うといった 事で対策することになりました。 合板下地の上に遮音シートを敷きその上に養生に使われるボード を吸音材の代わりとして使用しました。 後からになりますと対策も限られてしまいますので、床下地の上 に遮音材+吸音材くらいの対策はしておきたいところです。 より配慮したいといった方は床下地の部分に空間をつくり吸音材 をつめたり、(2)を何回も重ねたり、床自体の仕上げも検討されて はいかがでしょうか。 <千葉:布施秀記(一級建築士)> ■住宅CMサービス千葉 ⇒ http://www.cms-chiba.com/ 〒263-0043 千葉市中央区中央4-5-1きぼーる14F TEL:043-224-9960 -------------------------------------------------------------------- 【 編|集|後|記 】 前回のメルマガでも触れましたが、 先月末に東京と横浜に出張してきました。 横浜では、100年定期借地権付の分譲住宅を視察しました。 定期借地権付き住宅とは、土地の購入をせず、 50年以上にわたって地主から土地を借り、建物のみ所有する方法です。 土地代が掛からない分、建物にお金を掛けることも、 従来の半額以下で注文住宅を取得することも可能です。 ^^^^^^^^ 通常の定期借地権付きの住宅は、50年間の契約期間が終了すると、 建物は解体して「更地」に戻さなければなりません。 しかし今回の「50年ローン」でも分かる通り、 時代は『長期優良住宅』の普及をはかる時代です。 50年で更地にするような契約であれば、 残りの期間が10年を切ってきたら、誰もメンテナンスをしようとしません。 老朽化して、荒れたまま放置され時代に取り残されてしまいます。 横浜で視察したプロジェクトは、全く逆の発想で、 100年後にも「保存したくなる」ような建物と街並みを計画しています。 魅力的な建物と街並みが、土地代金不要で自分たちのものになる。\(^o^)/ 何かワクワクしてきませんか・・・? まだ全国的にも例のない先進的なプロジェクトですが、 広島や福岡でも仕掛けをしていきたいと思います。 まだ少し先の話となりそうですが、 日本の住宅の常識が変わりそうな予感がします!! ではまた、再来週お会いしましょう♪ <発行人:若本修治> *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- ●このメルマガでは、 『住宅コスト削減術』や『業者選びのコツ』、『欠陥住宅を防ぐ方法』 から『住宅ローン攻略法』まで、家づくりを成功させるためのさまざまな ノウハウと情報を隔週刊で提供していきます。 メルマガ読者で「このメルマガは役に立つ」とお感じの方は、 是非、皆さんの友人・知人にもお勧めください。 下記紹介文を切り取ってメール転送するだけです。 ======<ここから↓>=============================================== 【家づくりで泣く人・笑う人】 『建築コスト削減術』や『業者選びのコツ』、『欠陥住宅を防ぐ方法』、 『住宅ローン攻略法』、『設計事務所の選び方』など、家づくりに失敗 しないための助言を、住まいづくり専門コンシェルジェが提供します。 ★登録はこちら⇒ http://www.mag2.com/m/0000123172.htm ======<ここまで↑>=============================================== *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- ★ご感想・ご意見はお気軽に♪ <発行元> ダブルスネットワーク(株) http://www.ws-network.jp/ <発行人> 若本修治 ダブルスネットワーク(株)広島本社 http://www.cms-hiroshima.com/ <編集人> 林秀成 ダブルスネットワーク(株)福岡オフィス http://www.cms-fukuoka.com/ <メール> mailto:info@cms-hiroshima.com ■このメルマガは、下記の各発行サイトから発信しています。 メルマガの解除は各サイトからお願いいたします。 ◎まぐまぐ ; http://www.mag2.com/m/0000123172.htm ◎メルマ ; http://www.melma.com/backnumber_106094/ ◎カプライト; http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/9018.html ◎Eーマガ ; http://www.emaga.com/info/wakamoto.html ◎めろんぱん; http://www.melonpan.net/mag.php?006202 ☆☆――――☆――――――――――――――――――☆―――――☆☆ Copyrightc 2009 W's Network, Inc. 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