高家寺寺報 星の声 2004-12-30
高家寺 寺報************************
星の声 平成16年12月30日号
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こんにちは。高家寺住職です。
年の瀬を迎え、いかがお過ごしでしょうか?。
今年は実にいろんなことがありましたが、極めつけは「腸内洗浄」との出会いで
す。長嶋茂雄の影の主治医と呼ばれる鍼灸医を義弟(妹の夫)より紹介され、そ
こで「腸内洗浄」を紹介されたのです。その方法とは、英語でCoffee enema日本
語訳すると「コーヒー浣腸」です。無農薬のコーヒーに、オリゴ糖と焼き塩を入
れミネラル分も整え、1リットルにします。それをお尻から大腸に注入し、10
〜15分我慢し、その後に排便します。その排便と共に、宿便が排泄。しかも、
コーヒーの成分が大腸から肝臓に至り、肝臓からでる胆汁がスムーズに流れるよ
うになり、体の中の毒素を排泄でき、血液が浄化されていくとのこと。私もすで
に半月以上、一日に二回行っていますが、体重が半月で5kg落ち、体調も一年の
うちで最も良いほどです。体の中がキレイになると、好い事がいっぱい起きるよ
うです。体の中のキレイはココロの中のキレイに繋がる・・・そんなようにも感
じています。
呼吸も、はく息がまず最初で、はく息に注意すれば吸う息も自然に良くなってい
くもの。ひょっとすると、便などの排泄に気をつけていくことで、食事も変わっ
ていくかもしれません。そういえば、私も野菜中心の食事に変化してきました。
今年最大の出会いは「腸内洗浄」だったかもしれません。(笑)
【前住職逝去】
この12月1日に前住職小島智宣尼が亡くなりました。
高家寺を守ろうといろいろ努力されたようですが
その結果が逆に出てしまうことが多く、苦労の多い一生でした。
一時期、彼女が養子に迎えていた元の跡取りもそうで
高家寺を良くしようと努力したのですが、
その方法が周りに受け入れられず
お寺を追い出されてしまったようです。
また彼女の養父である小島良省師もそうであったようで
戦争を挟んで高家寺の堂守をされており、
そこから住職になられた方ですが
その努力があまり報いられたとは言いがたいものがありました。
先人に何が欠けていたのか・・・私は今もよく自問自答しています。
その想いがあったからでしょうか、この高家寺の歴史を調べることができました。
それを少し披露しますと
徳川家康の異父妹を娶った戸田康長。彼は譜代として初めて松平姓を許されま
す。彼の跡継ぎであったのが戸田忠光(妾腹)。彼は二代将軍秀忠公と三代将
軍家光公の両方の名をいただいているほど、期待された人物でした。軍忠光公
には妾腹の光重と正妻の子の女子が居ました。ところが、忠光公は父康長公よ
りも早く亡くなります。そのために忠光公の弟の康直公が跡をとります。しか
し、康長公に跡継ぎがおらず、忠光公の子である光重公が跡をとります。光重
公の妹であり、忠光公の正妻(蜂須賀家政の娘 小六の孫)の子であった二の
丸殿。彼女は、加賀前田の分家である上野七日市藩二代藩主 前田利意正室とな
ったのですが離別。明石城主であった兄の光重の元に戻ります。その後、戸田
松平家は岐阜加納城に転封。二の丸殿はその際に明石住台寺住職の祐加上人を
迎え、加納城の北に高家寺を建立しました。高家寺の名前の由来は、戸田松平家
が藤原北家の閑院流の正親町三条家の出であり、八幡太郎源頼家の三男の森冠者
義隆の子孫でもあるために、高家を名乗ったようです(吉良上野介で有名な幕府
の役職である高家とは異なっています)。二の丸殿はかなりプライドの高い方だ
ったようです。その彼女が密教の師の祐加上人に心の安寧を求めたのは不思議で
はありません。これが高家寺創設期に関わるお話です。その後、百年ほどは戸田
家によって庇護されてきたのですが、戸田家の移封により、お寺の権威も下がり、
その後に入った、安藤家のお家騒動(加納騒動)に巻き込まれたようで、その年
からの記録が消えています。
これらを調べ上げたときに、私の脳裏に浮かんだのが、やはり二の丸殿であり、
二の丸殿の両親である忠光公とその正妻の蜂須賀家政の子女のことでした。おそ
らくこれらの方々をきちんとお祀りし、修学院という院号と臥龍山という山号に
も現れている学問所としての性格の復興こそが、祐加上人の望みであり、二の丸
殿の願いであり、高家寺設立の由縁ではないかと、またそれこそが本来の高家寺
のあり方ではないかと強く感じています。運よく、私は高野山大学の大学院で学
問の大切さを学び、また高家寺の歴史を調べることもできました。
365年の時を経て、高家寺は創設時の原点に戻り、「気づきのお寺」であるよ
うに、住職として努めて生きたいと改めて感じました。それに気づかせてくれた
前住職に感謝する共に彼女の菩提を願います。
次回は、仏教のココロのキレイの仕方をお伝えする予定です。気長にお待ち下さ
い。
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発行責任・執筆:遊歩和尚(高家寺住職)

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